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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成25年1月25日

こちらでは現在見頃の植物を紹介しています。

 当園ホームページにおける科名表記について

平成25年1月25日(金曜)現在

観覧温室では

ツンベルギアマイソレンシスの写真 

ツンベルギア マイソレンシス
Thunbergia mysorensis
キツネノマゴ科(ジャングルゾーン)
インド南部原産。10メートル以上に伸びるつる性植物で、花序は40から100センチの長さで垂れ下がります。花は一部赤褐色を帯びた黄色になります。苞も暗赤褐色でつぼみのときから美しく印象的です。見頃は4月上旬まで。

ルエリアコロラタの写真

ルエリア コロラタ
Ruellia colorata
キツネノマゴ科(ジャングルゾーン)
ブラジルのアマゾン、コロンビア南部、エクアドル、ペルーの森林内原産。高さ1.5メートルほどになる低木状の多年草で、茎の先端に赤色の苞を4列つけます。緋赤色の花は苞の基部に1から2花がつきます。見頃は2月上旬まで。

ケショウボクの写真

ケショウボク
Dalechampia roezliana
トウダイグサ科(ジャングルゾーン)
メキシコ原産。高さ30センチほどになる常緑低木です。花のように見えるのは苞で、ピンク色に色付きます。2枚の苞の間に、あまり目立たない雄花と雌花があります。見頃は3月中旬まで。

ロスマニアロンギフロラの写真

ロスマニア ロンギフロラ
Rothmannia longiflora
アカネ科(ジャングルゾーン)
熱帯アフリカ原産の低木で、高さ3から5メートルになります。花は白色のラッパ型で新しく伸びた枝先につきます。花の直径は約9センチで、長さは種小名のとおり約20センチと長く、やや垂れ下がって咲きます。見頃は2月上旬まで。

ビグノニアの写真

ビグノニア マグニフィカ
Bignonia magnifica
ノウゼンカズラ科 (ジャングルゾーン)
コロンビア原産。非常に生育が旺盛です。美しい花を咲かせるので、熱帯、亜熱帯地方では公園、庭園など観賞用として栽培されています。見頃は2月下旬まで。

オオベニゴウカンの写真

オオベニゴウカン(赤花)

オオベニゴウカンの写真

オオベニゴウカン(白花)
Calliandra haematocephala White Form
マメ科(ジャングルゾーン)
ボリビア原産。白く毛のように多数飛び出している部分は雄しべです。雌しべは雄しべの後から伸びてきます。基本種は赤花で、漢字では大紅合歓(大きな紅色の合歓の木)と書きます。見頃は2月下旬まで。

サラカタイピンゲンシスの写真

サラカ タイピンゲンシス
Saraca thaipingensis
マメ科(ジャングルゾーン)
タイ、マレー半島原産の高木で、高さ10メートル近くになります。花は花弁がなく、ガクが黄色に色付いて花弁状となります。ガクの候部は赤色。花後の果実は狭長楕円形の豆果で、淡い紫色になります。見頃は2月上旬まで。

スティフティアの写真

スティフティア クリサンタ
Stifftia chrysantha
キク科(ジャングルゾーン)
ブラジル原産。常緑の低木。橙黄色の小花が集まってそれぞれが黄色の冠毛を伸ばして咲きます。その冠毛は長期間とどまるので長く楽しめます。むしろ冠毛だけになってからの方が美しく観賞価値があります。頭状花は径約10センチ。スティフティア属はブラジルで7種が知られています。見頃は2月下旬まで。

スティクトカルディアの写真

スティクトカルディア マカルソイ
Stictocardia macalusoi
ヒルガオ科(ジャングルゾーン)
東アフリカ原産。高さ8メートルになる木本つる性植物です。花は葉腋に2から数個が固まってつき、花冠は直径約7センチで、淡緋紅色となります。見頃は2月下旬まで。

バウヒニアアウレイフォリアの写真

バウヒニア アウレイフォリア
Bauhinia aureifolia
マメ科(ジャングルゾーン)
タイ原産のつる性植物です。花の直径は約3センチで、白色の花弁が5枚つきます。着花すると先端2メートルほどの若い葉は細かい毛に覆われ、陽の光を受けると赤金色に輝きます。種小名は「黄金色の葉」という意味です。 見頃は2月下旬まで。

カイドウツバキの写真

カイドウツバキ
Camellia amplexicaulis
ツバキ科(鉢物展示室)
ベトナム北部から中国南部原産。高さ2メートルほどになる半耐寒性常緑低木で、冬に開花します。ベトナムのグエン王朝で愛され、門外不出の「幻の名花」と呼ばれていたそうです。ベトナム語で「海棠(カイドウ)」は「Hi Duong」ですが、日本語では「ハイズォン」や「ハイドン」、または「ハイドゥーン」などと呼ばれています。見頃は2月中旬まで。

