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平成31年 年頭のごあいさつ

新たな京都へ

京都府知事 西脇 隆俊
京都府知事 西脇 隆俊

 府民の皆さま、あけましておめでとうございます。
 昨年4月、府民の皆さまからのご信託を賜り、京都府開庁から150年目の年に、第51代京都府知事に就任させていただきました、西脇隆俊です。

就任からこれまでを顧(かえり)みて

 知事就任にあたっては、「現場主義を徹底すること」「前例にとらわれないこと」「連携すること」を職員に指示し、6月には「将来に希望の持てる新しい京都づくり」に向け、「安心で暮らしやすい社会の構築」「京都産業の活力向上」「スポーツ・文化力による未来の京都づくり」を重視した肉付け予算を編成して、府政をスタートさせました。

 しかし、その直後には、6月の大阪府北部地震や7月の豪雨、9月に入っての台風21号や24号、それに伴う強風被害や大雨など、次々と自然災害が襲いかかりました。改めて、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りし、被害に遭われた皆さまにお見舞いを申し上げます。

 京都府では、災害後、直ちに補正予算を計上し、復興、復旧に向けた対策を講じるとともに、府民の皆さまの安心・安全を守るため、災害対応の検証を行い、先進的な防災・減災対策や治水対策、危機管理体制の強化充実など、地域防災計画の見直しを進めているところです。

 一方で、昨年は、2020年のNHK大河ドラマが、京都ゆかりの明智光秀を主人公とした「麒麟(きりん)がくる」に決定したことや、京都大学の本庶佑(ほんじょたすく)特別教授がノーベル生理学・医学賞を受賞されるなど、歴史や文化、学術のまち京都にとって、大変喜ばしい出来事も多くありました。

チャンスを生かし課題に立ち向かう

 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催や、2021年度中とされる文化庁の全面的な京都移転、そして2025年国際博覧会(万博)の大阪・関西での開催を控え、日本そして京都への世界からの注目度は、今後ますます高まります。このチャンスを逃すことなく、本年9月に開催されるICOM(国際博物館会議)京都大会などにおいても、京都府内各地の多様な文化資源をアピールし、「日本の文化首都・京都」を世界中に発信してまいります。

 今、国内外から多くの観光客が京都を訪れています。2017年の観光入込客数は約8,700万人、外国人宿泊客数は約360万人、観光消費額も過去最高の約1兆1,900億円を記録しました。しかし、それらの多くは京都市内に集中しています。

 京都縦貫自動車道の整備や新名神高速道路の新区間開通によって、南北のアクセスは格段に向上しました。鉄道やバスの利用も含め、海・森・お茶の京都、竹の里・乙訓といった「もうひとつの京都」への周遊を促すことが重要です。観光客の満足度の向上や観光地の広域連携などを盛り込んだ「京都府観光総合戦略」を策定し、府内各地に効果が波及するよう取り組みを進めてまいります。

 今年の3月には、「京都経済センター」がグランドオープンします。京都府・京都市・京都経済界が「京都経済百年の計」として力を結集し、京都経済の発展を支える拠点になるものです。このセンターを核に、オール京都体制で産学官の連携や人材育成、生産性の向上に一層取り組んでまいります。

 こうした明るい未来に向かって、さまざまな取り組みを推進する一方で、私たちの足元には、乗り越えなければならない課題が山積みとなっています。日本は、少子化・高齢化がますます進展し、本格的な人口減少社会に突入することは避けられない状況です。東京への一極集中も依然として続いており、地域コミュニティが弱体化する中、労働力不足も深刻です。

 私は、そうした課題に臆することなく立ち向かい、全ての世代の皆さまが暮らしやすい社会の実現を目指した「子育て環境日本一」の取り組みなどを通して一つ一つの課題解決に努めてまいります。

