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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成20年4月11日

  • こちらでは、現在見頃の植物を紹介しています。

平成20年4月11日現在

 園内花壇では

さまざまなチューリップが花盛りです。 
これから4月下旬頃まで、早生、中手、晩生と様々なタイプのチューリップが咲き出します。

 ラッキーストライク写真

ラッキーストライク

(植物園会館前花壇)
キコマチ写真

キコマチ(黄小町)

(植物園会館前花壇)

ベンバンザンテン写真

ベンバンザンテン

(植物会館前花壇)

パープルフラッグ写真

パープルフラッグ

(植物園会館前花壇)

オセロ写真

オセロ

 (洋風庭園)

ビッグスマイル写真


 ビッグスマイル

(洋風庭園)

クインオブナイト写真


クインオブナイト

(洋風庭園)

レッドウィング写真

 
レッドウイング

(洋風庭園)

ムラサキズイショウ写真

 
ムラサキズイショウ(紫水晶)

(洋風庭園)

アカネ写真

 
アカネ(茜)

(洋風庭園)

ベニビジン写真

ベニビジン(紅美人)

(洋風庭園)

サーモンインプレッション写真


サーモンインプレッション

(大芝生地西側)

スウィーティ写真

 
スウィーティ

(大芝生地西側)

ピンクインプレッション写真


ピンクインプレッション

(大芝生地西側)

草花展示の写真

「早春の草花展」は3月20日をもって終了しましたが、花が見られるものをあと少し展示しております。 (北山門広場)

観覧温室では

 テコマンテベヌスタ写真

テコマンテ・ベヌスタ
Tecomanthe venusta
ノウゼンカズラ科
(ジャングルゾーン)
ニューギニア原産。花は古い枝につきます。日本ではT. venustaとT. dendrophilaの2種が栽培されています。 デンドロフィラとベヌスタは同種として扱われる場合もありますが、園芸的には区別する必要があると思われます。

コンロンカ写真

コンロンカ
Mussaenda parviflora
アカネ科
(ジャングルゾーン)
種子島、屋久島、沖縄、台湾に分布します。半つる性の常緑低木で高さ1から1.5メートルくらいになります。ツル状に伸びた枝は非常に長くなります。本属の植物は約200種類あり、主に熱帯アジア、熱帯アフリカ、太平洋諸島に分布しています。東南アジアやハワイなどの熱帯地方では街路樹や庭木として利用されています。

ヘリコニアヴァグネリアナ写真

ヘリコニア・ヴァグネリアナ
Heliconia wagneriana
バショウ科
(ジャングルゾ-ン)
中央・南アメリカ原産で、特に日当たりのよい水辺に自生します。
バナナと同じバショウ科です。鮮やかな赤い色をした部分は苞とよばれ、その中に小さな花があります。

 

ジェイドバイン写真

ジェイドバイン
Strongylodon macrobotrys
マメ科
(ジャングルゾ-ン)
昨年も花序の数はかなり多かったのですが今年は昨年よりさらに増えています。現時点で花序の数が約80有ります。今後増えてくる可能性もあります。毎年人工授粉を続けていますがここ1~2年花粉の量が少なく、成功していません。今年も引き続き人工授粉を続ける予定です。
フィリピンのルソン島原産。フジの花序のように長く垂れ下がります。受粉はオオコウモリが媒介します。受粉方法が独特で結実しにくいのですが、東大小石川植物園で、世界で始めて人為結果に成功しました。

ホウガンノキ写真

ホウガンノキ
Couroupita guianensis
サガリバナ科
(ジャングルゾ-ン)

大変たくさん花芽がついています。開花は朝7時ごろ、午後4時までには落花してしまいます。今年は花序が非常にたくさんつきました。栽培条件下では結実しないため、人工授粉してやる必要があります。授粉は開花直後がよいようです。また、開花が始まる時期には同時に落葉し、新葉がいっせいに伸びてくるのですが、新葉が伸びきったころの方が、結実しやすいようです。


トリプラリスクミンギアナ雌株写真

トリプラリス・クミンギアナ(雌株)
Triplaris cummingiana
タデ科
(ジャングルゾーン)
コスタリカからエクアドル原産。花は目立ちませんが、花弁のように見える萼片が赤く美しくなります。萼は結実後も残り、翼となって飛散します。トリプラリスのトリは3の意味です。翼は3つあります。雌雄異株で雌花が大きく美しいのですが、雄花は白く小さく地味です。

