ここから本文です。

特集1 共に力を合わせる防災

つながる、支える、備える。

梅雨、台風の季節がやってきます。
昨年の台風10号に伴う大雨では、北海道・東北を中心に甚大な被害が発生しました。
災害は毎年のように各地で起こっています。
公的な防災対策だけでは守りきれないことがあります。
地域で、一人ひとりが、備えてください。
共に力を合わせることが、いざというとき、確かな力を発揮します。

平成26年8月17日 福知山市内の様子
平成26年8月17日 福知山市内の様子/両丹日日新聞社 提供

地域の力でつながる。

救助に1分1秒を争う場面で、頼りになるのは、やはり近所に住む人たちです。普段から地域で助け合う意識は、防災力強化に欠かせません。

まずは意識から、そして行動へ。

 公の機関が救助に来られない。そうした事態を想定すると、地域での「助け合い」が頼りです。平成16年に台風23号が襲ったとき、道路は寸断され、ある地域が離れ小島のようになりました。高齢者の方が一人で過ごされている家もありました。その時私は現場で活動していましたが、公の救助を待っていられない状況でした。平成25年、26年と続いた水害も同様で、地域防災の要、消防団の力なくしてはこれらの災害は乗り切れなかったと思います。
 災害現場は危険です。「助け合いたい」という気持ちがあっても、訓練をしていなければ救助活動はできません。私も入団当時は、訓練は苦手でしたが、有事の際に地域の人から必要とされると、日頃の準備の大切さを実感します。まずは「助け合う意識」から。そして、ぜひ消防団に入ってもらいたい。若い方の参加を待ち望んでいます。

福知山市消防団 団長 片岡 幸基さん
福知山市消防団 団長
片岡 幸基さん


水害を想定した防災訓練

中山間地域の救助・救急力を高める「ふるさとレスキュー」

 中山間地域では、大規模広域災害時に公的な救助救援が到着するのに相当時間を要します。万が一の時にも、地域内で救助・救護活動ができるように、地元の消防団員を中心に「ふるさとレスキュー」を結成し、活動しています。府では、救助資機材の整備など、この取り組みを支援しています。

ふるさとレスキューの様子

あなたの力が必要です
消防団、自主防災組織に積極的な参加を!

一人ひとりの力を結集すれば、安全はより確かなものになります。防災力強化のために、あなたの力をお貸しください。

水害を想定した防災訓練

消防団への参加、自主防災組織結成の相談はお住まいの市町村へ
[お問い合わせ]
防災消防企画課
TEL:075-414-4468 FAX:075-414-4477

府内における主な災害の記録

S28年 8月 南山城水害【府内全域】
・死者221人、行方不明115人
・負傷者1,366人
・家屋の被害5,676戸
9月 台風13号【府内全域】
・死者111人、行方不明9人
・負傷者1,420人
・家屋の被害66,602戸
S34年 8月 8月水害【府内全域】
・死者14人、行方不明30人
・家屋の被害31,779戸
9月 台風15号(伊勢湾台風)【府内全域】
・死者9人 、負傷者169人
・家屋の被害24,166戸
S35年 8月 台風16号【桂川水系】
・死者11人、負傷者59人
・家屋の被害10,606戸
S36年 9月 台風18号(第2室戸台風)【府内全域】
・死者12人、負傷者251人
・家屋の被害6,136戸
10月 10月水害【府内全域】
・死者3人、行方不明1人、負傷者3人
・家屋の被害6,929戸
S40年 9月 台風23号、24号【府内全域】
・死者4人、負傷者101人
・家屋の被害12,408戸
S47年 7月 7月豪雨【府内全域】
・死者8人、負傷者17人
・家屋の被害5,036戸
9月 台風20号【府内全域】
・死者8人、行方不明1人、負傷者32人
・家屋の被害18,947戸
S51年 9月 台風17号【府内全域】
・死者1人、負傷者4人
・家屋の被害673戸
S54年 6~7月 梅雨前線豪雨【府内全域】
・家屋の被害326戸
9~10月 台風16号【北部地域】
・負傷者6人
・家屋の被害1,608戸
S57年 8月 台風10号【府内全域】
・負傷者5人
・家屋の被害2,058戸
S58年 9月 台風10号【府内全域】
・死者2人、負傷者3人
・家屋の被害2,395戸
S61年 7月 梅雨前線豪雨【南部地域】
・死者1人、負傷者2人
・家屋の被害770戸
H2年 9月 台風19号【府内全域】
・負傷者5人
・家屋の被害751戸
H7年 1月 阪神・淡路大震災【府内全域】
震度5(京都市) 震度4(舞鶴市)
・死者1人、負傷者49人
・家屋の被害2,750戸
H10年 9月 台風7、8号【府内全域】
・負傷者14人
・家屋の被害3,407戸
H11年 6~7月 梅雨前線豪雨【府内全域】
・負傷者2人
・家屋の被害1,955戸
H16年 10月 台風23号【中・北部地域】
・死者15人、負傷者202人
・家屋の被害10,607戸
H18年 7月 梅雨前線豪雨(平成18年7月豪雨)
【府内全域】
・死者2人、負傷者2人
・家屋の被害29戸
H24年 8月 京都府南部豪雨【南部地域】
・死者2人
・家屋の被害3,485戸
H25年 9月 台風18号【府内全域】
・負傷者6人
・家屋の被害5,470戸
H26年 8月 8月水害【由良川水系】
・死者2人、負傷者1人
・家屋の被害4,854戸

