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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成21年2月6日

こちらでは、現在見頃の植物を紹介しています

平成21年2月6日(金曜)現在

観覧温室では洋ラン展を2月11日(水曜日)まで開催しています

記念撮影コーナー写真

記念撮影コーナー

京の坪庭写真

ディスプレーコーナー。展示テーマは京の坪庭

クロマツ写真

クロマツの盆栽も登場

ししおどし写真

ししおどしもカコーン

洋ラン研究会展示写真

洋ラン研究会展示

プレウロタリスパリオラタ写真

プレウロタリス パリオラタ
Pleurothallis palliolata
ラン科
コスタリカ~パナマ原産
プレウロタリス属
亜熱帯および熱帯アメリカに分布します。コケのように小さいものから1m近くになるものまで、600以上の種があり、ラン科の中でも大きな属で、多くの種は樹木や岩に着く着生種です。茎は細い棒状で、先端に1枚の葉を着けます。花茎は茎の先端から出て、1から多数の花を着け、花茎が短いものは、花が葉の上に乗っているように見えます。

 

プレウロタリストルンカタ写真

プレウロタリス トルンカタ
Pleurothallis truncata
ラン科
エクアドル原産

ファレノプシスアマビリス写真

ファレノプシス アマビリス
Phalaenopsis amabilis
フィリピンのパラワン島からオーストラリア北部にかけて分布します。10から20花咲きます。比較的低温に強く、有香。

アングレクムセスキペダレ写真

 アングレクム セスキペダレ
Angraecum sesquipedale
ラン科
(ラン室)
マダガスカル島原産。「ダーウィンのラン」と呼ばれます。唇弁の基部に長さ30センチもの管状の距(きょ)を持つのが特徴です。種名のセスクイペダレはラテン語で1フィート2分の1の意味で長い距のことを示しています。進化論で知られるダーウィンは1862年に、この花の花粉を運べるのは管の先にたまる蜜を吸うことの出来る口の長い未知のスズメガがいるに違いないと予言し、その40年後の1903年に予言どおりの20センチを超える長い口吻を持つガ(キサントパンスズメガXanthopan morgani predicta)が発見されました。
アングレクム属 はアフリカの着生ランを代表する属で、熱帯アフリカ、マダガスカル及びコモロ諸島に約200種が分布します。形態は多様ですが基本的には短軸性。茎はごく短いものから長いものまであり、通常革質の葉が2列につきます。花は白色のものが多く、唇弁が大きく種によって特徴があり、長い距を持ちます。

アングレクムエブルネウム写真

アングレクム エブルネウム
Angraecum eburneum
ラン科 (ラン室)
マダガスカル、マスカリーン諸島、コモロ諸島及びアフリカ東部に分布します。大型で草丈80センチ程度になります。花茎は長さ1メートルあまり、有香の白花を10から20個列生します。

 

 


観覧温室では

ツンベルギアマイソレンシス写真

ツンベルギア マイソレンシス
Thunbergia mysorensis
キツネノマゴ科 (ジャングルゾ-ン)
インド南部原産。花は腋生または頂生で、長さ40から100センチの総状花序を下垂します。花冠裂片は暗赤褐色で、基部は濃黄色、大きく開いた花筒内部は濃黄色になります。苞(ほう)も暗赤褐色でつぼみのときから美しく印象的です。

リュエリアコロラタ写真

リュエリア コロラタ
Ruellia colorata
キツネノマゴ科 (ジャングルゾ-ン)
ペルー、エクアドル、コロンビア南部の森林中に分布します。鮮赤色で長楕円形の部分が苞で、苞の間から燈赤色の筒状の花が顔をのぞかせています。

コンロンカ写真

 

コンロンカ
Mussaenda parviflora
アカネ科 (ジャングルゾーン)
種子島、屋久島、沖縄、台湾に分布します。半つる性の常緑低木で高さ1から1.5メートルくらいになります。ツル状に伸びた枝は非常に長くなります。本属の植物は約200種類あり、主に熱帯アジア、熱帯アフリカ、太平洋諸島に分布しています。東南アジアやハワイなどの熱帯地方では街路樹や庭木として利用されています。 

