つながるなんたん vol.1
つながるなんたんは、南丹地域の様々な分野で活躍する人・団体を紹介し、「つなげる」京都府南丹広域振興局が発行する情報紙です。
南丹地域の「地域づくり」の現場で活躍している方々にインタビュー!その活動をご紹介します。
私たちの住んでいるこのまちを、「自然で語れる」まちにしたい
京都府環境トップランナー受賞
特定非営利活動法人 亀岡 人と自然のネットワークのみなさん
(担当者)皆さんが活動をはじめられたきっかけから、お話をお聞かせください。
アユモドキが人を結ぶ
私たちは、それぞれが、長い人では30年ほど前から、身近な淡水魚や動植物を調査する活動をしていました。「人と自然研究会」を結成したのは、2002年に、亀岡市文化資料館の特別展「みんなでしらべた亀岡の生きものたち」に、今のメンバーが参加・協力したのがきっかけです。亀岡を流れる桂川の支流で、国の許可を得て「アユモドキ」を調査しようと準備をはじめたのも、ちょうどこのころでした。
今、身近な天然記念物「アユモドキ」を通じて、多くの方にふるさとの生き物たちに関心を寄せていただいています。アユモドキを縁に、いろいろな人とのつながりが生まれています。
ふるさとの自然への「案内人」
亀岡は、山並みも美しいですし、緑と水、田んぼも美しい。ですが、住んでいると、その美しさに案外気がつかない、当たり前の風景なんですね。失って初めて分かるのかもしれません。私たちは、ふるさとの自然を、もっと自慢したらいいじゃないかと思います。そして、みなさんに自信を持って欲しい。そのために、自然の中に足を運んでいただいて自然を体感してほしいと思います。
私たちが子どもの頃は、先輩やおじいちゃんたちが遊び方や自然への接し方を教えてくれました。今度は、私たちが、自然への「案内人」となって、すばらしい自然を紹介したいと考えています。
「自然で語れる」まちにしたい
自然を体感していただいたら、そこが「ふるさと」です。懐かしい想い出は、ずっと心に残ります。その想いを胸に、またいつか、このホームタウンに帰ってきていただければ嬉しいですね。アユモドキの縁で「ふるさと」に出会い、それが川と繋がり、人と人とが繋がっていく。「アユモドキつながり」ですね。
これからは、美しい自然を大切にする「景観の時代」がやってくると思います。脈々と受け継がれて、今、息づいている目の前の豊かな自然環境を、次の世代に引き継いでいくために、このまちを「自然で語れる」まちにしたいと考えています。これからが大切です。あわてずにやっていきたいですね。
特定非営利活動法人 亀岡 人と自然のネットワーク
- 代表者:上田稔
- 事務所の所在地:亀岡市
- 亀岡を拠点に、口丹波地域の歴史、伝統、文化、地誌、野生生物、人の営みを含めた生態環境等に理解を深めるための調査・研究・啓発等の事業を行っている。
アユモドキなど淡水魚の生態に詳しい
京都大学大学院 助教授 岩田明久さんのお話
亀岡にはもともと他の地域ではみられないほど数多くの淡水魚が生息していました。そしてそれらが今でも生き続けているというところに、この土地の大きな特徴があります。それは魚に限ったことではなく、他の生き物も同様です。
しかしながら今、このように恵まれた自然を、ただ放っておいてはもう保ってはいけない時代になってしまいました。それを将来にわたり守ってゆくには、どうしてもその場所に住む人々の活動と理解が必要になります。
亀岡 人と自然のネットワークの目標は「人と自然の共生」です。アユモドキはそのシンボルなのです。人も自然も豊かな亀岡になるよう、このNPOの活動に期待します。
「つながるなんたん」についてのお問い合わせ
京都府南丹広域振興局 企画振興室
電話:0771-24-8430
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