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鴨川真発見記

 

 

梅雨の晴れ間に見た光景(第242号)

あてもなく鴨川を感じる一人旅

 

 気象庁は6月4日に近畿地方が梅雨入りしたと思われると発表しました。

 すっきりしない空模様ですが、晴れた日には鴨川でどんな光景に出会えるか、楽しみになってきます。

 

 前回の第241号では、五月晴れの鴨川をご紹介しましたが、今回は梅雨の晴れ間にあてもなく鴨川沿いをぐるりと回って色んなネタを拾ってきましたので、その様子をご紹介したいと思います。

 

 高野川沿いに下流に向かっていくと、今回もヘビが姿を見せてくれました。前回は川の中を起用に泳いでいましたが、今回は川の中州でクネクネと体をくねらせながら日向ぼっこのようです。

 

<この日のお出迎えは>                                   <ヘビでした>

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 丸太町橋下流左岸の落差工には、今年もアユの遡上を手助けするため、仮魚道が設置されています。少し前に、仮魚道を設置されている「京の川の恵みを生かす会」の関係者の方から、アユがたくさん跳ね上がっていたとの情報を頂いていました。(ただし、天然アユの遡上には時期が早く、おそらく放流したアユとの事です)

 

<丸太町橋下流左岸>                                <この中をアユが遡上>

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 今日はどうかな?と近くに行ってみましたが、この日はアユを含めて魚の姿を見る事はできませんでした。近くを散策されていたご婦人に「それで魚が遡上できるの?」と尋ねられましたので「たくさん遡上したそうですよ」と答えておきました。

<魚の姿は見えませんでした>

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 三条大橋にやってきました。橋脚に留まっていた“アオサギ”が「これ見て!」とばかりにポーズをとっています。片足を上げて、懐にしまうでもなく片足立ちです。それでは、とアオサギの足をアップでパチリ。

 鳥の専門家の方にアオサギの足についての不思議の話を聞いた覚えがあるのですが、ハッキリと思い出せません。また聞いてご紹介したいと思います。

<三条大橋>                         <アオサギ>

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<アオサギの足 何かをつかむ?>                       <平坦面に接地時>

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 ところで、よく質問されるのがアオサギは青くないのに何故「アオサギ」と名がついたのかというものです。先日も知り合いの小学生から同じ質問を受けました。「う~ん 何故だろうね」と答えましたが、私も知りたい疑問です。

 そこで、ネットの情報をヒントに謎解きに挑戦しました。広辞苑の「あお【青】」の説明の前文には(一説に、古代日本語では、固有の色名としては、アカ・クロ・シロ・アオがあるのみで、それは明・暗・顕・漠を原義とするという。本来は灰色がかった白色をいうらしい)とあります。

 古代の頃にこの「サギ」を見た人にとっては、原義の「漠」漠然とした色、灰色がかった白、まさにアオの色をしたサギとして、アオサギと呼ばれたのではないでしょうか?

 

 水面から顔を出しているブロックの上で甲羅干ししているのは、スッポンです。鴨川でスッポンを目にする事はしばしばありますが、こんなに堂々と甲羅干ししている姿は初めてみました。

<ブロックの上に>                                          <甲羅干しするスッポン発見>

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 高水敷では、踊りの振りの確認でしょうか?両手を上げ下げしながら、動画を撮っておられるようです。

 

<何のジャンルの踊りでしょうか?>

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 その傍らでは、手元で操作するシャッターで自撮りの女性もおられます。カメラを覗いて位置を確認しながらシャッターを切っておられました。

<鴨川をバックに色んなポーズ>

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 浴衣の女性二人組は、手提げ袋を三脚代わりに記念撮影の準備をされていました。鴨川四条大橋の下、芝生の上で浴衣で記念撮影。ひとけも少なく絵になる記念撮影ですね。

<四条大橋上流左岸から右岸を望む>

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<写真撮るよ>                                         <チョット待ってね>

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 四条大橋の下流では、最近姿を見なかった“ゴイサギ”も姿を見せてくれました。野鳥図鑑などを読むと、解説には「夜行性で昼間は林でじっとしていて夕方から餌を捕る」とありますが、鴨川では昼間でも姿を現して「コサギ」と猟場争いを姿も見る事があります。

 

<四条大橋下流左岸から右岸を望む>                     <白い冠羽が鮮やかなゴイサギ>

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 荒神橋下流まで戻ってきました。ここにも仮魚道が設置されています。昨年は仮魚道を上る小魚を目当てに“サギ”の類がいましたが、この日はその姿はありませんでした。

<荒神橋下流右岸の仮魚道>

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 北大路橋下流では、二人の女性が木陰のベンチで楽器の演奏をされていました。お一人の楽器は多くの人が認識できる“バイオリン”そしてもうお一人が手にされているのは、見たことの無い楽器でした。

<北大路橋下流右岸でお会いしたお二人の女性>

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 一曲演奏が終わって、お声をかけさせて頂きました。その見たことの無い楽器の名前を教えてもらいましたが、忘れてしまいました。ネットで検索してみると「カンテレ?」では無いかと思われます。

<その楽器の名は?>                                 <バイオリンとの共演>

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 たくさんの弦が張られていて、その弦を両手で響かせる弦楽器ですが、その楽器単体でメロディーを奏でるのではなく、何かの楽器に合わせてその音色を響かせるそうです。

 

 再度一曲演奏を聴かせて頂きました。普段イメージするバイオリンの音色とは違い、低音でゆったりとした音色に涼やかな「カンテレ?」の響きがあいまって、とても“和”を感じる一曲でした。

<鴨川に響く“和”テイストな音色>                            <ゆったりとした時間>

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<専用の楽器ケーズも>

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 北大路橋を渡り、左岸上流には最近リニューアルされた「鴨川で観察できる野鳥」の看板を見る事ができます。日焼けして色あせたイラストの看板から、野鳥を写真で紹介する看板となりました。

<鴨川で観察できる野鳥>                                  <見つけてみてください>

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 皆さんも、鴨川でこんな鳥を見つけて名前を覚えてみてはいかがでしょう。リニューアル版では、日本語表記に加えて、英語・中国語・韓国語での表記も追加しました。お知り合いの外国人の方にもご紹介頂きたいと思います。

 

 こうして、梅雨の晴れ間の1日を堪能する事が出来ました。あなたも様々な出会いを探しに鴨川へ出向いてみませんか。

 

                                                     (京都土木事務所Y)

 

 

五月晴れ続く鴨川で過ごすひととき(第241号)

命ある動植物と共にエトセトラ

 

 「五月晴」を広辞苑で調べると、「①さみだれの晴れ間。梅雨の晴れ間。②五月の空の晴れわたること。またその晴れわたった空。」とあります。

 

 2016年の5月は、17日から一週間②の五月晴が続きました。鴨川の大きな魅力の一つ空の広さが一段と際立つ一週間でした。今回はそんな五月晴れの鴨川で過ごすひとときをご紹介したいと思います。

 

 5月21日(土)鴨川では、「トベラ」の花が順次満開を迎えています。傍に近づくとなんともいえない「芳香」が香り立ちます。花の時期は短いですが、是非一度トベラを見つけて香りをお楽しみください。

<芳香を放つ“トベラ”>                                        <葵橋から出雲路橋間 満開>

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<出雲路橋上流>                                        <こちらは三部咲き>

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 鴨川の中流部でも特に広く空を見渡せるのが、高野川との合流部出町です。飛び石では、足をその流れに浸す人の姿があります。

<出町の飛び石>                                          <五月晴>

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 しばらくベンチに腰をおろしていると、賀茂大橋の上を屋根がオープンとなった観光バスが通り過ぎました。観光客の皆さんも京都の五月晴れを楽しんでおられるようです。

<開放的な観光バス>

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 以前にもご紹介しましたが、鴨川のゴミ箱はふた付きのものが増えてきました。これで、カラスやトビがゴミを散らかす事を防ぐ事ができます。座るところが木製のベンチもリニューアルされて気持ちよく利用できます。

 

<専用のふた付きゴミ箱>

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<蓋は清掃委託業者クリエイティブの清掃員さんの手作り。※企業努力です。>

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 川の中の中州では、お父さんと息子さんでしょうか、石を並べて遊んでおられます。夢中になっているのはお父さんの方のようですね。

<父子で川遊び?>                                        <夢中なのはお父さん?>

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 荒神橋の飛び石でも涼しげに流れる水際で記念撮影する女子の姿も見られます。対岸からは、トロンボーンのパート練習の音色が聞こえてきます。少し離れたところから、ハーモニーをチェックするのは先輩でしょうか。

 

<五月晴の空の下>                                        <記念撮影>

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<トロンボーン パート練習>                                   <音のチェックは先輩?>

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 翌5月22日(日)も見事な五月晴れです。姪とその娘(3歳)と鴨川で遊ぶ約束をしていましたが、娘の発熱でキャンセルとなりましたが、足は鴨川へと向かいます。

 

 

 いつものように高野川の松ヶ崎橋から川沿いに出町へ向いました。足元には“ニワゼキショウ”が群生しています。紫色の花びらの中心部は鮮やかな黄色で目を楽しませてくれます。

<ニワゼキショウ>                                               <花の中心は黄色>

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 馬橋のたもとでは、桑の木がその実を順次濃い紫色に熟していきます。そこへスズメがやってきて、よく熟した実を選んで収穫していました。

<桑の木にスズメ>                                            <よく熟した実を選んで>

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 またまた足元に目を戻すと、ナワシロイチゴが小さな花を咲かせています。もうしばらくすると赤い実が実ります。

 

 

<ナワシロイチゴの花>                                    <実をつける準備も進んでいます>

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 川の中に水際に降り立ったのはキジバトです。水際で涼んでいるようにも見えます。少年2人組も川に溜まった砂で遊んでいます。水遊びの後は綺麗に手を洗ってから食事をしてくださいね。

<水際に降り立ったキジバト>                                   <涼んでいるのでしょうか?>

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<落差工の下に溜まった砂で>                                 <楽しそうに遊ぶ少年2人>

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 チョウチョもレッドクローバーの花にとまってお食事中です。

<チョウチョもお食事中>

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 植物の若葉が赤く出る種類のものも多いようです。こちらの蔓草も小さなピンクの葉が印象的です。

<蔓草の若葉は>                                            <ピンク色>

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 川の中の丸々と太った鯉に見とれていると、その横を上流に向かって泳ぐニョロニョロの姿が通り過ぎました。ぺろぺろと舌を出し入れしながらヘビが器用に泳いでいきました。

<丸々と太った鯉>

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<ニョロニョロと泳ぐヘビ>                                        <舌をぺろり>

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 出町に到着すると、五月晴れの空の下スケッチする方の姿もあります。鉛筆で描かれたスケッチに、どんな色彩が乗せられるのでしょうか。

<スケッチを楽しむ人々>

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 姪とその娘との鴨川遊びは延期となりましたが、五月晴れの下で憩う母子の姿を拝見する事ができました。

<出町で憩う親子>

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 また今度、姪の娘ちゃんと遊ぶ日を楽しみにしながら鴨川を後にしました。

 

 

(京都土木事務所Y)

【追伸】

 鴨川真発見記第238号では、「御所南小学校の児童が“ゆるキャラ”とゴミ拾い」と題しまして、鴨川子ども会議での提案を実現した鴨川でのゴミ拾いの様子をご紹介しました。

 

 実際にゴミ拾いを体験した児童から感想が寄せられましたので、ここでご紹介したいと思います。五月晴の鴨川もゴミがあっては台無しです。ボランティアとしてゴミを拾ってくれた児童の率直な感想は大人にも通じるものがあります。

 

1 女児

 かも川のゴミ拾いに行って、思っていた以上にゴミが落ちていたのでびっくりしました。とくにたばこのかすがとても多くてびっくりしました。くつやマスコットも落ちていたので、もったいなかったです。ゴミ拾いをしているうちにとても楽しくなりました。またゴミ拾いを出来るときがあればゴミ拾いをしたいです。

 

2 女児

 はじめてかも川のそうじをしてたのしかったです。またらい年もかも川のそうじをしたいです。かも川にごみをおとしたくないです。らい年もゴミ拾いをするときは、金よう日よりもたくさんひろいたいです。

3 男児

 僕は、鴨川をそうじして川ぞいなどが少しずつきれいになっていくのがいいなあと思いました。ゴミ拾いだと楽しくなさそうだけれども、やってみるとどれだけ拾えるか競争的にできたのがよかったです。このような活動をすることで、ゴミを捨てにくくなるし、ゴミを拾おうと多くの人が思えると思います。

 

4 男児

 かも川にいろんなゴミがおちていてびっくりしました。たとえば「スリッパ」「さかな、トンビのしたい」がおちていました。ゴミブクロがいっぱいになってあながあきました。

 

