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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成19年2月23日

こちらでは、現在、見頃の植物を紹介しています。

平成19年2月23日(金曜)現在

「早春の草花展」 好評開催中!(3月21日まで、場所:北山門広場特設展示ハウス)

草花展展示風景 草花展展示風景

草花展展示風景 草花展展示風景

展示ハウスの中は一足早い春です。たくさんの生きた花々、工夫をこらしたディスプレイなどぜひお楽しみ下さい。

展示している草花の一部をご紹介します。

アイスランドポピードワーフカクテルミックスの写真

アイスランドポピー ’ドワーフ カクテルミックス’
Papaver nudicaule cv.
ケシ科
(「早春の草花展」 展示ハウス)

シネラリアの写真

シネラリア(サイネリア)
Senecio hibridus cv.
キク科
(「早春の草花展」 展示ハウス)

プリムラポリアンサの写真

プリムラ・ポリアンサ
Primula polyantha cv.
サクラソウ科
(「早春の草花展」 展示ハウス)

マーガレットの写真

マーガレット
Chrysanthemum frutescens cv.
キク科
(「早春の草花展」 展示ハウス)

ベニジュームオレンジの写真

ベニジューム ’オレンジ’
Venidium fastuosum ’Orange’
キク科
(「早春の草花展」 展示ハウス)

キンセンカドワーフアリスエローの写真

キンセンカ ’ドワーフ アリスエロー’ 
Calendula officinalis ’Dwarf Alice Yellow’ 
キク科
(「早春の草花展」 展示ハウス)

ハナナ京都伏見寒咲の写真

 ハナナ ’京都伏見寒咲’ 
Brassica rapa var. amplexicaulis ’Kyoto Hushimi Kanzaki’ 
アブラナ科
(「早春の草花展」 展示ハウス)

プリムラマラコイデスの写真

プリムラ・マラコイデス 
Primula malacoides cv. 
サクラソウ科
(「早春の草花展」 展示ハウス) 
 

園内花壇では

 北山ワイルドガーデンでは、近年人気のあるパンジーの品種を多種類展示しています。

パンジーLRテラノイエローの写真 パンジーLRアリルローズの写真

パンジーLRアリルブルーアンドホワイトの写真 パンジーLRアリルクリアスカーレットの写真

パンジー Viola ×wittrockiana cv.
(左上から)LRテラノイエロー、LRアリルローズ、LRアリルブルーアンドホワイト、LRアリルクリアスカーレット  

スミレ科
(北山ワイルドガーデン)

スノードロップの写真

オオマツユキソウ(スノードロップの一種)
Galanthus elwesii
ヒガンバナ科
(宿根草有用植物園)
ギリシャ、トルコ等、地中海北部原産。スノードロップの中でも比較的大きな花を咲かせます。内花被片にある緑の模様、花の大きさなどから種が分類されています。

観覧温室では

タベブイアクリソトリカ写真

タベブイア・クリソトリカ
Tabebuia chrysotricha
ノウゼンカズラ科
(ジャングルゾーン)
コロンビアからブラジルにかけて分布しています。タベブイア属の仲間をすべてイペーと呼ぶ場合もありますが、狭義にはタベブイアインペティギノサのみをイペーと呼び、その場合クリソトリカはキバナイペーと呼ばれます。高い位置で咲いているので気がつきにくいかもしれません。ジャングルゾーンの入口から入って5メートルくらい進んだ右側です。
ボーモンティアムルティフロラ写真

ボーモンティア・ムルティフロラ
Beaumontia multiflora
キョウチクトウ科
(ジャングルゾーン)
今満開です。夜間に香りが強くなりますが、昼間も顔を近づければよい香りがします。葯が柱頭に合着しています。ミリオカルパスティピタタ写真

ミリオカルパ・スティピタタ
Myriocarpa stipitata
イラクサ科
(ジャングルゾーン)

かなり高い位置で咲いています。ひも状に垂れ下がっているのが、花序です。

バウヒニア・ウァリエガタ写真

バウヒニア・ウァリエガタ

Bauhinia variegata

マメ科

(ジャングルゾーン)

中国南部原産。高さ5から10メートルになります。花は美しい紅紫色で芳香があります。九州の南端では露地栽培が可能です。

カラテアルフィバルバ写真

カラテア・ルフィバルバ
Calathea rufibarba
クズウコン科
(ジャングルゾーン)
ブラジル原産。草丈は40から50センチで花以外には全体に褐色の毛があります。葉の裏面は紫色をしています。花茎は長さ5センチほどで、黄色の花が株元にたくさん咲きます。株元を見ないと見逃してしまいそうです。

トリプラリスクミンギアナ雌花写真  

トリプラリス・クミンギアナ雌花
Triplaris cumingiana
タデ科
(ジャングルゾーン)
コスタリカからエクアドル原産。赤紫色の花を多数咲かせます。種子はフタバガキ科の種子に似て三つの翼を持ち、落下する時に飛散します。雌雄異株ですが、雄株も雌株に比べて地味ですが、咲いています。

デンドロビウムアメジストグロッスム写真

デンドロビウム・アメジストグロッスム
Dendrobium amethystoglossum
ラン科
(エントランスホール)
フィリピンの海抜1400mに自生し、茎の長さが80cmに達する大型のデンドロビウムです。茎の上部の節に花茎を生じ、直径約3cmの白い花を多数つけて下垂します。花被片の白と唇弁の赤紫のコントラストが鮮やかで、小さいながらよく目立つ花です。この植物は3月1日まで展示します。

