京都の自然200選を訪ねて
めぐる季節の点描(152)
由良川の淵にそびえる荘厳な巨岩
立岩(たちいわ)【綾部市】



舞鶴や若狭へ続く街道が通る綾部市・山家(やまが)。関ケ原の戦いの前哨戦の一つ田辺城攻めの際、親交があった敵方の細川幽斎に対し、空鉄砲で戦ったことで有名な谷衛友(もりとも)を初代藩主とする山家藩が治めていた地域です。藩の陣屋跡である山家城址公園など歴史的名勝があるこの地に、地元の人々から「山家の立岩」と親しまれている巨岩があります。
JR山家駅から由良川上流に向かって進むと、昭和30年に架けられた「上原(かんばら)つり橋」があります。渓谷の美しい眺めを堪能しながら橋を渡り、国道27号を東に歩みを進めると立岩に到着します。
由良川の淵(ふち)にそびえ立つ立岩は、高さ約20メートル、周囲40メートルの巨岩。一見すると断崖のように見える岩の頂には木々が生え、由良川の水面と調和した景色が、自然の素晴しさを感じさせます。立岩をはじめとする多くの奇岩は、長い年月をかけて浸食され形作られたのです。
由良川の流れに打たれつつ、豊かな自然美を醸し出す立岩。これからも悠久の時をこの地で刻んでいきます。

[問い合わせ先]
綾部市観光協会
TEL0773-42-9550
JR「山家駅」から徒歩30分