5 女児

 最初は、できるかなと少し思っていたけれど、やってみたらすごく楽しかったです。とくに川の「よりす」「なかす」に初めて行けてとても楽しかったです。そして、ごみひろいは、かも川にどんなしゅるいのごみがあるのかもよくわかりました。なので、ごみひろいをしてとても楽しかったです。本当にきかくしてもらいありがとうございました。

 

 感想に共通するのは、ゴミ拾いをして楽しかったというものです。これは大人にも共通するもので、川をきれいにして心が晴れるのでしょう。大人のあなたも一度鴨川でゴミ拾いのボランティアに参加してみませんか。

 

                                                      (京都土木事務所Y)

 

 

 

 

鴨川に集う人を定点観測する番組(第240号)

鴨川真発見記が取材現場を取材

 

 日本放送協会(以下NHK)から鴨川・高野川合流点での撮影許可申請がありました。今回制作される番組は「ドキュメント72時間」総合テレビでお馴染みの方も多い番組のようです。私は知りませんでしたが・・・。

 

 番組企画書には、「毎回、ひとつの現場にカメラをすえて、そこで起きる様々な人たちの人生を72時間(3日間)にわたって定点観測するドキュメンタリー番組です。都会や地方の様々な現場から“今”をみつめます。」とありました。

<鴨川・高野川の合流点>

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 鴨川真発見記でもこれまで鴨川で過ごす様々な方にお話を伺ってご紹介してきましたが、お話がその人の人生に深く及ぶ事はありませんでした。

 そこで、鴨川で過ごす方の口からどの様な人生が語られるのか、非常に興味が沸きましたので、72時間深夜までご一緒出来ませんが、そのうち昼間の2時間程度密着させて頂きましたので、ご紹介したいと思います。

 取材させて頂いた前日の夕刻、出町を通りかかるとカメラさんと音声さんの姿が見えました。3人一組(カメラさん・音声さん・ディレクターさん)2班体制で24時間、いや72時間の取材です。

<飛び石を渡るスタッフさん>                               <こちらも取材されたのかな>

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<カメラの先には>                                       <一人座る女性の姿>

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 翌日の昼間にお邪魔する事にして、ひとまず帰路につきました。高野川沿いを遡っていくと、コチドリが姿を見せてくれました。前号でご紹介しました中州の上ではなく、川の水の中にいましたので、すぐにその存在に気がつきました。

 

 足を水に浸けて、時折くちばしも水の中に入れています。「餌を食べているのか水を飲んでいるのか」あまり見たことのない行動でした。

<コチドリ発見>

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<水に足を浸けて>                                     <水飲み?>

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<餌取り?>                                          <砂地へ>

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 そのまま上流へ向かうと、今度は人が水に足をつけて遊んでいます。水に入るつもりで来たわけでは無いのに、衣服が濡れてでも入りたくなる衝動が走ったのでしょうか。やはり水は人を誘うようです。

<水遊びする人発見>

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<気持ちよさそうに寝る人も>                               <短パンの裾をまくり上げて>

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 一夜明けて翌日再び合流点へ向かいました。到着すると前日に見かけた辺りで取材されていました。夜の班と交代したばかりで“これから”というタイミングでした。

<晴天の出町>                                             <取材クルーの方発見>

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 撮影クルーの皆さんにご挨拶して、同行させて頂きました。最初に取材された方は、その日芝居のオーディションを受けるという男性です。前日も同じ場所で台詞の練習をされていて、その様子も取材されていたようです。

 

 いよいよ本番当日、広々とした鴨川を眺めながら最後の仕上げに励んでおられました。その結果が気になるところですが、鴨川からパワーを吸収して緊張もほぐれた事と思います。

<芝居のオーディション当日の男性>                           <前日も同じ所で練習されたそうです>

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<お隣の2人は他人です>                                  <健闘を祈ります 果たして結果は>

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 次の取材相手は、木陰ではなく日当たり良好なベンチで日傘を差して読書をする女性です。大阪から京都の大学に進学して現在は京都に下宿して3年目の女子大生です。

 

<日傘を差して読書中 お邪魔します>

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 高校時代は植物を育てる部活動をされていたそうです。読書をされている隣には偶然にも苗を売る店がありました。

<大阪から京都の大学へ>                                 <京都市内で下宿中>

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 京都は大阪よりも落ち着いた感じで暮らしやすいとの事です。白いフリルのついた日傘を差して読書する姿は「優雅」なものです。日常でも友人から「優雅だね」と言われるそうで、ご自身も「優雅ぶっています」と楽しんでおられました。

<どうぞ読書を続けてください>                                <優雅に読書>

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 同行取材の最後にご紹介するのは、大阪の写真専門学校でアルバイトをしながら学ぶ女性です。東北の地元でお仕事をされていましたが、人に感動を残す写真の魅力に目覚め、仕事を辞めて大阪へ。同じタイミングで妹も大阪へ姉妹で移り住んでおられます。

<今日は何をされているのですか?>

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 この日は、京都の鴨川で写真の練習をするため、お友達にモデルになってもらって起こしになりました。取材クルーのカメラマンさんも彼女が使用しているカメラやレンズに興味津々のようでした。

 

<私は写真家のタマゴ こちらはミュージシャン>

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<写真撮影風景を収録中を撮影>                           <ミュージシャン今日はモデル役>

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<ポーズを決めて>                                       <飛び石は絶好のロケーション>

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<ミュージシャンのお話も>                                   <人生いろいろです>

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 NHKさんの取材の後で皆さんに名刺を手渡し、「鴨川真発見記」での紹介を承諾して頂きました。

 72時間で多くの方を取材されていますので、オンエアにこの方々の人生が流れるかは不明ですが、鴨川で憩う方の人生の一端を垣間見る事ができました。

 

 NHKの取材クルーの皆さんお邪魔いたしました。

 

 それから数日後、鴨川沿いにある府立施設の建物の高い所から鴨川を撮影する機会を得ました。72時間定点観測された「鴨川デルタ」と呼ばれる鴨川・高野川の合流点も一望できます。

<鴨川・高野川合流点方面>                                 <合流点 バックに五山「妙」の山>

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 なんといっても凄いのは、北山から東山三十六峰が鴨川と共に綺麗に見渡せる眺望です。川の中ではフライフィッシングの練習でしょうか? 何度も竿を振り出しては、ラインの操作を繰り返しておられます。

 

<絶景かな!絶景かな!>

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<川の中に人影が>

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<竿を振り出して>                                               <ラインを引き戻す>

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 数日前の取材同行を思い出して、お話を聞いてみたいと思いましたが、それは叶いません。

 

 ※この建物からの眺望につきましては、昭和47年の航空写真を使った「タイムスリップストリートビュー」シリーズで後日詳しくご紹介したいと思います。

 

 私が、鴨川で初対面の方にいきなり人生を聞く事はできませんが、今回の同行取材を経験して、「鴨川真発見記」を通じて親しくなった方の人生のお話に一歩踏み込んで触れてみたいと感じました。

                                                                                                                                    (京都土木事務所Y)

 

 

 

2016ゴールデンウイーク“その2”(第239号)

春の鴨川源流域雲ヶ畑 そして最終日を迎える

 

 5月5日(木)こどもの日は、鴨川源流雲ヶ畑足谷の自然観察会に参加しました。主催の「雲ヶ畑足谷人と自然の会」のメンバーさんのガイドで自然観察をしようと集まった参加者は約50名、4班に分かれて順次出発です。

<岩屋橋をあとに出発>

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 春の陽気の中をゆっくりとした足取りで足谷「癒やしの森」を目指します。春花開く植物を眺めながら心地よい風を感じます。

<シャガ>                                               <ラショウモンカズラ>

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 今回も沢山の種類の植物の花を解説して頂きましたが、右から左へ抜けて行きましたので、印象に残った「アケビ」の花をご紹介したいと思います。

 

 アケビの花は雌花と雄花が連なって咲きます。普通のアケビは葉が5枚で花の色は白、葉が三枚の“ミツバアケビ”の花の色は濃い紫色です。

 

 田舎育ちの私ですが、アケビに種類があることなど知る由も無く、ただただ甘い果実をすすっていた事を思い出します。また一つ勉強になりました。

<アケビの花>                                          <ミツバアケビの花>

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 足谷自然と人の会の皆さんが、保全活動に取り組んでおられる「ヤマシャクヤク」の説明を受けましたが、残念ながら花は散ってしまっていました。今年は相対的に花の開花が早かったようです。

 せっかくですので、手元にある「ヤマシャクヤク」の写真を皆さんにご紹介したいと思います。解説文章は京都府レッドデータブック2015から引用させて頂きます。

 

種子植物 ボタン科 ヤマシャクヤク 絶滅危惧種 新規

山の木陰にはえる多年草。ベニバナヤマシャクヤクとくらべて、茎はやや低く高さ40~70cm、花期は5月。花柱は2~4本で、柱頭の先端はうず状に巻かない。また、地上茎はベニバナヤマシャクヤクが一つの株から複数出ることがあるのに対し本種はふつう1本しか出ない。

(京都府レッドデータブック2015より)

<京都府絶滅危惧種 ヤマシャクヤク>

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 癒やしの森に到着すると、山主の島岡氏から林業の盛衰と現状のお話を伺ってお昼休みとなりました。

<山主の島岡氏のお話>                                 <お話に聞き入る参加者>

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 その後、癒やしの森の奥にある自然の舞台で演奏会が開催されました。ギター、ケーナ(手作り)の優しい音色が森の中に響きます。中盤では、懐かしの曲を歌声喫茶の様に参加者と一緒に歌いました。そろそろ予定の時間が近づいてラスト曲が奏でられました。

 

<森の演奏会へ>                                          <小川を挟んだ自然の会場>

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<ケーナ コンドルは飛んでいく>                               <皆さんご一緒に>

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 その2日後、5月7日(土)は再び雲ヶ畑へと向かいました。鴨川真発見記第217号では「鷹の水羽着」を探し求めて桟敷が岳をさまよった様子をご紹介しました。

 

 その際には「ここが桟敷の源流」と山主さんの間で引き継がれてきた場所には時間切れで辿り着く事が出来ませんでした。今回はそのリベンジです。

 地元山主の久保さんから次の世代に引き継がれます。その引き継ぎに同行する事が許されましたので、またまた雲ヶ畑に行ってまいりました。

 

 出迎えて頂いた地元の方には、「雲ヶ畑に住んだ方がいいくらいやね」と言われてしまいました。

 2日前に登った足谷を横目に車が入れる限界の場所まで移動していよいよ、「ここが桟敷の源流」を目指します。

 

<「ここが源流」を目指して>

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 薪炭を運んだ「牛馬道」跡の石積みを確認しながら上流へ向かいます。このまま真っ直ぐ流れを辿ると、前回「ここが桟敷の源流」と間違えた場所に行き着いてしまいますので、途中の合流部で左の沢へと足を進めました。

<石積みで築かれた道>                                  <ここを牛馬が往来していました>

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 杉の切り株に目をやると、切り口のみに絨毯の様にびっしりと苔が生え、細い触手の様なものが伸びていました。

 

<人が細工したかのよう>                                      <触手の様に>

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 先に進むと、水たまりの中に一行のお一人が何かを見つけました。ぶよぶよとした袋状のものです。「カエルのタマゴではないようだし。何だろう?」ということでカメラに収めておきました。

 後日、知り合いの方を通じて京都水族館の方に“同定”して頂くと、「ヒダサンショウウオ」のタマゴと判明しました。一般的には、下に水がある岩の下側に貼り付ける様に産み付けるそうですが、沢の流れに流されたのではないかとの事でした。

 

 手元に親の「ヒダサンショウウオ」の写真はありませんが、大きくならない可愛い両生類ですのでネット検索でご確認ください。

 

<沢の途中>                                                 <水たまりの中に>

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<何でしょう?>                                               <ヒダサンショウウオのタマゴでした>

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 前日は雨が降っていましたので、水の湧き出方が普段と違うのかもしれません。ここより上には水は確認出来ないだろう、「ここが源流」と写真を撮っていると、先に進んだ方から「おーいもっと上にも水が流れているぞ!」と声が掛かります。

<ここが源流か>                                             <いやいや まだまだ>

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<ここかも>                                                    <いやいや ここでした>

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 そんな事を幾度か繰り返し、すこし上流を確認して「もう空が見えてきたので今日の源流はここで決まり」となりました。

 というわけで「ここが源流」はその日の状況によって変わるようです。点で源流の位置を示すのは難しい事と知りました。

 

<写真中央あたりにしみ出る水が今日の「ここが源流」>

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 引き返す途中で振り返り、小さく流れ落ちる水を見て「”ここが源流”のイメージはこっちの方が絵になるね」と勝手な事を言いながら「桟敷が岳の源流」を後にしました。“もののけ”の世界観を感じながら。

 

<思い描いていた源流のイメージ>

 