ホルムショルティアサンギネア写真

ホルムショルディア サンギネア
Holmskioldia sanguinea
クマツヅラ科 (ジャングルゾーン)
インド、ヒマラヤの亜熱帯地方原産。萼(がく)はレンガ色からオレンジ色、花冠は萼と同色で円筒形。園芸品種には萼と花冠の色が鮮黄色のもの、紫色のものがあります。英名はチャイニーズハット。長くのびた花冠と萼を帽子に見立てています。

ボーモンティアムルティフロラ写真

ボーモンティア ムルティフロラ
Beaumontia multiflora
キョウチクトウ科
(ジャングルゾーン)
咲き始めました。夜間に香りが強くなりますが、昼間も顔を近づければよい香りがします。ボーモンティア属はインドからインドネシアにかけて 約8種が分布します。雄しべは5個ですが葯は柱頭付近で筒状に合着します。開花後に剪定するのですが、開花期直後すなわち3月頃に剪定すると次の開花までに伸びすぎるので5月頃行います。

サリタエアマグニフィカ写真

サリタエア マグニフィカ
Saritaea magnifica
ノウゼンカズラ科 (ジャングルゾーン)
コロンビア原産。非常に生育が旺盛です。日照を好み、美しい花を咲かせるので熱帯では公園、庭園などで観賞用として栽培されています。鉢物として行灯(あんどん)仕立てにしても美しいです。

オオベニゴウカン白花

オオベニゴウカン白花

オオベニゴウカン写真

オオベニゴウカン
Calliandra haematocephala
マメ科 (ジャングルゾ-ン)
ボリビア原産。赤く毛のように多数飛び出している部分は雄しべです。標準的なオオベニゴウカンは赤い花ですが、当園には白花もあります。漢字では大紅合歓(大きな紅色の合歓の木)と書きます。 雌しべは雄しべの成熟後に伸びてきます。

スティフティアクリサンタ写真

スティフティア クリサンタ
Stifftia chrysanhta
キク科
これもオオベニゴウカン?違います。当園初開花。花は3つしかありません。現在2つ目のつぼみが開き始めています。ブラジル原産。常緑の低木です。橙黄色の小花が集まってそれぞれが黄色の冠毛を伸ばして咲きます。小花は開花後数日で落ちますが冠毛は落ちないので長く楽しめます。頭状花は径約10センチ。スティフティア属はブラジルで7種が知られています。

 

ホウガンノキ果実写真

ホウガンノキ
Couroupita guianensis
サガリバナ科 (ジャングルゾ-ン)
ホウガンノキに実がなりました。今年は3個です。4年前までの開花時期は4月から6月だけだったのですが、ここ3年ほど秋にも開花するようになってきました。秋に結実したのは今回が初めてです。

フレイキネティアムルティフロラ写真

フレイキネティア ムルティフロラ
Freycinetia multiflora
タコノキ科 (ジャングルゾーン)
オレンジ色の苞が鮮やかです。フィリピン原産。英名をクライミングパンダナスといいます。木本性のツル植物です。フレイキネティア属は約180種が知られています。タコノキ属に似ますが果実が液果状になることが異なっています。

 カカオ果実写真

カカオ
Theobroma cacao
アオギリ科 (熱帯有用作物室)
当園で管理している自然条件下では結実しないため、人工交配をしています。
種子を炒って粉末にして砂糖、香料等を混ぜ、圧して固めたものがチョコレートで、粉末を圧搾して脂分を除いたものがココアです。 

デンドロキルムグルマケウム写真

デンドロキルム グルマケウム
Dendrochilum grumaceum
ラン科 (冷房室)
フィリピン原産。総状花序になり、一つの花茎に40個以上の花をつけます。見た目は地味で小さい花ですが、とてもよい香りがします。部屋全体がこの花の香りに包まれています。 

バオバブ果実写真

バオバブ果実
Adansonia digitata
パンヤ科 (砂漠サバンナ室)
今年もバオバブの果実が大きくなってきました。果実の長さは大きいもので20センチ以上あります。直径は10センチ以上あります。同じ木の花粉では結実しないので、新潟県立植物園で開花しているバオバブの花粉をいただいて人工授粉しています。種子の周りのパルプ質は糖分が40%以上含まれ、そのままお菓子として食べられます。口に入れると甘酸っぱくラムネに似た味がします。水に溶かして清涼飲料水としても飲まれます。種子からは油が取れ、マダガスカルでは工場で搾られ、石鹸などが作られています。種子は生食ではなく、煮たり発酵させたりして食べます。

