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21世紀における府民健康づくり運動について

ごあいさつ

 高齢化の進展に伴い、がん、心臓病、脳卒中などの生活習慣病が増え、その結果、痴呆や寝たきりになる方が増えています。子どもから高齢者まで、府民一人ひとりがいきいきと暮らせる社会をつくる上で健康は何よりも重要です。
 京都府では、本年スタートした2010年に向けた京都府づくりの基本方針となる「新京都府総合計画」において、「生涯にわたる健康づくりの推進」を主要な柱の一つに位置付けて、府民の健康づくりに積極的に取り組んでいるところです。
 ここに策定した「総合的な府民の健康づくり指針(きょうと健やか21)」は、生涯にわたる健康づくりの推進を図る基本施策として位置付けると同時に、21世紀における国民の健康づくり運動を推進する上で国が策定した「健康日本21」と一体を成すものであります。策定に当たりましては、学校、職場、医療関係団体などから幅広く御意見をいただきながら、独自調査に基づく京都府の地域特性を踏まえた2010年度に向けた健康づくりの手引書として、食生活、運動、休養などの日々の生活習慣の改善を図ることにより、がん、心臓病、脳卒中などの生活習慣病を予防するための、わかりやすい実践目標を設定しております。
 また、実践目標につきましては、京都府独自の工夫をこらし、肥満・やせ、高脂血症などの項目を設け、府内で増加している糖尿病などの課題に対応するとともに、年代別の目標を掲げ、今後10年間に達成すべき具体的な数値目標を定めるなど、府民の方々が主体的に健康づくりに取り組んでいただけるよう工夫しております。

 この指針が、府民の方々の主体的な健康づくりの実践及び継続的な健康づくりへの手引書となり、府民全体の行動の変化として結びつくよう、国、市町村や関係団体の御協力を得ながら、最終目標の達成を目指してまいりたいと考えておりますので、府民の皆様方の御理解と御参加をお願いいたします。

2001年(平成13年)3月
京都府知事 荒巻 禎一

お問い合わせ

健康福祉部健康対策課

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