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 ゴールデンウイーク最終日となった5月8日は、街中の鴨川をのんびり散策で締めくくりです。

 

 

 親ガモの後ろから少し大きくなったヒナガモが、翼も育ってバシャバシャと水浴びが出来るようになっています。

<まだまだ親ガモと一緒>                                       <でも水浴びが出来るように>

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 木陰に腰をおろして“ほっこり”していると、スズメが数羽近寄ってきました。その中の一羽は動き回らず何かを待っています。すると別の一羽が近寄ってきて、口を開けてまっているその口に餌を口移ししました。

<木陰でひと休み>

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<座って待っていると>                                           <餌が届けられます>

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 よく見ると、開いたくちばしの回りが黄色です。まだ親離れ前の子どもが親から餌をもらっていました。「くちばしが黄色いなんとかが」なんて言葉がありますね。

 

 この言葉を広辞苑で調べると、「(鳥類の雛のくちばしが黄色いことから)年が若くて未熟な事をあざけっていう語」とあります。

 

 目の前にその「黄色いくちばし」がありました。

<くちばしの黄色い>                                           <半人前>

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 「そろそろゴールデンウイークの鴨川もクライマックス」と、鴨川沿い北上していくと、中州を見つめて大きなカメラのシャッターを切る方の姿が目に入りました。

 

 「なにかいますか?」とお声を掛けると、鴨川真発見記第194号と198号でイカルチドリ・コチドリのレポート及び写真をご提供頂いた三宅氏でした。

 

 今まさにコチドリが子育てをしている最中でした。目を凝らしても見つけにくいコチドリですが、しばらく見つめていると親鳥とヒナが動きました。

<どこにいるのかわかりますか 親鳥>

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<ヒナもどこにいるでしょう>

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 カラスが少し離れた所に降り立つと、親鳥がカラスの目を引きつけに急行しました。鴨川真発見記194号・198号でご紹介しました「あなたの知らない、私も知らないコチドリの子育ての世界」が目の前で繰り広げられていました。

 

 ゴールデンウイークの締めくくりは、野鳥たちのそれぞれの子育ての世界を堪能して幕を閉じました。まだまだ奥の深い鴨川を感じながら今回の記事を終えたいと思います。

 

(京都土木事務所Y)

 

 

2016ゴールデンウイーク“その1”(第238号)

御所南小学校の児童が“ゆるキャラ”とゴミ拾い

 

 御所南小学校では、毎年4年生の児童が総合的な学習の時間に「私たちの鴨川」と題して鴨川をより良くするための提案を考えておられます。

 

 平成27年度もその学習のお手伝いで出前講座に出かけました。その後、公益財団法人日本鳥類保護連盟京都事務局長中村桂子氏の呼びかけで、「鴨川子ども会議」が開催されました。

<鴨川子ども会議 平成27年12月16日開催 於:御所南小学校>

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 初の試みとなった「鴨川子ども会議」の様子は鴨川真発見記第229号で詳しくご紹介しています。

 

 

 会議では、児童が鴨川をよくするためにどうしたら良いかを提案してくれました。過去5年連続して出前講座でたくさんの児童の提案を拝見してきましたが、中でも関心の高かったのがゴミの問題です。

 「鴨川子ども会議」でもゴミ拾いをするという提案がありましたが、実際に鴨川でゴミ拾いを経験した事のある児童は少数でした。

 そこで、再び中村氏の発案で、「一緒にゴミ拾いをする“ゆるキャラ”を作る」という提案を実現しようという事になりました。

 

<提案 一緒にゴミ拾いをする“ゆるキャラ”を作る>

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 そしてゴールデンウイーク初日4月29日(金)昭和の日ゴミ拾い当日となりました。私もその様子を取材に集合場所へと高野川沿いを歩いていると、三羽のカモのオスの頭並んで緑色に光っていました。

 

<緑の頭が光るカモオス三羽>                            <高野橋の下までご一緒>

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 カモが泳ぐ方向と私の進む方向が同じだったので、並んで進んでいくと高野橋の下まできました。その場所の川の中に細長い白いものが沈んでいます。それはうどんのようです。

 

 三羽のカモは、食べるものと判断したようですが、ツルツルとすする事は出来ません。くちばしで細かくちぎって飲み込んでいました。その光景を見て「ある意味これもゴミ掃除なのかな」と思いながらその場を後にして会場へ向かいました。

<うどん発見>                                          <ちぎって水と一緒に飲み込む>

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 カラスとトビの“ねぐら”のある糺ノ森近く“出町”で空を仰ぐと、今日もカラスがトビにちょっかいを出しています。トビは軽くいなしていますが、カラスはしつこく付きまといます。

 

<ぴーひょろろろ>                                        <かーかー>

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 4月の終わりにもサクラは咲いていますし、ハリエンジュの白い花も垂れ下がっています。自然観察をしながらの道行きは楽しいものです。

<4月29日 まだサクラ咲く>                                <ハリエンジュ>

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 そうこうするうちに集合場所の丸太町橋西詰め下流到着です。参加呼びかけに応えてくれた児童の保護者や兄弟姉妹が総勢36名が集合しました。「子ども会議」開催当時4年生だった児童はもう5年生です。

<丸太町橋>                                            <西詰め下流>

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<参加者が集まってきました>                            <私もカエルになってみた>

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 オリジナルの“ゆるキャラ”を作ることまでは実現しませんでしたが、「カエル」の着ぐるみが登場して「ゆるキャラ」のかわりにゴミを拾う事になりました。

「ゴミは持ちカエル」とでもしておきましょう。

<カエルくん登場>

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 提案のイラストには、空き缶の形をした「ゆるキャラ」が描かれていて、「頭に空いた穴に拾ったゴミを入れる事が出来ると“いいね”」の中村氏のコメントもありましたが、背中にゴミ入れのかごを背負っての参加となりました。

 

<かご装着>                                             <はい 手を上げていて>

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<集合時間となりました>                                    <それでは始めましょう>

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 保護者の皆さんが見守る中、児童達は寄り州へ降りて草をかき分けてゴミを拾っていきます。中には、長靴に水が入るのも気にせずに、ザブザブ川の中を進む児童の姿も見られました。

<寄り州に降りましょう>                                    <急勾配を慎重に>

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<護岸の階段から安全に>               <川の中をザブザブと>

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 参加してくれた御所南小学校の児童は、おそろいの御所南デザインの帽子をかぶり、さっそうと拾い上げていきます。仲良く兄弟で参加の児童も、お友達同士も助け合ってのゴミ拾いです。

<青い帽子はおそろいの>                              <御所南デザイン>

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<お父さんが袋を持って>                                  <お母さんも袋を持って>

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<私が袋を持って 僕は二刀流>                        <ゴミは私が受け取るわ>

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<弟はどこ? あそこ>                                   <仲良し兄弟 ゴミ拾いも一緒>

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 カエルくんの背中のかごに拾ったゴミを入れてくれる参加者もあり、楽しくゴミ拾い出来ました。カエルくんもしゃがんでゴミを受け入れていました。

<ゴミ拾ったよ>                                           <ゴミ入れるよ>

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<カエルくんも無事飛び石渡れた>                        <いよいよクライマックス>

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<そろそろ集積場所へ>                                  <こんなにゴミを拾いました>

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 鴨川では、若者からご高齢の方まで多くの方がボランティアとしてゴミを拾って頂いています。彼らの今回の経験は、今後の河川美化活動につながる事と思います。美しい鴨川を未来へ。

(京都土木事務所Y)

 

 

2016新緑に包まれる鴨川に集う(第237号)

人も野鳥もそれぞれの営み

 

 冬鳥のカモ類たちが北方へ飛び去り始め、鴨川の中も少し寂しい感じがしますが、新緑が目にまぶしい季節となりました。

 鴨川でも“ツバメ”が飛来して飛び回っています。毎年子育ての姿を見る事が出来る鴨川の傍のお店の軒先でツバメの姿を間近に見る事ができます。

 巣から燕尾が見えていたので、入居したのを確認していると、もう一羽が帰ってきました。何枚か写真を撮っていると、目が合いました。次の瞬間首をかしげていました。

<ツバメの尾羽 燕尾>

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<目が合うと>                                       <首をかしげて>

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 少し休憩して、鴨川へ餌を求めて飛び去りました。

 

<新緑の鴨川へ>                                  <飛び去りました>

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 高野川では、八重の桜が盛りを迎えました。近くの工芸繊維大学の学生さんが“ウクレレ”と“フォークギター”の伴奏で歌の練習をされていましたので、お声を掛けて一曲披露して頂きました。

 

 曲によってギターの弾き手を交代されていました。彼らも将来有名になったら、「高野川の桜の下で練習していました」なんてコメントするのでしょうか。

<高野川沿いの八重ザクラ>                           <サクラの下で>

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<“ギター”と“ウクレレ”の伴奏>                         <弾き手交代>

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 ピンク色の八重の桜は、いつ見ても桜餅を連想します。丸くたわわな花に葉が添えられた様子がとても美味しそうです。

<桜餅の様な八重のサクラ>

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 川の中では、靴を脱いだ短パン姿の女の子が足を水につけながら、元気に歓声を上げていました。

<川の中に歓声>                                 <靴を脱いで>

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 松ヶ崎橋から川の中を覗くと、一時期よりは数は減りましたが、特定外来種の“ヌートリア”の姿がありました。京都府自然環境保全課からの依頼で「餌やりをしないで」という呼びかけの巡視が「公益財団法人日本鳥類保護連盟京都」の皆さんによって行われています。

 

 

 高野川はそのコースに入っていませんが、餌やりをすると、爆発的に増えてしまいますので、皆さんも餌やりはしないようにお願いいたします。

<松ヶ崎橋>                                         <ヌートリア>

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 また別の日、鴨川へと向かうとスロープの端に“ドバト”の遺骸がありました。カラスか何かに襲われたのでしょうか。散らばった羽毛を拾いにやって来たのは数羽の“スズメ”でした。

 

 一度に沢山の羽毛をくわえようとしています。口いっぱいにほおばって、子育てをする巣作りに使うのでしょう。死しても何かのためになる。そんな自然界の営みを目の当たりにしました。

 さぞかし暖かいねぐらが出来る事でしょう。

<スロープ沿いに>                                   <“ドバト”の遺骸>

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<そこへ“スズメ”がやって来て>                         <一枚一枚拾って>

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<束ねていきます>                                   <頭が隠れるほどに>

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 流れの緩やかな川の中では、マガモのオスとメスがぽかりと浮かんでいます。その周りには小さな“ヒナ”が7羽思い思いに遊んでいました。

<広い空間にマガモの“オス・メス”ペア>

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 カルガモのメスがヒナを率いている姿はよく目にしますが、マガモのオスとメスがヒナを見守っている姿には初めて遭遇しました。

 

 外見からするとマガモとカルガモの交雑した個体では無いように見えます。交雑でないマガモが鴨川で繁殖している様です。

<マガモのオスとメス>                                 <交雑はしていないように見えます>

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<母ガモに寄ったり>                                  <離れたり>

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 広い空間をこのマガモ一家が独占している間をカワウが中央突破していきます。近くの中州では、オスのマガモが2羽、番をしているように座り込んでいました。

 

<カワウが中央突破>                                   <じっと座り込む2羽のマガモ(オス)>

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 しばらく一家水入らずの時間を過ごすと、お父さんガモが中州の2羽に近づいて行きます。何かの合図なのかひと鳴きすると、2羽のオスガモが腰を上げました。

 

<2羽に向かってひと鳴き>     <2羽が続きます>

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 2羽のオスガモが川の中に入ると、一家は川岸へ寄って独占していた空間を譲ったように見えました。カモも譲り合っているのでしょうか。

 

<空間を譲るマガモの一家>

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 その下流には、メスだけがヒナを率いている姿も見る事ができました。

<橋の下>                                         <9羽のヒナを引き連れて>

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 そんなマガモの親子を見ていると、お姉ちゃんと弟の二人も礫川原となった寄り州に降りてきて、石を並べて遊び出しました。高水敷のベンチからはお父さんが優しい目で見守っておられました。人も野鳥も親子の姿がそこにありました。

<石を並べて>                                       <川遊びの定番>

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 川の中で魚をついばむ“コサギ”の尾羽が垂れ下がっています。夏に向けて羽が生え替わっているのでしょうか。中途半端に垂れ下がっているのは本人は気にならないのでしょうか。

<抜けかけた羽 コサギ>                              <落としたら拾ってあげましょう>

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 気持ちの良い晴れのこの日は、水際に人が集まります。若者に混ざって親子連れの姿もあります。

 

 緑の戻った芝生の周りでは、バレーボールやペタンクなど思い思いに過ごす人びとの姿もあります。

 

 まだ若い“アオサギ”が獲物を狙ってたたずんでいます。うまく捕獲できるかな。

<橋の下の日陰で>                                  <若者と親子>

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<バレーボールを手に>                                 <こちらはペタンク>

