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【優良モデル校】京都府立網野高等学校

認定日:平成31年3月15日

  京都府の北部、日本海に面した丹後地域に立地する京都府立網野高等学校は、全校生徒数379名の高校です。生徒は京丹後市一円から、徒歩、自転車、バス、鉄道を利用して通学しています。自転車通学については、冬季は積雪により、歩道や車道の側溝などが雪で埋もれ、危険を伴うために少なくなります。平成30年度は、241台に自転車通学許可証を発行していますが、実際には夏季でもその60~70%しか校内に乗り入れをしていない状況です。

 しかしながら、毎年のように起こる自動車との接触事故は、自転車の乗車中であることから、絶対に事故には「遭わない。起こさない。」を合言葉に、交通事故ゼロを目標に様々な取組・指導をしています。

 生徒による自転車安全利用推進員活動も3年前から運動部有志を中心にスタートさせ、平成28年度14名、平成29年度21名と増えていき、平成30年度は、1年生の自転車通学希望者全員に呼びかけ、56名中47名がを委嘱を受けています。(計82名)

主な取組

新入生への交通安全指導

入学予定者説明会で自転車通学の説明とともに、入学時には自転車通学許可願、自転車通学誓約書・同意書を提出してもらっています。通学許可証の発行時には、担任による雨合羽の確認を行い、「傘さし運転の防止」にも努めています。さらに新入生対象のオリエンテーション合宿においても、学校生活とともに通学時の安全確保を指導しています。また、毎年警察による「交通安全教室」も開催しています。

   

PTAによる交通安全指導

PTA生活委員会による年間3回の交通安全指導を教職員とともに行っています。最近ではいずれも登校時に、通学路の主要地点5箇所で、見守り、声掛け指導をしていただいています。

   

自転車安全利用推進員ボランティア活動による交通安全指導

 昨年度から月1回のペースで、午前8時前に本校前道路を集団登校する網野北小学校の児童を見守り、その後登校してくる本校の生徒の通学を見守る、「一石二鳥」のボランティア活動を行っています。

当初は目立つ推進員ベストの着用を嫌がる生徒もいましたが、最近では全員がきちんとベストを着用し、交付された「推進員証」もしっかり首から下げて、ボランティア活動にあたっています。自転車安全利用推進員については、「自分も守る、他人も守るボランティア」として、今後も自転車通学者全員に呼びかけを行い、指導する立場を経験することによって、自分の行動も振り返らせて、安全意識の高揚を図っていきたいと考えています。

 その他に、不定期に校内自転車小屋の施錠点検を行い、無施錠の生徒に対しては、「施錠する手間を惜しまない人の方が、交通事故に遭う可能性も低い」と指導をしています。あわせて京都府警察が行っている「鍵-1グランプリ」にも参加をして、自転車施錠率を上げるとともに、ほんの少しの手間を惜しまず交通安全に注意できる生徒の育成を目指しています。

   

お問い合わせ

文化生活部安心・安全まちづくり推進課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4255

anshinmachi@pref.kyoto.lg.jp