つながるなんたんvol.15
南丹地域の「地域づくり」の現場で活動している方々にインタビュー!
その活動をご紹介します。
地域の人々や活動から亀岡を学ぶ
京都学園大学 人間文化学部
西村 明弘(にしむら あきひろ)さん
亀岡市を中心に様々な地域活動を行い、地域の方とふれあう機会の多い西村明弘さん。
今回、兵庫県出身の西村さんから地域活動の内容や感じたことについてお話を伺いました。
活動のきっかけ
私が京都学園大学人間文化学部に入学したきっかけは、「国文学を勉強し、将来は図書館の司書になりたい」という思いからでした。
入学後はただ勉強に励む毎日でしたが、大学の「社会教育主事養成課程」でまちづくり関係の講座を受け、その講座でまちづくりのインターンシップに行ったことがきっかけで、亀岡でNPO活動をしたいと思うようになりました。
そんな時、京都学園大学の坂本信雄教授の紹介でNPO法人プロジェクト保津川の平成19年のふるさと清掃運動会に参加し、保津川周辺を1~2時間程清掃しました。初めて清掃に参加した時の印象は、「20代は私だけで、若い人が少ないなぁ」というものでした。それでも、朝早くからたくさんの人が活動に参加していたことや、清掃後のゴミの量がとても多いことに驚きました。
地域での挑戦
現在、私はNPO法人プロジェクト保津川での活動を中心に亀岡市まちづくり協働推進委員、保津川筏復活プロジェクトなどの活動に参加しています。
プロジェクト保津川の活動に参加しているうちに、保津川の様子や活動を学生に知ってもらいたいと考えるようになり、映像の撮影・編集が得意な友人と「保津川ゴミゼロ環境アクションを考える会」を結成しました。
平成20年の京都学園大学の龍尾祭にて「保津川ゴミゼロ環境アクション2008」のシンポジウムを開催した時は、友人が1年かけてプロジェクト保津川の活動を撮影・編集した映像を上映しました。その後は、私がそれまでの地域活動で培った人的ネットワークを生かしたパネリストの方に参加していただき、保津川のゴミゼロに向けたアクションについて話し合ってもらいました。
シンポジウムには、バイオ環境学部の学生の方に参加していただき、交流をはかることができました。これをきっかけに、バイオ環境学部の大西信弘准教授を通じて、バイオ環境学部の学生とも文系と理系の枠を超えた活動を起こしていこうと考えています。
地域活動と研究活動は一心同体
大学では、歴史民俗研究会に所属しています。この研究会では、亀岡の伝承や文化・妖怪について、現地で聞き取りなどをして調査・研究しています。また、私は「亀岡学」をテーマに研究しており、亀岡学では活動や研究の様子を亀岡学研究室のサイトにて発信していまして、地域活動と研究活動は一心同体だと思っています。
亀岡を身近に知る手段としては、「亀岡を歩くこと」です。亀岡駅前は電車が通るので発展しているのに、駅から離れると車やバスがないと不便になってきます。そこを逆手にとって歩いてみる。あれは何だというものを探してみる。私もここに来るまで知りませんでしたが、明智光秀や石田梅岩など、亀岡は歴史に恵まれていると思います。更に、地域活動を通じて見ると、亀岡には「自分たちのまちをなんとかしなくてはいけない」という情熱をもって活動している人たちがいると感じています。
今後の活動に向けて
南丹地域から他の地域に発信できる魅力といえば、私は「保津川(桂川)」だと思います。川の周辺には、豊かな農作物が育ち、木造船や筏の往来があったことから上流から下流までつながりがあります。そして、なにより川がきれいです。水害などのマイナス面もありますが、昔、川で泳いだことがあることなどをお話ししてくれる方もいて、古くから地域の人に親しまれているこの川は大事だと思います。それに、保津川に愛情を持っている人が立ち上がっているのです。「保津川をどうしていくのか、ただの川でいいのかと疑問をもつ方が増えたらいいな」と思います。
今後は大学院に進学し、亀岡祭や里山文化の発信にも携わりつつ、亀岡中心の活動から南丹地域に範囲を広げたいと思っています。目標は様々な分野で活動をしている方々を集めて、まちづくりについて語り合うサミットやシンポジウムを開くことです。そして、地域にこだわって、自らの力でまちづくりを発信していける人づくりをしていきたいと思います。
西村さんからのお知らせ
現在、亀岡学研究室にて自身の活動と、亀岡と南丹地域の人々の営みに関わる様々な活動を「亀岡学」として発信しています。研究や活動の様子については亀岡学研究室のサイトを御覧ください。
亀岡学研究室http://chiiki2008.blog19.fc2.com/
執筆者コメント
西村さんの話を聞いていると、亀岡の素晴らしさを良く知っていて、亀岡を大切に思っていることが取材を通して伝わってきました。地域活動をしていく中で自分でも何かしたいという想いから、自ら会を立ち上げるなど積極的に活動していて、亀岡に熱い想いがある方だと思います。
これからも目標に向かった挑戦と共に、今後の活躍にも期待しています。
企画振興室 今西 陽子
『つながるなんたん』は、南丹地域の様々な分野で活躍する人・団体を紹介し、「つなげる」京都府南丹広域振興局が発行する情報紙です。
つながるなんたんvol.15 京都学園大学 西村明弘さん( PDFファイル ,438KB)
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