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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成24年2月10日

こちらでは現在見頃の植物を紹介しています。

科名等の変更について(おしらせ)

植物の分類については、分子生物学の発展によって個々の植物のDNA解析が行われるようになりました。その解析結果や、近年の研究に基づく分類体系が世界的に採用されるようになり、当園ホームページ「見ごろの植物情報」の表記につきましても、4月以降は新しい分類体系で表示しています。科名は新科名のみの表示とします。

平成24年2月10日(金曜)現在

 

観覧温室では

 第20回洋ラン展が2月12日(日曜日)まで開催中です。

洋ラン展入賞作品の写真

入賞作品の展示。(エントランス)

洋ラン展の写真1

洋ラン研究会員による展示。(特別展示室)

洋ラン展の写真2

今年は「願いを込めて」のテーマでのディスプレイ。(ラン室)

洋ラン展の写真3

今年の干支「辰」をバックにカランテ他の展示。(ラン室)

ツンベルギアマイソレンシスの写真

ツンベルギア マイソレンシス
Thunbergia mysorensis
キツネノマゴ科(ジャングルゾ-ン)
インド南部原産。10メートル以上に伸びるつる性植物で、花序は40から100センチの長さで垂れ下がります。花は一部赤褐色を帯びた黄色になります。苞も暗赤褐色でつぼみのときから美しく印象的です。見頃は4月下旬まで。

ルエリアコロラタの写真

ルエリア コロラタ
Ruellia colorata
キツネノマゴ科(ジャングルゾーン)
ブラジルのアマゾン、コロンビア南部、エクアドル、ペルーの森林内原産。高さ1.5メートルほどになる低木状の多年草で、茎の先端に赤色の苞を4列つけます。緋赤色の花は苞の基部に1から2花がつきます。見頃は2月下旬まで。

ボーモンティアムルティフロラの写真

ボーモンティア ムルティフロラ
Beaumontia multiflora
キョウチクトウ科(ジャングルゾーン)
原産はジャワ島。夜間に香りが強くなりますが、昼間も顔を近づければよい香りがします。見頃は3月下旬まで。

ブルグマンシアウエルシコロルの写真 

ブルグマンシア ウエルシコロル
Brugmansia versicolor
ナス科(ジャングルゾーン)
エクアドル原産。高さ4メートル程になり、枝先に長さ約25センチの花を垂れ下げます。花には芳香があり、夜間ムスクの香りを放ちます。見頃は3月上旬まで。

ブラケアグラキリスの写真

ブラケア グラキリス
Blakea gracilis
ノボタン科(ジャングルゾ-ン)
中央アメリカ原産。海抜2000メートルまで分布します。花弁と果実は食べられます。ブラケア属は中南米およびカリブ諸島に分布します。属名は属の設立者である、Sir Patrick Browne 氏が彼の支援者であるMartin Blake氏の名にちなみます。見頃は2月下旬まで。

サリタエアの写真

ビグノニア マグニフィカ
Bignonia magnifica
ノウゼンカズラ科(ジャングルゾーン)
コロンビア原産。非常に生育が旺盛です。美しい花を咲かせるので、熱帯、亜熱帯地方では公園、庭園など観賞用として栽培されています。見頃は2月下旬まで。

サラカタイピンゲンシスの写真

サラカ タイピンゲンシス
Saraca thaipingensis
マメ科(ジャングルゾーン)
タイ、マレー半島原産の高木で、高さ10メートル近くになります。花は花弁がなく、ガクが黄色に色付いて花弁状となります。ガクの候部は赤色。花後の果実は狭長楕円形の豆果で、淡い紫色になります。見頃は2月下旬まで。

ムッサエンダプベスケンスの写真

ムッサエンダ プベスケンス
Mussaenda pubescens
アカネ科(ジャングルゾーン)
中国の長江以南の諸省に分布します。花弁状のガク裂片は白色の楕円形で長さ約5センチ。花は橙黄色。見頃は2月下旬まで。

オオベニゴウカン赤花の写真

オオベニゴウカン(赤花)

オオベニゴウカン白花の写真

オオベニゴウカン(白花)
Calliandra haematocephala
マメ科 (ジャングルゾ-ン)
ボリビア原産。長く毛のように多数飛び出している部分は雄しべです。雌しべは雄しべの後から伸びてきます。基本種は赤花で、漢字では大紅合歓(大きな紅色の合歓の木)と書きます。見頃は2月下旬まで。