カラテアブルレーマルクシーアイスブルー写真

カラテア・ブルレーマルクシー ’アイス・ブルー’
Calathea burle-marxii ’Ice Blue’
クズウコン科
(ジャングルゾ-ン)
ブラジル原産。普通、1株につき1花序がつきます。花序は卵形からやや円柱形で長さ9から16センチ、幅6から8センチと大きくろう質の苞が、らせん状に25から50個つきその腋に小さな花をつけます。苞の色にはさまざまな変異がありますが、アイスブルーは涼しげに青みを帯びています。

ムユウジュ写真  

ムユウジュ
Saraca indica
マメ科
(ジャングルゾーン)
花は橙色で芳香があります。仏教三霊樹の一つで、お釈迦様の母君摩耶(まや)夫人がこの花に触れようとした時、お釈迦様が右脇腹から歩み出て「天上天下唯我独尊」と唱えたと伝えられています。インド、タイ、ミャンマーの寺院ではムユウジュの並木が多く見られます。サンスクリット語ではaokaといわれます。意味は無憂で、和名のムユウジュはここからくるといわれます。

パンノキ雄花序写真

パンノキ雄花序
Atrocarpus altilis
クワ科
(熱帯有用作物室)
通路から見上げると、いくつか花序が確認できます。雌花序は今のところ確認できていません。

パラミツ雌花写真

パラミツ雌花序
Artocarpus heterophyllus
クワ科
(熱帯有用作物室)
雌花序が咲いてきました。雄花序に比べて数が少ないので、見る機会は比較的少ないと思います。写真をよく見ると、白っぽい雌しべがたくさん出ているのが分かります。小バエも来ています。大きな果実が樹幹から垂れ下がっている様子は非常に印象的です。熱帯アジアでは果実が食糧として重要で、材も良質であることからよく利用されています。
英名はジャックフルーツ(Jackfruit)といいインドの現地語をポルトガル人が使い始めたことに由来しています。
原産地のインドから東南アジア、アラビア半島、東アフリカへ伝播し、紀元前から栽培されていました。紀元100年にはヨーロッパでも知られており、南アメリカ、西インド諸島へは18世紀になって伝播されました。果実の生産、消費ともアジアが盛んで、インドや東南アジア諸国で栽培が盛んに行われています。庭園樹やコーヒーの被陰樹として植えられることもよくあります。和名のパラミツはサンスクリット語に由来し、「最高のもの」という意味です。

 ロドレイアチャンピオニー写真

ロドレイア・チャンピオニー
Rhodoleia championii
マンサク科
(中庭)
和名シャクナゲモドキ。原産は香港です。種の形容詞は1848年に本種を発見したイギリスの軍人のチャンピオンにちなみます。寒さにはやや弱いのですが、関東以西の暖地では戸外で生育できます。

植物生態園ほかでは

シャクナゲの写真

ホンシャクナゲ
Rhododendron japonoheptamerum var. hondoense 
ツツジ科 (植物生態園)
通路側の日当たりの良い個体が咲き出しました。「第16回しゃくなげ展」は4月18日(金曜)から4月20日(日曜)に植物園会館展示室にて開催します。

 ウラシマソウの写真

ウラシマソウ
Arisaema urashima
サトイモ科(植物生態園)
花序の先から伸びる付属体を浦島太郎の釣り糸に見立てた名前です。植物生態園に中心にある池の西側に植栽しています。

クリンソウの写真

クリンソウ
Primura japonica
サクラソウ科 (植物生態園)
種小名に「japonica」が入っていますが、種子交換で、海外の植物園からも人気がある植物のひとつです。プリムラの「王様」と思われるぐらい大きく成長し、1メートル近くになることがあります。写真は1段目の花序が出たところです。 

ユズリハの写真

ユズリハ
Daphniphyllum macropodum
トウダイグサ科 (植物園会館前)
新葉の展開と同時に開花します。新葉の成長を見届けるかのように旧葉が落ちます。「譲葉」の名前の由来はこのことからきています。

アベマキの写真

アベマキ
Quercus variabilis 
ブナ科 (くすのき並木)
写真は雄花序が開出したところです。くすのき並木の洋風庭園側に目線より少し上で、この花を観察できる個体があります。

ダイオウグミの写真

ダイオウグミ
Elaeagnus multiflora var. gigantea
グミ科(大芝生地北西)
別名「ビックリグミ」といいます。トウグミから果実の大きいものが選抜されたものです。

