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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成20年1月4日

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

植物園は1月5日から開園します。 

 新年のディスプレイ写真

 

こちらでは、現在、見頃の植物を紹介しています。

観覧温室では

今年も植物を使った新年のディスプレイを作りました。今年の干支、ネズミがトランプをしている図です。
(観覧温室特別展示室)

青い羽子板写真

青い羽子板(横14センチ、縦40センチ)

赤い羽子板写真

赤い羽子板(横14センチ、縦40センチ)

羽根突きの羽根

羽根突きの羽根(横7センチ、縦6.5センチ)

 

ネズミ、カード、羽子板、羽根に使われた種子
ウケユリ、アリストロキア・フィンブリアタ、ロドレイア・チャンピオニー、ヒメイヨカズラ、ナタマメ、トリプラリス・クミンギアナ、インドボダイジュ、ショレア属の一種

トラディスカンティア・シラモンタナの葉
ベニヒモノキの花
モクレンの苞
ストレプトカーパスの果実
カキの種子
ヤブミョウガの果実
ノボタンの果実

京都府立植物園ボランティアなからぎの会制作 

その他観覧温室では

ロスマニアロンギフロラ写真

ロスマニア・ロンギフロラ
Rothmannia longiflora
アカネ科
(ジャングルゾーン)
西アフリカ熱帯地域原産。細長い花が非常に優雅。これから次々と開花します。

ドムベヤウァリキー写真

ドムベヤ・ウァリキー
Dombeya walliichii
アオギリ科
(ジャングルゾ-ン)
アフリカ東部とマダガスカル島の原産。白色から桃色の花がつき、芳香があります。

ドムベヤブルゲッシアエ写真

ドムベヤ・ブルゲッシアエ
Dombeya burgessiae
アオギリ科
(ジャングルゾ-ン)
アフリカ中部から南部の原産。高さ4メートルの低木から小高木。

イポメアホースファリアエ写真

イポメア・ホースファリアエ
Ipomoea horsfalliae
ヒルガオ科
(ジャングルゾ-ン)
これから徐々に見頃に向かいます。原産は西インド諸島。種名はイギリスで初めて本種を栽培したホースフォール夫人(Mrs. Horsfall)を記念してつけられました。英語名は学名の由来どおり、ホースフォール夫人の朝顔(Mrs. Horsfall’s morning glory)といいます。イポメアといえばソライロアサガオに代表されるように青系のさわやかな色の花の印象が強いですが、本種は真っ赤です。

カエンカズラ写真

カエンカズラ
Pyrostegia venusta
ノウゼンカズラ科
(アナナス室)
南アメリカ原産。英名は frame vine。花が炎のように鮮やかなことからつけられました。

デンドロビウムデアレイ写真

デンドロビウム・デアレイ
Dendrobium dearei
ラン科
(ラン室)
フィリピン原産。花は径5から6センチで純白。寿命が長い花です。

 

植物生態園ほかでは

アリドオシの写真

アリドオシ (果実)
Damnacanthus indicus ssp. indicus 
アカネ科 (植物生態園)
漢字では「蟻通し」と書きます。鋭い棘が蟻でも突き通す。または、この木の下は痛くて蟻ぐらいしか通れないということからきています。 
ヤブコウジの写真

ヤブコウジ(果実)
Ardisia japonica
ヤブコウジ科(植物生態園)
正月の寄せ植えなどによく使われる縁起物です。「十両」という呼び名もあります。

センリョウの写真

センリョウ (果実)
Chloranthus glaber 
センリョウ科 (植物生態園)
「千両」と書きます。庭木としてよく植えられますが、半日陰を好みます。植物生態園南口付近に植栽しています。

マンリョウの写真

マンリョウ(果実)
Ardisia crenata
ヤブコウジ科 (植物生態園)
「万両」と書きます。本種も縁起物として人気があります。植物生態園では、鳥による種子の散布でよく増えます。