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<アオサギ>                                        <獲物はいるかな?>

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 木製の小さなテーブルとイスが並べられ、ティータイムの始まりです。即席の鴨川オープンカフェといったところでしょうか。お声かけして後ろ姿を一枚撮らせて頂きました。

<ピクニックセット>                                       <オープンカフェ?>

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<緑に包まれた鴨川で>                              <お茶する人>

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<様々に憩いのひととき>

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 暑くも無く、寒くもなく、最高のピクニック日和に鴨川で過ごす人びとと野鳥たち。贅沢な時間を堪能されたことでしょう。ただし、何か食べる時は上空から狙うトビに充分ご注意ください。

 平成28年4月25日 (京都土木事務所Y)

 

 

音羽川砂防堰堤でロッククライミング?(第236号)

急斜面で活躍する特殊重機

 

 音羽川砂防堰堤で進められている耐震補強工事については、鴨川真発見記第223号で養徳小学校の児童が現場見学をされた様子と共にご紹介しました。

 

 今回は、その工事の中で堰堤の増し打ちの準備工として施工されている作業の様子をご紹介したいと思います。

<農業用水などを取水するため取水口側に寄せて水を流す>

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 工事の担当者から、京都土木事務所では“おそらく”初めてという工法を採用したので現場を見学に来ませんかとのお誘いを受けました。

 技術職員に混ざって私も現場にお邪魔しました。通称「ロッククライミング工法」正式には「高所法面掘削機による掘削工法」といいます。

 この工法は国土交通省新技術登録の特許取得重機で、高い所の急斜面で作業するものです。

 現場に到着すると、岩を砕く音が辺りに響いていました。特殊重機がまさに「ロッククライミング」の様に高所の岩にへばりついて作業を進めていました。

<音羽川砂防堰堤>                   <岩盤にへばりつく特殊重機>

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 山の中の丈夫な樹木何本かにベルトを掛けて、そのベルトにワイヤーを繋ぎ、現場まで何本ものワイヤーをジョイントして引き出してきます。

<山の中から伸びたワイヤーとジョイント>

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 アンカーを打ち込むのではなく、樹木を利用するのには訳があるそうです。アンカーの場合、抜ける時には前触れ無く抜けるのですが、樹木の場合はぐらつくなどの前兆があるので危険を察知できるとの事でした。

 現場まで到達した2本のワイヤーに、特殊重機の後部にある2つのウインチに接続すると、現場の下から崖を登って行きます。

<ワイヤー ベルト ジョイント>           <がっちりジョイント>

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 上まで登ると、現在の堰堤と新たに施工する増し打ちコンクリートの準備の為に山肌の岩盤を砕いていきます。ラジコンでも操作できますが、今回はオペレーターが乗り込んで作業をしておられました。

 

<下を向きました>                   <淡々と作業を進めるオペレーター>

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 砕かれた大きな岩が堰堤沿いに転がり落ちると、その下には水が貯めてあり、水の中にダイビングします。この水がクッションとなって、岩が飛び散るのを防いでいました。

<転がり落ちる岩>

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<水の中に収まる岩>

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 スキーでもそうですが、下から見ていると急斜面もさほどでも無いように思いますが、実際に上に登ると足がすくむものです。

 下から見学していましたが、現場の傍まで行ってみる事になりました。

<施工業者さんの説明を受けながら>

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 砂防堰堤脇の急な階段を登って堰堤の上に到着すると、京都市内が見える高さです。

<堰堤の上からの眺望>                <この高所での作業>

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 堰堤の真ん中から下を見下ろすと、やはり足がすくみます。とうとうと流れる水とクッションの水が見えます。こうして見る水は多様に利用されている事を改めて考えさせられます。

 

<堰堤の真ん中へ>                  <岩がザブンとダイブ>

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 現場では、岩盤や既設のコンクリートの様子を探りながら作業が進められていました。現場代理人の方から、的確な指示が飛び、慎重にかつ大胆に特殊重機が活躍していました。

<響く削岩音>           <削り過ぎないように>

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 第223号でもご紹介しましたとおり、3年連続の大雨で山から土砂が大量に流れ出て、最下流に溜まった土砂は撤去しました。

 

 この堰堤の上流側も土砂が多く堆積しました。今から4年前の2012年5月に来た時には、下の写真の様に「ボードウォーク」の姿が見えましたが、現在完全に埋没しています。

<ボードウォーク>

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<完全に埋没しました>

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 この土砂の堆積を見ると、音羽川周辺は砂防堰堤に守られている事を実感します。私も音羽川沿いに住む者として。

 平成28年4月22日 (京都土木事務所Y)

 

 

鴨川沿いの遅咲きの桜たち(第235号)

樹木と構造物の「バトル」と共に

 

 ソメイヨシノや早咲きのサクラの時期は足早に過ぎ去ってしまいましたが、今回は4月中旬見頃を迎えたサクラの様子と、京都府立植物園の名誉園長にして京都府立大学客員教授の松谷茂氏が「バトル」と呼ぶ現象をご紹介します。

 

 遅咲きの桜は主に「八重」と呼ばれる花びらが沢山ついたサクラです。今回はその種類を特定する事はしませんが、ちょっとした発見を交えてご紹介したいと思います。

 

 サクラ以外にも様々に花が咲く春です。御池大橋右岸上流の植え込みの裏側を覗いてみました。お馴染みのハルジオンが白い花を咲かせていました。糸の様に細い花びらが特徴ですが、別名「貧乏草」とも呼ばれているそうです。人間の植物に対する命名は時に残酷ですね。

<植え込みの裏へ>                                 <ハルジオン>

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 みそそぎ川に向かって隠れるように白い“ボケ”が咲いていました。こちらもその発音だけ聞くと「えっ!」となりますが、木になる瓜「木瓜(もけ)」が転じて「ボケ」となったそうですが、転じ方が残酷ですね。

 

 

 

 多くの花言葉を持つそうですが、その由来は語り継がれていないようです。

 

「先駆者」「指導者」「平凡」「退屈」「早熟」「情熱」「魅感的な恋」「妖精の輝き」

さて、あなたならどの言葉をお選びになりますか?

<隠れる様に>                                      <ボケの花>

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 高瀬川と“みそそぎ川”の分岐点まで行くと、マガモとカルガモの交雑種が姿を見せました。綺麗な緑の頭を持つマガモの雄ですが、一緒に居たのは白っぽくなってしまっていました。

 

<みそそぎ川に流れ落ちる水>                         <こんなに違う交雑ガモ>

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 高級ホテルの前でサクラの花を見上げると、白でもなくピンクでもない花が咲いていました。近づいてみると、薄い緑か黄色かといった色合いです。これは見たことがあります。「ウコン(鬱金)」とか「ギョイコウ(御衣黃)」などの黄色いサクラではないでしょうか。

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 これまで5年間鴨川を歩き続けて見た黄色いサクラは、正面橋に2本、そして御薗橋に1本の3本だけでしたが、ここに4本目を発見です。

 

<黄色いサクラみ~つけた>

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 銅駝高校の前にも八重のピンクのサクラが咲いていました。

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 飛び石に座っておられた女性は、スマホで動画を撮影されていました。ご自分を撮影されているのか?風景を撮影されているのか?上半身を半回転しながら撮影されていました。

<飛び石に座って>                                  <動画撮り?>

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<左岸をぐるりと撮影>

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 みそそぎ川が暗渠から開渠に変わる場所に来ました。

 以前から「みそそぎ川」と表示されていましたが、石に彫ってあるだけでした。いつの頃からかその文字に茶色の着色がされて見やすくなっていました。

<みそそぎ川 暗渠から開渠へ>                      <この川は“みそそぎ川”>

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 上流に向かって歩いていると、例の「バトル」と遭遇です。バトルというのは、人間が造った構造物などの傍に植えられたり、自然に生えた樹木が成長するに従ってその構造物に何らかの影響を与える現象です。

 

 この場所のバトルは、コンクリート擁壁の傍で大きくなった樹木を支障となるため伐採したものと思われます。伐採されてもその切り株から無数の手を伸ばすように枝が伸びています。

<激しい「バトル」に遭遇>                              <崩れるコンクリート擁壁>

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 伐採しても根の勢いは弱まらず、ついにはコンクリート擁壁を破壊してしまったようです。隣にはまだ小さい切り株の根っこが寄り添うようにバトルしていました。

 

<助けを求めて手を伸ばすように>                      <大きくなる前に伐採>

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 構造物が先か、樹木が先かというケースもあります。伐採されずに残されている大木は、石積みと一体となっています。このケースはバトルしながらも構造物と同化している様にも見えます。

 

<石積みの下から幹>                   <石積みの上?>

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<上から下がってきています>             <芸術的な根の絡まり>

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 第230号でご紹介しました新たな公園整備箇所では、養生中の芝が緑色の葉を出して公園らしくなってきました。ここにも新たな木が植樹されました。いつの日か「バトル」が勃発するかもしれないと思いながら園路を進みました。

<どこまで大きくなるのでしょう>                           <いつかはバトル?>

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<緑に囲まれた園路>                               <その先には>

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 すると、ここにも八重のサクラが満開を迎えています。新しく植えたサクラにしては立派に咲いているなと感心しながらその足元を見ると、なにやら札がぶら下がっています。

 

<ピンクの八重ザクラ>                 <元気に咲いています>

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 そこには、「お知らせ」御薗橋改修工事に影響するため、当樹木をやむを得ず移植いたします。移植の時期は平成27年11月4日~6日を予定しています。

 

   と書かれていました。

<御薗橋から>                                      <新たな安住の地へ>

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   そうです。鴨川真発見記第212号でご紹介しました御薗橋拡幅工事により伐採された樹木とともに支障となる樹木のうちの一本でした。

 

 大きくなりすぎて移植が出来ない樹木は伐採となりましたが、移植が可能なものは一時的に疎開して鴨川のどこかに戻ってくる予定です。

 

 このサクラは御薗橋右岸下流に3本並んで咲いていた八重のサクラのうちの一本です。他の2本はまだ疎開先で預かられているようですが、そのうちの一本が先ほど「御薗橋の黄色いサクラ」とご紹介しました一本です。

 

 その2本も疎開先で満開を迎えている事でしょう。何はともあれこの一本は鴨川に新しい居場所を確保したようです。

<2015年御薗橋の八重ザクラ>                       <4月15日満開>

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 同じく第230号でご紹介しました、左岸で進められている護岸の災害復旧工事は、石積みが完成間近となっていました。

<進む災害復旧>                                   <積み上がる石積み>

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 先を急いで上流に向かいました。一本の木に濃いピンクと真っ白の花を咲かせる樹木(サクラなのかわかりません)を見たいと気がはやります。

 辿り着いてみると、花は残っているものの半分程度散ってしまっていました。少し残念ですが、また来年早めに見に来ることにしましよう。

<2016年4月13日 散りました>

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<2015年4月8日 満開時>

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 加茂街道沿いのサクラはのびのびと「バトル」すること無く成長しています。横を通る市バスと比較するとその大きさがわかります。太い幹の老化した部分にも、雨風から守られる様にその花が残されていました。

<加茂街道沿いのサクラの老木>           <守られる様に咲く花>

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   「自然との共生」という言葉はよく耳にしますが、共生がうまくいかない状況を作り出しているのが“人間”というのも事実です。植物にしても、将来どんな状況となるのかをよく考える必要があることを感じさせてくれる「バトル」です。

 

 松谷氏からこの言葉についてお話を伺ったのは、平成25年6月の事でした。以来そういった場面に遭遇すると、ここにも「バトル」発見とシャッターを押してきました。そんな中の数枚をここでご紹介したいと思います。

 

 護岸の石積みの隙間からも自然生えの樹木が根を張っています。そこから毎年新たな枝を伸ばしてきます。その新たな枝を草刈りの時に刈り取って、また生えての繰り返される「バトル」です。

<2014年5月15日>                 <2014年6月27日>

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   高野川沿いのお家のフェンスにも、「バトル」の跡が残されています。フェンス際で大きくなった樹木の枝がフェンスを体内に取り込んでしまったのでしょう。本体は伐採されましたが、フェンスを修繕すること無くその枝の一部を残す事となったようです。

<天狗のお面の様に>               <宙に浮くように>

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 電線に野鳥が止まっているのかと思いきや、ここにも「バトル」の跡がありました。先ほどのフェンスと同様に体内に取り込んだ電線部分だけ残されていました。

<野鳥じゃないよ>

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 最後にご紹介するのは、根っこのバトルです。石積みなどで行く手を阻まれた根が座り込みをする様に「バトル」していました。

 

<狭いところに座り込み>                <根の行く手は阻まれる>

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 街路樹や自然生えの樹木など、街中のいたる所で「バトル」を目にします。

 このバトルを見て皆さんは何を感じますか?

