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鴨川真発見記<235から240>

 

 

 鴨川に集う人を定点観測する番組(第240号)

鴨川真発見記が取材現場を取材

 

 日本放送協会(以下NHK)から鴨川・高野川合流点での撮影許可申請がありました。今回制作される番組は「ドキュメント72時間」総合テレビでお馴染みの方も多い番組のようです。私は知りませんでしたが・・・。

 

 番組企画書には、「毎回、ひとつの現場にカメラをすえて、そこで起きる様々な人たちの人生を72時間(3日間)にわたって定点観測するドキュメンタリー番組です。都会や地方の様々な現場から“今”をみつめます。」とありました。

<鴨川・高野川の合流点>

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 鴨川真発見記でもこれまで鴨川で過ごす様々な方にお話を伺ってご紹介してきましたが、お話がその人の人生に深く及ぶ事はありませんでした。

 そこで、鴨川で過ごす方の口からどの様な人生が語られるのか、非常に興味が沸きましたので、72時間深夜までご一緒出来ませんが、そのうち昼間の2時間程度密着させて頂きましたので、ご紹介したいと思います。

 取材させて頂いた前日の夕刻、出町を通りかかるとカメラさんと音声さんの姿が見えました。3人一組(カメラさん・音声さん・ディレクターさん)2班体制で24時間、いや72時間の取材です。

<飛び石を渡るスタッフさん>                               <こちらも取材されたのかな>

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<カメラの先には>                                       <一人座る女性の姿>

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 翌日の昼間にお邪魔する事にして、ひとまず帰路につきました。高野川沿いを遡っていくと、コチドリが姿を見せてくれました。前号でご紹介しました中州の上ではなく、川の水の中にいましたので、すぐにその存在に気がつきました。

 

 足を水に浸けて、時折くちばしも水の中に入れています。「餌を食べているのか水を飲んでいるのか」あまり見たことのない行動でした。

<コチドリ発見>

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<水に足を浸けて>                                     <水飲み?>

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<餌取り?>                                          <砂地へ>

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 そのまま上流へ向かうと、今度は人が水に足をつけて遊んでいます。水に入るつもりで来たわけでは無いのに、衣服が濡れてでも入りたくなる衝動が走ったのでしょうか。やはり水は人を誘うようです。

<水遊びする人発見>

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<気持ちよさそうに寝る人も>                               <短パンの裾をまくり上げて>

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 一夜明けて翌日再び合流点へ向かいました。到着すると前日に見かけた辺りで取材されていました。夜の班と交代したばかりで“これから”というタイミングでした。

<晴天の出町>                                             <取材クルーの方発見>

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 撮影クルーの皆さんにご挨拶して、同行させて頂きました。最初に取材された方は、その日芝居のオーディションを受けるという男性です。前日も同じ場所で台詞の練習をされていて、その様子も取材されていたようです。

 

 いよいよ本番当日、広々とした鴨川を眺めながら最後の仕上げに励んでおられました。その結果が気になるところですが、鴨川からパワーを吸収して緊張もほぐれた事と思います。

<芝居のオーディション当日の男性>                           <前日も同じ所で練習されたそうです>

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<お隣の2人は他人です>                                  <健闘を祈ります 果たして結果は>

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 次の取材相手は、木陰ではなく日当たり良好なベンチで日傘を差して読書をする女性です。大阪から京都の大学に進学して現在は京都に下宿して3年目の女子大生です。

 

<日傘を差して読書中 お邪魔します>

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 高校時代は植物を育てる部活動をされていたそうです。読書をされている隣には偶然にも苗を売る店がありました。

<大阪から京都の大学へ>                                 <京都市内で下宿中>

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 京都は大阪よりも落ち着いた感じで暮らしやすいとの事です。白いフリルのついた日傘を差して読書する姿は「優雅」なものです。日常でも友人から「優雅だね」と言われるそうで、ご自身も「優雅ぶっています」と楽しんでおられました。

<どうぞ読書を続けてください>                                <優雅に読書>

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 同行取材の最後にご紹介するのは、大阪の写真専門学校でアルバイトをしながら学ぶ女性です。東北の地元でお仕事をされていましたが、人に感動を残す写真の魅力に目覚め、仕事を辞めて大阪へ。同じタイミングで妹も大阪へ姉妹で移り住んでおられます。

<今日は何をされているのですか?>

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 この日は、京都の鴨川で写真の練習をするため、お友達にモデルになってもらって起こしになりました。取材クルーのカメラマンさんも彼女が使用しているカメラやレンズに興味津々のようでした。

 

<私は写真家のタマゴ こちらはミュージシャン>

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<写真撮影風景を収録中を撮影>                           <ミュージシャン今日はモデル役>

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<ポーズを決めて>                                       <飛び石は絶好のロケーション>

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<ミュージシャンのお話も>                                   <人生いろいろです>

