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平成29年7月14日知事記者会見

 最初に九州北部を襲った豪雨で被災された皆様に対して心からお見舞いを申し上げたいと思います。

 大変な被害に遭われて亡くなられた方には心からお悔やみを申し上げたいと思います。既に関西広域連合では職員の派遣をしており、京都府としても災害復旧の査定関係や、技術的な要望が出てくると思いますので、それに対応できるように準備を整えていきたいと思います。全国知事会としても行動を開始しておりますが、迅速に対応できるよう努力したいと思います。

 今月末には全国知事会が岩手県で開かれます。東日本大震災の被災地で行われる初めての知事会です。そこでも、安心・安全をどう確保するのかを中心とした議論を展開していきたいと思っております。

 今回の九州北部豪雨のように線状降水帯の豪雨で、降水量が500ミリを超えますと、日本の河川で耐えられるところはまず見当たらないと思います。京都の鴨川の場合、1日の降水量で最大は380ミリくらいではないかと思います。400ミリの半ばを超えると、この府庁も浸水地域に想定されている状況です。そうした点について、これからもソフト・ハードの両面で安全対策を講じなければいけませんが、府民の皆様にも非常に厳しい雨の情報には注意していただき、例えば特別警報が出た場合は、命を守る行動を迅速に取っていただきたいと思います。自分の所だけは安全ということはなかなか言えない状況にあると思います。そうした点を含め、安全対策にこれからも全力を挙げていきたいと思っております。

京都府スマート物流研究会の開催について

 最初の発表項目は、京都府スマート物流研究会の開催についてです。物流関係は今、非常に問題になってきております。宅配便の取り扱い個数の急増は環境問題にも悪い影響を与えておりますし、有効求人倍率が高くなってきた中で、人手の有効利用という面からも問題が出てきています。これをIoT活用して少しでも環境に優しく、また、効果的な物流を作り上げていかなけばいけないということで、今回、7月19日(水)平安ホテルで第一回スマート物流研究会を立ち上げたいと思っております。学識経験者、宅配事業者、通販会社、IoT・ロボット企業などに積極的な意見をいただき、京都のこれからの物流に反映させたいと思っております。

京都府スマート物流研究会の開催について(PDF:354KB) 

ぼくらNOドラッグ 学生映像コンテスト

 二番目は、ぼくらNOドラッグ学生映像コンテストについてです。相変わらず薬物の乱用、それも若年層の広がりが懸念される状況がありますので、昨年の庁内ベンチャー事業で提案された、学生の映像コンテストを行いたいと思います。薬物に対する警告を学生が自ら動画の形で表現してもらえたらと思っております。募集期間は7月18日(火)から10月2日(月)までです。是非とも多くの応募をお待ちしております。

ぼくらNOドラッグ 学生映像コンテスト(PDF:3,870KB)

さあ、みんなで、夏の府立植物園へ!「夏休みだね!まゆまろラジオ体操」など、夏休みの小・中学生向けイベントも目白押し

  三番目は、府立植物園についてです。いよいよ夏の季節になりまして、通常9時の開園が7月21日(金)~8月13日(日)は7時30分からになります。そして、7月22日(土)~25日(火)は「夏休みだね!まゆまろラジオ体操」の催しも行います。是非とも大勢の皆さんに朝のすがすがしい植物園の時間帯を楽しんでもらいたいと思います。8月11日(金・祝)~20日(日)は、夕涼み開園も6時30分まで開園をいたしますので、夕涼みもしていただけたらと思います。

さあ、みんなで、夏の府立植物園へ!「夏休みだね!まゆまろラジオ体操」など、夏休みの小・中学生向けイベントも目白押し(PDF:3,912KB)

 

 この時間帯に京都産業大学が生命科学部の設置構想の発表をされております。総合生命科学部を再編して新たに新機軸の学部である生命科学部を開設するというものです。今まで、京都府と京都産業大学で推進しておりました獣医学部創設の話については、この生命科学部の再編を持って、事実上断念するという発表がされております。

 詳細については京都産業大学に取材していただければと思っておりますが、京都産業大学と京都府とで、国家戦略特区に基づき、獣医学部の創設に向けて努力をして参りました。今年、中国・四国に設置となったので、私どもは応募を断念するに至りましたが、今治は10年間やってきて、京都府は1年なのでこれから頑張ろうと申し上げていたところです。最近、獣医学部についてはもう少し広げてはどうかという話があっただけに少し、残念な思いがあるのですが、京都産業大学が非常に長い時間をかけて決定したことですので、私どもはそれを尊重したいと思います。

 ただ、私どもが主張しておりましたES細胞やiPS細胞の研究を進めていく中で、動物実験の需要が高まることが想定されるため、実験動物技術者の育成については、国家資格の創設等も含めて国に対して要望をしていきたいと京都産業大学とも話をしたところです。多くの皆様にご意見も頂戴しておりましたが、こういった結果になりましたのでご報告いたします。

主な質疑応答

記者

 京都産業大学の生命科学部の設置構想について。愛媛県今治市の加計学園の関係に絡んで、政府・官邸の優遇があったといった報道もあった。そんな中、京産大は事実上断念という決定に至った。その点について知事の率直な感想は。

知事

 京都府も含めてですが、各府県の公務員獣医の状況が厳しいと、全国知事会長という立場では捉えています。そうした状況を踏まえて、獣医、特に家畜の獣医とiPS細胞やES細胞の実験技術等の獣医の分野を広げていきたいと、関西広域連合としても要望しました。