クレロデンドルムクアドリロクラレの写真

クレロデンドルム クアドリロクラレ
Clerodendrum quadriloculare
シソ科(ジャングルゾーン)
フィリピン原産。花は細長い筒状で、長さ約10センチ、先端は5裂します。花の形や咲き方から「シューティングスター(Shooting Star)」や「ファイアーワークス(Fireworks)」とも呼ばれています。 見頃は2月中旬まで。

スティフティアクリサンタの写真

スティフティア クリサンタ
Stifftia chrysantha
キク科(ジャングルゾーン)
ブラジル原産。常緑の低木。橙黄色の小花が集まってそれぞれが黄色の冠毛を伸ばして咲きます。その冠毛は長期間とどまるので長く楽しめます。むしろ冠毛だけになってからの方が美しく観賞価値があります。頭状花は径約10センチ。スティフティア属はブラジルで7種が知られています。見頃は2月下旬まで。

カランコエの写真

鉢物展示室ではベンケイソウ科のカランコエをはじめ、イワタバコ科のスミシアンタ、キリタ、ストレプトカルプス、サクラソウ科のシクラメンなどの鉢物を展示しています。見頃は2月下旬まで。

  

園内樹木ほかでは

 ソシンロウバイ写真 

ソシンロウバイ
Chimonanthus praecox f. concolor
ロウバイ科(盆栽展示場東)
ロウバイの栽培品種で花全体が黄色であることが特徴です。花の少ない1月から2月にかけて開花することから、属名の Chimonanthus はギリシャ語で「冬の花」という語に由来します。
マンリョウ写真
マンリョウ
Ardisia crenata
ヤブコウジ科(植物生態園)
半日陰の林内に自生する常緑低木。同じように冬に赤い実を付け正月の縁起物として利用されるセンリョウ(千両)と似ているとされますが、ふたつは科も違いよく観察すると多くの相違点が見られます。万両と千両の名付けの違いは果実が葉の上に成るか下に垂れ下がるかの違いを実(目出度いお宝)の重さの差としたことからとも言われます。
シモバシラ写真

シモバシラ
Collinsonia japonica
シソ科(植物生態園)
日本固有種の多年草で、冬場、枯れた茎が氷柱となることが特徴です。これは地上部が枯れた後にも根系は活動を続けており、根から吸い上げられた水分が外気温が氷点下になると凍るために起こる現象です。2月半ば頃まで観察できます。

バイカオウレン
バイカオウレン
Coptis quinquefolia
キンポウゲ科(植物生態園)
山地のやや湿った林床に生える多年草。早春にウメに似た清楚な白い花を咲かせますが、花弁のように見えるのは萼片が変化したもので、本当の花弁は中央近くの黄色い部分です。5枚の小さな葉が輪状に付くため、別名では五加葉黄蓮(ゴカヨウオウレン)と呼ばれます。

セツブンソウ写真

セツブンソウ
Eranthis pinnatifolia
キンポウゲ科(植物生態園)
主に石灰岩土壌の落葉樹の下に好んで自生し、栃木県以西の本州で石灰岩地帯に多く分布しています。和名の由来は節分の頃に開花することからですが、植物園では今年は気温の低い日が続きまだちらほら咲き始めの状態です。
ザゼンソウ写真
ザゼンソウ
Symplocarpus foetidus
サトイモ科(植物生態園)
湿地に自生する多年草で、まだ雪の残る早春に肉穂花序が熱を持つことで周囲の氷雪を溶かし開花します。発熱は25度Cにもなり雪の中から他の植物に先駆けて開花することでこの時期の少ない昆虫を誘い受粉の確率を上げているとされます。本日時点で開花にはもう少し。
クマザサ写真
クマザサ
Sasa veitchii
イネ科(植物生態園)
山地に自生する比較的大型の笹で、越冬するときに葉の周囲に鮮やかな隈ができることが特徴です。日本庭園などで下草としてよく植栽利用される他、乾燥させた葉を煎じて健康茶としても利用されます。

鹿児島写真鹿児島

沖の朝日写真沖の朝日

菊冬至写真菊冬至

紅侘び助写真紅侘助

桃色雪中花写真桃色雪中花

ちりひめ写真散姫 
 ツバキ
Camellia japonica cvs.
ツバキ科(ツバキ園)
青森県から九州までの広い範囲で照葉樹林の代表的な樹木であるツバキは、花が美しく有用であるため古くから日本人にとって重要な植物ですが、近世に茶の文化が確立すると「わび、さび」を表す茶花として愛でられ、多くの園芸品種が作出されることとなりました。