クレロデンドルムの写真

クレロデンドルム スプレンデンス
Clerodendrum splendens
シソ科(鉢物展示室)
熱帯西アフリカ、中央アフリカ原産。高さ3メートル程になる常緑つる性低木で、茎頂または近くの葉腋から半球状の円錐花序に30から50花をつけます。見頃は2月上旬まで。

ハランアナナスの写真

ハランアナナス
Pitcairnia corallina
パイナップル科(アナナス室)
コロンビア、ペルー原産。葉の形がナギイカダ科のハランに似ているので、この名前があります。株元から伸びる花茎は50センチを超え、地面を這うように伸び、多数の花がつきます。見頃は2月中旬まで。

リンコステリスの写真

リンコスティリス ギガンティア
Rhynchostylis gigantea
ラン科(冷房室)
インドシナ半島、フィリピン、カリマンタン島原産。見頃は2月上旬まで。

インパティエンスの写真

インパチエンス グランディス
Impatiens grandis
ツリフネソウ科 (冷房室)
スリランカ原産。 年間を通じて冷涼な気候を好むインパティエンスです。1メートル以上になる大型の多年草で、開花期は秋から冬になります。花は直径約5センチで、白色地に赤色の不規則な模様が入ります。見頃は2月上旬まで。

ラン室の写真

ラン室ではリカステをはじめ、パフィオペディルムやカトレヤ、デンドロビウムなどを展示しています。

 

園内樹木ほかでは

じゅうがつさくら

ジュウガツザクラ
Cerasus subhirtella ’Jugatsu’
バラ科(桜林)
マメザクラとエドヒガンの種間雑種と考えられる栽培品種のサクラで、その名のとおり秋から春にかけてぽつぽつと花を付けます。八重咲きで淡紅色の花弁、萼筒が太い壺型であることが特徴です。

こぶくさくら

コブクザクラ
Cerasus ‘Kobuku’
バラ科(盆栽展示場前)
カラミザクラとコヒガンから生まれた栽培品種。ひとつの花に雌しべが1~5本ありひとつの小果柄に複数の果実を付けることにちなむ和名です。秋から冬にかけてぽつぽつと咲いてゆきます。

ろうばい

ロウバイ
Chimonanthus praecox
ロウバイ科(梅林)
1月から2月にかけて、黄色で蝋のような艶を持った花弁の花を咲かせる落葉樹です。漢字で蝋梅と表記されるためウメの仲間と誤解されることもありますがロウバイ科ロウバイ属です。中国原産で日本には17世紀に渡来したと伝えられます。花は強い芳香があり、かなり離れても良い香りが届きます。2月中旬頃まで。

うんなんろうばい

ウンナンロウバイ
Chimonanthus paraecox Yunnanensis Form
ロウバイ科(梅林)
中国の雲南省に自生するロウバイで“Yunnanensis”には「雲南省の」という意味がありますが、分類学上の位置づけは明確に別種とはされていません。ロウバイとの違いは花弁の色が白っぽく薄いこととされます。

そしんろうばい

ソシンロウバイ
Chimonanthus praecox f. concolor
ロウバイ科(盆栽展示場東)
ロウバイの栽培品種で花全体が黄色であることが特徴です。花の少ない1月から2月にかけて開花することから、属名の Chimonanthus はギリシャ語で「冬の花」という語に由来します。

せんりょう

センリョウ
Sarcandra glabra
センリョウ科(植物生態園)
関東以西の常緑広葉樹林で林床に自生する常緑低木。ヤブコウジ科のマンリョウ(万両)などとともに、冬に赤い実のなる目出度い植物として正月の縁起物に慶ばれます。日本庭園ではしばしば根締めとして修景植栽されます。百両と呼ばれるカラタチバナ、十両のヤブコウジなどはすべてマンリョウと同じヤブコウジ科で、本種だけ科が違います。

まんりょう

マンリョウ
Ardisia crenata
ヤブコウジ科(植物生態園)
半日陰の林内に自生する常緑低木。同じように冬に赤い実を付け正月の縁起物として利用されるセンリョウ(千両)と似ているとされますが、ふたつは科も違いよく観察すると多くの相違点が見られます。万両と千両の名付けの違いは果実が葉の上に成るか下に垂れ下がるかの違いを実(目出度いお宝)の重さの差としたことからとも言われます。