 松谷氏からは、「生き抜く」凄まじい力を見た気がするし、「そう簡単にくたばったらアカンで」の声が聞こえた!のメッセージを頂きました。

 皆さんも少し気にして「バトル」探しをしてみませんか。

 

 平成28年4月14日 (京都土木事務所Y)

 

高度経済成長期頃の鴨川周辺の様子を巡る“その1”(第234号)

タイムスリップ ストリートビュー(三条大橋付近)

 鴨川真発見記では、これまでから鴨川や高野川の昔の様子を幾度となくご紹介してきましたが、今回は趣向を凝らして昭和47年の航空写真と当時の鴨川周辺の様子の写真を組み合わせて約40年前にタイムスリップしてストリートビューでご紹介してみたいと思います。

 

 昔懐かしく思い出す方も、昔はこうだったのかと驚く方も今昔を比較してお楽しみ頂けたらと思います。また今回の企画では、三条大橋界隈の町並みの変化をご覧頂く中で“景観”を考える機会となれば幸いです。

 

 航空写真は、京都府立総合資料館所蔵の京都府京都土木公営所文書の昭和47年航空写真を使用し、ストリートビューは同館所蔵の「近藤豊写真」を使用しています。

<航空写真 下流は勧進橋から上流は高野川合流点上流まで>

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(京都府立総合資料館所蔵)

 

 

 それでは、三条大橋付近を切り取ってみましょう。

 

<三条大橋上下流付近>

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 「近藤豊写真」は昭和34年から昭和48年までのものですので、航空写真とは若干年代が前後しますので、その間にも刻々と変化していくことが解ります。年代の古い写真からご紹介していきましょう。

 

ビュー① 三条大橋右岸下流から橋を望む

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 最初の写真は、昭和34年の三条大橋右岸下流から橋を望むビューです。

 現在のビューと比べて、写真左から木が生い茂っている以外に微妙な違いがあります。この違いが後ほどご紹介するこの場所に起こった大きな変化の跡となります。

 それは、当時は三条大橋の一番西の橋脚は“みそそぎ川”の中に立っているのに対して現在はその外(東側)に位置しています。そして橋の下もフラットです。

<昭和34年4月27日>                          <平成28年4月13日>

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ビュー② 三条大橋(鴨川)上流左岸から西を望む

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 次は昭和35年三条大橋左岸上流側から西を見たビューです。川の中には、土嚢が積んであるようで、現在と比べると橋の下の敷石が破損している様に見えます。右岸側から修繕工事を実施していたのではないでしょうか。

<昭和35年4月19日>                       <平成28年4月13日>

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ビュー③ 三条大橋東詰め北側から西を望む

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 同年、三条大橋左岸北側橋の上から西を見たものです。当時は高いビルも無く広い空が続いていました。橋の西詰めに見える和風建築の建物は現在もビルに囲まれて存在しています。そこには明治時代創業“あられ・おかき”、江戸時代創業“たわし”の老舗が建物同様変わらず営業されています。

<昭和35年4月19日>                       <平成28年4月13日>

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ビュー④ 三条大橋西詰北側 三条大橋橋脚石柱

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 三条大橋西詰めには、親柱と並んで三条大橋の橋脚であった石柱が設置されています。昭和35年にはすでに設置されていた事がわかります。現在の写真には京阪のビルの姿が見えています。

 

<昭和35年10月30日>                         <平成28年4月13日>

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ビュー⑤ 三条大橋西詰より北東と望む

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 昭和37年には少し視点を移して西詰め北側の擬宝珠と擬宝珠の間から北東方面を眺めると、比叡山が見渡せます。現在ではマンションが建ち並びそのほとんどが隠されてしました。

 

<昭和37年2月20日>                          <平成28年4月13日>

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ビュー⑥ 三条大橋「琵琶湖疏水」上から南西を望む

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 時は進んで昭和44年の様子です。三条大橋の琵琶湖疏水の上辺りから南西方向を望む写真です。写真左端が三条京阪の駅です。

 京阪の駅に重なる様に見えるビルの上には丸い桶の様な形の構造物が見えます。当時を知る方によれば、展望室だったと記憶しているとの事でした。

 京都府立総合資料館の住宅地図バックナンバーで調べてみると、「都会館」という様々な飲食店が入居していたビルでした。

 写真右端に鉄塔の様なものが写っています。これは何でしょうか?この後の違う視点からの写真で確認する事が出来ます。

<昭和44年7月15日>                      <平成28年4月13日>

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<展望室のあるビル>

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ビュー⑦ 三条大橋鴨川側東詰南側より西を望む

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 駅の手前端に少し見えているのは、日よけのついた屋台の様なものが写っています。映画「ヒポクラテスたち」の画像では、「お持ち帰り寿司」の看板が確認できました。

 当時、ほか弁やコンビニ弁当は無く、手頃なお弁当といえば寿司だった事が思い出されます。

 先ほどの鉄塔の様なものはここでは何か確認できません。

<昭和44年7月15日>                          <平成28年4月13日>

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 さらに北側に移動して西を見ると、鉄塔の様なものが何かを確認出来ました。手前の建物の奥に新たにビルが建設中でした。ひときわ高い鉄塔はクレーンのようです。橋の北側にもビルが建ち、丸いコカコーラの看板が見えます。現在の景観条例では不適合となりますね。

<昭和44年7月15日>                      <同左>

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ビュー⑧⑨ 三条大橋(鴨川・琵琶湖疏水またぎ)東詰め

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 当時は、京阪電車が三条まで乗り入れていて、琵琶湖疏水は開渠で流れていましたので、三条大橋は、鴨川と琵琶湖疏水をまたいでいました。写真に見えているのは、琵琶湖疏水側の東詰めなので、琵琶湖疏水の部分があって、途中で高欄が切れて堤防上に降りる階段があります。

 昭和47年の航空写真に写っている歩道橋はこの時点ではその姿が見えません。

 

<昭和44年7月15日>                      <平成28年4月13日>

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<同上 鴨川・疏水間への入り口>             <鴨川・疏水間堤防上より>

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ビュー⑩ 三条大橋左岸橋の下の池

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 さきほど昭和35年の三条大橋西詰め下の写真の際に、変化の跡とご紹介しましたものがこの後の2枚の写真に写っています。橋の下そのものズバリではありませんが、東岸上下流から見た写真で確認できます。

 

※橋の下に水たまり

<昭和45年3月24日>                       <昭和44年7月15日>

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 その内容は、以前京都新聞の記者さんからご紹介頂いた昭和43年4月24日の京都新聞朝刊の記事で知っていましたので、この写真に繋がりました。

 

 記事の見出しは「美しい鴨川へ“池”づくり始まる 三条大橋下」です。記事内容を抜粋引用しますと、

 

<記事抜粋引用>

 三条大橋下の鴨川右岸河川敷に“みそそぎ川”の水を引いた池を造ることになり、府土木公営所の手で工事が始まった。池の周囲には花壇を設けて面目を一新、完成すれば木屋町かいわいのネオンが水面にはえる“粋な橋下”としてお目見えする。

 この池は長さ17メートル、幅14.3メートル、深さ20センチ。ちょうど”みそそぎ川”が橋下付近だけ拡幅された格好の遊水池になる。

 周囲には貼り石を敷き、花壇を設けるなど“美しい鴨川”づくりに特に気をくばっている。また、蚊の発生源にならないように水が常にかわるよう設計、将来は噴水を取り付けられるように配管もすることにしている。

 

 

 という内容です。この写真の撮影が昭和44年7月15日ですので、少し見えているのは、この池の下流側と上流側でしょう。

 

 

ビュー⑪ 三条大橋右岸上流「鴨川納涼床」

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 昭和44年当時の納涼床設置の様子も残されています。当時写っていたビルは大きくなり、京都ホテルオークラも見えています。今なお新たなビル建設のクレーンも伸びています。

 当時は高水敷はコンクリート枠に土を入れたガタガタの歩きにくい構造でした。現在はご覧のとおりです。

<昭和44年7月15日>                       <平成28年4月13日>

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ビュー⑫ 三条大橋東詰北側から西を望む

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 昭和48年には、老朽化した高欄の取り替え工事が行われました。昭和44年当時には和風建築物であった建物も洋風に建て替えられています。内装工事中の様です。更に現在では、有名なコーヒーショップとして3階建てのお洒落なビルへと変化しています。コカコーラの看板は“丸”から“四角”に取り替えられています。

 

<昭和48年11月18日>                      <平成28年4月13日>

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ビュー⑬ 三条大橋北側中央付近から東を望む

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 昭和48年の高欄取り替えの写真の中に、初めて京阪三条の歩道橋が出てきました。昭和44年当時の写真にはその姿はありませんでしたので、この4年の間に設置されたようです。

 

<昭和48年11月18日>                        <昭和47年航空写真 京阪三条歩道橋>

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ビュー⑭ 歩道橋の上から西を望む

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 歩道橋の上から西を望むと、昭和44年当時に建設中だったビルが完成し、現在一階にコンビニエンスストアが入っているビルが建設中です。現在この歩道橋はありませんので、道路上からの写真です。

<昭和48年11月18日>                         <平成28年4月13日>

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 こうして、三条大橋からの景色は約15年の間に変化していきました。皆さんも三条大橋界隈の昭和47年航空写真をご覧になって興味深いものにお気づきになられましたら、是非ご連絡を頂きたいと思います。現在の航空写真はネット上で手軽にご覧頂けますので、比較してみるのも面白いですね。

 

※今回のモノクロのビュー写真は全て、京都府立総合資料館公式ホームページ内「京の記憶アーカイブ」より「近藤豊写真」を使用させて頂きました。

 

 平成28年4月13日(京都土木事務所Y)

 

 

 

2016春お花見シーズン真っ盛り(第233号)

春の嵐がサクラの花びらを散らす前に

 4月7日(木)は、気象予報桜散らしの「春の嵐」が吹き荒れて、数日前満開を迎えたソメイヨシノの花は一気に散り始めました。

 

 今回は、3月末から春の嵐が吹くまでの鴨川でのサクラの開花の様子とお花見をする人びとの様子をご紹介したいと思います。

 3月31日(木)は、春の嵐の一週間前でした。これから盛りを迎えようとしている高野川の早朝サクラの開花状況はどうかなと見てみました。

 

 松ヶ崎橋から下流を眺めると、やはりまだ三分咲き程度でしょうか。遠目にはちらほら花が咲いているようでした。

<少し色づき始めたようです>                         <近づいてみると>

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 近づいてみると、一輪、二輪咲いている枝もあれば、固まって咲いている枝もありさあこれからという感じでした。

 

<一輪咲き>                                        <固まって咲いている枝も>

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鴨川、高野川の合流点では、花見の場所取りも無く、静けさ漂う早朝は野鳥の憩いの場となっているようです。“ツグミ”が“だるまさんがころんだ”をするように素早く動いてはぴたりと止まる特徴的な動きをしていました。

<鴨川・高野川合流点で“つぐみ”>

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 半木の道のザクラはそのほとんどが“ヤエベニシダレザクラ”ですが、数本ある“ベニシダレザクラ”は早くも五分咲き程度にまで花開いていました。

<早咲きの“ベニシダレザクラ”>

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 一日空けて4月2日(土)はお昼前から高野川へ向かいました。先日と同様に松ヶ崎橋から下流を眺めると、明らかに2日前よりもピンクの色が広がっていました。そろそろお花見のタイミングが到来したようです。

 

<色濃くなり始めました>                             <一面のサクラ色に変わりゆく>

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 2日前と同様に近づいてみると、満開に近いものもありました。その足元には小さな白い花、紫の花が控えめに彩っていました。

<お花見出来ますね>                               <小さな花も見てください>

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高野橋下流まで進むと、春休みの休日ともあって家族連れで賑わっています。

<五分咲き程度のサクラの下で>                    <お花見を楽しむ人びと>

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 空一面に白くたちこめていた雲が少し切れてきました。お日様の光も差し込んで花見日和となりました。シートを敷いて座った目前にサクラの花を眺める事の出来るスポットでは、お母さんと娘さんでしょうか、お弁当を広げておられました。

<薄日が差して>         <近いサクラの花の下>

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 サクラの花を眺めながらさらに進んで行くと、前方に団体様ご一行と出会いました。まち歩き企画を主催されている「まいまい京都」のツアーご一行様でした。

<前方に団体様ご一行>                             <まいまい京都のまち歩きツアー>

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 午前中のツアーで、丁度ここで終了地点という事でお声をおかけしましたところ、このあと出町橋上流でお花見をされるという事で、一緒にどうですかとお誘いを頂きました。

 

 一度ご一行と別れて、お花見をされている皆さんの様子を見ながら、指定された場所へ向かいました。

 