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 NHKさんの取材の後で皆さんに名刺を手渡し、「鴨川真発見記」での紹介を承諾して頂きました。

 72時間で多くの方を取材されていますので、オンエアにこの方々の人生が流れるかは不明ですが、鴨川で憩う方の人生の一端を垣間見る事ができました。

 

 NHKの取材クルーの皆さんお邪魔いたしました。

 

 それから数日後、鴨川沿いにある府立施設の建物の高い所から鴨川を撮影する機会を得ました。72時間定点観測された「鴨川デルタ」と呼ばれる鴨川・高野川の合流点も一望できます。

<鴨川・高野川合流点方面>                                 <合流点 バックに五山「妙」の山>

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 なんといっても凄いのは、北山から東山三十六峰が鴨川と共に綺麗に見渡せる眺望です。川の中ではフライフィッシングの練習でしょうか? 何度も竿を振り出しては、ラインの操作を繰り返しておられます。

 

<絶景かな!絶景かな!>

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<川の中に人影が>

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<竿を振り出して>                                               <ラインを引き戻す>

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 数日前の取材同行を思い出して、お話を聞いてみたいと思いましたが、それは叶いません。

 

 ※この建物からの眺望につきましては、昭和47年の航空写真を使った「タイムスリップストリートビュー」シリーズで後日詳しくご紹介したいと思います。

 

 私が、鴨川で初対面の方にいきなり人生を聞く事はできませんが、今回の同行取材を経験して、「鴨川真発見記」を通じて親しくなった方の人生のお話に一歩踏み込んで触れてみたいと感じました。

                                                                                                

平成28年5月20日  (京都土木事務所Y)

 

 

 

2016ゴールデンウイーク“その2”(第239号)

春の鴨川源流域雲ヶ畑 そして最終日を迎える

 

 5月5日(木)こどもの日は、鴨川源流雲ヶ畑足谷の自然観察会に参加しました。主催の「雲ヶ畑足谷人と自然の会」のメンバーさんのガイドで自然観察をしようと集まった参加者は約50名、4班に分かれて順次出発です。

<岩屋橋をあとに出発>

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 春の陽気の中をゆっくりとした足取りで足谷「癒やしの森」を目指します。春花開く植物を眺めながら心地よい風を感じます。

<シャガ>                                               <ラショウモンカズラ>

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 今回も沢山の種類の植物の花を解説して頂きましたが、右から左へ抜けて行きましたので、印象に残った「アケビ」の花をご紹介したいと思います。

 

 アケビの花は雌花と雄花が連なって咲きます。普通のアケビは葉が5枚で花の色は白、葉が三枚の“ミツバアケビ”の花の色は濃い紫色です。

 

 田舎育ちの私ですが、アケビに種類があることなど知る由も無く、ただただ甘い果実をすすっていた事を思い出します。また一つ勉強になりました。

<アケビの花>                                          <ミツバアケビの花>

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 足谷自然と人の会の皆さんが、保全活動に取り組んでおられる「ヤマシャクヤク」の説明を受けましたが、残念ながら花は散ってしまっていました。今年は相対的に花の開花が早かったようです。

 せっかくですので、手元にある「ヤマシャクヤク」の写真を皆さんにご紹介したいと思います。解説文章は京都府レッドデータブック2015から引用させて頂きます。

 

種子植物 ボタン科 ヤマシャクヤク 絶滅危惧種 新規

山の木陰にはえる多年草。ベニバナヤマシャクヤクとくらべて、茎はやや低く高さ40~70cm、花期は5月。花柱は2~4本で、柱頭の先端はうず状に巻かない。また、地上茎はベニバナヤマシャクヤクが一つの株から複数出ることがあるのに対し本種はふつう1本しか出ない。

(京都府レッドデータブック2015より)

<京都府絶滅危惧種 ヤマシャクヤク>

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 癒やしの森に到着すると、山主の島岡氏から林業の盛衰と現状のお話を伺ってお昼休みとなりました。

<山主の島岡氏のお話>                                 <お話に聞き入る参加者>

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 その後、癒やしの森の奥にある自然の舞台で演奏会が開催されました。ギター、ケーナ(手作り)の優しい音色が森の中に響きます。中盤では、懐かしの曲を歌声喫茶の様に参加者と一緒に歌いました。そろそろ予定の時間が近づいてラスト曲が奏でられました。

 

<森の演奏会へ>                                          <小川を挟んだ自然の会場>

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<ケーナ コンドルは飛んでいく>                               <皆さんご一緒に>

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 その2日後、5月7日(土)は再び雲ヶ畑へと向かいました。鴨川真発見記第217号では「鷹の水羽着」を探し求めて桟敷が岳をさまよった様子をご紹介しました。

 

 その際には「ここが桟敷の源流」と山主さんの間で引き継がれてきた場所には時間切れで辿り着く事が出来ませんでした。今回はそのリベンジです。

 地元山主の久保さんから次の世代に引き継がれます。その引き継ぎに同行する事が許されましたので、またまた雲ヶ畑に行ってまいりました。

 

