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ロシア艦船の航行を伝える電報 京都府庁文書 明37ー36
加佐郡長や舞鶴鎮守府司令長官等から京都府知事あてに打電された、ロシア艦隊の動きを伝える電報です。
知事は、日本海に面する加佐・与謝・竹野・熊野の各郡長に対し、所轄内の沿岸付近を航行する敵国艦船らしきものを発見した際には、府庁及び舞鶴鎮守府に通報するよう訓辞しました。
ロシア艦船の航行を伝える電報 ロシア艦船の航行を伝える電報
2月11日 午後7時58分 受信 2月11日
[  ]から京都府知事あて 舞鶴鎮守府司令長官から京都府知事あて
「露艦沿海に来る恐れあり 日本海を函館の方に向かわんとする船舶は引き返すよう 直ちに船主へ注意あれ」 「敵の艦隊と認むるもの4隻 西津軽沖において徘徊しつつあり」
ロシア艦船の航行を伝える電報 ロシア艦船の航行を伝える電報
2月12日 2月12日
加佐郡長から京都府知事あて 舞鶴鎮守府司令長官から京都府知事あて
「露艦は青森県艫作岬より釧路に向ひたる由 近海只今は無事なり」 「敵の艦隊は 12日午前3時頃 十勝国大津沖にあり」