児童虐待事件に係る外部検証委員会の開催概要(第2回)
1 日時
平成24年2月28日(火曜) 午後1時30分から午後4時15分まで
2 場所
京都平安ホテル 2階 嵯峨の間 (京都市上京区烏丸通上長者町上ル)
3 出席者
委員
- 澤田 淳 委員長(京都府立医科大学名誉教授、京都市子ども保健医療相談・事故防止センター長)
- 津崎 哲郎 委員(花園大学社会福祉学部特任教授)
- 安保 千秋 委員(弁護士(京都弁護士会所属))
- 廣井 亮一 委員(立命館大学文学部教授)
- 鈴鹿 義弘 委員(京都府民生児童委員協議会会長)
- 麻田 知寿子 委員(NPO法人きょうとCAP代表)
京都府
栗山こども政策監、佐々木家庭支援課長、各児童相談所長等関係職員
宇治市
松田健康福祉部子育て支援室長
4 委員会開催の趣旨
平成18年10月の長岡京市事件以降に起こった6件の事件について検証を行い、今後取り組むべき方向性等について議論いただくもの
5 審議内容
-
「児童虐待の未然防止・早期発見のために取り組むべきこと」について審議
要対協と児童相談所との連携
- 要対協(市町村要保護児童対策地域協議会)の取組強化(点検強化、児童相談所によるアセスメント)
- 見守り等対応マニュアルの作成・徹底
- 要対協と児童相談所のケース共有システム
児童相談所等の力量強化
- 児童相談所の専門性強化、組織対応力の徹底、市町村職員等研修充実
- 専門家によるケースの見立てや対応の助言
- 課題のある家庭等に寄り添い、相手の胸襟を開く面接や対応
社会全体で目配りを
- 民生児童委員・NPO等による訪問や相談、交流
- 医療機関との連携(飛び込み出産等への支援の仕組み構築等)
- 府民啓発(近畿・京都府、京都市協調による広報、民間事業者と協働した取組等)
子育て支援
- 子育て中の母親等が心を開いて相談できる場の整備
- こんにちは赤ちゃん事業(乳児家庭全戸訪問事業)の充実・強化
- ステップファミリー(子ども連れの再婚家庭)等への啓発活動の推進