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平成30年10月12日知事記者会見

「あすのKyoto・地域創生フェスタ」in京都府立植物園の開催について

京都府では、「きょうと地域創生府民会議」で人と人がつながった温かい地域社会を目指すということで、「京都の新しい魅力」「価値のある文化」を創造する活動と府民参加を推進しています。

「あすのKyoto・地域創生フェスタ」は、京都の未来を担う青少年達が参加できる空間づくりを目指し、府内の各種団体、NPO法人が日頃の活動内容を発表・交流する場として、平成22年度から開催されています。今年は11月23日(金曜日・祝日)10時から16時まで府立植物園の大芝生地や北山門周辺などで開催いたします。

「明治150年京都創生」をテーマとした東映京都撮影所のチャンバラと忍者のショーや、明治期に創立した学校の吹奏楽の合同演奏などのステージプログラム、「京野菜×京都の華」のコラボによるいけばな体験や、府立高校生による高校の茶畑産の紅茶・緑茶の試飲、出張カフェなどの体験のブース、そうしたいろいろな催しを企画しております。

今回は、地域住民が地域活動に対して理解を深めるきっかけづくりということで、地域活動に精力的に取り組む団体のPRを行う「きょうと地域力UP大作戦」、府内の障害者施設が丹精込めて作られたパンの販売と創作パンのコンテスト「ベーカリーあすのKyotoカップ2018」も同時開催されます。

当日は、多くの方に参加いただけるよう、府立植物園を無料開園としますので、周知と当日の取材についてよろしくお願いします。

 

「あすのKyoto・地域創生フェスタ」in京都府立植物園の開催について(PDF:5,695KB)

 

天皇盃第30回全国車いす駅伝競走大会PR動画の作成について

京都府と京都市、障がい者スポーツ協会などで構成する全国車いす駅伝競走大会実行委員会では、障害のある方の社会参画やスポーツ振興を図るため、毎年、「全国車いす駅伝競走大会」を開催しています。

コースは、国立京都国際会館前から西京極陸上競技場までの5区間21.3kmのレースで、来年3月に第30回目の節目を迎えます。2年後の東京オリンピック・パラリンピックもありますので、天皇盃の授与が既に決定しておりまして、この度、同実行委員会で、本大会を盛り上げ、全国からより多くのチームに御参加いただくためにPR動画を初めて作成しましたので、お知らせします。

「京を駆ける、風になれ。」をテーマに、2004年アテネ、2008年北京パラリンピックに出場した寒川進選手や、2017年東京マラソン10kmの部で優勝した佐野純一郎選手など、京都府出身の有力選手が出演しているほか、ドローンによる上空撮影など、非常に迫力ある内容となっております。動画を流しますのでご覧下さい。

 

(動画上映)

 

この会見後、京都府公式Youtubeチャンネルや府HP「ねっとTV京都府」で公開いたします。これは1分ですが、2分版、5分版も順次公開していく予定です。いろいろなスポーツイベントや協賛企業のHPなどでの公開を予定していますが、全国で開催される車いすスポーツの会場での協力も得まして、競技者の募集に活用していく予定です。さらなる周知についてよろしくお願いします。

 

天皇盃第30回全国車いす駅伝競走大会PR動画の作成について(PDF:536KB)

 

主な質疑応答

記者

向日市の特別養護老人ホームで職員が傷害の容疑で逮捕されたが、知事はどのように見ているか。

 

知事

まだ事実関係は確認できていないので、内容について確定的なことは申し上げられないのですが、感想としては、我々は今まで高齢者の虐待防止に務めて参りましたし、こうしたことの無いよう努力していたのですが、もし、事実であれば極めて残念だと思っておりますし、とんでもないことだと思っています。

特に、京都府は今までも、例えば研修制度や現地で指導を行うなど、あらゆる機会を捉えて高齢者虐待防止に務めて参りました。そういった取り組みは、全国的に見ても人材の養成等含めて、比較的評価されていると思っておりましたので、その中で起こったことについても残念な思いがあります。

いずれにしても事実関係の確認が一番重要でして、これまで警察の捜査の関係で、我々も十分に調査をしていないので、今後はそれを徹底的にやった上で、再発防止について何らかの手を打たないといけないということであれば、積極的に実施して参りたいと思っております。

 

記者

府として立入調査をするのか。

 

知事

7月に一度確認をしているのですが、その後すぐに捜査関連だということで、接触しないでほしいということがありました。今日の午前中に、施設の責任者の方を保健所に呼び出して、どういう状況だったか警察とのやりとりなどを確認しましたが、早急に事実確認を行いたいと思います。今日は金曜日なので来週になると思いますが、保健所と向日市と一緒に施設に出向いて、色々な記録が残っていると思いますので、そういったことも含めて調査に入りたいと思います。

 

記者

介護した人が22歳と若い人で、スキルが不十分、あるいは、一人でやるには大変だったかもしれない。そうした体制についての指導はどうしていくか。

 

知事

仮定の話になってしまいますが、もし、虐待の意思がなくて、介護技術の未熟さであるとわかれば、当然、どういう人をどういう方の介護に配置したらいいか、そうしたことになると思います。まだ十分わからないので、今、予断を持って言えないのですが、立入調査など事実確認をして、それに合わせた対応がとれるよう指導しないといけないと思います。

 

記者

10月10日に東京に行かれて、今回の災害の要望でどういったことを要望したのか。

 

知事

大阪府北部地震と7月豪雨を踏まえ、概算要求に向けての政府要望を行いました。台風第21号・第24号もありました。第四次安倍改造内閣ができて、防災・減災や国土強靱化の要となる緊急対策を3年間でやることと、災害復旧事業について補正予算を組むということがありましたので、今回は、そういった検討に際して、緊急的に要望してまいりました。

防災の関係では、石井国土交通大臣と山本内閣府防災担当大臣に直接お会いして、かなり幅広く、特に、防災・減災なり災害復旧の話を中心にしてまいりました。

感触を言うと、京都だけでなく、全国的に災害が起こっているので、政府として非常に問題意識が強いと思いました。当面必要となる財政需要については補正予算で対応し、それ以外に制度改正についても、積極的に検討していきたいという御発言がありましたので、私としては非常に手応えがあり、問題意識を共有しているという感触を持ちました。

 

記者

制度を変えるとなると、年月が長くかかるが、秋の行楽シーズンに入るに当たって懸念はあるか。

 

知事

昨年は10月下旬に台風が来ましたので、水害に対して気を緩めてはいけないと思います。また、豪雪の被害にも遭いましたので気を抜いてはいけないと思っています。

山本内閣府防災担当大臣からは、被災者生活再建支援法について、同一災害であれば適用されるよう条件を緩和してほしいとか、全壊や大規模半壊だけじゃなく、一定の支援の必要な床上浸水などの世帯も含めてほしいといった制度改正は、確かにすぐできないかもしれませんが、問題意識を持っており、全国から声が出ているというのも分かっているので、検討したいという話もありました。

緊急的にやることと、制度改正でやることがあります。災害復旧についても申し上げたのですが、災害復旧事業の採択要件とならないような被害、例えば倒木については、被害が大きかったことは間違いないので、そういった支援を訴えたり、いろいろなことをお話ししました。

お問い合わせ

知事直轄組織広報課

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