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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成20年7月4日

  • こちらでは、現在見頃の植物を紹介しています

平成20年7月4日現在

観覧温室では

ストレリッチアニコライ写真

ストレリチア ニコライ
Strelitzia nicolai
バショウ科
(ジャングルゾーン)
舟形の苞に包まれた花序が2から5個集まってつきます。苞の色が橙黄色で鮮やかなゴクラクチョウカ(Strelitzia reginae)と異なり、苞の色は黒っぽい色をしています。花被片は淡青から白色です。

 

 ヘリコニアヴァグネリアナ写真

ヘリコニア ヴァグネリアナ
Heliconia wagneriana
バショウ科 (ジャングルゾ-ン)
中央、南アメリカ原産で、特に日当たりのよい水辺に自生します。
バナナと同じバショウ科です。鮮やかな赤い色をした部分は苞とよばれ、その中に小さな花があります。 

ムサロサケア写真

ムサ ロサケア
Musa rosacea
バショウ科
(ジャングルゾ-ン)
雄花序の苞が桃色で美しい、観賞用のバナナです。食用になるバナナと違い、花序が直立します。

パキラアクアティカ写真

パキラ アクアティカ果実
Pachira aquatica
パンヤ科
(熱帯有用作物室)
メキシコ南部からブラジル、ペルーに分布します。高さ5メートルから20メートルになる高木です。花は早朝に開花し芳香があります。果実の中に入っている種子は直径1から2センチの球形で焼くと栗のような味で食べられます。中国名は瓜栗というそうです。由来は分かりませんが、味と関係あるのかもしれません。

タイガーオーキッド写真 タイガーオーキッド花序写真

タイガーオーキッド
(グランマトフィルム スペキオスム)
Grammatophyllum speciosum (砂漠サバンナ室)
タイガーオーキッドと呼ばれています。ミャンマー、タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ニューギニアに広く分布しています。草姿が3メートル以上にもなる世界で一番大きなランで、1851年にロンドンのクリスタルパレスに展示された株は2トン近くあったといわれています。直径10センチぐらいの花には、黄緑色地に褐色の斑点があり、トラの縞模様に似ているところから、タイガーオーキッドと呼ばれています。
株が大きくならないと咲かないので、日本では開花しにくいランのひとつです。花茎が6本上がっています。タイガース優勝の前祝いでしょうか(園長は巨人ファンのようですが)?

キソウテンガイ雄花写真


キソウテンガイ雄株
Welwitschia mirabilis
ウェルウィッチア科
(砂漠サバンナ室)
 南西アフリカの砂漠地帯にのみ分布する植物で、ウェルウィッチア科は一属一種です。分類上からも独特の形態をもつ植物で、終生2枚の葉だけを伸ばし続ける非常に変わった裸子植物です。雌雄異株で、とても長寿な植物で1000年以上生きるといわれます。放射性炭素による測定では600年という数値も出ています。

 

 

 デンドロビウムモスカツム写真

デンドロビウム モスカツム
Dendrobium moschatum
ラン科
(ラン室)
インドからラオスにかけて広く分布します。開花は1週間程度ですが、花序がいくつかありますので2週間程度は楽しめそうです。
デンドロビウムコロパキンギー写真


パフィオペディルム コロパキンギー
Paphiopedilum kolopakingii
ラン科
(ラン室)
ボルネオ原産。種の形容詞は本種を最初に入手したインドネシアのラン商の名(A. kolopaking)にちなみます。葉の長さ60センチ、花茎の長さ70センチになる大型種です。


マダガスカルジャスミン写真

マダガスカルジャスミン
Stephanotis floribunda
ガガイモ科
(ラン室)
マダガスカル原産。モクセイ科である本来のジャスミンとは全く違う植物ですが、花の形、香りが似ていることから名付けられました。切り口から白い乳液が出ます。花は純白で芳香があります。
エピデンドルムプリスマトカルプム写真

エピデンドルム プリスマトカルプム
Epidendrum prismatocarpum
コスタリカ、パナマ原産。桃色の唇弁がかわいらしく印象的です。がく片には暗紫色の大きな斑点が入ります。

チユウキンレン写真

チユウキンレン
Musella lasiocarpa
バショウ科 (中庭、温室入口前庭)
黄色く花のように見える部分は苞と呼ばれます。苞の部分がハスの花のように見えることから、中国名地湧金蓮、すなわち地面から現れる金色のハスと名づけられました。中国南部からインドシナ半島の標高1000から2500メートルの山の斜面に分布します。中国の雲南省では農家の生垣に植えられたり、地下茎や偽茎が豚の餌にされたりします。

 

植物生態園ほかでは

ヤブカンゾウの写真

ヤブカンゾウ
Hemerocallis fulva var. kwanso
ユリ科 (植物生態園)

ヤマユリの写真

ヤマユリ
Lilium auratum
ユリ科 (植物生態園)
開花直前のつぼみです。 

ノリウツギの写真

ノリウツギ
Hydrangea paniculata
ユキノシタ科 (植物生態園)

キハギの写真

キハギ
Lespedeza buergeri
マメ科 (植物生態園)

宿根草有用植物園では

ハナハスメイコウレンの写真 

ハス ’明光蓮(めいこうれん)’
Nelumbo nucifera ’Meikouren’
ハス科 (宿根草・有用植物園北部)
花蓮の原産地はインド、中国等とされています。本種は、蜀紅蓮と舞妃蓮の交配により1971年に作出されたものです。宿根草・有用植物園では約30品種を植栽展示しています。今月下旬頃までが見頃です。ぜひ早朝(開園は午前九時)にご鑑賞ください(ハス観察会は8月3日早朝7時から1時間程度)。