からたちばな

カラタチバナ
Ardisia crispa
ヤブコウジ科(植物生態園)
本州全域の暖かい林内に多く自生し、高さ約40センチ前後になる常緑低木。江戸時代中期以降、京都、大阪から江戸にかけて栽培の大ブームがあった記録が伝えられています。正月に赤い実のなる縁起物の植物として、同じ科のマンリョウに対してヒャクリョウ(百両)とも呼ばれます。

さざんか

サザンカ
Camellia sasanqua cvs.
ツバキ科(隠れ家トイレ裏手ほか)
秋の終わりから、冬にかけての寒い時期に、花を咲かせる常緑中高木で、和名は「山茶花」を‘サンサカ’と読んだものが変化したと言われます。ツバキと似ていますが花弁が平開すること、雄しべが筒状に合着しないこと、子房が有毛であることなどの違いがあり、最もわかりやすいのは花が散るときに花弁がバラバラに落ちることです。野生種の花色は白色ですが、ツバキとの交配種など様々な園芸品種が作出されています。

すきや‘数寄屋’

おきのあさひ‘沖の朝日’

ももいろせっちゅうか‘桃色雪中花’

しぼりろげつ‘絞朧月’

しらかが‘白加賀’

あけぼの‘曙’

かがわびすけ‘加賀侘助’

ちよだにしき‘千代田錦’

ののいち‘野々市’
ツバキ
Camellia japonica cvs.
ツバキ科(椿園ほか)
青森県から九州までの広い範囲で照葉樹林の代表的な樹木であるツバキは、花が美しく有用であるため古くから日本人にとって重要な植物ですが、近世に茶の文化が確立すると「わび、さび」を表す茶花として愛でられ、多くの園芸品種が作出されることとなりました。

四季 彩の丘では 

 スイセン`ガリル’の写真

スイセン`ガリル’
Narcissus `Gallil’
ヒガンバナ科(四季彩の丘 入り口)
房咲きスイセンの1品種です。房咲きスイセンは早咲きの品種が多いのが特徴で、その中でも最も早くに咲くのが本品種です。4センチほどの小振りな花ですが、寒風の中、凛として花を咲かせています。

 

サネカズラの写真
サネカズラ
Kadsura japonica
マツブサ科(四季彩の丘 パーゴラ)
周囲が冬の様相になり、赤い液果がより目立つようになりました。園芸では盆栽などに仕立てられることもあり、ビナンカズラの別名がよく知られています。この名は「美男蔓」の意味で、古来樹皮からとれる粘液を整髪剤に使ったことが由来です。

 園内花壇では 

正門前と北山門広場で、約13品種1000株のハボタンとケールが見頃をむかえています。

ハボタン
Brassica oleracea var.acephala
アブラナ科(北山ワイルドガーデン)
原種はヨーロッパ西南部の海岸地帯に野生しています。耐寒性の2年草で様々な色や形のロゼット葉を観賞するものです。日本には1778年に渡来したといわれ、始めはオランダナとよばれていました。 見頃は2月中旬まで。 

ハボタンの写真 (北山ワイルドガーデン)

ハボタンの写真 (正門前)

 

 

ハボタン‘白つぐみ’の写真

ハボタン‘白つぐみ’
Brassica oleracea var.acephala ‘shirotsugumi’
アブラナ科(正門前)
大阪丸葉系の品種で葉縁が少し波状になり、着色部は白色で中心は淡桃色になります。 見頃は2月中旬まで。 

ハボタン‘紅つぐみ’の写真

ハボタン‘紅つぐみ’
Brassica oleracea var.acephala ‘Benitsugumi’
アブラナ科(正門前)
大阪丸葉系の品種で葉縁が少し波状になり、着色部は鮮紅色になり、外葉とのコントラストが美しいです。 見頃は2月中旬まで。

ハボタン‘白くじゃく’の写真

ハボタン ‘白くじゃく’
Brassica oleracea var.acephala ‘Shiro Kujaku’
アブラナ科(北山ワイルドガーデン)
さんご系の品種で外葉の切れ込みが非常に細かいです。外葉の緑と着色部との調和が美しいです。
見頃は2月中旬まで。

ハボタン‘紅くじゃく’の写真

ハボタン‘紅くじゃく’
Brassica oleracea var.acephala ‘Beni Kujaku’
アブラナ科(正門前)

ハボタン‘ルシールワイン’の写真

ハボタン ‘ルシールワイン’
Brassica oleracea var.acephala ‘Lucille Wine’
アブラナ科(正門前)
切り花用の品種です。草丈約70センチ。外葉の緑色と着色部の赤色とのコントラストが美しく、色合いも落ち着きある色調です。葉はやや開き気味で光沢のある着色部が広く見えます。見頃は2月中旬まで。

