現地種子を配合した植生基材マット [京都林務事務所]
深見大布施線片波・倉谷工区においては、生態系の攪乱防止のため、当初は、種子を配合しない植生基盤マットを施工し、自然な植生の導入を図ることとしていました。しかし、植生の進入速度がマットの劣化速度に追いつけず、法面が安定しないところがありました。そこで、早期に現地植生により法面の安定化を図る手段として、現地で種子を採取し、マットに配合して張り付けています。発芽率は低いですが植生導入のスピードアップに僅かながら貢献しています。マットの構造の検討や種子発芽特性把握のため、発芽調査も実施しています。種子の量的確保と保存の方法等、課題は多いですが検討を重ねていく値打ちのある工法です。
施工状況
法面保護工に使用するマットは基本的に種なしとし、そこに植生基材メーカーの協力を得て、現地採取した数種の樹種を混ぜることで、外来種を入れずに緑化する工法を採用しています。
片波工区の状況
倉谷工区の状況
少しずつではありますが緑化が見られます。発芽している樹種は場所によって違いますが、現在までの調査結果では、発芽率の高い樹種等も分かってきました。今後も調査を続けていく事で、外来種を使用しない法面緑化工法を研究していきます。
種子の採取状況についてはこちら→在来種の確保
