第3回感染症予防リーダー養成研修会グループワーク発表
第3回感染症予防リーダー養成研修会グループワーク発表 (平成29年10月20日(金曜日))
本内容は、グループワークで出された意見をまとめたものです。
工夫点・取り組み内容
- 先に職員が面会して、利用者と面会可能かを判断する。
- マスク着用を声かけする。
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帰省から帰ってきた人にも健康チェックを行う。
- 適宜、保健だよりを配布して、感染症の情報を提供する。
- イラストを入れて視覚的にわかりやすく工夫している。
- 開催を数回にわけて全員が研修を受けられるようにする。
- 研修に出席できなかった人に、別途研修を開いたりワンポイントでも情報を伝えたりする。
- 全職員が一緒にするのではなく、グループ分けして実施している。
- 手洗い、うがいを徹底する。
- 次亜塩素酸ナトリウム消毒液による消毒を3回/日する。
- 対策ができているかチェックリストを作成して確認している。
- 部屋の上部の窓を開けて換気する。徘徊の人に付き添い窓の開閉をする。
- 湿度を下げない工夫(オイルヒーター使用で室内を乾燥させない等)をする。
- マスク着用拒否の人には鼻にジェルを塗っている。
- 手洗いやうがいの声かけを根気よくしていくことが大切。
- 送迎車にも嘔吐物処理セットを準備する。
課題と感じていること
- 個人の能力差や経験差により、対応能力に差が出る。
- 対応の統一ができていない。
- 感染症対策委員会や研修の定期的な開催が難しい。
- 研修をしていても、実際の発生時に対応できるのか不安。
- 嘔吐物処理の研修を全職員ができていない。
- 少量の嘔吐(食べ過ぎが原因?)の際、どこまでノロウイルスを疑ったらよいのかの判断が難しい時、どこまで対応をしたらよいのか困っている。
- 対策をとるにもコストがかかるため、どこまで取り組むことができるのかを悩む。
- マニュアルの見直し→周囲の人への対応や細かい手順なども記載した方よい。
- 手洗い、うがいを習慣づけること。→アルコール消毒や手洗いチェッカーの利用をすすめる。
- 利用者自身から症状を訴えてもらうことが難しい場合がある。
- 保護者の意識(熱があっても登園する等)にも違いがある。
- 徘徊の人がいる場合、経路の遮断が難しい。
- 今の状態が通常なのか異常なのか判断がつかない。→日頃からの情報収集が大切。
- 在宅でも対応とれるようにケアマネジャーとも協力していく必要がある。
- 平熱が高い人など、主治医の判断が必要なことがある。
- 他施設との情報交換の機会がない。→普段からコミュニケーションの場を作りたい。
講師からの一言
- 対策にはコストがかかるため、管理者も巻き込みながら施設で対応できるようすすめていくことが大切。
- 定期的な勉強会(研修会)の開催が重要。
- 利用者の家族も含めて啓発等の対応をしていくことが大切。
- 何が伝わっていないのかを確認していく必要がある。
- 自施設では全職員が次亜塩素酸ナトリウム消毒液のミニスプレーを持ち、環境消毒等で個人が1日で使い切るように心がけている。
京都府南丹保健所 保健室 感染症・難病担当
電話 077-62-2979