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最上川 小杉未醒(こすぎみせい) 画
日本を代表する俳人、松尾芭蕉(正保元 (1644)年〜元禄7(1694)年)は、全国を旅して回りながら句を詠み、多くの傑作を残しました。
小杉未醒(放庵)(明治14年〜昭和39年)の『奥の細道画冊』では、旅先での芭蕉の様子が味のある素朴なタッチで描かれています。
この作品は、有名な「五月雨をあつめて早し最上川」の句の情景を描いたものです。五月の雨で増水し、急流となった最上川を下る一艘の舟に、芭蕉の姿が見えます。
最上川は山形県庄内平野を流れ、日本海にそそぎます。