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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成24年5月4日

こちらでは現在見頃の植物を紹介しています。

科名等の変更について(おしらせ)

植物の分類については、分子生物学の発展によって個々の植物のDNA解析が行われるようになりました。その解析結果や、近年の研究に基づく分類体系が世界的に採用されるようになり、当園ホームページ「見ごろの植物情報」の表記につきましても、2011年4月以降は新しい分類体系で表示しています。科名は新科名のみの表示とします。

平成24年5月4日(金曜)現在

観覧温室では

ツルアダンの写真

ツルアダン
Freycinetia formosa
タコノキ科 (ジャングルゾーン)
南西諸島から台湾、フィリピンが原産の木本性ツル植物です。断崖から垂れ下ったり、樹木によじ登るなどツルは10メートル以上になります。雌雄異株植物で、開花した株は雄株です。花序自体は地味ですが、苞が淡黄色で美しく、開花時にはパイナップルのような甘い香りが漂います。

ツンベルギアマイソレンシスの写真

ツンベルギア マイソレンシス
Thunbergia mysorensis
キツネノマゴ科(ジャングルゾ-ン)
インド南部原産。10メートル以上に伸びるつる性植物で、花序は40から100センチの長さで垂れ下がります。花は一部赤褐色を帯びた黄色になります。苞も暗赤褐色でつぼみのときから美しく印象的です。見頃は5月下旬まで。

メディニラマグニフィカの写真

メディニラ マグニフィカ
Medinilla magnifica
ノボタン科 (ジャングルゾ-ン)
フィリピン原産。垂れ下がってつく花序は長さ約30センチで、桃色の大きな苞の下に小さな花が咲きます。見頃は5月中旬まで。

バーチェリアブバリナの写真

バーチェリア ブバリナ
Burchellia bubalina
アカネ科(ジャングルゾーン)
南アフリカ原産。高さ2メートルほどになる小低木。花は筒状で朱赤色となり、先端で浅く5裂します。黄色の柱頭が突き出てよく目立ちます。見頃は5月上旬まで。

ジャボチカバの写真

ジャボチカバ(果実)
Myrclaria cauliflora
フトモモ科(熱帯有用作物室)
ブラジル南部原産。高さ10メートルほどになる中高木。白色の花は直径約1センチで、1から数個が幹にかたまってつき、結実すると直径約3センチのブドウのような果実がつきます。見頃は5月中旬まで。

ジェイドバインの写真

ジェイドバイン
Strongylodon macrobotrys
マメ科(ジャングルゾ-ン)
フィリピンのルソン島原産。独特の「翡翠(ひすい)色」が印象的です。フィリピンの絶滅危惧種です。 見頃は5月中旬まで。

クレスケンティアアラタの写真

クレスケンティア アラタ
Crescentia alata
ノウゼンカズラ科(アナナス室)
メキシコからコスタリカ原産。幹から直接花を咲かせ、幹生花と呼ばれます。毎年たくさんの花をつけますが、結実したことはありません。見頃は5月中旬まで。

ヘリコニアポゴナンタの写真

ヘリコニア ポゴナンタ
Heliconia pogonantha
オウムバナ科(ジャングルゾ-ン)
コスタリカからニカラグアにかけて分布します。草丈3から7メートルになります。

デンドロビウムアメジストグロッスムの写真

デンドロビウム アメジストグロッスム
Dendrobium amethystoglossum
ラン科(ラン室)
フィリピン原産。茎の上部の節に花茎を生じ、直径約3センチの白い花を多数つけて下垂します。花被片の白と唇弁の赤紫のコントラストが鮮やかで、小さいながらよく目立ちます。見頃は5月中旬まで。

バニラ の写真

バニラ
Vanilla planifolia
ラン科(ラン室)
メキシコ南部と西インド諸島原産。香料植物として世界の熱帯地域で大量に栽培されています。花は短命で、天気の良い日では午前中にしぼんでしまいます。曇りもしくは雨の日は夕方まで咲いていることがあります。果実は肉質でさや状になり、長さ30センチ近くなるものもあります。果実を発酵させ香料となるビーンズを作ります。

 