「新たな京都」への歩み

 さらに今年は、天皇陛下が4月30日に御退位され、皇太子殿下が5月1日に御即位されます。現在、策定を進めている京都府の将来構想および基本計画となる「新総合計画」では、新しい時代に対応した「夢のある将来ビジョン」を掲げ、次代を担う子どもたちが希望を持てる未来へのロードマップを描いてまいります。府民の皆さま、「新たな京都」に向けて共に歩みを進めてまいりましょう。

 今年一年の皆さまのご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

信頼に応える府議会を目指して

京都府議会議長 村田 正治
京都府議会議長 村田 正治

 年頭に当たり、府民の皆さまに謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
 皆さまには、お健やかに新しい年をお迎えのことと心からお喜び申し上げます。

昨年を振り返って

 昨年は、明治改元150年、そして京都府開庁150年という大きな節目の年であり、府内各地で、「明治150年京都創生」をテーマに、多くの企業や大学などと連携し、京都の歴史を支えた偉大な先人たちに学ぶさまざまなイベントが開催されました。東京奠都(てんと)により、衰退の危機にあった京都において、琵琶湖疏水の建設、市電の運行や小学校の創設など、数多くの先進的な取り組みにより、今日の京都発展の礎を築いてこられた先人たちの智恵と誇りを今一度共有し、多くの関係の皆さま方と手を携え、府域全体の均衡ある発展に向けた取り組みの重要性を強く感じた一年でした。

 その一方、大阪府北部地震や平成30年7月豪雨、そして、台風21号、9月の大雨など度重なる災害により、府内各地で甚大な被害に見舞われました。改めまして、お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りし、被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。京都府議会としても、引き続き、復興支援・災害復旧はもとより、防災・減災の取り組みに、全力をあげてまいります。

 現在、我が国では、他に例を見ない少子・高齢化の進展により、人口減少時代が本格化しております。京都府では、2025年問題といわれる超高齢社会への対応、災害が頻発する中での安心・安全の確保をはじめ、府政を取り巻くさまざまな課題の克服を目指し、新しい時代に対応した「夢のある将来ビジョン」を描く、府の将来構想や基本計画となる「新総合計画」の策定に向けた検討が進められております。府議会におきましても、「新総合計画」が京都のさらなる飛躍につながる設計図となりますよう、府民の皆さまのご意見を伺いながら、策定に向けて議論を行ってまいります。

京都府議会の取り組み

 京都府議会では、これまで常任委員会による出前議会の開催や、インターネット議会中継など、府民の皆さまに開かれた議会を目指して、さまざまな取り組みを進めてまいりました。その一環として、昨年9月には、定例会本会議の代表質問を府南部地域の精華町において開催し、地域の皆様をはじめ、600人の府民の方々にお越しいただきました。普段、本会議場にお越しいただきにくい地域の皆さまに、本会議での質問・答弁を傍聴していただくことで、府民の代表である議員が、府政の課題解決に取り組む姿を身近に感じていただくことができ、府民に開かれた府議会の実現に向けた取り組みとして大変有意義であったと思っております。

 また、選挙権年齢の18歳以上への引き下げを踏まえ、未来を担う若者に府議会や議員を身近に感じていただくため、これまでにも、ツイッター・フェイスブックといった公式SNSによる議会の最新情報の発信などの取り組みを行ってきたところですが、昨年は、議員が高校に出向き意見交換を行う「出前高校生議会」を初めて実施しました。これまで議員が8校を訪れ、幅広いテーマで意見交換を行いましたが、高校生からは、日頃あまりなじみがないと感じていた府議会の活動や政治の動きについて、興味を持つよいきっかけになったとの意見をいただきました。こうした取り組みを通じ、高校生をはじめ多くの府民の皆さまに、府議会をより身近に感じていただきたいと思っております。

 今後とも、知事との二元代表制のもと、府民の皆さまから寄せられる期待と信頼にしっかりと応えることのできる京都府議会を目指して、引き続き、全力で取り組みを進めてまいりたいと存じます。

 結びに、皆さまにとって、本年が素晴らしい一年となりますことを心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。

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お問い合わせ

知事直轄組織広報課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4075

koho@pref.kyoto.lg.jp

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