 出迎えて頂いた地元の方には、「雲ヶ畑に住んだ方がいいくらいやね」と言われてしまいました。

 2日前に登った足谷を横目に車が入れる限界の場所まで移動していよいよ、「ここが桟敷の源流」を目指します。

 

<「ここが源流」を目指して>

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 薪炭を運んだ「牛馬道」跡の石積みを確認しながら上流へ向かいます。このまま真っ直ぐ流れを辿ると、前回「ここが桟敷の源流」と間違えた場所に行き着いてしまいますので、途中の合流部で左の沢へと足を進めました。

<石積みで築かれた道>                                  <ここを牛馬が往来していました>

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 杉の切り株に目をやると、切り口のみに絨毯の様にびっしりと苔が生え、細い触手の様なものが伸びていました。

 

<人が細工したかのよう>                                      <触手の様に>

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 先に進むと、水たまりの中に一行のお一人が何かを見つけました。ぶよぶよとした袋状のものです。「カエルのタマゴではないようだし。何だろう?」ということでカメラに収めておきました。

 後日、知り合いの方を通じて京都水族館の方に“同定”して頂くと、「ヒダサンショウウオ」のタマゴと判明しました。一般的には、下に水がある岩の下側に貼り付ける様に産み付けるそうですが、沢の流れに流されたのではないかとの事でした。

 

 手元に親の「ヒダサンショウウオ」の写真はありませんが、大きくならない可愛い両生類ですのでネット検索でご確認ください。

 

<沢の途中>                                                 <水たまりの中に>

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<何でしょう?>                                               <ヒダサンショウウオのタマゴでした>

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 前日は雨が降っていましたので、水の湧き出方が普段と違うのかもしれません。ここより上には水は確認出来ないだろう、「ここが源流」と写真を撮っていると、先に進んだ方から「おーいもっと上にも水が流れているぞ!」と声が掛かります。

<ここが源流か>                                             <いやいや まだまだ>

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<ここかも>                                                    <いやいや ここでした>

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 そんな事を幾度か繰り返し、すこし上流を確認して「もう空が見えてきたので今日の源流はここで決まり」となりました。

 というわけで「ここが源流」はその日の状況によって変わるようです。点で源流の位置を示すのは難しい事と知りました。

 

<写真中央あたりにしみ出る水が今日の「ここが源流」>

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 引き返す途中で振り返り、小さく流れ落ちる水を見て「”ここが源流”のイメージはこっちの方が絵になるね」と勝手な事を言いながら「桟敷が岳の源流」を後にしました。“もののけ”の世界観を感じながら。

 

<思い描いていた源流のイメージ>

 

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 ゴールデンウイーク最終日となった5月8日は、街中の鴨川をのんびり散策で締めくくりです。

 

 

 親ガモの後ろから少し大きくなったヒナガモが、翼も育ってバシャバシャと水浴びが出来るようになっています。

<まだまだ親ガモと一緒>                                       <でも水浴びが出来るように>

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 木陰に腰をおろして“ほっこり”していると、スズメが数羽近寄ってきました。その中の一羽は動き回らず何かを待っています。すると別の一羽が近寄ってきて、口を開けてまっているその口に餌を口移ししました。

<木陰でひと休み>

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<座って待っていると>                                           <餌が届けられます>

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 よく見ると、開いたくちばしの回りが黄色です。まだ親離れ前の子どもが親から餌をもらっていました。「くちばしが黄色いなんとかが」なんて言葉がありますね。

 

 この言葉を広辞苑で調べると、「(鳥類の雛のくちばしが黄色いことから)年が若くて未熟な事をあざけっていう語」とあります。

 

 目の前にその「黄色いくちばし」がありました。

<くちばしの黄色い>                                           <半人前>

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 「そろそろゴールデンウイークの鴨川もクライマックス」と、鴨川沿い北上していくと、中州を見つめて大きなカメラのシャッターを切る方の姿が目に入りました。

 

 「なにかいますか?」とお声を掛けると、鴨川真発見記第194号と198号でイカルチドリ・コチドリのレポート及び写真をご提供頂いた三宅氏でした。

 

 今まさにコチドリが子育てをしている最中でした。目を凝らしても見つけにくいコチドリですが、しばらく見つめていると親鳥とヒナが動きました。

<どこにいるのかわかりますか 親鳥>

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<ヒナもどこにいるでしょう>

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 カラスが少し離れた所に降り立つと、親鳥がカラスの目を引きつけに急行しました。鴨川真発見記194号・198号でご紹介しました「あなたの知らない、私も知らないコチドリの子育ての世界」が目の前で繰り広げられていました。

 

 ゴールデンウイークの締めくくりは、野鳥たちのそれぞれの子育ての世界を堪能して幕を閉じました。まだまだ奥の深い鴨川を感じながら今回の記事を終えたいと思います。

  平成28年5月16日 (京都土木事務所Y)

