南丹広域振興局

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「ダメ。ゼッタイ。」普及運動

 薬物乱用とは、医薬品を本来の目的から逸脱した用法や用量あるいは目的のもとに使用することや、医療目的にない薬品を不正に使用することをいいます。もともと医療目的の薬物は、治療や検査のために使われるものです。それを遊びや快楽を求めるために使用した場合は、たとえ1回使用しただけでも乱用にあたります。

  

乱用される危険のある薬物

 1.覚せい剤

幻覚や妄想が現れ、中毒性精神病になりやすい。使用をやめても再燃(フラッシュバック)することがある。大量に摂取すると死に至る。

  

2.大麻(マリファナ)

視覚、聴覚、知覚を変化させ、恐慌状態(いわゆるパニック)を引き起こすこともある。乱用を続けると、学習障害、記憶障害、人格変化を起こす。

  

3.あへん系麻薬(ヘロインなど)

皮膚が鳥肌立ち、全身の強烈な痛みと痙攣におそわれる(禁断症状)。大量に摂取すると死に至る。

  

4.コカイン

「一回やっただけで、もののみごとに虜になるクスリ」と言われているのがコカインです。コカインはどんな量でも使いすぎになり得ます。ある人には安全な量が、別の人には致死量になります。コカインを飲むと、幻覚や妄想が現れる。大量に摂取すると全身痙攣を起こすほか、死に至る。

  

5.MDMA

強い精神毒性があり、視覚、聴覚を変化させ、様々な障害を引き起こす。乱用すると、混乱、憂うつ、睡眠障害、不安等があり何週間も後にさえ、存在します。また、脱水症、高血圧、心臓や肝臓の機能不全が生じる。

     

 6.幻覚性きのこ(いわゆるマジックマッシュルーム)

幻覚、幻聴や妄想が現れて、ときには嘔吐や下痢などの中毒症状を伴う。また、呼吸困難を起こすことが多い。大量に摂取すると死に至る。

  

7.違法ドラッグ(いわゆる脱法ドラッグ)

吐き気、頭痛、精神への悪影響や意識障害などが起きるおそれがあり、麻薬や覚せい剤と同様の危険性が指摘されています。

   

8.有機溶剤(シンナーなど)

情緒不安定、無気力となり、幻覚や妄想が現れて、薬物精神病になります。目が見えなくなったり歯がぼろぼろになったりすることもあります。大量に摂取すると呼吸困難となり、死に至る。

  

薬物乱用による障害と主な症状について

1.薬物乱用における症状

 

 2.自分の意志では止められなくなる。

【依存性】
一回ぐらいならと思っても、また使いたくなり、繰り返し使ううちに薬物の使い方のコントロールがきかなくなってしまう。

【耐性】
使用を繰り返していくうちに、それまでの量では効き方がうすれていく。

一回だけと思って始めた人も、薬物の“依存性”と“耐性”によって使用する回数や量がどんどん増えていき、どうしようもない悪循環に陥ります。もはやそうなると自分の意思だけでは止めることはできません。

3.フラッシュバック(自然再燃)現象

薬物の乱用の害は半永久的に続きます。薬物の乱用でひとたび幻覚・被害妄想などの精神病の症状が生じると、治療によって表面上は回復しているかにみえても、精神異常が再びおこりやすい下地が残ってしまうのです。乱用をやめ、普通の生活に戻ったようでも、何かの刺激により突然、幻覚・妄想などの精神異常が再燃することがあります。これをフラッシュバック(自然再燃)現象といい、お酒を飲んだり心的なストレスなど、ほんの小さなきっかけでおこってしまうのです


薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」

なぜ、薬物乱用に走るのか。甘い誘いに気を付けよう!

(薬物乱用の甘い誘い)

・1回だけなら平気さ
・ちょっとだけ、ためしてみない
・クスリでちょっと遊ぼうよ
・面白いクスリがあるんだけど
・みんなやってるよ(やってないのはきみだけ)
・イライラがとれてすっきりするよ
・ただの栄養剤だよ
・最高の気分が味わえるよ

など

「ダメ。ゼッタイ。」と断る勇気をもとう。

薬物乱用を防止するために!!

  • 薬物乱用の危険性は身近にあり、自分には関係ないと思わないこと。
  • 誘われても「ダメ。ゼッタイ。」と断る勇気を持つこと。
  • 一人で悩まないで友人や家族に何でも相談すること。

   

問い合わせ

南丹保健所 環境衛生室

TEL:0771-62-4754
FAX:0771-62-0451

〒622-0041
京都府南丹市園部町小山東町藤ノ木21

 

 

 

 

 

 

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