<目指すは出町橋右岸上流>                        <指定された場所に到着>

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 私も個人的に鴨川のツアーガイドのまねごとをしていますので、皆さんのお話を聞きながら楽しいひとときを過ごさせていただきました。

<笑顔>                                          <笑顔>

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<笑顔>                                          <笑顔>

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 楽しい時間はすぐに過ぎ去り、後片付けをしてこの日の花見巡りを終えました。

<ゴミを残さず後片付け>                             <ゴミの持ち帰り有り難うございます>

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 翌4月3日は気象予報では雨が降りそうでしたが、ひとまず出かける事にしてみました。一日違いですが、サクラの花の咲き具合がグンと進みました。

 

 お天気が心配ですが、この日もお花見の皆さんの姿が続きます。

<七分咲きくらいです>                              <お天気が心配ですが・・・>

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 最近では、飲食店の和室でもイス席が用意されているように、高齢者に優しいイス席でのお花見を楽しんでおられました。

 

 

<イスに腰掛けて花見を>

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 年末から高野川に居ついている鹿2頭も、皆様がそっと見守って頂いているおかげ様で、警戒心を解いてリラックスしてウトウトしていました。

 

<護岸のそばで>

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<ウトウト>                                         <ウトウト>

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 ふと川の中を見ると、子供の遊んだあとでしょうか、塩ビ管を石で固定して流れる水に少し細工されています。ただ落ちているだけなら単なるゴミもこうして見ると少し微笑ましい感じがします。中州にはドーナツ型に穴が掘られて、しみ出す水がお堀のようです。

 

 親水施設をつくってお膳立てしなくても「自分で考えて遊ぶ」を感じました。

<落差工に>                                        <塩ビ管を伝う水>

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<中州の砂地>                                    <お城のお堀の様に>

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 最近は、観光地でも和服で観光されている方をよく見かけます。和装なら割引ありという制度が浸透してきている様です。高野川の圧倒的なサクラに吸い寄せられる様にカメラを構えておられました。

 

<和装で観光>

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 目前で大勢の方が花見をする方を尻目に、川の中でゴミを拾う方もおられます。お花見の皆様も極力ゴミはお持ち帰り頂きます様にお願いいたします。

 

<お一人で>                                       <ゴミを拾う人>

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 出町のウッドデッキでは、三線の音色と柔らかな囃子太鼓の沖縄民謡が花見の雰囲気に色を添えていました。

<三線と囃子太鼓>                                <沖縄民謡>

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 鴨川条例では、一部区間をバーベキューを禁止しています。その他の場所では苦情等があれば中止して頂くようお願いしております。バーベキューは火を使って食材を焼く行為です。

 

 この日目にとまったのは、カセットコンロの上にスタンバイされた土鍋でした。この時期、夜になるとまだまだ肌寒い季節です。暖かい鍋を囲んで花見を楽しもうという事でしょう。年季の入った土鍋に趣を感じます。

※鍋はバーベキューにはあたりませんが、火の扱いには充分ご注意ください。

<土鍋>                                            <使い込まれています>

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 お天気が下り坂という事で、橋の下の寄り州をお花見会場にしているグループもあります。夜に向けての場所取りもお昼間のお花見も橋の下なら雨が降っても大丈夫です。

 

が、まとまった雨が降ると増水する可能性もあります。撤収の判断はお早めにお願いいたします。

<賀茂大橋の下 場所取り>                         <丸太町橋の下 お花見>

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 中国からの観光客の皆さんが、日本全国で大勢お花見されていると報道されていますが、お花見されている外国人は中国人ばかりではありません。

 

 お花見巡りをしていると、バングラデシュからの親子連れの方から記念写真をお願いされました。連れ合いがシャッターを押して差し上げました。

 

 欧米からお越しかと思われる女性お二人も、サクラをバックに二人で自撮りされていました。

<バングラデシュから>                              <欧米から?>

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 少し座ってゆっくりと花をめでようという事で、腰を下ろしてお弁当を広げました。周りには家族連れ、グループ、ご夫婦?といった様々な方がお花見をされていました。わかめちゃんカットの少女もサクラに包まれて。

 

<少しじっくりお花見を>                                <座っていても手が届きそうな>

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<わかめちゃんカット>      <ご夫婦でしょうか>

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  雨を心配しながら、お花見を楽しんでいるグループにお声をかけてみました。テニス仲間の皆さんでした。

<サクラの木の下で>                                <楽しくお花見>

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 しばらくしてその場を離れて、さらに下流へ向かいました。途中楽器の練習をしている方とお会いしました。「それは何という楽器ですか」とおたずねすると、「マンドリンです」との返事が返ってきました。

 

 “マンドリン”といえば、半分に割ったココナッツのような形をしているという印象をもっていましたが、このマンドリンは平べったい仕様だそうです。

 

 少し演奏を聴かせていただきました。

<平たいマンドリン>                  <二人で演奏>

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 昼間のお花見を楽しんだ皆さんは、ゴミの袋を下げて鴨川を後にされます。

 ゴミは極力お持ち帰り願っているのは、ゴミ箱の食べ残しをカラスやトビが食い散らかしてゴミが散乱するという理由もあります。ゴミ箱に蓋をすればよいのですが、入りきらないゴミはどうしようもありません。

 ゴミ箱に蓋をする。このゴミ箱は同じくゴミとして捨てられたものを組み合わせて蓋がつくられていました。古タイヤ、バーベキューの網が立派な蓋としてリサイクルされたようです。

<ゴミの持ち帰り有り難うございます>       <リサイクルされた蓋>

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 そのまま三条大橋まで進んで、花の回廊を眺めてお花見巡りを終了しました。

<三条大橋から下流を望む>

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 快くお話を聞かせて頂いた皆様有り難うございました。

 

 鴨川真発見記をご覧の皆様も、誰もが気持ちよく快適に利用頂くため、持ち込まれた物(ゴミを含む)はお持ち帰り頂きますようお願いいたします。

 

 鴨川のサクラも様々な種類がリレーする様に長い期間どこかで花を咲かせています。あなたにとってのお気に入りの場所を見つけてみませんか。

 平成28年4月7日 (京都土木事務所Y)

 

 

 

森里海連環学をご存じですか"その2"(第232号)

鴨川源流の生活と山仕事の大切さを知る

 

 

 鴨川真発見記第231号では、その1として市街地を流れる鴨川中流域のお話をさせて頂きました。その後、鴨川源流の雲ヶ畑へ移動して地元にお住まいで山主の久保さん宅でその暮らしに触れながらお腹を満たし、杉林の間伐や枝打ちの体験をされたツアー参加者に同行し取材させていただきました。

 

※ツアーの趣旨等は鴨川真発見記第231号でご確認ください。

 チャーターバスで雲ヶ畑に到着したツアー一行は、久保さんとご対面、山仕事指導を手伝ってくれる山仕事サークル杉良太郎(すぎよしたろう)通称「すぎりょう」の3名の流暢な英語を交えた自己紹介を受けて用意されたプログラム「餅つき体験」の時を待ちます。

<雲ヶ畑の久保さん宅>                              <“すぎりょう”の自己紹介>

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 ほどなく餅米が蒸し上がり、早速餅つき体験が始まりました。初めての体験は外国人留学生ばかりではなく日本人院生も同じです。つきなれた“すぎりょう”メンバーがお手本を見せてくれました。

 

<久保清美さんが整えて>                             <息もぴったり“すぎりょう”>

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<慣れない手つきで留学生>                        <一斉にカメラが向けられます>

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<次々と交代して>                                  <一人終えると拍手が起こります>

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 外国人ながら慣れた手つき腰つきで杵を振り上げつくのは、スタッフの講師さんです。“ぺたんぺたん”といい音が響きました。その後交代したのは日本人院生でしたが、杵を持つ手の幅が広すぎてうまくつけません。外野からは、「もっと手を滑らせながら」などと大勢の方から声がかけられました。当人は先生が多すぎての気分だったでしょう。

<外国人講師さんお上手>                          <うまく力が伝わらない>

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 「さあ、あと3回」の掛け声がかかり、お餅がつきあがりました。つきたてのお餅を小さくちぎって丸めて「きなこ」「しょうゆ」「のり」思い思いの味付けで賞味しました。

 

<あと一回>                                        <お餅のつきあがり>

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<ちぎって丸めて>                                   <味付けを>

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 つきたて餅のほかにも、「ぜんざい」「さばずし」「おつけもの」と日本のソウルフードを堪能して頂きました。

 

<“ぜんざい”美味しい!>                              <“鯖寿司”も“お漬け物”も最高>

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 すっかりお腹一杯になったところで、雲ヶ畑の暮らしにふれるということで、久保さん宅に上がらせて頂いてくつろぎました。初めて目にする薪ストーブにも興味が集まっていました。

<これが薪ストーブか>                                <広い部屋ですね>

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 しばしのお昼休みは終了です。久保さんの山へ間伐へと向かう時間が来ました。主催の清水先生から「お腹が一杯になったら、山仕事でお返しする時間ですよ」と声がかかると、久保常次さんは地下足袋を履きながら「しぼるで~」の一言。清美さんとはここでお別れ、記念撮影をして山へ向かいました。

 

<記念撮影>                                        <清美さんとは握手でお別れ>

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<さあ出発>                                        <山の入り口に到着>

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 山の入り口に到着すると、参加者は3つの班に振り分けられて山仕事へ向かいます。急な林道を上がって、あらかじめ決めておいたスポットで間伐体験が始まります。この後想像以上に厳しい試練が待っているとは知らず・・・。

<笑顔で説明を聞く参加者>                          <全員ヘルメット装着OK>

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 最初は常次さんと“すぎりょう”のベテランに見本を見せてもらいます。

<急な坂道を登る>                                 <事前準備>

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 見本の準備をしていた常次さんから「皆さん近くに来て見てください」との声に参加者は急な斜面を登っていきます。木を倒す方向側に水平と上から45度の角度に切れ目を入れて「受け口」をつくります。

 

<木につかまりながら>                              <受け口が出来ました>

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 木を倒す方向は、比較的木と木の間が広く開けている方向を見定めて決めます。その方向はどの方向でも構いません。受け口の反対側からのこぎりを入れて追い口を進めていくと、追い口が開いて受け口側に倒れていきます。

 

<追い口を入れる>                                   <倒れました>

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 木が倒れると3等分くらいに切り、少し枝を払って水が流れた跡がある所に遮断する様に重ねておきます。こうする事によって、雨が降った時に土砂が流れ出す事を防ぎ、その葉はいくらかでも水を含む事ができて洪水を防ぐ事になるのです。

 杉が密集して太陽の光が届かなくなった山肌に、間伐により光を当てて下草が生える様にして保水力を高めると同時に、先ほどの間伐材の配置により土砂の流出を防ぐ効果があるのです。

 林業が盛んな頃は、この間伐により土砂や過度な水の流失を防いでいましたが、林業が衰退し山が放置された事によりこの効果が期待出来なくなっています。この状態が山が荒廃して降った雨や土砂の流出が増えているという事の実情です。

 恥ずかしながら、私も「山が荒廃して山の保水能力が・・・」という事はなんとなく理解している気になっていましたが、目の前で「これこれこういう事」と聞いて初めて正確に理解する事が出来ました。

<間伐材をカットして>                                <“みずみち”に並べる>

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 お手本が終わると、各班それぞれに“すぎりょう”の指導の元間伐が始まりました。常次さんに「こっちの方向に倒していいですか?」と声がかかると「さっき教えた。自分で考えなさい」と返事が返ります。

 

 「もうすこし下の方に行きたいのですが、歩きやすい道がありません」の声には「山の中に道は無い、切り開きながら進め」と返事が返ります。

<こっちに倒していいですか?>                      <安全な道がありません>

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 ただでさえ急斜面で、木につかまらなければ立っていられない状況ですが、常次先生は「やさしい」言葉はかけません。まるで人生の教訓を聞いているようです。普段やさしい常次さんが口にされた先ほどの「しぼるで~」の言葉の意味がわかりました。

<無理な体勢で>                                   <力を合わせて>

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 参加者の皆さんの様子を見守っていた常次さんから檄が飛びます。一人が長く切っていると疲れる。そこに居る者が出来る限り協力して(交代して)やるのが山仕事なのだと。加えて、何かあったら大きな声で伝えること。たとえば石が落ちたらそれを伝える、そうすることで少しでも危険を回避する事が出来る。

<受け口をつくる>                                    <汚れてもいい服装でよかった>

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 普段は、静かな山の中に、若者の英語と日本語の声が響き渡って賑やかな間伐体験です。

 ようやく一本目の間伐が達成した班から、「倒れます。気をつけてください」と大きな声が響きました。

 

<倒れまーす>                                      <無事成功>

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 今回の間伐に選ばれたのは、13年生の杉です。曲がりがあったりして商品価値が低いものが間伐されて、まっすぐに伸びた杉は残されます。間伐材の切り口の年輪を数えてみようと試みましたが、正確に数えるのは難しいです。

