めぐる季節の点描(153)
岩を抱く迫力の巨木
黒住の大ケヤキ【南丹市】



JR八木駅から商店街を通り抜けると、目の前に大堰(おおい)川(桂川)の流れが現れます。そこに架かるのは、まちのシンボルとなっている大堰橋。昭和10年建設の青いトラス橋(三角形に組んだ構造を利用した橋)が映る川面を眺めながら堤防沿いの道を上流へ進むと、ひときわ目立つ大きな木「黒住の大ケヤキ」が見えてきます。
扇を広げたような見事なケヤキは、幹周4.4メートル、樹高23メートル。地元の人々に「黒住さんの公園」として親しまれている黒住児童公園に高くそびえ、推定樹齢は500年以上とも。根元が巨岩を抱く特異な形は、大ケヤキの迫力を一層引き立てています。そばにはツバキが生育しており、その姿はまるで親に寄り添う子どものよう。ケヤキは力強さだけでなく、優しさや包容力も感じさせてくれます。
大堰川の流れを見つめながら、堂々と立つ大ケヤキ。この地で暮らす人々の憩いと散策の場として、今も昔も変わりなく大切にされています。
[問い合わせ先]
南丹市教育委員会社会教育課八木担当
TEL0771-68-0026
JR「八木駅」から徒歩約10分