 関西広域連合の中には、鳥取や大阪にも獣医学部がありますが、各府県の状況を踏まえてそうしたことをお願いしてきた。岩盤規制と一部では言われていますが、新しく獣医学部が誕生することについては国家戦略特区についての評価をしている面があります。

 京都府知事としては、綾部において獣医学部を設立したい。京都全体の発展のためにも必要だと考えておりましたので、その点は残念だなと思っております。ただ、バランスの問題もありますし、何よりも京都府の取組は昨年が初めてでした。国会では加戸元知事が参考人として出られていましたが、愛媛県に比べるとまだまだ我々は努力が足りないと思っておりましたので、これからかなと思っておりました。

 京都産業大学の方で様々な視点からの検討が行われたようですので、少し残念だけれども、iPS細胞やES細胞の技術者について、京都から新しい提案をしていくことについて頑張れたらと思います。

記者

 実験動物の取扱資格を国に要望していくという話があったが、具体的な趣旨と背景は。

知事

 iPS細胞やES細胞を創薬・医薬関係で高めるためには、実験動物を使わなければならない面が非常にたくさんあります。今は、獣医が取り扱わないと動物愛護の問題や様々な倫理上の問題が出てきます。民間資格で動物の取扱技術をやっているところもありますが、これからこうした分野が、日本の大きな潜在的成長力の中で重要な部分が占めてくるならば、外国に対してもしっかりそうした動物に配慮ができることを、国としてやっていくために国家的な資格としていかれた方がいいのではないか。

 生命科学部の設置構想の中で、京都産業大学がこういう技術者を養成したいという話をいただきましたので、国に対しても働きかけていこうという話を始めたばかりで、具体的にはなっていませんが、そうした方向を模索していきたいと思っております。

記者

 これは、政府要望の形としてか。

知事

 政府要望のような形で、京都府と京都産業大学で、また、生命科学部構想の中でさらに効果的なあり方を踏まえていけたらと思っています。

記者

 なぜ、京産大は獣医学部を断念して生命科学部という道を歩んだと考えるか。

知事

 やはり、大学全体としてマーケットの問題ですとか、職員の体制を含めた将来性について、今回の決定を受けて検討されたようです。今年の春からすぐ検討されていたようでありまして、最終的な結論がつい最近出たということです。私どもは政府の色んな発言もありましたので、まだ頑張れるのじゃないかなと聞いたのですが、「既に我々は将来を見通して大学のあり方を検討して、こういう方向に行った」という話を伺いました。

記者

 京都府と京産大のコンビで特区で獣医学部の設立を目指したと思うが、実質的にどのあたりで厳しくなったという認識か。

知事

 基本的には1月4日に中国・四国という判断が出たので、ここで完全に道がふさがったということです。

記者

 昨年11月9日に「広域的に存在しない」という要件が出たがその時点にはどうか。

知事

 その後も政府要望を続けております。

記者

 実際、要件が付いたときにはどのようにシュミレーションされたのか。

知事

 広域的であれば、うちは綾部なので、まだいけないかという話をしたのですが、最終的に中国・四国になったので、完全に京都は外れたということで、その時点で最終的に判断をさせていただきました。

記者

 今治の提案が認められて来年4月の開学に向けて進めているが、今治の提案が認められた選定過程について振り返り、公正だったという認識か。

知事

 それはきちっと委員会でやられていると思います。私たちとしてはそうした過程の中で自分たちの主張をさせていただいた。その中で獣医学部の地理的なバランスを考えられたという話になると、それは政府の判断ですので、私どもとしては、要件にあたらなくなったということで撤退させていただいたということです。

記者

 知事が言われている「新たな発言」というのは、安倍さんが講演会で2~3校とか、全国展開したいというような言葉を受けて、やれるのではないかと思ったのか。

知事

 1月に断念をしたときも、今治は10何年やってきて、京都府と京産大のコンビはまだ1年ではないか、「これからだ」みたいな話を私はしていたのです。ただ、京都産業大学は大学の長期的なスパンでの検討をその後続けられて、生命科学の中で新しいバリエーションを作る方を選ばれたということなのです。私は、まだまだしぶとくいこうかなと思っていたのですが。もしかしたらと思ったのですが、京産大にお聞きすると既に方向転換をされていたということであります。

記者

 選定過程の中で「提案の熟度」という怪しげな言葉を使っているが、何年やってきたかは関係ないと思う。今治が10年やってきたから選ばれたとは知事も思われていないのでは。

知事

 結局思いの問題ですから。どれだけ熱心に獣医学部の必要性を訴えてきたかという話になるので、そしてその中で、獣医学部が四国には一つもないことを訴えられてきた。我々は自分たちの主張を充分に行ったつもりですので、競争に破れたことについて恨み言を言うつもりはまったくありません。

 加戸さんの発言を聞いても、本当に必死になってやって来られたわけですよね。確かに、京都においても獣医の応募があればみんな採りたいくらいの状況です。それくらい足りないのですよ。鳥インフルエンザの問題や口蹄疫の問題があって、みんなしょっちゅう採用のために回っています。そうした中での話なので、近くに大学がないという加戸さんの思いもよくわかります。頑張っていらっしゃったのは、よく分かっています。全国知事会長もしておりますので、それぞれの地域の思いもわかるなというところです。

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知事直轄組織広報課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

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