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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成23年10月14日

こちらでは現在見頃の植物を紹介しています。

科名等の変更について(おしらせ)

植物の分類については、分子生物学の発展によって個々の植物のDNA解析が行われるようになりました。その解析結果や、近年の研究に基づく分類体系が世界的に採用されるようになり、当園ホームページ「見ごろの植物情報」の表記につきましても、4月以降は新しい分類体系で表示しています。科名は新科名のみの表示とします。

平成23年10月14日(金曜)現在

観覧温室では

サリタエアの写真

サリタエア マグニフィカ
Saritaea magnifica
ノウゼンカズラ科 (ジャングルゾーン)
コロンビア原産。非常に生育が旺盛です。美しい花を咲かせるので、熱帯、亜熱帯地方では公園、庭園など観賞用として栽培されています。見頃は11月下旬まで。

熱帯スイレンの写真

熱帯スイレン ‘ダイレクターGTムーア’
Nymphaea ‘Director G.T.Moore’
スイレン科(ジャングルゾーン)
青紫系熱帯スイレンの代表的な園芸品種です。見頃は11月上旬まで。

シャムソケイの写真

シャムソケイ
Jasminum rex
モクセイ科(ジャングルゾ-ン)
タイ原産。ヤスミヌム属の中で最大の花をつけます。ただ、他のヤスミヌム属白花種と違い、花に芳香がありません。見頃は11月中旬まで。

ディフルゴサの写真

ディフルゴサ コロラタ
Diflugossa colorata
キツネノマゴ科 (ジャングルゾ-ン)
花は大きくありませんが次々に咲きます。長い期間楽しめます。見頃は11月下旬まで。

クバノラの写真

クバノラ ドミンゲンシス
Cubanola domingensis
アカネ科 (鉢物展示室)
高さ3メートルになる常緑低木で、ドミニカ共和国原産。クリーム色の花は筒状で、長さ約25センチ、径約6センチになります。葉腋に1個が垂れ下がって咲きます。見頃は11月上旬まで。

アキメネスの写真

アキメネス
Achimenes cvs.
イワタバコ科(鉢物展示室)
メキシコからコロンビアにかけて21種が分布。乾期には休眠し、細長い松かさ状の根茎ができます。花は、管状あるいはろうと状で、先端が5つに分かれます。花の直径は2cm程度のものから5cmを超えるものまであります。多くの園芸品種があり、花色は紫、赤、桃、白などがあります。見頃は10月下旬まで。

ブルージンジャーの写真

ディコリサンドラ ティルシフロラ
Dichorisandra thyrsiflora
ツユクサ科 (ジャングルゾ-ン、ラン室)
ブラジル原産。濃青紫色の花が印象的です。ジャングルゾーンでは通路から少し奥まったところに植栽しています。ブルージンジャー(青いショウガ)とも呼ばれ、草姿がショウガ科の植物に似ていることから名付けられました。見頃は11月上旬まで。

パフィオペディルムコロパキンギーの写真

パフィオペディルム コロパキンギー
Paphiopedilum kolopakingii
ラン科(ラン室)
ボルネオ原産。種名は本種を最初に入手したインドネシアのラン商(A. Kolopaking)にちなみます。花茎は40から70センチになり、6から14個の花を付けます。見頃は10月下旬まで。

アリストロキアの写真

アリストロキア サルバドレンシス
Aristolochia salvadorensis
ウマノスズクサ科(冷房室)
中米原産。A. arborea、A. tricaudataとともに灌木状になるタイプで、A. arboreaのシノニム(同一植物を指す別の学名)とされることもありますが、花は明らかに違います。見頃は11月中旬まで。

トリコグロッティスアトロプルプレアの写真

トリコグロッティス アトロプルプレア
Trichoglottis atropurpurea
ラン科(冷房室)
フィリピン原産。花は直径約3センチで、葉の反対側から1個出ます。唇弁はほとんど紅紫色で、他の花被片は紫褐色になります。見頃は10月下旬まで。

特別展示室では「中南米の植物」と「大きな植物の標本」の展示を行っています。

中南米の植物の写真

チランジアを中心にディスプレー。

大きな植物の標本の写真

いくつかのパーツに分けて標本を作製し、再びそれらをつなぎ合わせた物を展示しています。

 