 

<間伐材をカット>                                    <その切り口がこれ>

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 常次さんから、枝打ちの指示が出ました。枝が自由に四方八方に伸びた杉との格闘が始まりました。運動靴で参加の女性は、その杉の近くに移動するにも一苦労となりました。

<伸びた枝をかき分けながら>                      <身動きとれない>

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 枝打ちを終えた班は、作業を終了して他の班の作業終了を待ちました。

 その間に常次さんから、林業の厳しい現状をお聞かせ頂きました。

「親父の代は木を切って売る時代、僕の代は山を守って育てる代」

「以前はJAに勤めながら賞与で人に日当を払って守ってきた」

「今は“すぎりょう”や協力してくれる若者に助けられている」

「若者が山仕事を体験して楽しい思い出を持って帰って欲しい」

「仕事としてやるには、“キツイ”“キケン”“キタナイ”“ハラガヘル”」

「百年杉もいくらかは所有しているけれど、切って売っても乗用車一台買えば後は何も残らない」

「木を切り出す経費に比べ売れる価格は見合わない」などなど山仕事への想いが語られました。

<山仕事を終えた班>                               <久保さんのお話>

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 久保さんの山の谷筋にも植樹された木が花を咲かせていました。青々とした葉を茂らせています。この木は鹿も食べない木のようです。その名は“シキミ”です。その名の由来の一説には果実に猛毒があり「悪(あ)しきみ」が略音化されて“シキミ”になったともいわれています。その葉にも毒があるのでしょう。

<治山ダム上から>                                 <黄色い花を咲かせる“シキミ”>

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 最近、鹿害が山からの土砂流出の原因であるとクローズアップして報道されていますが、鹿もその原因の一つであることは間違いありませんが、こういった山仕事離れも大きな要因であることを再確認することとなりました。

 

 目の前の斜面には、小さな“スミレ”と“イワナシ”の花が春を告げていました。イワナシの実は小さいけれど“ナシ”のような味がして食べることが出来るそうです。

<小さな“スミレ”の花>                                 <ピンクがかった“イワナシ”の花>

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 最後の班の作業が終了して下山し、全体のプログラムも終了しました。みなさんお疲れ様でした。この体験がご参加の皆様のよい思い出になっただろうと確信しながらお見送りさせて頂きました。

 

<全員下山>                                       <お見送り>

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 今回の記事が鴨川真発見記をご覧の皆様に、森・里・海が連環していて、それを川が繋いでいる事を再認識して頂く機会になればと期待しつつ今回の記事を終えます。

 平成28年度も引き続き情報発信させて頂く事となしました。今後ともよろしくお願いいたします。              

                                                    

 平成28年3月30日 (京都土木事務所Y)

 

 

森里海連環学をご存じですか"その1"(第231号)

大学院生の修了式記念スタディーツアーのお手伝い

 

 京都大学の森里海連環学教育ユニット主催「2015年度修了式記念 森里海連環スタディーツアー2016春in鴨川源流」という学習に出前講座でお手伝いをさせて頂きました。

 

 小学生の学習のお手伝いはこれまでから何度も出前講座でお邪魔していますが、大学院生のお相手は初めての事です。今回は鴨川の中流域のフィールドから源流雲ヶ畑の体験ツアーです。

 

 下鴨神社に集合した参加者は、日本人院生7名、海外からの留学生4名、日本人スタッフ5名、外国人スタッフ2名の皆さんです。外国人の皆さんは、ケニア、ミャンマー、インドネシア、フィージー、フランス、台湾と全員違うお国の方です。心配していたお天気も雲一つ無い快晴です。参拝後出雲路橋へ向かいます。

 

 最初に橋の真ん中まで進んで上流側を眺めました。位置図を示して現在地から見た右端の辺りの山がこの後向かう鴨川源流桟敷が岳であることを説明しました。

<鴨川の上流 源流域>                                      <位置図>

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<出雲路橋の上から>                                <右に見える山が桟敷が岳>

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 山に降った雨が、森から里の川を流れ、海へと達する連環を体感する内容に沿ったお話という事で、下記の内容でお話をしました。

 

連環学スタディツアー2016春in雲ヶ畑資料

◆鴨川の今昔 鴨川の姿

 鴨川は江戸時代(200年から400年前に)自然の流れを(広く浅い流れ)を真っ直ぐにして、狭く深い空間に封じ込めた都市河川です。

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<鴨川流域>

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◆ 昭和10年の大水害 改修計画

 鴨川は昭和10年の大水害で多くの橋が流されるなど大きな被災をしました。

 これを契機に川底を堀下げ、落差工を設置して堤防を高くして多くの水を安全に流せるように改修しました。

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◆ 改修工事

 ・ 護岸の石積みと川底の堀下げ。

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 ・ 落差工、流れる速さをゆっくりにする。川底が流されないようにする。

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◆ 最近の工事

(護岸工事)

河川断面を広げる                              石積みで景観配慮

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(浚渫工事)

溜まった土砂を取り除く         

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(公園整備)

三条~四条間工事中           芝生と園路整備済み

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◆ 最近の出水

 

 平成25年、平成26年、平成27年と3年連続して大水が鴨川を流れました。

 中でも平成27年の出水は、鴨川の荒神橋地点の水位では、昭和56年から現在のテレメーターによる観測開始以降最高水位2.64m、総雨量300mm。目視でも昭和34年に次ぐ2番目の水位。

 

(平成25年9月の出水)

三条大橋下流側から上流を望む                   三条大橋下流左岸から右岸を望む

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◆ 合流式下水道

 京都市の都市下水道は、基本的に雨水と汚水の合流式です。雨が降らない時は汚水は下水管の中を流れていますが、雨が降るとその雨水も同じ汚水管に流れ込みます。汚水管の容量はそれほど大きなものではありません。管がいっぱいになると、溢れた汚水混じりの雨水が鴨川へ流れ込みます。

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◆ 生き物

  鴨川には様々な生き物達が生活しています。その中でも野鳥の仲間を紹介します。あなたは見つけられるかな?

 

  鴨川で目にする野鳥達

<アオサギ>                          <ダイサギ>                         <コサギ>

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 <マガモ>                            <カルガモ>                        <ヒドリガモ>

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 <セグロセキレイ>                   <ハクセキレイ>                     <キセキレイ>

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 <イソヒヨドリ>                        <ヒヨドリ>                           <ツグミ>

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 人の通行の妨げにならないように、高水敷に降りて広いところに集まって上記の内容資料に沿ってお話をさせて頂きました。

 

<高水敷へ移動>                                   <それではお話を始めます>

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 少しお話を始めたところで、目の前に“ジョウビタキ”のオスが姿を見せてくれました。お話を脱線して「ジョウビタキがいます」と指さしてしまいました。普段野鳥観察をしない参加者は「どこどこ?」と指さした方向を探します。

 「あ、いたいた」と口々に写真を撮っておられました。

<ジョウビタキが>                                     <姿を見せてくれました>

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 一通りの説明を終えると、川の中の生き物を探したりしながら、次々と質問を受けました。

 

Q川の中にカモを見つけて、あれは何という鳥ですか?

 “マガモ”と“キンクロハジロ”

Q河川と住宅の距離に決まりはありますか?

 河川区域に入らなければ距離に決まりはありません

Q川底に模様があるのはなんですか?

  川底が洗い流されないように大きなブロックを設置しています

などなど、

皆さんメモを取りながら、熱心に説明を聞いて頂きました。

 他府県出身の参加者には地元の河川との違い、海外からの参加者は自国の河川との違い、鴨川という都市河川がどのような河川なのか理解して頂けたようです。

<川の中にはカモ類が>                               <高水敷にはネコもお出迎え>

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<次々と質問を受けました>                             <なるほど!>

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 鴨川に滞在できる時間のリミットが迫り、下鴨神社へ一旦引き返して次の目的地“鴨川源流雲ヶ畑へ向かいました。

 

 鴨川に関する出前講座は、小学生、大学生、社会人、ご高齢の方まで、河川整備、防災、自然あらゆる年齢層、分野に対応いたします。鴨川真発見記をご覧頂いている皆様も、鴨川の事をもう少し詳しく知りたいという方がおられましたら京都土木事務所までお声かけください。

 

 この後、鴨川真発見記でも幾度となくご紹介してきた鴨川源流雲ヶ畑を目指します。いつもお世話になっている久保常次・清美夫妻のお宅で源流域の生活と山仕事を体験されました。その様子は次回(その2)としてご紹介したいと思います。

 平成28年3月30日 (京都土木事務所Y)

 

 

 

2016年3月中旬鴨川散歩(第230号)

視界に入る光景に目を凝らして

 

 

 2016年も3月中旬となりました。新しい年度を迎える直前のこの時期ですが、ぽかぽか陽気の鴨川・高野川を一人で歩いてみました。

 

 今年度最後の3連休はお天気もよく、気持ちよく歩くことができました。賀茂大橋下流では、昨年の7月に上陸した台風により被災した護岸の工事が始まりました。同時進行で、賀茂大橋右岸の浚渫(しゅんせつ)工事も始まりました。

 

 左岸では、京都市さんの賀茂大橋耐震工事が実施されていて、3つの工事が同時進行です。大型土嚢で大きく囲われた川の中では浚渫の準備です。

<賀茂大橋下流 大型土嚢の囲い>                  <昨年7月に被災した護岸の復旧>

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 賀茂大橋右岸下流の早咲きの桜が色濃く咲き乱れています。立ち止まって写真に収める方もおられますが、色鮮やかな和装姿の女性がその下を通り過ぎていかれる姿はいかにも京都といった風情を感じます。

 

<まだつぼみの桜の中に>                          <ひときわ目立つ2本のサクラ>

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<通り過ぎる和装の女性>                         <上からかんざしの様にサクラ>

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 工事をしている川の中では“カワセミ”が西からの光に照らされて、こちらも鮮やかな姿を見せてくれました。身を低くして飛び立つ寸前の姿も撮影させてくれました。

 

<石の上に“カワセミ”>                              <飛び立つ寸前>

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 さわやかな散歩道、しかしながら川の中のゴミは目立ちます。特に落差工の水に捕まって逃れられない容器の類は特に気になります。様々な支川や用水路から流れ出たゴミも多いと思います。身近な所から気をつけたいものです。

 

<ついてははなれ>                                 <逃れられない 浮遊ゴミ>

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 丸太町橋上流右岸にたたずむ“山紫水明処”の建物は、春を迎えて大掃除のようです。普段は雨戸が閉じられていますが、この日は開け放たれて掃除をされている人影が見え隠れしていました。

 

<山紫水明処>                                                    <雨戸も障子も開けて風通し>

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 再び川の中に目を移すと、最近露出の多い“カワアイサ”のメスがバシャバシャと水浴びをしています。大きく水しぶきをあげる姿は珍しくないのですが、しばらく観察していると鴨川真発見記的には初めての姿を見せてくれました。

<“カワアイサ”発見>                                   <水しぶきをあげて>

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<伸び上がり>                                     <決めは正面からの顔>

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 決めの正面からの顔はなかなか迫力がありますが、それよりも驚いたのは中州に上がって歩く姿を見せてくれた事です。いつも水の中を泳いでいる姿か飛んでいる姿ばかりでした。

 

 そこで気がついたのが、グレーと白だと思い込んでいた胸のカラーです。黄色がかったカラーが混ざっています。「これは知らなかった」と真発見です。

<いつも水に浸かっている部分に>                     <黄色い羽が混ざっています>

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 鴨川真発見記第207号でご紹介しましたが、潜水するカモは、足が胴体の後ろの方についているので歩くのはあまり得意でないようにも見えます。

 

<すこし前傾姿勢で歩く“カワアイサ” おしりにも黄色が>

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 府立医大病院の前にある護岸の排水口から勢いよく水が流れ込んでいます。いつもは見ない光景に、後ろを振り返ると病院の敷地内で工事が実施されていました。工事に伴う地下水を抜いて鴨川に流しておられるのでしょうか。

<護岸を流れ落ちる水>                             <珍しく水が流れています>

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<振り返ると府立医科大学付属病院>

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 ソメイヨシノが満開になる頃、その裾を真っ白に飾るように満開を迎える“ユキヤナギ”が一足お先に咲き始めました。もうしばらくすると、緑の葉を覆い尽くすように真っ白になります。

<一足お先に満開の準備を始めた“ユキヤナギ”>

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 そのお隣の賀茂大橋右岸下流では、新たな公園整備が完了し芝生の養生が行われています。植樹された樹木は葉をつけて木陰で憩える場所となりそうです。

 

<芝生養生中>                                     <園路も整備されました>

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 数日前、浚渫工事の準備のために、大型土嚢で広い範囲が囲われていた工事現場も、準備が整い鉄板の上を重機が右岸側に渡って、賀茂大橋の下の土砂をかき集め始めました。

