3月の気象
京都地方気象台防災業務課
3月の気象
<春の湿度>
乾燥または湿潤の度合いは、寒暖に次いで人間生活に関係が深く、湿度に関連する観測値は、農作物や工業製品の貯蔵や保管をはじめ、火災予防など多くの方面で利用されています。
一般的に「湿度」とは「相対湿度」を指し、空気の乾燥の程度を表します。木材などの含水量が湿度の影響を強く受けることから、前日以前の湿度を考慮に入れた実効湿度が火災の発生しやすい気象条件の目安に用いられています。
春の天候には、低気圧と高気圧が交互に通過し、荒れた天気の翌日は晴れるという特徴があります。大陸育ちの移動性高気圧は空気が乾いていることから、春は乾燥、そして火災に注意を要する季節です。
図1は、京都と舞鶴における旬毎の平均湿度(相対湿度の平年値)の変化を示しています。内陸部の京都が沿岸部の舞鶴より湿度が低く、ともに晩冬から春にかけて、一年のうちで最も乾燥する時期になっていることが分かります。
図1 京都と舞鶴における旬毎の平均湿度の変化(平年値)
図2は、平成19年の京都における日最小湿度と実行湿度の変化を示しています。日最小湿度は冬から春にかけて20%を下回る乾燥した日が見られ、実効湿度も春が一年のうちで最も低い時期になっています。
図2 京都における湿度の変化(平成19年)
火災の発生しやすい乾燥した気象条件(表1)になると、気象台では乾燥注意報を発表し、注意を呼びかけます。
表1 京都府南部・北部の乾燥注意報の発表基準
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府南部 |
府北部 |
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最小湿度40%で実効湿度60% |
最小湿度40%で実効湿度70% |
なお、火災に最も影響の大きい気象要素は風と湿度であり、火災の発生に関係が深いのは湿度で、火災の延焼に関係が深いのは風と考えられています。季節を問わず、火の管理に十分注意することが必要です。
平成22年1月の気象 ( )内は平年差・比
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平均気温 |
京都 |
4.7度 |
(+0.1度) |
舞鶴 |
4.0度 |
(+0.6度) |
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降水量 |
京都 |
33.0ミリ |
(68%) |
舞鶴 |
120.0ミリ |
(80%) |
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日照時間 |
京都 |
137.1時間 |
(112%) |
舞鶴 |
93.3時間 |
(127%) |