植物生態園ほかでは

ジュウガツザクラ写真

ジュウガツザクラ (十月桜)
Cerasus subhirtella ’Autumnalis’
バラ科(桜林)
マメザクラとエドヒガンの種間雑種と考えられる栽培品種のサクラで、その名のとおり秋から春にかけてぽつぽつと花を付けます。八重咲きで淡紅色の花弁、萼筒が太い壺型であることが特徴です。
コブクザクラ写真
コブクザクラ (子福桜)
Cerasus ‘Kobuku-Zakura’(盆栽展示場前)
カラミザクラとコヒガンから生まれた栽培品種。ひとつの花に雌しべが1~5本ありひとつの小果柄に複数の果実を付けることにちなむ和名です。秋から冬にかけてぽつぽつと咲いてゆきます。
サンゴジュ写真
サンゴジュ
Viburnum odoratissimum
スイカズラ科(クスノキ並木北側)
関東の南部以西から沖縄まで、海岸付近の湿地に自生する常緑小高木です。厚みがあり水分の多い葉や枝を持つことから古くから防風や防火林として植栽利用されてきました。夏に円錐花序の小型の花が咲き、その後秋に熟す果実の様子が珊瑚に似ることが和名の由来です。
シリブカガシ写真
シリブカガシ
Lithocarpus glaber
ブナ科(正門前ほか)
ブナ科マテバシイ属の常緑高木で、この属にはマテバシイと本種だけが日本に自生します。ブナ科の中でも開花が秋になる珍しい種で、実は翌年の秋に熟してドングリとなります。このドングリのお尻が窪んでいることが和名の由来とされます。【注意:園内の植物は採取や持ち帰りを禁止しています】
ザクロ写真
ザクロ
Punica granatum
ミソハギ科(大芝地北)
世界各地で栽培される落葉高木で、観賞用としてのほか果実はジュースや食用として広く利用されます。花は6から7月、果実は萼を残したままの特徴的な形です。【注意:園内の植物は採取や持ち帰りを禁止しています】
イチョウ写真
イチョウ
Ginkgo biloba
イチョウ科(大芝地西ほか)
裸子植物、落葉高木のイチョウの実が銀杏(ぎんなん)で、秋の味覚として茶碗蒸しの具や酒の肴に食されます。雌雄異株のため雌株だけに結実し、熟すと臭気を放ちます。属名は銀杏をギンキョウと読んだ音からとされ、中国原産ですが学名は日本由来とされます。【注意:園内の植物は採取や持ち帰りを禁止しています】
サラシナショウマ写真
サラシナショウマ
Cimicifuga simplex
キンポウゲ科(植物生態園)
日本では北海道から九州、その他朝鮮半島や中国、シベリアまでの落葉樹林内や草原などに自生する多年草。名前の「サラシナ」は若菜を茹で水にさらして山菜として食したことに由来すると言われます。

クサギ写真
クサギ
Clerodendrum trichotomum
クマツヅラ科(植物生態園)
日本全国、朝鮮半島や中国で日当たりのよい原野などに自生する落葉小高木。葉に独特の臭気があることからこの名で呼ばれます。花は夏で、秋には紺色の液果が熟し、赤いがくが開いて残るためよく目立ちます。この果実は鳥に摂食されて種子分散されます。
シモバシラ写真
シモバシラ
Collinsonia japonica
シソ科(植物生態園)
日本の固有種で関東地方以南の本州から九州にかけて分布する多年草。茎は冬になると枯れますが、その後も根の活動は続き吸い上げられた水分が氷点下になると氷柱になります。この姿が霜柱(シモバシラ)として冬の山林の景色を飾ります。 
 

宿根草・有用植物園では

宿根草有用植物園は7月11日(月曜)からリニューアル工事準備のため全面閉鎖しております。

大芝生地

大芝生地西側ではフヨウの仲間が開花しています。宿根草有用植物園の改修に伴い移植したもので、例年に比べて株は少し小振りです。

 

スイフヨウ写真

スイフヨウ

Hibiscus mutabilis `Versicolor’

アオイ科

フヨウ写真 

フヨウ

Hibiscus mutabilis

アオイ科

 