宿根草・有用植物園では

宿根草有用植物園は7月11日(月曜)からリニューアル工事準備のため全面閉鎖しております。

園内花壇では 

ハボタンの写真

ハボタン
Brassica oleracea var. acephala cvs.
アブラナ科(北山ワイルドガーデン)
原種はヨーロッパ西南部の海岸地帯に野生しています。耐寒性の2年草で様々な色や形のロゼット葉を観賞するものです。日本には1778年に渡来したといわれ、始めはオランダナとよばれていました。見頃は2月中旬まで。

ハボタン(白つぐみ)の写真

ハボタン‘白つぐみ’
Brassica oleracea var. acephala‘Shiro-tsugumi’
アブラナ科(北山ワイルドガーデン)
大阪丸葉系の品種で葉縁が少し波状になり、着色部は白色で中心は淡桃色になります。 見頃は2月中旬まで。

ハボタン(桃つぐみ)の写真

ハボタン‘桃つぐみ’
Brassica oleracea var.acephala‘Momo-tsugumi’
アブラナ科(北山ワイルドガーデン)
大阪丸葉系の品種で葉縁が少し波状になり、着色部は従来の品種にはない桃色になります。見頃は2月中旬まで。

ハボタン(紅つぐみ)の写真

ハボタン‘紅つぐみ’
Brassica oleracea var.acephala‘Beni-tsugumi’
アブラナ科(北山ワイルドガーデン)
大阪丸葉系の品種で葉縁が少し波状になり、着色部は鮮紅色になります。 見頃は2月中旬まで。

ハボタン(白くじゃく)の写真

ハボタン‘白くじゃく’
Brassica oleracea var.acephala‘Shiro-kujaku’
アブラナ科(北山ワイルドガーデン)
さんご系の品種で外葉の切れ込みが非常に細かいです。
見頃は2月中旬まで。

ハボタン(グラマーレッド)の写真   

ハボタン‘グラマーレッド’
Brassica oleracea var. acephala‘Glamour red’
アブラナ科(北山ワイルドガーデン)
名古屋ちりめん系の品種で葉は縮緬状になり、全体に光沢があるのが特徴です。AAS(All America Selections:全米草花品種審査会)金賞受賞品種です。見頃は2月中旬まで。

ナルキッスス・カンタブリクス

ナルキッスス・カンタブリクス
Narcissus cantabricus
ヒガンバナ科(北山ワイルドガーデン)
スペイン・カンタブリクス地方~北アフリカ原産。草丈は低く、葉は針状です。3センチほどの花はラッパ状で花柄がほとんどないです。見頃は3月下旬まで。

ガランツス・ニウァリス

ガランツス・ニウァリス
Galanthus nivaris
ヒガンバナ科(球根ガーデン)
フランス以東に広く分布しています。英名のスノードロップは「雪の雫」の意で、花の形をよく表しています。腐葉の多い湿気のある土壌を好むため開けた落葉樹の疎林に生えます。見頃は3月下旬まで。

 

 
 ビオラ28品種 パンジー17品種の品種見本を北山ワイルドガーデンに植栽しました。 

ビオラ
Viola cvs.
スミレ科 (北山ワイルドガーデン)
見頃は3月上旬まで。                                                         

ビオラの写真

ビオラ

パンジーの写真

パンジー

 

 チェイランサス
Cheiranthus cheiri cvs.
アブラナ科(北山ワイルドガーデン、沈床花壇)
南ヨーロッパ原産、晩夏播早春咲きの二年草として利用されます。数本の分枝を生じ、茎は半木質化します。花は径2センチで、頂生の総状花序につき、芳香を発します。見頃は3月中旬まで。

チェイランサスの写真

チェイランサス‘ベガローズレッド’
Cheiranthus cheiri‘Vega Rose Red’
アブラナ科(北山ワイルドガーデン、沈床花壇)
見頃は3月中旬まで。

チェイランサスの写真

チェイランサス‘ベガイエロー’
Cheiranthus cheiri‘Vega Yellow’
アブラナ科(北山ワイルドガーデン、沈床花壇)
見頃は3月中旬まで。

チェイランサスの写真

チェイランサス‘ベガクリームイエロー’
Cheiranthus cheiri‘Vega Cream Yellow’
アブラナ科(北山ワイルドガーデン、沈床花壇)
見頃は3月中旬まで。                         

植物園スタンプラリー

 カカオのスタンプ写真

2月はカカオです。

1月の答えは「カセキ(化石)」です。 

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142