ホーム > きょうと府民だより > きょうと府民だより2018年12月号 > 明治150年京都創生コラム 第3回
ここから本文です。
笠置山から見下ろした北笠置
京都府の設置した図書館「集書院」
江戸時代の終わりに西洋から日本に伝わった洋学を基に、理化学の研究を行って多彩な事業を展開したのが京都舎密局です。京都府が運営した施設で、明治3年(1870)に京都の夷(えびす)川土手町付近に開設されました。そこでは石鹸、麦酒、陶磁器、硝子などが試作され、産業化が目指されました。
京都舎密局
写真技術も化学研究の一つで、京都府は先端の写真化学・技術を用いて京都府内の名所や明治初期に開かれた新施設などを撮影しました。
その写真を東京の内国勧業博覧会に出品するとともに、京都博覧会を見学した府民・観覧者に販売し、京都を訪れた香港知事・英国皇孫(こうそん)などの賓客(ひんかく)に贈答するなど、京都府の紹介に活用しました。
明治150年 京都創生コラムは、今回で終了となります。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください