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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成20年10月24日

こちらでは、現在見頃の植物を紹介しています

平成20年10月24日現在

第42回菊花展開催中(11月15日(土曜)まで)

第45回菊花展の写真

府立植物園のバラ園は広大です。

洋風庭園では、バラが見頃を迎えています。

バラ園の景観の写真

 夏の終わりに剪定することにより、秋の花芽の生長を促し、揃って一斉に咲かせるようにしています当園の秋バラです。

バラ園景観の写真

見頃のピークは11月初旬頃までと予想されます。洋風庭園には約250品種2000株を植栽展示しています。


現在、開花している品種の一部を紹介します。
バラ 園芸品種  Rosa cvs. バラ科
系統表記の意味:
HT系=ハイブリッド・ティー(モダンローズ、四季咲き大輪)
F系=フロリバンダ(モダンローズ、四季咲き中輪) 

バラ聖火の写真 バラ光華の写真

’聖火’ ’Seika’
1967年日本作出 HT系 (写真左)
’光華’ ’Koka’
1996年日本作出 HT系 (写真右)

バラ女神の写真 バラ胡弓の写真

’女神’ ’Megami’
1980年日本作出 HT系 (写真左)
’胡弓’ ’Kokyu’
1988年日本作出 HT系 (写真右)  

バラ夕霧の写真 バラ紫野の写真

’夕霧’ ’Yugiri’
1987年日本作出 HT系 (写真左)
’紫野’ ’Murasakino’
1992年日本作出 HT系 (写真右)  

バラ大文字の写真 バラ万葉の写真

’大文字’ ’Daimonji’
1981年日本作出 HT系 (写真左)
’万葉’ ’Manyo’
1988年日本作出 F系 (写真右)  

バラアラベスクの写真 バラセブンティーンの写真

’アラベスク’ ’Arabesque’
1988年アメリカ作出 F系 (写真左)
’セブンティーン’ ’Seventeen’
1959年アメリカ作出 F系 (写真右)  

バラゴールドバニーの写真 バラデイリースケッチの写真

’ゴールドバニー’ ’Gold Bunny’
1978年フランス作出 F系 (写真左)
’デイリー スケッチ’ ’Daily Sketch’
1960年イギリス作出 F系 (写真右)  

バラマーガレットメリルの写真 バラケアフリーワンダーの写真

’マーガレット メリル’ ’Margaret Merril’
1977年イギリス作出 F系 (写真左)
’ケアフリー ワンダー’ ’Carefree Wonder’
1993年フランス作出 F系 (写真右)  

バラブルグンド81の写真 バラホワイトマジックの写真

’ブルグンド 81’ ’Burgund 81’
1981年ドイツ作出 HT系 (写真左)
’ホワイト マジック’ ’White Magic’
1989年アメリカ作出 F系 (写真右)  

バラインカの写真 バラとどろきの写真

’インカ’ ’Inka’
1992年ドイツ作出 HT系 (写真左)
’とどろき’ ’Todoroki’
1977年日本作出 HT系 (写真右)  

バラオクラホマの写真 アンネのバラの写真

’オクラホマ’ ’Okulahoma’
1964年アメリカ作出 HT系 (写真左)
’スブニール ドゥ アンネフランク’ ’Souvenir d’ Anne Frank’ 1960年ベルギー作出 F系’Koka’  

園内花壇では

 コスモスとキバナコスモスの写真 サルビアレウカンタの写真

コスモス Cosmos bipinnatus cv. とキバナコスモス Cosmos sulphureus cv. キク科(写真左、洋風庭園ほか)
サルビア レウカンタ Salvia leucantha シソ科 (写真右、北山ワイルドガーデンほか)

ビデンスの写真 アノダの写真

ビデンス Bidens ferulifolia cv. キク科 (写真左、北山ワイルドガーデン)
アノダ Anoda cristata cv. アオイ科 (写真右、北山ワイルドガーデン) 
センニチコウの写真 ベゴニアの写真

センニチコウ Gomphrena globosa cv. ヒユ科(写真左、沈床花壇)
ベゴニア Begonia×semperflorens-cultorum cv. シュウカイドウ科(写真右、沈床花壇)


植物生態園ほかでは

キブネギクの写真 コバノクロウメモドキの写真

キブネギク Anemone hupehensis var. japonica キンポウゲ科(写真左、植物生態園)
コバノクロウメモドキ(果実) Rhammus japonica var. microphylla クロウメモドキ科(写真右、植物生態園) 
イナカギクの写真 チャノキの写真

イナカギク Aster ageratoides ssp.amplexifolius キク科 (写真左、植物生態園)
チャノキ Camellia sinensis ツバキ科(写真右、植物生態園)

ナワシログミの写真 トウサイカチの写真

ナワシログミ Elaeagnus pungens グミ科(写真左、つばき園西側)
トウサイカチ(果実) Gleditsia sinensisマメ科(写真右、北山ワイルドガーデン西側)

アメリカマンサクの写真 コブクザクラの写真

アメリカマンサク Hamamelis virginiana マンサク科(写真左、大芝生地東側)
コブクザクラ(子福桜) Prunus cv. バラ科(写真右、盆栽鉢物展示場南側)

観覧温室では

 ヤスミヌムレクス写真

ヤスミヌム レクス
Jasminum rex
モクセイ科 (ジャングルゾ-ン)
タイ原産。ヤスミヌム属の中で最大の花をつけます。ただ、他のヤスミヌム属白花種と違い、花に芳香がありません。ヤスミヌム属の香りのする白花種として有名なのはマツリカです。マツリカの花からジャスミン茶を作ります。

 ハメリアパテンス写真 

ハメリア パテンス
Hamelia patens
アカネ科 (ジャングルゾーン)
フロリダ、西インド諸島からブラジル原産。筒状の花は橙から鮮紅色で枝先に3から5個の花序となって次々咲きます。目線より少し高い位置にあります。

ホルムショルティアサンギネア写真

ホルムショルディア サンギネア
Holmskioldia sanguinea
クマツヅラ科 (ジャングルゾーン)
インド、ヒマラヤの亜熱帯地方原産。萼はレンガ色からオレンジ色、花冠は萼と同色で円筒形。園芸品種には萼と花冠の色が鮮黄色のもの、紫色のものがあります。英名はチャイニーズハット。長くのびた花冠と萼を帽子に見立てています。

オウコチョウ写真

オウコチョウ
Caesalpinia pulcherrima
マメ科 (ジャングルゾーン)
西インド諸島原産といわれています。花色は橙色から黄色で個体変異が多く、様々な色合いの花があります。当園の個体は黄色の花と赤に白の覆輪の2種類があります。九州南部より南では戸外で栽培可能です。

 オオベニゴウカン白花写真

オオベニゴウカン(白花)
Calliandra haematocephala white flower
マメ科 (ジャングルゾ-ン)
今年も咲き出しました。ボリビア原産。白く毛のように多数飛び出している部分はおしべです。標準的なオオベニゴウカンは赤い花ですが、本個体は白花で珍しい。漢字では大紅合歓(大きな紅色の合歓の木)と書きます。 めしべはおしべの後から伸びてきます。

サガリバナ花序写真 サガリバナ全体写真 サガリバナ果実写真

サガリバナ
Barringtonia racemosa
サガリバナ科 (ジャングルゾーン)
いくつか結実した果実も見られます。東南アジアから太平洋諸島の湿地に分布します。薄いピンク色で糸状に広がっている部分は雄しべです。その下に短い花弁がつきます。花序は長さ50センチくらいで15から20花つけますが、いったん花が終わっていもその花序がさらに伸びて花をつけます。熱帯では日陰樹や防風林として利用されます。夜に開花し、朝には落ちてしまっているので開花した状態は観察できませんが、落ちた花を水鉢に浮かべていますのできれいな状態で観察していただけます。大変よい香りがします。

ホウガンノキ果実写真

ホウガンノキ
Couroupita guianensis
サガリバナ科 (ジャングルゾ-ン)
ホウガンノキに実がなりました。今年は3個です。といっても現在はゴルフボールくらいの大きさです。12月中旬には文字通り「ホウガン(砲丸)」になりそうです。
4年前までの開花時期は4月から6月だけだったのですが、ここ3年ほど秋にも開花するようになって来ました。秋に結実したのは今回が初めてです。

ディコリサンドラティルシフロラ写真

ディコリサンドラ・ティルシフロラ
Dichorisandra thylsiflora
ツユクサ科 (ジャングルゾ-ン、ラン室)
ブラジル原産。濃青紫色の花が印象的です。ジャングルゾーンでは通路から少し奥まったところに植栽しています。ラン室の方が、花を近くで観察できます。英名をブルージンジャー(青いショウガ)といいます。草姿がショウガ科の植物に似ていることからつけられました。 

ミラクルフルーツ写真

ミラクルフルーツ
Synsepalum dulcificum
アカテツ科 (熱帯有用作物室)
熱帯アフリカ原産。長さ2センチほどの赤い液果に含まれるミラクリンという化合物は舌の味蕾(みらい:舌の上の味を感じる場所)に作用して、すっぱいものを甘く感じさせる効果を持ちます。ミラクリンは食欲を抑制する働きがあります。

ゴレンシ果実写真

ゴレンシ
Averrhoa carambola
カタバミ科 (熱帯有用作物室)
花もたくさん咲きました。これから果実の数が増えてくると思います。原産地はインド、インドネシアもしくはマレー半島といわれていますが、はっきりとはわかっていません。現在では東南アジアを中心に世界の熱帯亜熱帯に分布しています。果実に5本の稜が立ち、その横断面が星型をしていることから「スターフルーツ」とも呼ばれます。
果実は生食か砂糖漬けに、また、薄く切ってサラダに入れたりもします。

カカオ果実花写真 

カカオ
Theobroma cacao
アオギリ科 (熱帯有用作物室)
現在、小さな果実と花が同時に見ることができます。当園で管理している自然条件下では結実しないため、人工交配をしています。
種子を炒って粉末にして砂糖、香料等を混ぜ、圧して固めたものがチョコレートで、粉末を圧搾して脂分を除いたものがココアです。 

ディモルフォルキスロウィ全体写真 ディモルフォルキスロウィ下部の花写真 ディモルフォルキスロウィ上部花写真

ディモルフォルキス ロウィ
Dimorphorchis lowii
ラン科 (冷房室)
今年7月に開花した個体とは別株で、今回初めて開花しました。湿度の高い場所で育成しているとなかなか咲かないようです。栽培する場所をより乾燥する屋外のような場所で行い生育を制限した方が開花しやすいようです。
属名のディモルフォルキスはギリシャ語のDi「2つの」、Morphe「形態」、Orchis「ラン」を組み合わせたもので、属名のとおり1つの花茎に2種の異なる花が咲きます。花茎は長く2メートルを超えるようになりますが、花茎の基部には鮮やかな黄色で甘い香りを放つ花が数花つき、下部には赤褐色で無香の花が咲きます。ランの中では、2種の異なる花が咲くのはディモルフォルキスだけです。ボルネオ島のサラワク州とサバ州にまたがって分布しており、標高1000メートル以下の熱帯林の高湿度な環境に生育しています。

アリストロキアアルボレア写真

アリストロキア アルボレア
Aristolochia arborea
ウマノスズクサ科 (冷房室)
アリストロキア アルボレアが開花しています。
多くのアリストロキア属がつる性であるのに対し、高さ3メートル程度のかん木になる種です。
一つの花の寿命は一週間程度ですが、株元につく花茎には次々と花が咲き、長期間楽しめます。花は直径7センチ程度の頭巾のような形をしており、花色は茶色で、下部が白くなります。
原産地は、メキシコからエルサルバドルにかけての中央アメリカで、湿度の高い環境を好みます。現在開花している株は、2000年9月にインドネシアのボゴール植物園から挿し穂を譲り受けたもので、本園では初開花になります。また、アリストロキア アルボレアの開花は、精華町にある「花空間けいはんな」についで国内2例目です。

バオバブ果実写真

アフリカバオバブ
Adansonia digitata
パンヤ科 (砂漠・サバンナ室)
今年もバオバブの果実が大きくなってきました。同じ木の花粉では結実しないので、新潟県立植物園で開花しているバオバブの花粉をいただいて人工授粉しています。種子の周りのパルプ質は糖分が40%以上含まれ、そのままお菓子として食べられます。口に入れると甘酸っぱくラムネに似た味がします。水に溶かして清涼飲料水としても飲まれます。種子からは油が取れ、マダガスカルでは工場で搾られ、石鹸などが作られています。種子は生食ではなく、煮たり発酵させたりして食べます。

グロッバウィニティー写真

グロッバ ウィニティー
Globba winitii
ショウガ科 (ラン室)
タイ原産。赤く美しい色の部分は苞で花はその先についている黄色い部分になります。

ストレプトカーパス写真 

鉢物展示室でストレプトカーパス園芸品種を展示しています。

タチハナアナナス写真

タチハナアナナス
Tillandsia cyanea
パイナップル科 (アナナス室)
エクアドル南部に分布します。花茎は非常に短く葉に隠れます。深いかわら重ね状になった濃いピンク色の部分は花茎苞と呼ばれます。花弁は濃い紫色です。