インドハマユウの写真 

インドハマユウ
Crinum zeylanicum
ヒガンバナ科 (宿根草・有用植物園東部)
インド原産。本種やアフリカ原産のアフリカハマユウ等、クリナム属植物が開花盛期を迎えています。真っ白な反り返った花びらはなんとも言えない野趣に富みます。

リシマキアキリアータファイアークラッカーの写真 

リシマキア・キリアータ ’ファイアークラッカー’
Lysimachia ciliata ’Fire Cracker’
サクラソウ科 (宿根草・有用植物園)
原種は北米原産。本来湿気の多い場所を好みますが、多少の乾燥地でも生育旺盛。原種は緑葉ですが、本園芸種は赤葉で、黄色い花が一層際だちいます。

マツカサギクの写真 

マツカサギク
Liatris scariosa
キク科 (宿根草・有用植物園)
北米東部原産。薄紫の槍咲きの花は頂部から下に向かって順番に咲いていきます。草丈は1メートル強。

カライトソウの写真

カライトソウ
Sanguisorba hakusanensis
バラ科(宿根草・有用植物園)
本州北部原産。 日本の北国や高山に自生する野草です。
柔らかそうな花穂には独特の風情があります。薬草のワレモコウと同属です。 

クサキョウチクトウエリザベスの写真 

クサキョウチクトウ ’エリザベス’
Phlox paniculata ’Elizabeth’
ハナシノブ科 (宿根草・有用植物園)
北米東部原産。別名、オイランソウ。本種以外に白、紅色の種も展示しています。草丈1から1.5メートルです。

サンジャクバーベナの写真 

サンジャクバーベナ
Verbena bonariensis
クマツヅラ科 (宿根草・有用植物園)
原種は北米南西部原産。茎は頂部付近で三つに分枝し各々に散房状の花がつきます。写真では見えませんが対生する一対の葉は合着し、主茎は葉を突き抜いているかのようです。

 

ヒメヒマワリ 
Helianthus debilis
キク科(宿根草・有用植物園)
北米南部原産。1メートル強の草丈に、直径10センチ弱の明るい黄花。夏花壇のヒマワリ(Helianthus annuus)と同属異種。

イヌラマクロセフィラの写真 

イヌラ マクロセファラ
Inula macrocephala
キク科 (宿根草・有用植物園)
コーカサス原産。草丈3メートル弱。薬草のオオグルマ(Inula helenium、生薬名「土木香」、コーカサス付近原産)と同属。高い草丈と大きな葉の割には小さな黄花を咲かせています。 

ガガブタの写真 

ガガブタ(鏡蓋)
Nymphoides indica
ミツガシワ科(宿根草有用植物園内東の池、通称かえる池) 本州、四国、九州に分布。直径1.5センチ程の白い花冠は五深裂し、中心部は黄色。裂片には白い毛が生えています。一日花で午後になるとしぼみます。

エキナセアプルプレアの写真 

エキナセア プルプレア ’マグナス’
Echinacea purpurea ’Magnus’
キク科 (宿根草・有用植物園)
原種は北米原産。アメリカ合衆国では古くから茎、根が抗ウイルス力をもつ民間薬として利用されていました。現在でもハーブの一つに数えられ、全草をお茶にした「エキナセアティー」は、免疫力向上の効果があるとされています。 

ユウガオの写真 ユウガオの写真 

ユウガオ
Lagenaria siceraria var. hispida
ウリ科 (宿根草・有用植物園)
北アフリカ、アジア熱帯原産。平安時代の頃に、中国経由で伝来。夕暮れ時に開花し翌日にはしぼむ一日花。株全体に粗い毛があります。植栽種は、8月上旬頃から大きな丸い球形状の果実(直径30から40センチ)を実らせます。7月上旬現在、指の先ほどのプクッとした果実がつきました。乞うご期待!(源氏物語に登場、4帖夕顔)


タイマツバナの写真
タイマツバナ
Monarda didyma
シソ科 (宿根草・有用植物園)
北米東部原産。松明(たいまつ)の炎のような花。葉をハーブティーにして飲むと消化促進に良いそうです。

アーティチョークの写真
アーティチョーク
Cynara scolymus
キク科 (宿根草・有用植物園)
地中海西部原産。蕾が食用になるアーティチョークの花。大きなものでは、花の直径(水平方向)が15センチ強あります。

 

 

園内花壇では

 

ウモウケイトウの写真

ウモウケイトウ 
Celosia cristata var. plumosa cv.
ヒユ科
(北山ワイルドガーデン)

ルドベキアチェロッキーサンセットの写真

ルドベキア ’チェロッキーサンセット’
Rudbeckia hirta ’Cherokee Sunset’
キク科
(北山ワイルドガーデン)

 

 

ルドベキアカプチーノ写真



ルドベキア’カプチーノ’
Rudbeckia hirta ’Cappuccino’
キク科
(北山ワイルドガーデン)
2008年フロロセレクト(欧州草花新品種審査協会)金賞受賞品種
ルドベキアマヤの写真

ルドベキア ’マヤ’
Rudbeckia hirta ’Maya’
キク科
(北山ワイルドガーデン) 

2005年フロロセレクト(欧州草花新品種審査協会)金賞受賞品種 
イポモプシスルブラ写真
イポモプシス ルブラ
Ipomopsis rubra
ハナシノブ科

(北山ワイルドガーデン)
カリフォルニア、フロリダ、テキサス原産。イポモプシス属は24種あり、アメリカ合衆国、アルゼンチン南部に分布します。 
 

植物園スタンプラリー

7月はヒマラヤシーダーです。

ヒマラヤシーダー画像 

 

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142