めぐる季節の点描(148)
酒呑童子の世界へ誘(いざな)う
岩と清流が織りなす風景


大江山口内宮(おおえやまぐちないく)駅から府道9号を宮津方面へ進むと大江町毛原の美しい山と田園風景が広がります。やや急な坂道を行くと、やがて酒呑童子ゆかりの大江町佛性寺に到着。そのすぐ側を流れている川が二瀬川渓流です。
二瀬川は大江山の千丈ヶ獄(せんじょうがだけ)を源とする渓流。激しい急流の浸食を受けて変形した、大小さまざまな奇岩・怪石が所狭しと積み重なっています。二瀬川の右岸には、古くから福知山と宮津を結ぶ宮津街道が残っており、渓流を楽しみながら散策することができます。この風情ある石畳道には、対岸の骨ケ嶽(こつがだけ)にある「鬼飛岩(おにとびいわ)」から酒呑童子が飛びおりた時に付いたと言われる「鬼の足跡」や、鬼退治をした源頼光ゆかりの大岩「頼光の腰掛け岩」など、鬼伝説にまつわる旧跡が点在。物語への好奇心をくすぐります。また、旧街道は谷間に架かる吊り橋「新童子橋(しんどうじばし)」ともつながっており、橋上から見下ろす二瀬川渓流はまさに絶景。心地よい風を感じながら、美しい木々や清流の眺めを独り占めできるスポットです。
丹後天橋立大江山国定公園の見どころのひとつ二瀬川渓流。四季折々の渓谷美も素晴しい同地には、何度でも足を運びたくなる魅力があふれています。
[問い合わせ先]
福知山市観光振興課 TEL 0773-24-7076
北近畿タンゴ鉄道宮福線「大江山口内宮駅」から福知山市営バス大江山の家線「鬼ヶ茶屋」下車すぐ