アキメネス展示写真

ラン室でアキメネスを展示しています。 

 宿根草・有用植物園では

サルビアメキシカーナの写真 サルビアメキシカーナ 

サルビア メキシカーナ ’ライムライト’
Salvia mexicana ’Limelight’
シソ科(宿根草・有用植物園)
明るい黄緑色のガク片に濃い青紫色の花が咲いています。葉色は深緑です。色のコントラストが鮮やかなサルビアです。草勢強く草丈は2メートル前後と迫力もあります。

サルビア・インディゴスパイレルの写真
サルビア インディゴスパイレル
Salvia × indigo-spirer
シソ科(宿根草・有用植物園)
目に染みるような濃く鮮やかな青色(インディゴ:藍(あい)から採取した染料)。耐寒性の強いサルビアです。

サルビアインヴォルクラタの写真 

サルビア インヴォルクラタ
Salvia involucrata
シソ科 (宿根草・有用植物園)
メキシコ、中央アメリカ原産。花茎の頂部にある球状の苞(ほう)が特徴のサルビアです。


サルビアエレガンスの写真

サルビア エレガンス
Salvia elegans
シソ科(宿根草・有用植物園)
メキシコ、グァテマラ原産。端正な姿の赤い花は、まさに「エレガント」です。 葉には芳香があります。(ハーブ名はパイナップルセージ)

サルビアマドレンシスの写真 

サルビア マドレンシス ’イエローマジェスティー’
Salvia madrensis ’Yellow Majesty’
シソ科 (宿根草・有用植物園)
原種はメキシコ西部原産。珍しい黄色のサルビア。草丈は2メートル程度でボリュームも満点です。

レオノティスレオヌルスの写真 レオノティスレオヌルスの写真 

レオノティス レオヌルス
Leonotis leonurus
シソ科 (宿根草・有用植物園)
南アフリカ原産。「橙色」の花が高く輪生する姿はエキゾチックな風情です。朝夕の気温が下がり、花色がはっきりとしてきました。和名はカエンキセワタ(火焔着せ綿)、英名はLion’s ear (ライオンの耳)。 

メラレウカの写真 

メラレウカ属の一種
Melaleuca  sp.
フトモモ科 (宿根草・有用植物園)
オーストラリア原産。一見、ブラシノキ(Callistemon speciosus、フトモモ科)と見間違えられますが、葉の形など明らかに異なる、別属の植物です。植栽を始めてから3年経過しますが、耐寒性にはやや不安があります。厳しい冬には越冬できないかもしれません。


クコの果実の写真
クコ(果実)
Lycium chinense
ナス科 (宿根草・有用植物園)
東アジアの熱帯域から温帯域原産。果実、根、葉は、疲労回復や滋養強壮等の効果がある生薬です。クコ茶(葉)やクコ酒(果実)などとして利用されます。

ワタの果実の写真 

ワタ(綿、完熟果実)
Gossypium arboreum var.obtusifolium
アオイ科(宿根草・有用植物園)
インド原産。ワタの果実がはじけています。 綿が引っ張り出された様子です。上ははじける前の果実です。

コルチカムウォーターリリーの写真 

コルチカム ’ウォーターリリー’
Colchicum ’Water lily’
ユリ科(宿根草・有用植物園)
八重咲きの園芸品種。コルチカムは、夏の休眠から覚めた後、出葉(春)の前に、まず花だけを咲かせる植物で、ヒガンバナ(彼岸花)と同じ開花様式です。本品種は日当たりが良いほど、紫色が濃くなります。

ホウキギの写真 ホウキギの写真 

ホウキギ ’アカプルコ’
Kochia scoparia ’Acapulco’ アカザ科
原種は中国原産。赤く紅葉しています。熟す前の果実は「畑のキャビア」、とんぶりの原材料です。 源氏物語に登場(第2帖「帚木」)

トケイソウライラックレディーの写真 

トケイソウ ’ライラック レディ’
Passiflora ’Lilac Lady’
トケイソウ科 (宿根草・有用植物園)
トケイソウ(Passiflora caerulea)とホザキトケイソウ(Passiflora  racemosa)との交雑種。


植物園スタンプラリー

11月はコダチダリアです。

コダチダリアスタンプ写真

 

 

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文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142