自然生態系保全のための在来種確保 [京都林務事務所]
在来種による緑化のために
工事によりできた切土・盛土法面等には、従来から法面保護工として既製品の緑化マット等を使用しています。しかし、深見大布施線片波・倉谷工区においては、周辺森林が京都府自然環境保全地域として指定されたことから、従来の外来種入りマット等を使用せず、現地で採取した種子・苗等を活用した緑化工法を採用しています。
そのため、当工区の法面緑化のためには、種子・苗木の確保が重要であり、事務所の職員や京都府緑化センターにも協力を得ながら実施しています。
種子の確保
まず工事を施工する箇所の近隣より種を採取します。採取した種は発芽率が低いため、樹種・数量共にできるだけ多く収集しています。
集めた種は持ち帰り選別して各樹種毎に計量します。最後に、協力を得られている緑化資材メーカーに引き渡し、工事現場での法面緑化に利用しています。
採取できた主な種子は、アカメガシワ、アセビ、ウリハダカエデ、カラスザンショ、クサギ、コアジサイ、ソヨゴ、タムシバ、タラ、ナナカマド、ノリウツギ、ヒサカキ、ムラサキシキブ、リョウブなどです。
利用状況についてはこちら→現地種子を使用した植生基材マットの使用
苗木の確保
工事を施工する前に工事箇所の近隣より多くの苗木を採取し、京都府緑化センターに引き渡し、養生してもらいます。後に工事区間のステップ植栽に利用しています。
苗木の採取状況
採取できた主な苗木は、アセビ、イロハモミジ、ソヨゴ、タムシバ、ナツハゼ、ツルシキミ、ヒメコマツ、ヒサカキ、ミズナラ、リョウブなどでした。
利用状況についてはこちら→法面におけるステップ植栽
