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北斎道中画譜
北斎道中画譜 永楽屋東四郎刊  刊年不明
「関」は亀山(三重県)を経て鈴鹿峠へむかうところの麓にある宿場です。古代三関(逢坂の関、不破の関、鈴鹿の関)のひとつ、鈴鹿の関がおかれたことにちなむ地名です。伊勢神宮をめざす人々もここから南へ向かいました。
北斎門下の魚屋北渓(ととやほっけい)が絵を描いた「狂歌東関駅路鈴(きょうかとうかんえきろのすず)」を改題し、北斎画として再び出版したものと考えられます。