ハボタン‘ルシールバニラ’の写真

ハボタン ‘ルシールバニラ’
Brassica oleracea var.acephala‘Lucille Vanilla’
アブラナ科(正門前)
切り花用の品種です。草丈約80センチ。葉が立性で葉枚数が多く、着色部の白色と緑葉のコントラストが美しいです。また外葉の緑も輝きがあり目立ちます。見頃は2月中旬まで。

ハボタン‘グラマーレッド’の写真

ハボタン‘グラマーレッド’
Brassica oleracea var.acephala ‘Glamour Red’
アブラナ科(北山ワイルドガーデン)
名古屋ちりめん系の品種で葉は縮緬状になり、全体に光沢があるのが特徴です。AAS(All America Selections:全米草花品種審査会)2011年の金賞に入賞した新品種です。見頃は2月中旬まで。

ケール‘ドワーフグリーン’の写真 

ケール ‘ドワーフグリーンカール’
Brassica oleracea var. acephala ‘Dwarf Green Curled’
アブラナ科(北山ワイルドガーデン)
葉は縮緬状でカールします。風が強い場所、湿度の高い土など悪条件の場所でも育つなど強健種です。3月上旬まで。

ケール‘トスカーナ’の写真

ケール‘ネロディトスカーナ’
Brassica oleracea var. acephala ‘Nero di Toscana’
アブラナ科(北山ワイルドガーデン)
葉は打ち込みが入った長楕円形です。葉色は魅力的なダークグリーンが目を引きます。優れた耐寒性で春先までみることができます。3月上旬まで。 

ケール‘スカーレット’の写真

 ケール ‘スカーレット’
Brassica oleracea  var. acephala ‘ Scarlet’
アブラナ科(北山ワイルドガーデン)
葉は縮緬状です。耐寒性に優れ、紅色の葉は冬の寒さが厳しいほどに濃くなります。3月上旬まで。

 

 

クレマチスシルホサの写真

クレマチス シルホサ
Clematis cirrhosa
キンポウゲ科(バラ園北)
地中海沿岸地域から小アジアに分布します。花は径1.5から2.5センチで和紙のような繊細な白色で鈴なり状にたくさんつけます。葉は冬に銅色になります。一般的なクレマチスとは生育サイクルが反対で、夏は休眠し、秋から新芽が伸び始めます。見頃は3月上旬まで。

 

クレマチス・シルホサ・バレアリカの写真

クレマチス シルホサ バレアリカ
Clematis cirrhosa var.balearica
キンポウゲ科(バラ園北)
スペイン・バレアレス諸島に分布。花はやや緑がかった白色で、内側に紅色の絞りがはいります。多花性で、花弁が厚く、花もちがよいです。見頃は3月上旬まで。 

クレマチス・シルホサ・バレアリカの写真

 クレマチス シルホサ ‘フレックルス’
Clematis cirrhosa var.purpurascens ‘Freckles’
キンポウゲ科(バラ園北)
1987年、イギリス作出。花の外側は淡い白色で、内側に濃い赤紫色の斑点が鮮明に入ります。花つきがよく、強健で育てやすいです。見頃は3月上旬まで。

クレマチス・シルホサ‘ジングルベルズ’の写真

クレマチス シルホサ ‘ジングルベルズ’
Clematis cirrhosa var. purpurascens ‘Jingle Bells’
キンポウゲ科(バラ園北)
1995年、イギリス作出。花は和紙のように柔らかです。咲き始めはやや緑色がかっていますが、徐じょに純白へと変わります。多花性で、シルホサ系のなかでも花が大きいのが特徴です。見頃は3月上旬まで。

 

スノードロップ
Galanthus nivaris
ヒガンバナ科(球根ガーデン)
フランス以東に広く分布しています。花径、草丈には個体差があります。内花被片の先端のみに緑斑があり、その色も比較的うすいです。腐葉の多い湿気のある土壌を好むため開けた落葉樹の疎林に生えます。英名のスノードロップは「雪の雫」の意で、花の形をよく表しています。見頃は3月下旬まで。

 

ナルキッスス カンタブリクスの写真

ナルキッスス カンタブリクス
Narcissus cantabricus
ヒガンバナ科(北山ワイルドガーデン)
スペインのカンタブリクス地方から北アフリカ原産。草丈は低く、葉は針状です。3センチほどの花はラッパ状で花柄がほとんどないです。見頃は3月下旬まで。

 

 

植物園スタンプラリー

 フクジュソウのスタンプの写真

 

1月はフクジュソウです。

12月の答えは「鹿児島県」です。 

 

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142