ページの先頭です。

共通メニューをスキップする

京都府トップページへ

府政情報 | 暮らし・環境 | 教育・文化 | 健康・福祉・人権 | 産業・しごと | 地域振興 | 京都の魅力・観光

ここまでが共通メニューです


サイト内の現在位置です: 京都府トップ環境・自然・動植物京とあーすレッドデータブック

階層ナビゲーション
 ボタン野生生物種を見る   ボタン地形・地質・自然現象を見る   ボタン自然生態系を見る   ボタン 検索 

 トップページ > 地形・地質・自然現象 > 地質 > レピドリナ

 レッドデータブック2015に移動する

レピドリナ Lepidolina .
概要図

+ 基礎データ +

項目の解説.....
分類 化石
細分 フズリナ
時代区分 古生代ペルム紀
地域 加佐郡大江町公庄、舞鶴市大川



+ カテゴリー +

(各カテゴリーをクリックすると解説を表示します)
京都府カテゴリー 要注意


+ 詳細 +

項目の解説.....
選定理由 舞鶴層群上部の年代を決定する重要なフズリナ化石であり、道路脇の露頭であるため破壊されないよう保全される必要がある。
分布 上部ペルム系石灰岩の分布する各地において記載されている。しかし、本地域のような砕屑岩層、砂岩〜細礫岩中のものの記載はない。舞鶴層群の分布域の各地に類似の細礫岩が分布するので、それにはペルム紀新世のフズリナが含まれているものと思われる。たとえば舞鶴市大川。
特徴(特異性) 舞鶴層群砂岩は基質に富む暗灰色岩片質砂岩であり、この一部に石灰質・細礫質部分がある。この細礫岩にはフズリナが多産し、Lepidolina kumaensis、Yabeina columbiana、Codonofusiella cuniculata、Pseudodoliolina pseudolepida gravitestaなどを含んでいる(中沢・野上、1958)。フズリナは細礫岩の粒子として含まれるが、旋回の外側の空隙はセメントではなく泥質物で充填されており、同時的堆積物であると認められる。
現状 落合西方の四の谷入り口付近に分布する細礫岩は人家の前の風化した崖であり、採集は容易だが崩れやすい。また石灰質の部分は選択的に溶解して穴となっているものもある。小原谷入り口より1.2kmの道沿いにある露頭は、道より1.5m上の畑の脇にあるが、道路沿いにも露頭があった。これは近年道路沿いは拡幅のため、削られてしまっている。
保存に対する脅威 道路の拡幅や、崖の崩落の防止のため、コンクリート遮蔽工事が行われる可能性がある。
必要な保全対策 本地域の道路は交通量の極めて少ない道路であり、崖が崩落の危険性がある場合でも適切な勾配をつけた上で無駄なコンクリート遮蔽を避け保全される必要がある。

地質文献一覧 
執筆者:武蔵野 実
写真
細礫岩中のレピドリナ。長さ約6mm。外側が泥でうめられている。
写真
大江町落合、舞鶴層群細礫岩の露頭(要注意) (ペルム紀新世のフズリナ、レピドリナを産する)
    トップページ > 地形・地質・自然現象 >  地質 > レピドリナ

ページの先頭に戻る

お問合せ先一覧 | サイトマップ | ご利用案内 | 個人情報の取扱い | 著作権・リンク等 | このサイトの考え方

Copyright (C) Kyoto Prefecture. All Rights Reserved.