<重機が動き出しました>                             <鉄板の上を渡って>

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<土砂を撤去していきます>                          <飛び石にも水の流れが戻ってきます>

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 賀茂大橋を東に渡って左岸に移動してみました。ぽかぽか陽気と柔らかい日差しに包まれて腰をおろすカップルも見て取れます。

<賀茂大橋の上から上流を望む>                   <川面に反射する光を楽しむ>

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 左岸上流側では“ボケ”の花が見頃を迎えています。オレンジ色の花が次々と開いて彩りを添えています。

 

<“ボケ”の花>                                       <輝くオレンジ色>

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 春を感じる野草といえば、“タンポポ”も王道です。濃い黄色のタンポポが短い茎に花を咲かせています。この時期は他の草と背丈を競争する必要が無いのか短い茎です。

 

<タンポポの黄色い花>                               <周りはまだ枯れ草>

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 高野川では、中州に鹿が居ついている事は以前ご紹介しましたが、少しずつ下流に移動しているようです。京都土木事務所にも目撃情報を頂いておりますが、“えさを与えたり”“驚かせたり”しないで静かに見守ってください。

 

<中州で草を食む鹿>                             <すこしずつ移動>

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 遠目に見ると、花が散ったように木の根元に白い花が咲いています。以前ご紹介した白い花ですが、今回は白い花とだけにしておきましょう。

 

<花が散った様に>                                  <木の根元に咲く白い花>

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 まだ3月ですが、川の中にいるのは動物だけではありませんでした。紅白の法被を着て、“赤ふんどし”姿の若者が川を渡ってきます。何かの儀式なのか?記念の何かなのか?尋ねる事はしませんでしたが、元気な若者達です。

 

<何かのお祭り?>                                   <人が担がれています 赤いふんどしも>

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<帰りは飛び石を右岸へと渡っていきました>

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 荒神橋右岸の大きなベンチに目をやると、老朽化していた木製部分が綺麗に修復されていました。これで安心してご利用いただけます。

 

<綺麗に修復された木製のベンチ>

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 腰を下ろして見上げると、サクラの花が開花しています。(3月20日現在)今年のサクラは少し早めの様です。

<鴨川越しに>                         <サクラ咲く>                         <早い開花となりました>

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 京都府立植物園でも3月25日(土)からサクラのライトアップが始まっています。あっという間のソメイヨシノお見逃しなく。

                                                                                                                                 

 平成28年3月24日  (京都土木事務所Y)

 

 

 

「鴨川子ども会議」in御所南小学校(第229号)

新しいスタイルの出前講座を

 

 平成27年12月16日は、公益財団法人日本鳥類保護連盟京都の呼びかけで、京都市立御所南小学校において「鴨川こども会議」が開催されました。

<鴨川子ども会議 御所南小学校 第4学年児童からの提案>

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 会議参加者は4年生の児童です。総合的な学習の時間に鴨川について学習し、鴨川をより良くするにはどうしたら良いかを提案されました。提案にたどり着くまでの学習では京都土木事務所からも出前講座でお手伝いさせて頂いております。

 

 今回は、同じく事前学習のお手伝いをされている連盟京都事務局長中村氏からの出前講座要請を受けての参加となりました。コメンテーターは中村氏、私、そして京都賀茂川漁業協同組合の澤代表理事を加えた3名、司会進行は日本鳥類学会の梶田氏という構成で会議がスタートしました。

 

 これまでから、個々の団体から別々に出前講座に伺ってきましたが、主張の異なる団体が顔を揃えて授業に参加するのは初の試みです。

<鴨川子ども会議開会>

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 4年生220名が体育館に一堂に会しての会議ですので、意見のある人の所に行くのも大変です。梶田氏は会場を小走りで走り回りながらの進行となりました。

 

 4つの提案をまとめて発表後、児童が質問し提案者が答えるという形式で、その後大人のコメントをお話しをして次の4つの提案に移ります。この日の提案は全部で12です。

 それでは、提案毎に質疑応答と大人のコメントを整理してご紹介しましょう。

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洪水がきても流されない頑丈な休憩所兼避難所をつくる

<休憩所兼避難所>

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洪水の時は頑丈な避難所だけれども、普段は休憩所として使用します。

※囲まれているのでトンビに食べ物をとられない

 質疑応答

 Q:建物の色は京都らしい色にしたら良いと思う(茶色とか)

 A:野生動物は緑の中で暮らしているので緑色にしている

 

 Q:休憩中に鴨川を見たいときはどうするの

 A:自動で壁が開くようにする、又はガラス張りにする

 

京都土木事務所コメント

 鴨川には日陰が少ない区間もあり、休憩所をつくってほしいという声もありますが、川の中に頑丈な建物を建てると洪水の時に水を安全に流す妨げになります。そこで、京都府では橋の下の空間を利用して「鴨川ギャラリー」として休憩所を整備しています。

 

小さく低い橋や子ども用の飛び石をつくる

<低い橋・子ども用の飛び石>

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 質疑応答

 Q:小さい橋は洪水の時はどうするの? 

 A:中州の所の接続部分で取り外せる仕組みになっている

 

澤氏コメント

 飛び石よりも皆さんには川の中を歩いて、直接水に触れて欲しいです。そして、小さいお子さんには、今ある飛び石を頑張って飛べる様になって欲しいです。

 

梶田氏コメント

 下に泳いでいる魚が見える工夫をした飛び石も良いのでは。

 

鴨川真発見記として追記

 鴨川真発見記第224号、227号でご紹介している江戸時代の鴨川の様子を描いた絵図「賀茂川筋絵図」をみますと、提案にある中州の両岸から板を渡した形状の低い橋が登場しています。昔の橋を再現する様な感じですね。

 

観光客向けにスマホで情報発信する

<スマホで情報発信>

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質疑応答

 Q:スマホの情報はどの位の頻度で更新するの?

 A:コンテンツは季節に合わせて更新します。

 

京都土木事務所コメント

 情報を発信するのは大切な事です。京都土木事務所のHP内の「鴨川真発見記」も平均して週に1回のペースで鴨川の情報を発信しています。

澤氏コメント

 京都賀茂川漁業協同組合のホームページもまめに更新して、今鴨川がどうなっているかをお伝えしています。

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一緒にごみ拾いするゆるキャラをつくる

<ごみ拾いゆるキャラ>

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 質疑応答

  Q:専用のゆるキャラをつくるよりも、イベントにして今あるゆるキャラを呼べば良いのでは?

  A:自由に使えるので専用のものをつくった方が良い

 

  Q:自分たちでごみ拾いも良いけど、地域の人の力を借りたら良い。

  A:小規模でも自分たちで出来れば良い。

 

大人のコメント

 鴨川を綺麗にする清掃活動を年4回実施しています。皆さんも一度参加してみてください。ゆるキャラを先頭に実施してみたいです。ゴミを拾うとゆるキャラが喜ぶ仕組みがあると良いですね。ゆるキャラがゴミ籠を背負っていて、みんながそこにゴミを入れるとかって感じで。

 

 

移動式の食べ物屋さんをつくる

<移動式の食べ物屋さん>

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※商品の現物は並べずに写真を貼り出す

 質疑応答

  Q:ゴミはどうするの?

  A:車の横にゴミ箱を置きます。

 

  Q:トンビが来たらどうする? 

  A:トンビに見えないように箱に入れてお客さんに渡す

 

中村氏コメント

 移動式の販売店のアイディアは素晴らしいです。鴨川で食事するのも楽しいですから。ただ原則野生生物にエサを与えてはいけません。トンビは何でも持っていきますから、その覚悟は必要です。

1番の提案の避難所で食べればいいかも。(梶田氏)

 

京都土木事務所コメント

 鴨川での営業行為は禁止されているので、実現のハードルは高いです。

 

下が空いた中州をつくる

<支柱に支えられた中州>

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 質疑応答

  Q:人工の中州では野鳥が来なくなるのでは?

  A:野鳥が来る様に野草を植えます。

 

澤氏コメント

 人工中州ではないけれど、漁協でも水が溜まっている所に刈り取った草を流れない様にして入れています。その草に魚が卵を産みます。人工中州は実現出来ると面白いですね。

 

中村氏コメント

 人工中州に水陸移行帯ができるだろうか・・・。京都府は数年前の中州浚渫の際に、人工的に残した中州が流されない工夫をしたけれど、翌年の大水で流されてしまいました。

 

京都土木事務所コメント

 3年連続の大水で川の中州は大きく変化しました。自然にはかないません。

 

ランニングコースをつくる

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質疑応答

  Q:ランニングコースは今でもあるが?

  A:本格的なランニングコースをつくる。

 

京都土木事務所コメント

 現在、丸太町橋より上流で鴨川・高野川のYの字をぐるりと回れるウォーキング&ジョギングコースを整備し、距離標も設置しています。こちらでウォーキングされている方も多く、頻繁に事務所に様々な情報が寄せられています。

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魚や鳥を増やすために魚を放流する

<魚を放流してユリカモメなどには定期的にはエサを与える>

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質疑応答

  Q:エサを与えるとトンビも食べるので生態系がおかしくならないか?

  A:トンビよけをしたら良いのでは。

 

  Q:ユリカモメは人からエサを与えられて人を襲うようにならないか?

  A:ユリカモメは凶暴ではないので大丈夫では。

 

  Q:放流する魚はどこから持ってくるのか?

  A:漁業組合の人が用意する。

 

  Q:放流されたての小魚はすぐに食べられたり捕られたりするのでは?

  A:小さい魚は捕られない様にルールを決める。

澤氏コメント

 今の状態では、人工に増やした魚では泳ぐ力が弱いし,警戒しないので簡単に捕食されてしまう、自然に増える環境が少ないので川の改善(魚道等)が必要です。

 

 

犬の散歩はリードをつけてする

<しっかりリードを持って犬の散歩>

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質疑応答

  Q:犬を放し飼いしたい人もいるのでは?

  A:ドッグランの様に放し飼いが出来る場所をつくれば良いのでは。

 

京都土木事務所コメント

 リードをつけるのは犬の散歩のルールとマナーです。それでも鴨川の河川区域に入るとリードを外す方が多く、トラブルの元にもなっています。

 

中村氏コメント

 なが~いリードで川の中を散歩させている方を見かけます。あれでもリードの役目を果たしているのでしょうか。中州では野鳥も繁殖しています。

 

 

京都らしい花で文字をつくる

<みんなのかもがわ>

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 質疑応答

  Q:花が踏み荒らされるのでは?

  A:柵などを設ける。

 

  Q:どこに花を植えますか?

  A:広い場所に植える。

 

  Q:花文字は高い所からしかわからないのでは?

  A:わかりやすい場所に植える。

 

  Q:花はどこで入手しますか?   A:スーパーで購入。

  Q:近くのスーパーになかったら? A:遠くのスーパーへ行く。

 

京都土木事務所コメント

 実際に鑑賞用の花のプランターを置いてはどうかというご意見もあります。その花を誰が世話をするのかを考えなくてはなりません。

ツリーハウスとプラスチックのふた付きゴミ箱の設置

<ハウスの中で安心して食事を>

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 質疑応答

  Q:プラスチックのゴミ箱は京都らしくないのでは?

  A:人通りの少ない奥地につくれば良いのでは。その方が安心して食べられる。

 

中村氏コメント

 人と野生生物は共に生きています。ゴミ箱に蓋は当然必要だと思います。ツリーハウスは鳥が逃げてしまうかもしれませんね。

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納涼床を鴨川の西岸に浮き床の様に設置

<みそそぎ川は無くして広くして自転車道と歩道を区分>

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 質疑応答

  Q:床の災害対策は?

  A:高さを上げてつくれば良い。

 

京都土木事務所コメント

 明治時代までの納涼床は川の中に床を出していましたが、増水時は非常に危険なため禁止になりました。現在の川の状況では提案の形状の床は難しいですね。

 

澤氏コメント

 釣り桟橋なんかが出来ればよいかと思います。

 

 これで提案者の発表終わりました。実はこの提案は4年生全員の児童が一人一人考えてくれていて、全部で220ありました。各クラスから2人、計12提案が発表されましたが、どの提案が当日発表されるかギリギリまで決まりませんでした。

 

 司会進行役の梶田氏は事前に全ての提案に目を通して当日を迎えられました。梶田氏からは、発表された他にも、「スタンプラリーの実施」「3歳までの限定の遊び場」「微生物の放流」などが紹介され、時間の制約で全て紹介出来なくて残念とのコメントがありました。

<中村氏から締めのコメント>

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 そして中村氏から締めのコメントを頂きました。

 「自然は自然のままに」川は川がつくるといいます 自然のままの川が最高!

 あっという間の1時間半。出前講座に新しいスタイルが生まれました。

平成28年3月10日 (京都土木事務所Y)

 

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