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予防接種について [子育てQ&A]

子どもは発育と共に外出の機会が多くなり、感染症にかかる可能性も高くなります。
予防接種について御理解いただき、お子さんの健康にお役立てください。

(1)四種混合(ジフテリア、百日咳(ぜき)、破傷風、ポリオ)

どの病気も予防接種のおかげで減りましたが、特に破傷風菌は土の中に潜んでいて、傷口から菌が侵入して病気になるので、日本中どこででも感染する機会があります。 また、ポリオは外国ではまだ流行する国などもあり、日本に入ってくる可能性があります。

予防接種は、生後3か月から12か月までに3回受け(それぞれ3週間以上あける)、その後1年から1年6か月の間隔を開けて追加の接種を1回受けます。

(2)BCG(結核)

現在、結核患者数はかなり少なくなりましたが、まだ、毎年新たに日本全体で約2万人を超える患者が出ています。
結核に対する抵抗力はお母さんからもらうことはできませんので、生まれたばかりの赤ちゃんでもかかる可能性はあります。
予防接種は、生後12か月までに受けることになっており、それを越えると定期の予防接種として受けられませんので注意してください。

(3)麻しん・風しん混合

麻しんは感染力が強く、予防接種を受けていないと、多くの人がかかる病気です。
また、風しんは大きくなってからかかると重症になったり、妊婦がかかると心臓などに障害を持った子どもを出産する可能性が高くなります。
平成18年4月1日以降、定期の予防接種として麻しん・風しん混合生ワクチン(measles-rubella:MRワクチン)の接種が開始となり、同年6月2日から下記の年齢での2回接種となりました。

  • 1期 1歳以上2歳未満
  • 2期  5歳以上7歳未満で小学校就学前の1年間の者

第1期、第2期を過ぎてしまうと定期の予防接種として受けられなくなってしまいます。小学校の入学前に接種がすんでいるかどうかを確認しましょう。

(4)日本脳炎

日本脳炎にかかったブタの血を吸った蚊に刺されることでかかります。
予防接種法に基づく現行の定期予防接種スケジュールは以下のようになっています。

1期(3回) 
初回接種(2回):生後6か月以上1歳6か月未満(標準として3歳)
追加接種(1回):初回接種後6か月以上(標準として4歳)

2期(1回)  
9歳以上13歳未満の者(標準として9歳)

日本脳炎ワクチンを接種した後に重症の脳脊髄炎を発症した事例があったことから、日本脳炎の積極的な接種勧奨は差し控えられていました。その後新たなワクチンが開発され、現在は予防接種を通常通り受けられるようになっています。
また、差し控えによって接種が漏れた平成7年4月2日から平成19年4月1日生まれの方は、20歳未満までに定期の予防接種として受けることができます。

(5)Hib(ヒブ)

Hibとはインフルエンザ菌b型のことで、口や鼻から吸いこむことで感染します。毎年冬に流行するインフルエンザのウイルスと名前がにていますが、まったく別のものです。
Hibに感染すると肺炎、細菌性髄膜炎、菌血症、喉頭蓋炎などになってしまいます。
予防接種は、生後2か月から7か月までに3回受け(それぞれ4週間以上あける)、その後7か月以上の間隔を開けて追加の接種を1回受けます。

(6)肺炎球菌

子どもの多くは鼻やのどに肺炎球菌をもっています。体が弱ったりしたときに、肺炎、細菌性髄膜炎や菌血症などをひきおこします。
予防接種は、生後2か月から7か月までに3回受け(それぞれ4週間以上あける)、その後60日以上の間隔を開けて追加の接種を1回受けます。
小児の肺炎球菌ワクチンは、子どもに重い病気をおこしやすい、13種類の肺炎球菌の感染を防ぎます。

(7)水痘

いわゆる「みずぼうそう」のことで、水痘帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる発疹性の病気です。水痘にかかると、熱がでたり、なかに水が入ったぶつぶつができたりします。まれですが、重くなると命にかかわることもあります。
予防接種は、1歳から3歳未満が対象で、1回目は1歳から1歳3か月までの間に、2回目は1回目の接種から3月以上経過してから(標準的には1回目接種後6月から12月まで経過した時期に)行います。            

(8)その他

予防接種について、さらに詳しくお知りになりたいときは、京都府予防接種相談センター(電話番号:075-811-9131 相談日:毎週月、木、金曜日(祝日を除く)午前9時から午後5時)にお尋ねください。
また、予防接種を行う場所、日時、接種方法(集団か個別か)などは市町村によって異なります。必ず住所地の市町村の広報や予防接種のしおりなどで確認の上、お子さんのあった時期に接種してください。

お問い合わせ

健康福祉部こども・青少年総合対策室(母子保健係)

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4792

kodomo@pref.kyoto.lg.jp