トップページ > 府政情報 > 府政運営・行財政改革 > 組織案内 > 組織で探す(部局別) > 文化生活部 スポーツ振興課 > サンガスタジアム by KYOCERA について > 亀岡市都市計画公園及び京都スタジアム(仮称)に係る環境保全専門家会議(第1回)の開催概要

ここから本文です。

亀岡市都市計画公園及び京都スタジアム(仮称)に係る環境保全専門家会議(第1回)の開催概要

開催日時

平成25年5月1日(水曜日)

  • 会議:午後1時15分から2時30分
  • 現地視察:午後2時45分から3時45分

開催場所

亀岡市役所202・203会議室及び現地

出席者

【委員】
村上委員(座長)、岩田委員、竹林委員、竹門委員、辻村委員、松井委員、光田委員

【オブザーバー】
江戸オブザーバー、林オブザーバー、濱田オブザーバー、横田オブザーバー

【事務局】
京都府:中井文化環境部長、姫野副部長、中島理事、坂本スポーツ振興室長他
亀岡市:湯浅副市長、勝見副市長、桂政策推進室担当室長他

議事

(1)委員等紹介・座長選出

  • 座長として、村上委員(京都府環境審議会委員)を選出
  • アユモドキの保全上の支障が生じないよう、希少種情報を取り扱う議事は公開しないこととなった。

(2)概要説明

  • アユモドキの保全状況等について
  • 環境調査項目(案)等について

(3)現地視察

主な意見

【アユモドキの保全状況等について】

  • 密漁の実態はどうか。
    →ここ1、2年は発生していないが、それ以前は年に数件は地域の方が見つけて通報されたケースがあった。密漁者が摘発された案件はない。(市)
  • アユモドキ以外の希少種の資料はあるか。
    →亀岡駅北地区土地区画整理事業箇所について、動植物を含めた調査が実施されている。それ以外にも専門家が両生類などについて調査されている。また、亀岡市の植物誌研究会が植生調査をされている。(市)
  • 亀岡市から府の用地調査委員会への回答で「地元環境保護団体等の理解は得ています。」とあるが、「等」や「理解」という政治的な書き方ではなく、端的にフェアに書いてもらいたい。
  • スケジュールはどう考えているのか。
    →スタジアムのスケジュールについては、構想(素案)に記載のとおり、現段階では平成25・26年度に設計を行い諸条件を整備した上で、平成27・28年度に建設したいと考えている。(府)
  • スケジュールは、委員会の議論や意見を受けて変更の可能性はないのか。議論の結果によっては延びる可能性がある。このスケジュール内に収めることは難しい。努力はするが、生物の反応とはそんなに簡単なものではなく、予測がつかないものもあることを理解しておいてもらいたい。
    →現段階では先ほどのスケジュールで考えている。(府)
  • 亀岡駅北地区土地区画整理事業の中においても、公園・スタジアム関連のアユモドキ保護との連携が重要となる可能性があるが、開発スケジュールはどうか。また、動植物調査を行っているとのことだがその結果は提出可能か。
    →区画整理事業は今年度都市計画決定を目指している。動植物調査は平成19・20年度に実施しており調査結果は委員会に提出する。区画整理事業と公園・スタジアム事業は情報交換しながらそれぞれで進めていきたいと考えている。(市)
  • 公園・スタジアム地域でせっかくアユモドキ保護対策を行っても、区画整理事業の工事によるマイナス影響が出る可能性があるかもしれない。区画整理事業と公園・スタジアム整備を別々のものとして進めるのではなく、また、絶対に区画整理事業側が大事だということではなく、今可能性があることを見極める必要がある。
    →区画整理事業の区域については、平成19・20年度に調査を実施し、アユモドキに係る影響はないということが出ており、既に桂川河川改修に伴う盛土工事が着手されている。(市)
  • 平成19・20年度の調査の中で湧水関係の調査はされていない。また、このエリアで1カ所だがアユモドキが出現する場所がある。これに関して、区画整理事業側の具体的なことは聞いていない。
  • アユモドキの越冬場所があり、その場所と今回の土地区画整理事業と関連する可能性があるので、その場所の条件を調査しておく必要がある。
    →区画整理事業の区域については、かねてから調査を実施し、アユモドキに係る影響下にはないと捉えており着実にやってきていると理解している。(市)
  • 区画整理事業を止めるということではなく、現状の環境がアユモドキにとって既に劣化している場合でも、将来の問題として、この場所はこういう環境であるべきという結論を早く出して、それに対して対策を立てないといけない。その際には、間に合うのであれば、区画整理事業側に対しても、透水性舗装などのアユモドキ対策のための情報を提供し、比較的広域的な対策を検討しなければならないと考える。
  • 調査の範囲も重要であり、ある程度広げた形で調査し結論を出していく必要があると思われる。
  • 公園・スタジアム予定地の西側の水田部分は、今後どのような利用計画があるのか。
    →市として開発構想を持っているわけではなく、今後も水田として利用されるものと考えている。(市)
  • 公園・スタジアム区域の西側の水田はアユモドキ保全に重要な役割を果たしている。この地域で水田を維持・継続していけるよう、例えばアユモドキ保全に貢献する農業に対して補助金を出すなど、行政として農業保護、農業振興策等を考えてもらいたい。
  • 区画整理事業関連の調査において、湧水調査を実施していないとのことだったがその経緯はどうか。
  • 区画整理事業の概要や環境調査結果については、次回の委員会に提出してもらい議論することとしたい。

【環境調査項目(案)について】

  • 入札等に時間がかかるので、調査の実施段階の調査項目の詳細な設定は、信頼できるアセス会社の選定後にして、とりあえず一般的な調査項目の設定を行っておくこととする。アセス会社が決定した後に、関係する専門家と相談の上、調査実施項目の決定を行うこととしたい。
  • 調査項目の追加や変更は可能か。調査の追加発注ができる余地を残しておいてもらいたい。
    →調査項目については、個別に御意見をお聞きし、相談しながら進めて行きたい。(市)
  • 地下水関連の調査の記述がないが、アユモドキ等の水生生物は水によって生きているので重要な調査項目である。
  • 水質関連の調査は他の調査と同時期に行ってもらいたい。
    →地下水脈調査等も併せて実施することとしている。(府)

 

資料

 

お問い合わせ

文化生活部スポーツ振興課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4285

spo-shin@pref.kyoto.lg.jp