 

 

2016ゴールデンウイーク“その1”(第238号)

御所南小学校の児童が“ゆるキャラ”とゴミ拾い

 

 御所南小学校では、毎年4年生の児童が総合的な学習の時間に「私たちの鴨川」と題して鴨川をより良くするための提案を考えておられます。

 

 平成27年度もその学習のお手伝いで出前講座に出かけました。その後、公益財団法人日本鳥類保護連盟京都事務局長中村桂子氏の呼びかけで、「鴨川子ども会議」が開催されました。

<鴨川子ども会議 平成27年12月16日開催 於:御所南小学校>

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 初の試みとなった「鴨川子ども会議」の様子は鴨川真発見記第229号で詳しくご紹介しています。

 

 

 会議では、児童が鴨川をよくするためにどうしたら良いかを提案してくれました。過去5年連続して出前講座でたくさんの児童の提案を拝見してきましたが、中でも関心の高かったのがゴミの問題です。

 「鴨川子ども会議」でもゴミ拾いをするという提案がありましたが、実際に鴨川でゴミ拾いを経験した事のある児童は少数でした。

 そこで、再び中村氏の発案で、「一緒にゴミ拾いをする“ゆるキャラ”を作る」という提案を実現しようという事になりました。

 

<提案 一緒にゴミ拾いをする“ゆるキャラ”を作る>

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 そしてゴールデンウイーク初日4月29日(金)昭和の日ゴミ拾い当日となりました。私もその様子を取材に集合場所へと高野川沿いを歩いていると、三羽のカモのオスの頭並んで緑色に光っていました。

 

<緑の頭が光るカモオス三羽>                            <高野橋の下までご一緒>

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 カモが泳ぐ方向と私の進む方向が同じだったので、並んで進んでいくと高野橋の下まできました。その場所の川の中に細長い白いものが沈んでいます。それはうどんのようです。

 

 三羽のカモは、食べるものと判断したようですが、ツルツルとすする事は出来ません。くちばしで細かくちぎって飲み込んでいました。その光景を見て「ある意味これもゴミ掃除なのかな」と思いながらその場を後にして会場へ向かいました。

<うどん発見>                                          <ちぎって水と一緒に飲み込む>

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 カラスとトビの“ねぐら”のある糺ノ森近く“出町”で空を仰ぐと、今日もカラスがトビにちょっかいを出しています。トビは軽くいなしていますが、カラスはしつこく付きまといます。

 

<ぴーひょろろろ>                                        <かーかー>

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 4月の終わりにもサクラは咲いていますし、ハリエンジュの白い花も垂れ下がっています。自然観察をしながらの道行きは楽しいものです。

<4月29日 まだサクラ咲く>                                <ハリエンジュ>

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 そうこうするうちに集合場所の丸太町橋西詰め下流到着です。参加呼びかけに応えてくれた児童の保護者や兄弟姉妹が総勢36名が集合しました。「子ども会議」開催当時4年生だった児童はもう5年生です。

<丸太町橋>                                            <西詰め下流>

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<参加者が集まってきました>                            <私もカエルになってみた>

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 オリジナルの“ゆるキャラ”を作ることまでは実現しませんでしたが、「カエル」の着ぐるみが登場して「ゆるキャラ」のかわりにゴミを拾う事になりました。

「ゴミは持ちカエル」とでもしておきましょう。

<カエルくん登場>

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 提案のイラストには、空き缶の形をした「ゆるキャラ」が描かれていて、「頭に空いた穴に拾ったゴミを入れる事が出来ると“いいね”」の中村氏のコメントもありましたが、背中にゴミ入れのかごを背負っての参加となりました。

 

<かご装着>                                             <はい 手を上げていて>

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<集合時間となりました>                                    <それでは始めましょう>

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 保護者の皆さんが見守る中、児童達は寄り州へ降りて草をかき分けてゴミを拾っていきます。中には、長靴に水が入るのも気にせずに、ザブザブ川の中を進む児童の姿も見られました。

<寄り州に降りましょう>                                    <急勾配を慎重に>

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<護岸の階段から安全に>               <川の中をザブザブと>

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 参加してくれた御所南小学校の児童は、おそろいの御所南デザインの帽子をかぶり、さっそうと拾い上げていきます。仲良く兄弟で参加の児童も、お友達同士も助け合ってのゴミ拾いです。

<青い帽子はおそろいの>                              <御所南デザイン>

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<お父さんが袋を持って>                                  <お母さんも袋を持って>

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<私が袋を持って 僕は二刀流>                        <ゴミは私が受け取るわ>

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<弟はどこ? あそこ>                                   <仲良し兄弟 ゴミ拾いも一緒>

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 カエルくんの背中のかごに拾ったゴミを入れてくれる参加者もあり、楽しくゴミ拾い出来ました。カエルくんもしゃがんでゴミを受け入れていました。