ナナミノキの写真

ナナミノキ(果実)
Irex chinensis
モチノキ科 (盆栽・鉢物展示場向かい側)
今年は野鳥が少ないせいか、多くの樹種の赤い果実がよく残っています。冬場の野鳥の糧になっており、この個体もある時期になると一斉に食べ尽くされます。

ロウバイの写真

 ロウバイ 
Chimonanthus praecox 
ロウバイ科 (梅林)
12月下旬に開花しました。黄色い半透明の花弁が蝋細工のようです。

 

宿根草・有用植物園では

『小さな小さな春』をお楽しみください。

宿根草・有用植物園内にある小ガラスハウスでは、南アフリカや地中海付近を原産とする珍しい球根植物等が開花期を迎えています。

宿根草園内小ガラスハウスの写真

ラケナリアアロイデスクアドリコロルの写真

ラケナリア・アロイデス クアドリカラー
Lachenalia aloides var.quadricolor
ユリ科(宿根草・有用植物園内小ガラスハウス)
南アフリカ原産のケープ地方原産。変種名は花弁のカラフルな横縞模様を表します。花茎や葉にある黒斑もユニークです。

原種スイセンに近い交配種の写真

スイセン原種に近い交配種 
Narcissus bulbocodium x  ’Jessamy’ 
ヒガンバナ科(宿根草・有用植物園内小ガラスハウス)
スイセンの原種ブルボコディウム(地中海付近原産、黄花)と形がそっくりな交配種です。原種ブルボコディウムより強健な性質を持つのが特徴です。

ネリネの一種の写真

ネリネ属の一種
Nerine sp.
ヒガンバナ科(宿根草・有用植物園内小ガラスハウス)
南アフリカ原産。日本では半耐寒性(摂氏約5度以上必要)であり、排水のよい土を好みます。

モラエアポリスタキアの写真

モレア・ポリスタキア
Moraea polystachya
アヤメ科(宿根草・有用植物園内小ガラスハウス)
南アフリカ原産。すぅーっと伸びた花茎の先には薄紫の花、その中央には黄色の蜜標、日本人好みの花ではないでしょうか。

アンドロシンビウムキリオラツムの写真

アンドロシンビウム・キリオラツム
Androcymbium ciliolatum
ユリ科(宿根草・有用植物園内小ガラスハウス)
南アフリカ原産。白い花弁のように見えるのは、苞葉(ほうよう)です。その中心部に複数の小花が総状に咲きます。

オキザリスウェルシコロルの写真

オキザリス・ウェルシコロル
Oxisalis versicolor
カタバミ科(宿根草・有用植物園内小ガラスハウス)
南アフリカのケープ地方原産。日が差さない時は、花弁は筒状にすぼみ、赤紫色の縁取り模様が楽しめます。
日が差すと花はパッと開きます。

ボリジの写真

ボリジ
Borago officinalis
ムラサキ科(宿根草・有用植物園)
ヨーロッパ南部原産。古代ギリシア時代から強壮などに効く薬草として利用されています。葉を、酒などに入れて飲むそうです。

サルビアゲスネリフロラの写真

サルビア・ゲスネリフロラ
Salvia gesneriiflora
シソ科(宿根草・有用植物園)
メキシコ原産。短日性が強く、数年前までは、日本では「花期が大変短い」か、「花咲かずして冬枯れする」サルビアでしたが11月中旬から現在もなお開花しています。年が明けても開花しているのは、たいへん希なことです。


クレマチスキロサバレアリカの写真

クレマチス・キロサ バレアリカ
Clematis cirrhosa var.balearica
キンポウゲ科(宿根草・有用植物園)
ヨーロッパ南部、地中海沿岸原産。冬咲きクレマチスの代表種(の変種)で、キロサあるいはシルホサの名前で流通しています。クリーム色のがく弁に赤い斑点が入る様子は野趣に富んでいます。

植物園スタンプラリー

1月はロウバイです。

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142