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木造毘沙門天像 (西導寺 宇治市)

(宗教法人)西導寺(さいどうじ) (宇治市)
木造毘沙門天像修理

 広芝の地にあった二階堂という庵室を、慶長10年 (1605) 円誉(えんよ)上人が寺として再興。享保10年 (1730) に現在の地に移った。付近の廃寺から伝えられたとされる多くの仏像がある。毘沙門天像も、もとは五ヶ庄地域の南端に営まれた畑寺にあり、明治初年にそれが廃寺となり、本寺に移安されたと伝えられる。平安時代後期の作で、桧材一木造り・像高103.0cm。
 両足・岩座部分が本体と一体で、底部が削り取られていて安定性を著しく欠く。幾度も転倒し、上体部剥ぎ目が離れ、現在は横にして保管していたため、剥ぎ目を強固に接合の上、像の立ちの安定を図る修理に対して助成を行った。(平成17年度)

修理後
(JPG:35KB) (JPG:44KB)

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