<ゴミ拾ったよ>                                           <ゴミ入れるよ>

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<カエルくんも無事飛び石渡れた>                        <いよいよクライマックス>

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<そろそろ集積場所へ>                                  <こんなにゴミを拾いました>

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 鴨川では、若者からご高齢の方まで多くの方がボランティアとしてゴミを拾って頂いています。彼らの今回の経験は、今後の河川美化活動につながる事と思います。美しい鴨川を未来へ。

  平成28年5月11日 (京都土木事務所Y)

 

 

2016新緑に包まれる鴨川に集う(第237号)

人も野鳥もそれぞれの営み

 

 冬鳥のカモ類たちが北方へ飛び去り始め、鴨川の中も少し寂しい感じがしますが、新緑が目にまぶしい季節となりました。

 鴨川でも“ツバメ”が飛来して飛び回っています。毎年子育ての姿を見る事が出来る鴨川の傍のお店の軒先でツバメの姿を間近に見る事ができます。

 巣から燕尾が見えていたので、入居したのを確認していると、もう一羽が帰ってきました。何枚か写真を撮っていると、目が合いました。次の瞬間首をかしげていました。

<ツバメの尾羽 燕尾>

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<目が合うと>                                       <首をかしげて>

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 少し休憩して、鴨川へ餌を求めて飛び去りました。

 

<新緑の鴨川へ>                                  <飛び去りました>

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 高野川では、八重の桜が盛りを迎えました。近くの工芸繊維大学の学生さんが“ウクレレ”と“フォークギター”の伴奏で歌の練習をされていましたので、お声を掛けて一曲披露して頂きました。

 

 曲によってギターの弾き手を交代されていました。彼らも将来有名になったら、「高野川の桜の下で練習していました」なんてコメントするのでしょうか。

<高野川沿いの八重ザクラ>                           <サクラの下で>

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<“ギター”と“ウクレレ”の伴奏>                         <弾き手交代>

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 ピンク色の八重の桜は、いつ見ても桜餅を連想します。丸くたわわな花に葉が添えられた様子がとても美味しそうです。

<桜餅の様な八重のサクラ>

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 川の中では、靴を脱いだ短パン姿の女の子が足を水につけながら、元気に歓声を上げていました。

<川の中に歓声>                                 <靴を脱いで>

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 松ヶ崎橋から川の中を覗くと、一時期よりは数は減りましたが、特定外来種の“ヌートリア”の姿がありました。京都府自然環境保全課からの依頼で「餌やりをしないで」という呼びかけの巡視が「公益財団法人日本鳥類保護連盟京都」の皆さんによって行われています。

 

 

 高野川はそのコースに入っていませんが、餌やりをすると、爆発的に増えてしまいますので、皆さんも餌やりはしないようにお願いいたします。

<松ヶ崎橋>                                         <ヌートリア>

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 また別の日、鴨川へと向かうとスロープの端に“ドバト”の遺骸がありました。カラスか何かに襲われたのでしょうか。散らばった羽毛を拾いにやって来たのは数羽の“スズメ”でした。

 

 一度に沢山の羽毛をくわえようとしています。口いっぱいにほおばって、子育てをする巣作りに使うのでしょう。死しても何かのためになる。そんな自然界の営みを目の当たりにしました。

 さぞかし暖かいねぐらが出来る事でしょう。

<スロープ沿いに>                                   <“ドバト”の遺骸>

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<そこへ“スズメ”がやって来て>                         <一枚一枚拾って>

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<束ねていきます>                                   <頭が隠れるほどに>

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 流れの緩やかな川の中では、マガモのオスとメスがぽかりと浮かんでいます。その周りには小さな“ヒナ”が7羽思い思いに遊んでいました。

<広い空間にマガモの“オス・メス”ペア>

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 カルガモのメスがヒナを率いている姿はよく目にしますが、マガモのオスとメスがヒナを見守っている姿には初めて遭遇しました。

 

 外見からするとマガモとカルガモの交雑した個体では無いように見えます。交雑でないマガモが鴨川で繁殖している様です。

<マガモのオスとメス>                                 <交雑はしていないように見えます>

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<母ガモに寄ったり>                                  <離れたり>

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 広い空間をこのマガモ一家が独占している間をカワウが中央突破していきます。近くの中州では、オスのマガモが2羽、番をしているように座り込んでいました。

 

<カワウが中央突破>                                   <じっと座り込む2羽のマガモ(オス)>

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 しばらく一家水入らずの時間を過ごすと、お父さんガモが中州の2羽に近づいて行きます。何かの合図なのかひと鳴きすると、2羽のオスガモが腰を上げました。

 

<2羽に向かってひと鳴き>     <2羽が続きます>

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 2羽のオスガモが川の中に入ると、一家は川岸へ寄って独占していた空間を譲ったように見えました。カモも譲り合っているのでしょうか。

