めぐる季節の点描(154)
濃紫紅色の花をつける日本最古のクロツバキ
滝の「千年ツバキ」【与謝野町】



与謝野町滝から府道701号線を西へ。奥滝地区に、樹齢1000年を超えるというツバキがあります。
樹高9.7メートル、枝張り10メートル、幹周3.26メートルを誇るこの古木は、日本最古のクロツバキで、その原種ではないかといわれています。3月下旬から4月中旬にかけて咲く花は濃い紫紅色。品種改良された現代のツバキよりも、やや小ぶりな花で、府の天然記念物に指定されています。
ツバキの周辺は、昭和40年ごろまで太田和という村があり、麓にある加悦椿文化資料館からの林道には、かつての営みを垣間見ることができる棚田の跡が残っています。資料館では、ツバキに関する貴重な絵画や書のほかに、ツバキと共に暮らした太田和村の資料も見ることができます。
4月には「滝の千年ツバキまつり」が行われ、毎年多くの方がこの地を訪れます。満開のツバキの下で春を愛でる、そんな情緒ある散策はいかがですか。
[問い合わせ先]
加悦椿文化資料館(12月〜2月は冬期休館)
TEL0772-43-2161
北近畿タンゴ鉄道「野田川駅」からタクシーで約20分