※S40年以前の出典:京都府地域防災計画資料編
 S47年以降の出典:京都府「災害の記録」

インフラの力で支える。

府では、これまでに発生した災害の教訓を踏まえ、ハード対策、ソフト対策を有効に組み合わせて総合的な防災を実施しています。

総合的な治水対策を推進。

 府では「災害からの安全な京都づくり条例」を踏まえ、河川改修と併せて、流域での貯留対策など総合的な治水対策を積極的に推進し、治水安全度の向上に努めています。また、流域の市町村など関係機関との連携・協働により、水害危険性に関する情報提供などの総合的な防災対策に取り組んでいます。

総合的な治水対策を推進

(1)相長川

平成25年、26年に大規模な浸水被害のあった由良川支川において、国と連携し、早期の河川改修工事を実施
相長川

(2)弘法川・法川

平成26年に大規模な浸水被害のあった福知山市街地において、国、府、福知山市の三者が連携し、総合的な治水対策を実施
弘法川・法川

(3)四宮川・安祥寺川

平成25年に台風18号で浸水被害のあった流域において、府と京都市が連携して河川改修に着手
四宮川・安祥寺川

(4)桂川

日吉ダムの完成などにより、昭和57年台風10号と同規模の洪水が発生しても、浸水被害が発生しないところまで治水安全度が向上
桂川

ライブカメラで確認できる!

地上デジタルの「dボタン」(データ放送)で、雨量や河川の水位情報などをご覧いただけます。

ライブカメラで確認できる!

※NHK京都放送局でのみご覧いただけます。

[お問い合わせ]
河川課 TEL:075-414-5285 FAX:075-432-6312
砂防課 TEL:075-414-5318 FAX:075-432-6312

「避難準備情報」などの名称が一部変わります。

 昨年8月の台風10号による水害では、北海道・東北地方を中心に甚大な被害が発生しました。特に、岩手県岩泉町ではグループホームが被災し、入所者9人全員が亡くなるといった高齢者の被災が相次ぎました。高齢者などが適切に避難できるよう、避難準備情報などについて、名称が変更されましたのでお知らせします。

「避難準備情報」などの名称

※必ずしも、この順番で発令されるとは限らないので、ご注意ください。また、これらの情報が発令されていなくても、身の危険を感じる場合は避難を開始してください。

避難準備・高齢者等避難開始

  • 避難に時間を要する人(高齢の方、障害のある方、乳幼児など)とその支援者は避難を開始しましょう。
  • その他の人は、避難の準備を整えましょう。

避難勧告

  • 速やかに避難場所へ避難をしましょう。
  • 外出することでかえって命に危険が及ぶような状況では、自宅内のより安全な場所に避難をしましょう。

避難指示(緊急)

  • まだ避難していない人は、直ちに避難場所へ避難をしましょう。
  • 外出することでかえって命に危険が及ぶような状況では、自宅内のより安全な場所に避難をしましょう。

「災害からの安全な京都づくり条例」を施行しました。

 防災に関する基本的事項と総合治水に関する事項を一体的に規定する全国初の条例。府が災害危険情報を積極的に提供した上で、府・国・市町村と府民が情報を共有し、災害に強いまちづくりと地域防災力の向上を図ります。

(1)府民の皆さまに行っていただきたい取り組みや府と府民などが連携、協働して実施する取り組みを規定
   → 防災対策の基本は、自助、共助、公助です。
(2)災害を防止し、または被害を軽減するために事前に備える対策を中心に規定