パラファレノプシスラブケンシス写真

パラファレノプシス・ラブケンシス
Paraphalaenopsis labukensis
ラン科
(エントランスホール)
ボルネオ、サバ州の海抜500から1000mに特産する大型の着生種で、2mを超える棒状の長い葉が下垂し、世界で最も葉の長いランとして有名です。一つの花茎に5から15個の花をつけ、花径は約6cm。花色は最初褐紫色で、日が経つにつれて黄褐色に変わっていきます。種小名はこのランが最初に採集された場所の地名に由来しています。 この植物は3月1日まで展示します。

ヒッペアストルム属の一種写真

ヒッペアストルム属の一種
Hippeastrum sp.
ヒガンバナ科
(エントランスホール)
ヒッペアストルム属はブラジルとペルーを中心に約70種が中南米に自生しています。半耐寒性の球根植物で、花が大きくよく目立つので切花や鉢植え、花壇などにも広く用いられています。
本種はブラジルから導入されたもので、プニケウム種ではないかと思われます。海岸近くの岩場に自生していたものだそうで、球根の直径が15cm程あります。この植物は3月1日まで展示します。

植物生態園ほかでは

 アセビの写真

アセビ
Pieris japonica
ツツジ科 
(植物生態園)

例年3月中下旬に開花する花です。スズランのような小さな花を下向きにつけます。有毒植物。

 オニシバリの写真             
オニシバリ
Daphne pseudo-mezereum
ジンチョウゲ科
(植物生態園) 

別名のナツボウズは名のとおり夏に落葉する樹木です。雌雄異株。 


    

ツバキ ’羅撰染’
Camellia japonica  ’Rasenzome’
ツバキ科
(つばき園)

 

ウメ ’玉垣枝垂’
Prunus mume  ’Tamagakishidare’
バラ科
(梅林)

   

 アンズ
Prunus armeniaca
バラ科
(盆栽鉢物展示場向かい側) 

 前年の開花日3月13日で今年は2月15日。昨年より1ヶ月近く早い開花になりました。

 シナマンサクの写真

シナマンサク
Hamamelis mollis
マンサク科
(クスノキ並木) 

マンサク属は北米東部と東アジアに隔離分布するもので、本種は中国原産のマンサクです。冬枯れした葉が、枝からようやく落ちかけてきました。 

宿根草・有用植物園では

     宿根草有用植物園ミニハウスの写真

宿根草有用植物園北西部にある小ガラスハウス(無加温)には、「小さな春」があります。「植物の宝庫」と呼ばれ、独特な植生を有する南アフリカ共和国に自生している植物等を4月上旬頃まで展示します。

  
   キルタンサスオブリクスの写真

キルタンサス・オブリクス
Cyrtanthus obliquus
ヒガンバナ科
(宿根草有用植物園内小ガラスハウス)
南アフリカのケープ地方原産。花弁は、基部が橙色で先端部に向かうにつれて緑色を帯びています。100種程度知られているキルタンサス属の中で、本種は最大の花とされています。

   イフェイオンセロウィアヌムの写真  
イフェイオン・セロウィアヌム
Ipheion sellowianum
ユリ科
(宿根草有用植物園内小ガラスハウス)
南米原産。ぱっちり開いた黄色の花が印象的です。同じイフェイオン属のハナニラ(Ipheion uniflorum、淡青色)も咲き始めました。 
   
  カスマンテエチオピカの写真

カスマンテ・アエティオピカ 
Chasmanthe aethiopica
ヒガンバナ科
(宿根草有用植物園内小ガラスハウス)
南アフリカのケープ地方南部原産。日本の川辺にみられるヒメヒオウギズイセン(ヒガンバナ科、明治時代頃にヨーロッパから渡来) によく似た花色、草姿ですが、それとは別属の植物です。

     ベルセミアブラクテアタレモンフレームの写真 ベルセミア昨年の開花の様子       
ヴェルセミア・ブラクテアタ 
Velthemia bracteata 
ユリ科
(宿根草有用植物園内小ガラスハウス) 
南アフリカのケープ地方南西部原産。掃除用具のモップのような桃色の花を咲かせます。2月22日現在、花被の大部分は未だ緑色ですが、3月上旬頃には、桃色のモップとなります。(写真小) 

ラケナリアスプレンディダの写真

 ラケナリア・スプレンディダ
Lachenalia splendida
ユリ科
(宿根草有用植物園内小ガラスハウス)
南アフリカのケープ地方原産。紫の筋の入った花弁、長く伸びた雄しべ、絵に描きたくなるような繊細な花です。 


ボリジの写真

 ボリジ
Borago officinalis 
ムラサキ科
(宿根草有用植物園)
ヨーロッパ南部原産。officinalis(ラテン語で「薬用の」)という種小名から薬用として広く利用されていたことが伺えます。 古代ギリシア時代から、葉を、酒などの飲み物に入れて飲むと元気になるとされていました。

 

スイセンの写真

房咲きスイセン ’グランソレイユドール’ 
Grand Soleil d’Or
ヒガンバナ科
(宿根草有用植物園)


宿根草有用植物園・散歩道

 

  マツヤニの写真

(1)マツヤニは無色透明

バイオリンの弓の塗布剤などに利用される松脂(マツヤニ)です。こんな風に無色透明で、かなりの粘着力があり、特有の芳香がありました。


 アメリカアカウキクサの写真

(2)池の表面を覆うアメリカアカウキクサ
池の表面を覆い、日射をさえぎり水温を下げるために、水中の生態系に様々影響をあたえるアメリカアカウキクサ。冬にはまばらに点在する程度ですが、春以降は生育が旺盛となるため、気が付いたら掬いとらなければなりません。

アメリカアカウキクサ Azolla caroliniana アカウキクサ科(シダ植物)

 

植物園スタンプラリー

2月のスタンプカトレアの画像

2月はカトレアです

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142