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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成18年11月10日

こちらでは、現在、見頃の植物を紹介しています。

平成18年11月10日現在

第40回菊花展および園内花壇では

   菊花展風写真 


菊花展大芝生地で好評開催中!11月15日(水曜日)までです。    



千輪仕立て大文字写真 
 菊千輪仕立て
大菊の早咲き長幹種を使用して摘心(茎の先端を摘み取る)を3から4回繰り返して、脇芽を目的の数まで増やす仕立て方です。この作品は中国に自生するキク科ヨモギ属の一年草であるクソニンジンを台木に大菊を穂木として接いでいます。この作品は2鉢で182輪の花をつけています。テーマは大文字です。  
フレンチマリーゴールド写真

フレンチマリーゴールド
Tagetes patula cv.
(北山ワイルドガーデン)
本種がヨーロッパに導入された際、フランス経由で広まったので、フレンチマリーゴールドと呼ばれます。

コスモス写真

コスモス
Cosmos bipinnatus cv.
キク科
(北山ワイルドガーデン)
プランターのコスモスはまだまだ見頃です。

テランセラ写真

テランセラ
Althermanthera ficoidea
ヒユ科
(北山ワイルドガーデン)
メキシコからアルゼンチンまで分布する多年草。現在の学名はアルテルナンテラだが旧属名のテランセラで呼ばれることも多いです。

観覧温室では

   
  
ヤスミヌムレクス写真

タイ原産。ヤスミヌム レクス
Jasminum rex
モクセイ科
(ジャングルゾ-ン)
ほかのヤスミヌム属の白花種と違い、花に芳香がありません。今まさに満開です。花に香りがないのが本当に残念です。

ブルボフィルムファレノプシス

 ブルボフィルム ファレノプシス
Bulbophyllum phalaenopsis
ラン科
(冷房室)
原産はニューギニアです。標高600メートル以上の多雨林地帯の崖地や岩場に生育しています。本種はマクロブルボン節(Macrobulbon)というニューギニアに固有の大型種を含むグループに属しています。  

ファレノプシスギガンテア

ファレノプシス・ギガンテア
Phalaenopsis gigantea
ラン科
(冷房室)

ファレノプシス属の中で最大のものの一つで、ボルネオの海抜0から400mのフタバガキ科の樹木に着生しています。楕円形の大きな葉が5から6枚垂れ下がり、葉腋から花茎が下向きに伸びます。1本の花茎に20個以上の花をつけます。大型の葉から象のミミという名で呼ばれることもあります。高温性で開花期は秋です。
花は肉厚で、直径5cm。緑黄色地に赤褐色の斑紋が多く入ります。一度花茎が出ると次々に枝を出し、何年にもわたって花が咲きます。

奇想天外雄花

奇想天外(雄花)
Welwitschia mirabilis
ヴェルヴィッチア科
(砂漠サバンナ室)
アフリカナミブ砂漠に自生する雌雄異株の、終生2枚の葉しか出さない特殊な植物です。


 


植物生態園ほかでは

   マルバノキの写真  マルバノキ紅葉の写真
マルバノキ 
Disanthus cercidifolius
マンサク科
(あじさい園、植物生態園)
属名はギリシャ語のDis=2の意とanthos=花の意から。 イソギンチャクのような花が前後に2つ合体して咲きます。直径1センチくらいの小さな花で、遠くからでは気が付きませんのでご注意を。紅葉も非常に美しい木です。 
     
   ヒマラヤスギ雄花の写真  ヒマラヤスギ雌花の写真 
ヒマラヤスギ (雄花、雌花) 
Cedrus deodora
マツ科
(洋風庭園)

左の写真が雄花で長さ3から4センチ。右の写真が雌花で雄花の3分の1くらいの大きさで、現在受粉期に入っています。成熟した球果も同時に見られますが、まもなく果軸を残して果鱗が落ちます。 

   クエルクスコッキネアの写真  
クエルクス コッキネア
Quercus coccinea
ブナ科
(中央休憩所西側)