 

<空間を譲るマガモの一家>

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 その下流には、メスだけがヒナを率いている姿も見る事ができました。

<橋の下>                                         <9羽のヒナを引き連れて>

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 そんなマガモの親子を見ていると、お姉ちゃんと弟の二人も礫川原となった寄り州に降りてきて、石を並べて遊び出しました。高水敷のベンチからはお父さんが優しい目で見守っておられました。人も野鳥も親子の姿がそこにありました。

<石を並べて>                                       <川遊びの定番>

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 川の中で魚をついばむ“コサギ”の尾羽が垂れ下がっています。夏に向けて羽が生え替わっているのでしょうか。中途半端に垂れ下がっているのは本人は気にならないのでしょうか。

<抜けかけた羽 コサギ>                              <落としたら拾ってあげましょう>

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 気持ちの良い晴れのこの日は、水際に人が集まります。若者に混ざって親子連れの姿もあります。

 

 緑の戻った芝生の周りでは、バレーボールやペタンクなど思い思いに過ごす人びとの姿もあります。

 

 まだ若い“アオサギ”が獲物を狙ってたたずんでいます。うまく捕獲できるかな。

<橋の下の日陰で>                                  <若者と親子>

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<バレーボールを手に>                                 <こちらはペタンク>

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<アオサギ>                                        <獲物はいるかな?>

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 木製の小さなテーブルとイスが並べられ、ティータイムの始まりです。即席の鴨川オープンカフェといったところでしょうか。お声かけして後ろ姿を一枚撮らせて頂きました。

<ピクニックセット>                                       <オープンカフェ?>

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<緑に包まれた鴨川で>                              <お茶する人>

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<様々に憩いのひととき>

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 暑くも無く、寒くもなく、最高のピクニック日和に鴨川で過ごす人びとと野鳥たち。贅沢な時間を堪能されたことでしょう。ただし、何か食べる時は上空から狙うトビに充分ご注意ください。

 平成28年4月25日 (京都土木事務所Y)

 

 

音羽川砂防堰堤でロッククライミング?(第236号)

急斜面で活躍する特殊重機

 

 音羽川砂防堰堤で進められている耐震補強工事については、鴨川真発見記第223号で養徳小学校の児童が現場見学をされた様子と共にご紹介しました。

 

 今回は、その工事の中で堰堤の増し打ちの準備工として施工されている作業の様子をご紹介したいと思います。

<農業用水などを取水するため取水口側に寄せて水を流す>

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 工事の担当者から、京都土木事務所では“おそらく”初めてという工法を採用したので現場を見学に来ませんかとのお誘いを受けました。

 技術職員に混ざって私も現場にお邪魔しました。通称「ロッククライミング工法」正式には「高所法面掘削機による掘削工法」といいます。

 この工法は国土交通省新技術登録の特許取得重機で、高い所の急斜面で作業するものです。

 現場に到着すると、岩を砕く音が辺りに響いていました。特殊重機がまさに「ロッククライミング」の様に高所の岩にへばりついて作業を進めていました。

<音羽川砂防堰堤>                   <岩盤にへばりつく特殊重機>

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 山の中の丈夫な樹木何本かにベルトを掛けて、そのベルトにワイヤーを繋ぎ、現場まで何本ものワイヤーをジョイントして引き出してきます。

<山の中から伸びたワイヤーとジョイント>

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 アンカーを打ち込むのではなく、樹木を利用するのには訳があるそうです。アンカーの場合、抜ける時には前触れ無く抜けるのですが、樹木の場合はぐらつくなどの前兆があるので危険を察知できるとの事でした。

 現場まで到達した2本のワイヤーに、特殊重機の後部にある2つのウインチに接続すると、現場の下から崖を登って行きます。

<ワイヤー ベルト ジョイント>           <がっちりジョイント>

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 上まで登ると、現在の堰堤と新たに施工する増し打ちコンクリートの準備の為に山肌の岩盤を砕いていきます。ラジコンでも操作できますが、今回はオペレーターが乗り込んで作業をしておられました。

 

<下を向きました>                   <淡々と作業を進めるオペレーター>

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 砕かれた大きな岩が堰堤沿いに転がり落ちると、その下には水が貯めてあり、水の中にダイビングします。この水がクッションとなって、岩が飛び散るのを防いでいました。

<転がり落ちる岩>

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<水の中に収まる岩>

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 スキーでもそうですが、下から見ていると急斜面もさほどでも無いように思いますが、実際に上に登ると足がすくむものです。

 下から見学していましたが、現場の傍まで行ってみる事になりました。

<施工業者さんの説明を受けながら>

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 砂防堰堤脇の急な階段を登って堰堤の上に到着すると、京都市内が見える高さです。

<堰堤の上からの眺望>                <この高所での作業>

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 堰堤の真ん中から下を見下ろすと、やはり足がすくみます。とうとうと流れる水とクッションの水が見えます。こうして見る水は多様に利用されている事を改めて考えさせられます。

