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クローズアップ京都府

現場訪問
府北部で「行き活きトーク」ものづくりと物流の今後を語る

※新型コロナウイルス感染症対策を万全にした状態で開催しました

 綾部市を訪れ、地域のものづくりを支援する北部産業創造センターで、ものづくり企業の社長3名、舞鶴工業高等専門学校の校長、学生とトーク。「地域資源を活用した新産業創出、産学公連携」をテーマに、同センターを核とした機器の活用、人材育成、企業などの交流を通じた新産業創出の可能性を探りました。
 また、舞鶴市では、旅客ターミナル「京都舞鶴港 うみとびら」を見学後、舞鶴21において「物流拠点としての京都舞鶴港」についてトーク。同港の利用事業者の皆さんと同港の利点やニーズなどを語り合いました。

北部産業創造センター


材料強度のシミュレーションを体験


3Dプリンターで多層球が成形される様子を見学

参加者の声 in 綾部

  • 地域の強み(シーズ)と地域の課題(ニーズ)を組み合わせて産業を創出する海外などの先進事例を地域づくりに生かしたい
  • 北部地域の企業の皆さんと共に、ものづくりで地域を活性化させたい
  • 小学校高学年から中学生を対象に、体験学習教室をしている。ものづくりの楽しさが伝わるといいなと思う
  • 北部産業創造センターができたおかげで、超音波探傷器や硬さ試験機などが身近に使えるようになり商品開発の効率化につながった
  • 日常的にセンターに企業が集まって語り合い、常に化学反応を起こしている状態になれば地域としての底力につながると思う

トークを終えて…

人づくりという点では、北部産業創造センターでの交流から連携が生み出されていることに可能性を感じるとともに、女性の技術者育成の重要性も大切だと考えています。今後も、地域の魅力の総合力を高め、地域の活性化につなげるように努力します。

舞鶴21

参加者の声 in 舞鶴

  • フェリーが発着する前島埠頭(ふとう)に市民が集い、お客さまの交流が図れるスペースを作ってほしい
  • 国際埠頭ができて海外からの原材料を直接舞鶴に運べるようになり、輸入業務は大きく改善した
  • 府の水素エネルギーによる燃料電池フォークリフトの実証事業に参加している。そのノウハウをいろいろと活用していきたい
  • サプライヤーを通じて原材料の輸入などで舞鶴港を活用するとともに、さらなる製品開発により荷揚量の増加に貢献したい

トークを終えて…

製品の高度化に伴い、それを支える物流システムの構築が必要ですね。また、倉庫作業の効率化は脱炭素に向けたヒントも多いです。京都舞鶴港の潜在力を引き出せるよう尽力します。

[お問い合わせ]
広報課
TEL:075-414-4071 FAX:075-414-4075

西脇知事と行き活きトーク(概要)

 知事コラム
雲涯蒼天(un gai sou ten)Governor's voice


書:西脇 隆俊

 私が小学校高学年のとき、「秋の味覚を楽しもう」ということで、担任の先生がご実家のある旧丹波町へクラスの子たちを招いてくださったことがありました。色づき始めた山に分け入って栗拾いや松茸狩りを体験した後、先生のご実家で地元の特産である栗や松茸、柿などをご馳走(ちそう)になりました。贅沢なことに、すき焼きに松茸が入っていたのですが、何しろ子どもだったので当時は"丹波松茸"の値打ちが分からず…。
 このとき牛肉はおいしくいただいたものの、もったいないことに松茸については十分に味わったのかさえ定かでないのです。それでも、先生が「どうだ、うまいだろう」と誇らしげに郷土の自慢を振る舞ってくださる様子は記憶に残っていて、今も思い出すたびに懐かしさと心残りが胸に去来します。
 秋の「森の京都」は大自然がもたらす美味の宝庫。焼き松茸と落ち鮎で一献といきたいものですね。

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