園内樹木ほかでは

 ベニバナトキワマンサク写真
ベニバナトキワマンサク
Loropetalum chinense var.rubra
マンサク科(大芝生地南ほか)
トキワマンサクの変種で、紅紫色の花が特徴です。属名のロロペラルムはギリシア語のロロン(革紐)とペタロン(花弁)からなり、リボン状の花弁の形に由来します。
シロヤマブキ写真
シロヤマブキ
Rhodotypos scandens
バラ科(植物生態園ほか)
日本原産で中国地方の一部に自生するバラ科の落葉低木で樹髙は2mほどになる。山吹色で思い浮かべられ庭木としてよく植栽されるヤマブキ(Kerria japonica)とは別属であり、大きな違いは花色のほかに葉が対生であること、幹や枝の色が緑ではなく暗紫黒色であること、花弁の数がヤマブキは 5枚であるのに対してシロヤマブキは花弁が 4枚であることなどです。
シャガ写真
シャガ
Iris japonica
アヤメ科(植物生態園ほか)
里山などの林床でやや湿った環境に生える多年草。4月から5月頃、花弁に濃い紫と黄色の模様があるアヤメに似た花を咲かせます。種小名のjaponicaは(日本の)という意味ですが、もとは中国原産でかなり古い時代に日本に渡来したものと考えられています。三倍体のため種子はできず、このため日本中にある株はすべて同一の遺伝情報を持つ個体だと言えます。
クリンソウ写真
クリンソウ
Primula japonica
サクラソウ科(植物生態園)
山間地の比較的湿潤な環境に自生する多年草で、赤紫の花を車輪状に数段に重ねて咲かせる様子が仏閣の屋根にある九輪に似ることから九輪草の和名で呼ばれます。
サワオグルマ写真
サワオグルマ
Tephroseris pierotii
キク科(植物生態園)
本州、四国、九州、沖縄に分布し、日当たりのいい山野の湿原や水辺、耕作放棄水田、水田脇などに自生する多年草。
キエビネ写真
キエビネ
Calanthe sieboldii
ラン科(植物生態園)
九州、四国と和歌山県、山口県に自生し、台湾にも分布します。種小名は江戸時代に医師として長崎の出島のオランダ商館に滞在し、日本の動植物の研究をした“シーボルト”にちなみます。 

ツリバナ写真

ツリバナ
Euonymus oxyphyllus
ニシキギ科(植物生態園)
北海道、本州、四国、九州と朝鮮、中国に分布する落葉小高木。長い花柄を持つ花が特徴で、このため吊り下がったように花や実が付くことが和名の由来になっています。

チシマウスユキソウ写真
チシマウスユキソウ
Leontopodium kurilense
キク科(植物生態園)
南千島の色丹島や択捉島の岩場などに自生する宿根草。白い綿毛で覆われた花の様子が、薄雪を被ったように見えることから薄雪草の和名で呼ばれます。

宿根草・有用植物園では

ただいまリニューアル工事中のため、立ち入りが禁止されています。

園内花壇では 

スイートピーの写真

スイートピー
Lathyrus odoratus cvs
マメ科(北山ワイルドガーデン)
イタリアのシシリー島原産です。やや有毛のつる性一年草で、2メートル近くものびる。花は1~4個が腋生し、径約5センチで、芳香があります。見頃は5月下旬まで。

シバザクラの写真

シバザクラ
Phlox subulata cvs.
ハナシノブ科(北山ワイルドガーデン)
北アメリカ東部に分布します。茎は地をはい、各節から発根して殖え、高さ10センチほどのクッションを形成します。花は径約2センチで、花弁の先端に切れ込みがあります。見頃は5月上旬まで。

フロックス・ドラモンディーの写真

フロックス・ドラモンディー
Phlox drummondii cv.
ハナシノブ科(沈床花壇、北山ワイルドガーデン)
北アメリカに分布します。高さ約50センチになり、腺毛が多いです。葉は卵形~被針形で、長さ3~7.5センチ、茎の上部では互生します。花は径約2.5センチで、散房状の密な集散花序につきます。見頃は5月中旬まで。

クラダンツスの写真

クラダンツス
Cladanthus arabicus
キク科(沈床花壇、北山ワイルドガーデン)
モロッコからスペインに分布しています。草丈40~60センチで、茎の頂部に黄色の頭花を1個つけます。頭花は径3~4センチで、すぐ下から分枝するのが特徴です。見頃は5月中旬まで。