英名はスカーレットオーク(Scarlet oak)。カナダ、アメリカ東部原産の落葉高木です。

   コブクザクラの写真   
コブクザクラ(子福桜)
Prunus ×kobuku-zakura
バラ科
(盆栽鉢物展示場南側)

春と秋に咲く二季咲き品種ですが、当園では秋に咲く桜として定着しています。

    サザンカの写真
サザンカ
Camellia sasanqua
ツバキ科
(中央休憩所東側)

花弁は5枚で平開し、ばらばらに落ちます。

  
   ハウチワカエデの写真    

ハウチワカエデ(盆栽) 
Acer japonicum 
カエデ科
(盆栽鉢物展示場)

園内の紅葉の見頃は今月下旬頃になりそうですが、盆栽展示場ではカエデ類が紅葉真っ盛りの状態です。 

宿根草有用植物園では

 ワタの写真   
ワタ   
Gossypium arboreum var.obtusifolium 
アオイ科
(宿根草有用植物園有用植物ゾーン)

インド原産。ワタの実ははじけて、フワフワとした、これがほんとうの綿、の姿がみられるようになりました。
 クコの写真    
クコ(果実)  
Lycium chinense 
ナス科
(宿根草有用植物園有用植物ゾーン)

東アジアの熱帯域から温帯域原産。いま鈴なりに実をつけています。クコ酒やクコ茶として、一時期話題になりました。古くから滋養強壮に効く薬草として利用されています。川岸に時々分布しています。

  
 アワコガネギクの写真  
アワコガネギク  
Chrysanthemum boreale 
キク科
(宿根草有用植物園有用植物ゾーン)
本州、九州に分布。漢字で記すと泡黄金菊、小さな黄金色の花が泡のように密集して咲く様子から付いた和名です。また、京都市内の菊谷(キクタニ)と呼ばれる地域にちなんでキクタニギクという別名を持ちます。 止血や消炎に使われた薬草でもあります。


   
レオノティス レオヌルス 
Leonotis leonurus 
シソ科
(宿根草有用植物園) 南アフリカ原産。橙色の花が空に向かってそびえ立つ姿が燃え上がる炎のように見えることからか、カエンキセワタ(火焔着せ綿)という和名をもちます。 英名はLion’s ear(ライオンズイヤー:ライオンの耳)

 サルビアインボルクラタの写真  
サルビア インヴォルクラタ
Salvia involucrata
シソ科
(宿根草有用植物園)
メキシコ、中央アジア原産。多くのサルビア種のように開花は日長に影響を受けないため、初夏からずーっと咲き続けています。今、最もよく咲いています。頂部にある赤い苞が球状になっているのが最大の特徴です。種小名のインヴォルクラタもinvolucre(球状の苞、総苞 )に由来しています。
   サルビアミクロフィラの写真   
サルビア ミクロフィラ 
Salvia microphylla 
シソ科
(宿根草有用植物園)
メキシコ原産。サルビア グレギー等とともにチェリーセージという名称で親しまれています。

 リョウリギクモッテノホカの写真   

リョウリギク ’もってのほか’ 
Dendranthemum X grandiflorum ’Mottenohoka’ 
キク科
(宿根草有用植物園内有用植物ゾーン)
東北、北陸地方では食用菊が多く生産されており、山形県が最多生産県です。この山形の食用菊の中でも最も美味しいとされているのが、本品種「もってのほか」です。花弁(はなびら)をお浸しにすると独特の香りと苦みがあり、本当に美味しいものだそうです。  

 
コダチダリアの写真 コダチダリアの写真
コダチダリアが11月5日に開花しました!(写真は11月8日現在の様子)

コダチダリア Dahlia imperialis
キク科 
メキシコ、コスタリカ等原産、草丈3から5メートルに生長する木立ち性のダリア。(宿根草有用植物園)

昨年より9日早い開花です(昨年は11月14日)。まだ咲き始めたばかりで、これから花数はどんどん増えていきます。11月中下旬から12月初旬が開花盛期となる予想です。ぜひ、草丈5メートルの迫力ある巨大ダリアをご鑑賞ください。


植物園スタンプラリー

 フウスタンプ画像 
11月はフウです

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142