防災対策の基本《自助、共助、公助》

防災訓練を実施しています

 災害発生時、生活への影響を最小限とするため、防災訓練を実施し、初動体制の確認や防災技術の向上に努めています。

高浜地域における内閣府・3府県および関西広域連合合同原子力防災訓練
〈平成28年8月27日(土曜日)実施〉

 原子力災害を想定した広域の避難訓練を実施。地域住民や防災業務従事者など約9,000人が参加し、緊急時対応の検証を行いました。

原子力災害を想定した広域の避難訓練

[お問い合わせ]
原子力防災課
TEL:075-414-4473 FAX:075-414-4477

平成28年度京都府総合防災訓練
〈平成28年9月4日(日曜日)実施〉

 府、市町、地域住民、警察、消防、自衛隊、医療機関など約70機関から約1,000人が参加。関東・東北豪雨時の災害対応や熊本地震から得た教訓を踏まえた救助活動および避難所運営の訓練を実施しました。また、小型無人機(ドローン)を使ってタブレット端末に情報伝達を行う訓練も行い、有用性を実証しました。

平成28年度京都府総合防災訓練

[お問い合わせ]
災害対策課
TEL:075-414-4472 FAX:075-414-4477

京都府防災会議を設置しています

 府では、地域防災計画の策定や実施、防災に関する重要事項の審議、災害発生時における各機関の連絡調整などを推進するため、京都府防災会議を設置しています。

設置根拠法令:災害対策基本法 第14条第1項
●設置根拠法令:災害対策基本法 第14条第1項

京都府防災会議の体制

京都府防災会議
会長:知事 委員:65名
[地域防災計画の策定・修正等]

専門部会

  • 地域防災の見直し部会
  • 戦略的地震防災対策推進部会
  • 集中豪雨対策部会

[お問い合わせ]
防災消防企画課
TEL:075-414-4475 FAX:075-414-4477

個々の力で備える。

自宅の災害危険度を調べたり、備蓄品を用意するなど、個々で備えることはできます。自分や家族を守れる人は、地域を守れる人にもなります。

災害を「自分ごと」として考える。

 災害時、誰もが「うちは大丈夫だろう」と思いがちで、避難情報や警報が発令されても適切な避難行動を取れないものです。いざというとき、状況を正しく判断し、命を守るためにはどう行動すればよいのか。まずは「自分の住んでいる地域が、どういう被害を受けるのか」を「事前に知っておく」ことが重要です。
 その際に活用してほしいのが、府のマルチハザード情報提供システムです。例えば水害の場合、過去の大水害規模の豪雨や数十年に一度の豪雨を想定した府内各地の浸水深を知ることができますので、避難所への経路や危険箇所を確認し、万一の時には迅速に避難できる準備を進めましょう。ぜひ一度マルチハザード情報提供システムで、お住まいの地域の災害危険度を確認し、災害を「自分ごと」として考えてみてください。

京都大学防災研究所 都市防災計画研究分野 教授 牧 紀男氏

京都大学防災研究所
都市防災計画研究分野 教授
牧 紀男氏

どこへ逃げる? 私の家は大丈夫?
マルチハザード情報提供システムをご利用ください。


洪水や地震などの災害が起こった場合、自宅や職場周辺がどのような状態になるのかご存じですか?「マルチハザード情報提供システム」を使うと、“想定される被害”を確認できます。