 

<堰堤の真ん中へ>                  <岩がザブンとダイブ>

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 現場では、岩盤や既設のコンクリートの様子を探りながら作業が進められていました。現場代理人の方から、的確な指示が飛び、慎重にかつ大胆に特殊重機が活躍していました。

<響く削岩音>           <削り過ぎないように>

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 第223号でもご紹介しましたとおり、3年連続の大雨で山から土砂が大量に流れ出て、最下流に溜まった土砂は撤去しました。

 

 この堰堤の上流側も土砂が多く堆積しました。今から4年前の2012年5月に来た時には、下の写真の様に「ボードウォーク」の姿が見えましたが、現在完全に埋没しています。

<ボードウォーク>

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<完全に埋没しました>

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 この土砂の堆積を見ると、音羽川周辺は砂防堰堤に守られている事を実感します。私も音羽川沿いに住む者として。

 平成28年4月22日 (京都土木事務所Y)

 

 

鴨川沿いの遅咲きの桜たち(第235号)

樹木と構造物の「バトル」と共に

 

 ソメイヨシノや早咲きのサクラの時期は足早に過ぎ去ってしまいましたが、今回は4月中旬見頃を迎えたサクラの様子と、京都府立植物園の名誉園長にして京都府立大学客員教授の松谷茂氏が「バトル」と呼ぶ現象をご紹介します。

 

 遅咲きの桜は主に「八重」と呼ばれる花びらが沢山ついたサクラです。今回はその種類を特定する事はしませんが、ちょっとした発見を交えてご紹介したいと思います。

 

 サクラ以外にも様々に花が咲く春です。御池大橋右岸上流の植え込みの裏側を覗いてみました。お馴染みのハルジオンが白い花を咲かせていました。糸の様に細い花びらが特徴ですが、別名「貧乏草」とも呼ばれているそうです。人間の植物に対する命名は時に残酷ですね。

<植え込みの裏へ>                                 <ハルジオン>

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 みそそぎ川に向かって隠れるように白い“ボケ”が咲いていました。こちらもその発音だけ聞くと「えっ!」となりますが、木になる瓜「木瓜(もけ)」が転じて「ボケ」となったそうですが、転じ方が残酷ですね。

 

 

 

 多くの花言葉を持つそうですが、その由来は語り継がれていないようです。

 

「先駆者」「指導者」「平凡」「退屈」「早熟」「情熱」「魅感的な恋」「妖精の輝き」

さて、あなたならどの言葉をお選びになりますか?

<隠れる様に>                                      <ボケの花>

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 高瀬川と“みそそぎ川”の分岐点まで行くと、マガモとカルガモの交雑種が姿を見せました。綺麗な緑の頭を持つマガモの雄ですが、一緒に居たのは白っぽくなってしまっていました。

 

<みそそぎ川に流れ落ちる水>                         <こんなに違う交雑ガモ>

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 高級ホテルの前でサクラの花を見上げると、白でもなくピンクでもない花が咲いていました。近づいてみると、薄い緑か黄色かといった色合いです。これは見たことがあります。「ウコン(鬱金)」とか「ギョイコウ(御衣黃)」などの黄色いサクラではないでしょうか。

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 これまで5年間鴨川を歩き続けて見た黄色いサクラは、正面橋に2本、そして御薗橋に1本の3本だけでしたが、ここに4本目を発見です。

 

<黄色いサクラみ~つけた>

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 銅駝高校の前にも八重のピンクのサクラが咲いていました。

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 飛び石に座っておられた女性は、スマホで動画を撮影されていました。ご自分を撮影されているのか?風景を撮影されているのか?上半身を半回転しながら撮影されていました。

<飛び石に座って>                                  <動画撮り?>

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<左岸をぐるりと撮影>

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 みそそぎ川が暗渠から開渠に変わる場所に来ました。

 以前から「みそそぎ川」と表示されていましたが、石に彫ってあるだけでした。いつの頃からかその文字に茶色の着色がされて見やすくなっていました。

<みそそぎ川 暗渠から開渠へ>                      <この川は“みそそぎ川”>

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 上流に向かって歩いていると、例の「バトル」と遭遇です。バトルというのは、人間が造った構造物などの傍に植えられたり、自然に生えた樹木が成長するに従ってその構造物に何らかの影響を与える現象です。

 

 この場所のバトルは、コンクリート擁壁の傍で大きくなった樹木を支障となるため伐採したものと思われます。伐採されてもその切り株から無数の手を伸ばすように枝が伸びています。

<激しい「バトル」に遭遇>                              <崩れるコンクリート擁壁>

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 伐採しても根の勢いは弱まらず、ついにはコンクリート擁壁を破壊してしまったようです。隣にはまだ小さい切り株の根っこが寄り添うようにバトルしていました。

