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林道事業

みんなで守ろう山の道

林道はいろいろな機能を持っている森林の適正な整備や保全を図り、効率的で安定的な林業経営を確立するために必要な施設です。
 林道を整備すると、木材の搬出が容易になり、森林の維持管理が進み、森林のいろいろな経済的・公益的機能が良好に発揮されます。
 このように林道は重要な役割を担っています。 

 

 林道久多尾越線  

林道久多尾越線(京都市左京区久多~尾越)

 

  京都林務事務所管内の林道と災害への対応

当事務所管内には、178路線、延長25万7,292メートルの林道がありますが、大型で雨量が多い台風が通過した年は、被災を受ける箇所が発生することがあります。その際は、管理主体により林道災害復旧工事が行われることがあります。

被災直後 災害復旧後

  被災直後(林道一ノ谷線)

  災害復旧後(林道一ノ谷線)

被災の主な原因と未然防止

(1)主な災害の原因は水処理の不具合です。
  ・降雨により増加した路面水が集中流下したことによる路肩の決壊。
  ・排水管の閉塞による路体の崩壊。
 
 ※ 路面水の集中流下は、側溝に土砂が溜まったまま放置されていることから発生しているこ
  とが多く、林道の維持管理として土砂の取り除きや草刈りなどを行っていれば防ぐことがで
  きます。
 
 (2)定期的な林道の点検が重要です。
  ・集中豪雨が発生した場合、市町村や森林組合の職員の皆さんも災害調査に廻ります。
  ・短期間にすべての路線を確認することは難しいのが現状です。

 ※ 被害の拡大防止や早期の対応には、地元の皆さんの協力が必要です。
  ・林道被害を発見された際は、林道管理者や京都林務事務所まで報告をお願いします。
  ・林道の点検する場合は、天候などに十分注意して下さい(豪雨直後の調査は危険です)。
  ・点検中は二次災害が起こらないように十分気をつけてください。 

表面水の流下 災害調査の様子

  路面水の集中流下による路肩の決壊

災害調査の様子

林道の維持管理のポイント

  •  側溝に溜まった土砂を取り除く。霜崩れなどにより側溝には土砂がすぐに溜まります。
  •  側溝や排水管の閉塞がないか、集中豪雨の後に見廻り点検を行う。
  •  路面水が集中しないように、横断排水を細めに行う。
霜崩れによる側溝の閉塞 集中豪雨による排水管の閉塞

霜崩れによる側溝の閉塞

  集中豪雨による排水管の閉塞

 

新しい林道:林業専用道

 林業専用道とは、幹線となる林道を補完し、森林作業道と組み合わせることにより、木材を市場まで低コストで搬出するための新しい林道です。
 詳しくは、林業専用道パンフレットをご覧下さい。
 
 林業専用道パンフレット(PDF:1,227KB)

 

林道久多尾越線 林業専用道
  林道(森林の維持管理や木材生産をする上で幹線となる道)

林業専用道

森林作業道  
   

お問い合わせ

農林水産部京都林務事務所

京都市上京区中立売通小川東入三丁町449

ファックス:075-451-5745

kyotorinmu@pref.kyoto.lg.jp