 鉢物展示室 鉢物展示室2写真

鉢物展示室ではシクラメンを中心に鉢花を展示しています。

キンカチャ写真

キンカチャ
Camellia chrysantha
ツバキ科 (鉢物展示場)
原産地は中国チワン族自治区のベトナム国境付近です。1965年に発表された種で、当時ツバキ属には黄色の花が知られていなかったので、新しい花色を持つ種として非常に注目されました。その後黄花のツバキが中国、ベトナムで次々と発見され、現在では50種が知られています。



 宿根草・有用植物園では

カンザキアヤメの写真 カンザキアヤメの写真

カンザキアヤメ
Iris unguicularis
アヤメ科 (宿根草・有用植物園)
地中海沿岸原産。一ヶ月前(1月上旬)にも例年に比べ開花が早いことを紹介したカンザキアヤメですが、花数が増して本格的な花期を迎えました。

スイセンブルボコディウムカンタブリクスの写真 

スイセン カンタブリクス モノフィルス
Narcissus cantabricus ssp.monophyllus
ヒガンバナ科 (宿根草・有用植物園内中央ロックガーデン) スペイン、カンタブリア地方の原産。沢山の花が咲きそろってきました。

ラケナリアスプレンディダの写真 

ラケナリア スプレンディダ
Lachenalia splendida
ユリ科 (宿根草・有用植物園内小ガラスハウス)
南アフリカのケープ地方原産。紫濃淡の花色、突き出した雄しべなど、精緻な絵画のような印象を与えるラケナリアです。


アンドロシンビウムキリオラツムの写真 

アンドロシンビウム キリオラツム
Androcymbium ciliolatum
ユリ科 (宿根草・有用植物園内小ガラスハウス)
南アフリカ原産。緑葉の中の白い花のように見える苞葉(ほうよう)の中に10個前後の小花が見られます。


マッソニアプスツラータの写真

マッソニア プスツラータ
Massonia pustulata
ユリ科 (宿根草・有用植物園内小ガラスハウス)
南アフリカ原産。日本では、秋に休眠から醒めて出葉し、真冬の1、2月頃に開花します。白い花のようにみえるのは雄しべで先に葯から出た黄色い花粉がついています。花弁は小さく目立ちません。

クレマチスアンスンエンシスの写真 

クレマチス アンスエンシス
Clematis anshuensis
キンポウゲ科 (洋風庭園内のバラ園北側)
中国雲南省付近原産。屋外で花の少ない時期に見応えのある花を咲かせます。キンポウゲ科植物を通して言えることですが、開いた花びらのように見える部分は「ガク片」です。では花びらはどうなっているのでしょう。あるのか無いのか? 退化してしまったのか、もとから無いのか、このクレマチスにはありません。

 

植物生態園ほかでは

セツブンソウの写真

セツブンソウ
Eranthis pinnatifida 
キンポウゲ科 (植物生態園)
絶滅危惧種(環境省、京都府)

シナマンサクの写真

シナマンサク
Hamamelis mollis 
マンサク科 (くすのき並木)

ツバキ有楽の写真

ツバキ ’有楽’
Camellia cv. ’Uraku’ 
ツバキ科 (つばき園)

花の回廊 第4回早春の草花展予告編

2月20日(金曜日)から3月22日(日曜日)まで早春の草花展が開催されます。初日である2月20日に向けて準備が急ピッチで進められています。

現在会場は立ち入り禁止になっていますが、ホームページ上で一部ご紹介したいと思います。

会場概観写真

会場外観

準備写真

花で埋め尽くされる前の通路

パンジーの塔写真

パンジーの塔は今年初めて登場

会場準備写真

ここからどう仕上がっていくか楽しみです。

大きな白い鉢写真

白く見えるのはゴミ箱ではありません!これからきれいに飾り付けます。

ベジタブルフラワーガーデン写真

ベジタブルフラワーガーデン(仮称)初日までに変更あるかもしれません。

栽培温室でたくさんの草花が出番を待っています。

 

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植物園スタンプラリー

2月のスタンプカトレア画像

2月はカトレアです。 

 

 

 

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142