リキュウバイの写真

リキュウバイ
Exochorda racemosa
バラ科 (大芝生地西側)
バイカシモツケという別名もあります。中国原産。写真のバックに写るピンク色はソメイヨシノの落ちた花弁です。

 

宿根草・有用植物園では

ブルビネラフロリバンダの写真

ブルビネラ・フロリバンダ
Bulbinella floribunda
ユリ科 (宿根草・有用植物園)
南アフリカ原産。他の宿根草に先駆け、鮮やかな黄花を咲かせるブルビネラ・フロリバンダ。今週末(4月12日、13日)が見頃のピークとなりそうです。


クレマチスアルマンディーアップルブロッサムの写真 クレマチスアルマンディーアップルブロッサムの写真

クレマチス・アルマンディー  ’アップルブロッサム’
Clematis armandii  ’Apple Blossom’
キンポウゲ科 (宿根草・有用植物園内円形パーゴラ)
原種は中国中西部原産。やや肉厚で表面に光沢のある長い葉が特徴です。4から6枚のがく片を持つ明るい花は流れる滝の水しぶきのようです。


チューリップブベデンスキーの写真

チューリップ・ブベデンスキー
Tulipa vvedenskyi
ユリ科 (宿根草・有用植物園内ロックガーデン)
中央アジア原産。短い花茎には濃い朱色の花、そして多肉植物のような縮れた葉・・・、乾燥地原産の原種ならではの花姿です。


チューリップベイケリライラックワンダーの写真
チューリップ・ベイケリ ’ライラックワンダー’
Tulipa bakeri   ’Lilac Wander’ 
ユリ科 (宿根草・有用植物園内ロックガーデン)
地中海クレタ島原産。明るいピンク色の花弁の中央にある黄色の大きな蜜標は印象的です。草丈20から30センチメートル以下の花姿も可愛らしい。

ボリジの写真
ボリジ
Borago officinalis
ムラサキ科 (宿根草・有用植物園)
ヨーロッパ南部原産。officinalis(ラテン語で「薬用の」)という種小名から薬用として広く利用されていたことが伺えます。 古代ギリシア時代から、葉を、酒などの飲み物に入れて飲むと元気になるとされていました。

ツタンカーメン王墓のエンドウの写真

ツタンカーメン王墓の
エンドウ
COMMON PEA FROM PYRAMID
Pisum sp. マメ科 
イギリスの考古学者カーター氏が、1922年にツタンカーメン王墓を発掘した際、副葬品からエンドウの種を見つけました。ツタンカーメン王が生きた時代が紀元前14世紀ですから、実に三千年以上の時を経た種です。なんと、この種、保存状態が良好であったためか発芽、栽培することができたのです。この子孫の種子が1965年に日本にも導入され、現在も各地で栽培されています。ワインレッドの花と、着莢の時から莢色が濃い紫色です。中の豆(完熟種子)は、淡い黄緑色です。これで豆ご飯を炊き、数時間蒸らすとごはんがほんのり赤く染まります。


イワヤツデの写真

イワヤツデ
Mukdenia rossii
ユキノシタ科 (宿根草・有用植物園)
中国、朝鮮半島原産。ヤツデのような葉をもち、岩地に自生することからこの和名がついています。 
 

口紅ズイセンアクタエアの写真

口紅スイセン ’アクタエア’
Narcissus  ’Actaea’ 
ヒガンバナ科 (宿根草・有用植物園)
口紅スイセンとは、原種スイセン・ポエティクスを育種材料にして作出された区分で、副花冠が平たく開いていて赤い縁取りをもつのが特徴です。


八重咲きスイセンタヒチの写真

八重咲きスイセン ’タヒチ’
Narcissus ’Tahiti’
ヒガンバナ科 (宿根草・有用植物園)
副花冠、おしべ、めしべが花弁化している八重咲きスイセン。本品種は花弁、八重部とも黄色です。 

スプリットコロナスイセンシャンテレレの写真

スプリットコロナスイセン ’シャンテレレ’
Narcissus ’Chanterelle’
ヒガンバナ科 (宿根草・有用植物園)
スプリットコロナスイセンとは副花冠が裂けているタイプのスイセンです。

 

 

 

 

植物園スタンプラリー

4月はバイモです。

スタンプラリーバイモの写真

 

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142