園内花壇では 

センニチコウ写真

センニチコウ
Gomphrena globosa cvs.
ヒユ科
センニチコウは、ヒユ科の春播き一年草です。園芸植物として栽培されています。草丈は50センチくらい、近縁種のキバナセンニチコウでは1メートル近くになり、よく分枝し、葉は対生で、細長く、白みを帯びていて、全草に粗い毛が生えています。見頃は10月下旬まで。

トウガラシの写真

トウガラシ
Capsicum annuum cvs.
ナス科
トウガラシは、ナス科トウガラシ属の多年草ですが、日本では冬の寒さで枯れてしまうので、一年草として扱います。 果実は上向きで コンパクト、非常にまとまりがよいです。 見頃は10月下旬まで。

ジニアの写真 

ジニア
Zinnia elegans cvs.
キク科(北山ワイルドガーデン)
原産地はメキシコ。一年草で、高さ30~90センチになり、茎はかたく、短毛があります。原種は赤みのある紫色または淡紫色ですが、改良種では青色を除いた、ほとんどあらゆる色があります。日本への渡来は1862年(文久2年)。見頃は10月下旬まで。

ナスの写真

ナス‘甲子園’
Solanum melongena ‘Koshien’
ナス科(北山ワイルドガーデン)
ナスは多年草(熱帯)ですが、温帯では一年生作物として栽培されます。茎はよく分枝して、小低木状となります。果色は黒紫色、鮮紫色、緑色があり本種は白色で熟果は黄色となります。見頃は10月下旬まで。

 ネコノヒゲの写真

ネコノヒゲ
Orthosiphon aristatus
シソ科(正門前花壇)
インド、マレーシア原産の多年草。茎の高さは40から60センチに伸び、花序は頂生します。花は2から6個、輪生して下部から開花し、花は白色でごく淡い青色を帯びます。見頃は10月下旬まで。 
エキナケアの写真                                    

エキナケア‘パウワウワイルドベリー’
Echinacea prupurea‘Pow Wow Wild Berry’
キク科(北山ワイルドガーデン)
アメリカのオハイオ州からジョージア州にかけて自生しています。茎は無毛で、高さ60から100センチになります。花の形がまといの馬簾に似ているところから、ムラサキバレンギクという和名があります。見頃は10月下旬まで。

アスクレピアスの写真

アスクレピアス
Asclepias tuberosa
カガイモ科(北山ワイルドガーデン)
北アメリカとアフリカに100種以上が分布し、そのうち数種が花壇、鉢植え、切り花として栽培されています。見頃は10月下旬まで。

ヨルガオの写真

ヨルガオ
Calonyction aculeatum
ヒルガオ科(北山ワイルドガーデン)
熱帯アメリカ原産。現在では熱帯地域に広く分布し、また栽培されています。日本には明治初年に渡来しました。夏~秋 の夕暮に開花し芳香を放ちます。見頃は10月下旬まで。

アゲラタムの写真

アゲラタム
Ageratum houstonianum cvs.
キク科(正門前花壇)
メキシコ・グアテマラ・ベリーズ原産。亜低木の多年草ですが、一年草として取り扱われます。草丈60センチ、茎は直立して上部だけ2から3本に分枝し、頭花を散房状につけます。花色は青紫色です。見頃は10月下旬まで。 

ペンタスの写真                    

ペンタス
Pentas lanceolata cvs.
アカネ科(正門前花壇)
東熱帯アフリカからアラビア半島南部原産。常緑の多年草。関東以西の暖地では、挿し木を行い夏から秋花壇用の草花として利用します。草丈30から130センチ。見頃は10月下旬まで。                                                                    

ソライロアサガオ  

ソライロアサガオ‘ヘブンリー・ブルー’
Ipomoea tricolor‘Heavenly Blue’
ヒルガオ科(会館前花壇)
メキシコ、中央アメリカ、西インド諸島、熱帯南アメリカに分布。日本ではセイヨウアサガオという名で市販されています。‘ヘブンリー・ブルー’はもっとも人気の高い園芸品種でこの花の青色はじつに美しいのですが、土壌伝染性のバクテリアにより立ち枯れ症状をおこすことがあります。見頃は10月下旬まで。 
 

 

 

 

植物園スタンプラリー

10月はイチョウです

10月はイチョウです。

9月の答えは「万願寺」です。 

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142