 

<助けを求めて手を伸ばすように>                      <大きくなる前に伐採>

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 構造物が先か、樹木が先かというケースもあります。伐採されずに残されている大木は、石積みと一体となっています。このケースはバトルしながらも構造物と同化している様にも見えます。

 

<石積みの下から幹>                   <石積みの上?>

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<上から下がってきています>             <芸術的な根の絡まり>

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 第230号でご紹介しました新たな公園整備箇所では、養生中の芝が緑色の葉を出して公園らしくなってきました。ここにも新たな木が植樹されました。いつの日か「バトル」が勃発するかもしれないと思いながら園路を進みました。

<どこまで大きくなるのでしょう>                           <いつかはバトル?>

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<緑に囲まれた園路>                               <その先には>

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 すると、ここにも八重のサクラが満開を迎えています。新しく植えたサクラにしては立派に咲いているなと感心しながらその足元を見ると、なにやら札がぶら下がっています。

 

<ピンクの八重ザクラ>                 <元気に咲いています>

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 そこには、「お知らせ」御薗橋改修工事に影響するため、当樹木をやむを得ず移植いたします。移植の時期は平成27年11月4日~6日を予定しています。

 

   と書かれていました。

<御薗橋から>                                      <新たな安住の地へ>

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   そうです。鴨川真発見記第212号でご紹介しました御薗橋拡幅工事により伐採された樹木とともに支障となる樹木のうちの一本でした。

 

 大きくなりすぎて移植が出来ない樹木は伐採となりましたが、移植が可能なものは一時的に疎開して鴨川のどこかに戻ってくる予定です。

 

 このサクラは御薗橋右岸下流に3本並んで咲いていた八重のサクラのうちの一本です。他の2本はまだ疎開先で預かられているようですが、そのうちの一本が先ほど「御薗橋の黄色いサクラ」とご紹介しました一本です。

 

 その2本も疎開先で満開を迎えている事でしょう。何はともあれこの一本は鴨川に新しい居場所を確保したようです。

<2015年御薗橋の八重ザクラ>                       <4月15日満開>

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 同じく第230号でご紹介しました、左岸で進められている護岸の災害復旧工事は、石積みが完成間近となっていました。

<進む災害復旧>                                   <積み上がる石積み>

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 先を急いで上流に向かいました。一本の木に濃いピンクと真っ白の花を咲かせる樹木(サクラなのかわかりません)を見たいと気がはやります。

 辿り着いてみると、花は残っているものの半分程度散ってしまっていました。少し残念ですが、また来年早めに見に来ることにしましよう。

<2016年4月13日 散りました>

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<2015年4月8日 満開時>

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 加茂街道沿いのサクラはのびのびと「バトル」すること無く成長しています。横を通る市バスと比較するとその大きさがわかります。太い幹の老化した部分にも、雨風から守られる様にその花が残されていました。

<加茂街道沿いのサクラの老木>           <守られる様に咲く花>

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   「自然との共生」という言葉はよく耳にしますが、共生がうまくいかない状況を作り出しているのが“人間”というのも事実です。植物にしても、将来どんな状況となるのかをよく考える必要があることを感じさせてくれる「バトル」です。

 

 松谷氏からこの言葉についてお話を伺ったのは、平成25年6月の事でした。以来そういった場面に遭遇すると、ここにも「バトル」発見とシャッターを押してきました。そんな中の数枚をここでご紹介したいと思います。

 

 護岸の石積みの隙間からも自然生えの樹木が根を張っています。そこから毎年新たな枝を伸ばしてきます。その新たな枝を草刈りの時に刈り取って、また生えての繰り返される「バトル」です。

<2014年5月15日>                 <2014年6月27日>

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   高野川沿いのお家のフェンスにも、「バトル」の跡が残されています。フェンス際で大きくなった樹木の枝がフェンスを体内に取り込んでしまったのでしょう。本体は伐採されましたが、フェンスを修繕すること無くその枝の一部を残す事となったようです。

<天狗のお面の様に>               <宙に浮くように>

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 電線に野鳥が止まっているのかと思いきや、ここにも「バトル」の跡がありました。先ほどのフェンスと同様に体内に取り込んだ電線部分だけ残されていました。

<野鳥じゃないよ>

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 最後にご紹介するのは、根っこのバトルです。石積みなどで行く手を阻まれた根が座り込みをする様に「バトル」していました。

 

<狭いところに座り込み>                <根の行く手は阻まれる>

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 街路樹や自然生えの樹木など、街中のいたる所で「バトル」を目にします。

 このバトルを見て皆さんは何を感じますか?

 松谷氏からは、「生き抜く」凄まじい力を見た気がするし、「そう簡単にくたばったらアカンで」の声が聞こえた!のメッセージを頂きました。

 皆さんも少し気にして「バトル」探しをしてみませんか。

 

 平成28年4月14日 (京都土木事務所Y)

 

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