‘ツタンカーメンのエンドウ’

‘ツタンカーメンのエンドウ’さやの写真

 エンドウ‘ツタンカーメンのエンドウ’
Pisum sativum
マメ科(北山ワイルドガーデン)
1922年に古代エジプトのツタンカーメン王の墓から出てきた副葬品の中から見つかりました。エンドウの原種で、さやの色が濃い褐色になるのが特徴です。見頃は5月下旬まで。

ワスレナグサの写真

ワスレナグサ
Myosotis sylvatica cv.
ムラサキ科(北山ワイルドガ-デン)
ヨーロッパとアジア原産で、日本にも本州中部以北の高原の湿地に野生化。草丈約50センチ、全株に毛があり、基部から多く分枝します。葉は線状の長楕円状被針形で短毛があります。花は径0.6~0.8センチ。青に黄色の目があるのが特徴です。見頃は5月下旬まで。

リムナンテスの写真

リムナンテス
Limnanthes douglasii
リムナンタ科(北山ワイルドガーデン)
オレゴンから南カリフォルニアまでに分布します。草丈約30センチ。葉は無毛で、黄色を帯びた緑色。花は径4センチで芳香があります。花弁は中心が黄色で先端が白色なのでよく目立ちます。見頃は5月中旬まで。

ベニバナアマの写真

ベニバナアマ
Linum grandiflorum cv.
アマ科(北山ワイルドガーデン)
北アフリカ原産です。草丈50~60センチで、地ぎわから多くの細かい茎を立て、茎葉ともに灰緑色で無毛。花弁は光沢があり美しいです。見頃は5月下旬まで。

フクロナデシコ

フクロナデシコ
Silene pendula cv.
ナデシコ科(北山ワイルドガーデン)
地中海沿岸地方が原産です。草丈20~30センチくらいで地ぎわからよく分枝して、半球状のコンパクトな草姿となります。花は頂生で、径1.5~2センチくらいのものを集散花序に多数つけます。開花後。萼が袋状にしだいに大きくなって下垂するところから、和名がつけられました。見頃は5月下旬まで。

ヒナゲシの写真

ヒナゲシ
Papaver rhoeas cv.
ケシ科(北山ワイルドガーデン)
ヨーロッパ中部の原産です。草丈約50センチで茎は直上し、まばらに分枝します。葉は羽状中裂。花は径5~7センチあり、基部に黒色斑があります。見頃は5月下旬まで。

パパウェル・コンムタツムの写真

パパウェル・コンムタツム
Papaver commutatum
ケシ科(北山ワイルドガーデン)
コーカサスから小アジアに分布します。草丈約50センチ。葉は羽状複葉。花弁の基部に黒色の斑紋があります。見頃は5月下旬まで。

ツリガネズイセンの写真

ツリガネズイセン
Hyacinthoides hispanica cv.
ユリ科(北山ワイルドガーデン)
南ヨーロッパの針葉樹林に原生します。直立した高さ20~50センチの花茎に円状鐘形の花を10~30個、総状花序につけます。見頃は5月下旬まで。

ギリア・トリコロルの写真

ギリア・トリコロル
Gilia tricolor
ハナシノブ科(北山ワイルドガーデン)
カリフォルニア原産。草丈60~70センチ。花は径1.5~2センチで芳香を有し、花喉部は黄色で紫の斑点があります。見頃は5月中旬まで。

オンファロデスの写真

オンファロデス
Omphalodes linifolia
ムラサキ科(北山ワイルドガーデン)
地中海西部沿岸に自生します。草丈20~100センチ。茎葉は線状被針形で無柄。根出葉はへら状で長さ約6センチ。花は白色で梅鉢形です。見頃は5月中旬まで。 

アカバナカスミソウの写真

アカバナカスミソウ
Gypsophila elegans cv.
ナデシコ科(北山ワイルドガーデン)
ウクライナ南部、コーカサス、イラン北部の原産です。草丈20~50センチで直立し、よく分枝して小さな花を多くつける。葉は線状被針形で長さ2.5~7.5センチ。根出葉は長楕円状のへら形。花は桃色で径約1.3センチです。見頃は5月下旬まで。

植物園スタンプラリー

 キソウテンガイ写真

 

5月はキソウテンガイです。

4月の答えは「花粉」です。 

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文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142