マルチハザード情報提供システム

・POINT1 複数の災害情報を重ね合わせて表示

水害と土砂災害、地震と津波など、関連して起こる災害情報を任意で選び、重ね合わせて表示できます。

・POINT2 独自の防災マップを作成

避難施設情報なども表示でき、地図に文字や図形を入力できます。また、印刷する機能もあります。

パソコンやスマホから簡単にご利用できます
京都府マルチハザード情報提供システム

最新情報を随時更新しています

《きょうと危機管理WEB》

さまざまな情報をスピーディーに更新。携帯電話用のサイトもあり、いつでもどこからでも確認が可能です。「きょうと危機管理」で検索。
きょうと危機管理web

きょうと危機管理
モバイル版はこちら

《ツイッター》

府広報課公式アカウントからも災害情報を発信。

《気象庁ホームページ》

府だけでなく、近隣府県の状況も確認可能です。
ホームページ:http://www.jma.go.jp/jma/

《防災・防犯情報メール》

登録すると選んだ気象情報や防災情報などが配信されます。
anzen@k-anshin.pref.kyoto.jp に空メールを送ると登録できます。

防災・防犯情報メール
今すぐ登録しよう

[お問い合わせ]
防災消防企画課
TEL:075-414-5619 FAX:075-414-4477

市町村では、地域のハザードマップを用意しています

■ 京丹後市総務課 TEL:0772-69-0140
■ 伊根町総務課 TEL:0772-32-0501
■ 与謝野町防災安全課 TEL:0772-43-9011
■ 宮津市消防防災課 TEL:0772-45-1605
■ 舞鶴市危機管理・防災課 TEL:0773-66-1089
■ 綾部市防災課 TEL:0773-42-3280
■ 福知山市危機管理室 TEL:0773-24-7503
■ 京丹波町総務課 TEL:0771-82-3800
■ 南丹市総務課 TEL:0771-68-0002
■ 亀岡市自治防災課 TEL:0771-25-5097
■ 京都市防災危機管理室 TEL:075-212-6792
■ 向日市防災安全課 TEL:075-931-1111
■ 長岡京市防災・安全推進室 TEL:075-955-9661
■ 大山崎町政策総務課 TEL:075-956-2101
■ 宇治市危機管理課 TEL:0774-39-9421
■ 久御山町総務課 TEL:075-631-9991
TEL:0774-45-3922
■ 八幡市防災安全課 TEL:075-983-1111
■ 城陽市危機・防災対策課 TEL:0774-56-4045
■ 京田辺市安心まちづくり室 TEL:0774-64-1307
■ 宇治田原町総務課 TEL:0774-88-6631
■ 井手町総務課 TEL:0774-82-6161
■ 和束町総務課 TEL:0774-78-3001
■ 精華町危機管理室 TEL:0774-95-1928
■ 木津川市危機管理課 TEL:0774-75-1206
■ 笠置町総務財政課 TEL:0743-95-2301
■ 南山城村総務課 TEL:0743-93-0102

「まさか」に備えるCheck List
災害が起きたときに明確な対応を!

ハザードマップチェック

CHECK 1
ハザードマップで自宅、職場、学校の災害危険度を確認

まず、土砂災害や浸水などの可能性を知りましょう。

浸水の深さ

CHECK 2
ハザードマップで自宅、職場、学校周辺の避難場所・避難経路を確認

最寄りの避難場所の確認と、安全に避難できる経路を知りましょう。

最寄りの避難場所の確認

CHECK 3
家族や地域で、避難時のことを話し合う

緊急時の家族の集合場所について、事前に決めておきましょう。

緊急時の家族の集合場所

CHECK 4
わが家のハザードマップを完成させる

避難場所や集合場所、緊急連絡先などを地図に落とし込み、家族で共有しておきましょう。

わが家のハザードマップ

CHECK 5
お住まいの市町村から発令される避難情報について確認

避難情報の入手方法について確認しておきましょう。(詳しくは「最新情報を随時更新しています」へ)お住まいの市町村から発令される避難情報には、以下のものがあります
市町村から発令される避難情報

災害に対する家庭でのチェック

まずはわが家の「安全性のチェック」から

照明器具…揺れ防止器具で固定
…ガラスの飛散を防止するフィルムを使用
タンス・食器棚…L字金具などで固定二段重ねの家具は連結金具を使用。食器の飛び出しを防ぐ扉開放防止器具の取り付けも
テーブル・電気器具…底部に耐震粘着マットを貼付
玄関…倒れやすいものを置かない
台所…燃えやすいものを置かない
その他…高所に物を置かない、寝室に倒れやすい家具を置かない、消火器の使い方を知っておく

日常生活で使うもので必要な量を用意しておきましょう。

非常食(3日分、出来れば7日分)
水(1日1人3リットルが目安)
救急用品
衣類・手袋
携帯ラジオ
医薬品・乳児用品
懐中電灯
乾電池
マスク
ライター・マッチ
ナイフ・缶切り
ティッシュペーパー・ウエットティッシュ
現金・貴重品
免許証・健康保険証のコピー
※持病薬・めがね(老眼鏡)・入れ歯・下着なども要チェック

[お問い合わせ]
防災消防企画課
TEL:075-414-4475 FAX:075-414-4477

災害に対する家庭でのチェック

次のページへ

お問い合わせ

知事直轄組織広報課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4075

koho@pref.kyoto.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?