ページの先頭です。

共通メニューをスキップする

府政情報 | 暮らし・環境 | 教育・文化 | 健康・福祉・人権 | 産業・しごと | 地域振興 | 京都の魅力・観光

ここまでが共通メニューです

サイト内の現在位置です： 京都府トップ ＞ 環境・自然・動植物 ＞ 京とあーす ＞ レッドデータブック

野生生物種を見る　 　 地形･地質･自然現象を見る　 　 自然生態系を見る　 　 検索

　トップページ > 地形・地質・自然現象 > 地質 > 福知山層

レッドデータブック2015に移動する 福知山層　 +　基礎データ　+ 項目の解説..... 分類 堆積物 時代区分 新生代第四紀更新世 地域 福知山市 +　カテゴリー　+ (各カテゴリーをクリックすると解説を表示します) 京都府カテゴリー 要注意 +　詳細　+ 項目の解説..... 選定理由 近畿地方の山間盆地埋積層の顕著なもので、研究が進んでいるもの。 分布 丹波の山間盆地は同様の堆積物で埋積されていると考えられる。 特徴（特異性） 福知山の土師川西方、羽合の丘陵をつくる礫・砂・泥の層を福知山層と呼ぶ（福間・藤田、1986）。またその東方、長田野の礫層優勢の堆積物や盆地周辺部の地層も福知山層に含まれる。厚さ約30mで、泥層に３層の火山灰薄層を挟み、植物化石により冷〜暖〜冷〜暖の気候変化があった。下部の温暖気候を示す層がアオカズラ層である。石田（1986）は夜久野玄武岩類噴出後の水坂層に対比したが、アオカズラ層の項で述べたように、それは酸素同位体期９にあたるので、福知山層の冷〜暖〜冷〜暖の気候変化を示す層は酸素同位体期10〜７に相当する可能性がある。これは中期更新世の断層ブロック運動による丹波山地の山間盆地の形成（藤田、1990）ならびにその年代（石田、2000）と整合性があるといえよう。ただ、前者はこれを高位段丘堆積物であるとし、栗本・牧本（1990）はこれを踏襲している。近年、小野市と加古川市付近の高位段丘は中期更新世を通じて、赤色泥・砂の薄層が多くの段をなすことが明らかにされた（田中、1989：2001）。福知山では長田野地区東縁と南縁とに、赤色・白色のロースをなす砂・泥層という高位段丘特有の薄層がある（石田、1986）。岡田・高橋（1969）はこの時代の由良川は瀬戸内海へ流れていたことを示した。 現状 長田野地区は工業団地となり、露頭は僅かになった。 保存に対する脅威 羽合地区も開発が進みつつある。 地質文献一覧　 執筆者：石田　志朗 厚西方　砂・泥優勢層　1978年３月撮影 共栄学園南東　砂・泥優勢層　1978年３月撮影

トップページ > 地形・地質・自然現象 >　 地質 > 福知山層

ページの先頭に戻る

お問合せ先一覧 | サイトマップ | ご利用案内 | 個人情報の取扱い | 著作権・リンク等 | このサイトの考え方

Copyright (C) Kyoto Prefecture. All Rights Reserved.