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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成25年5月3日

こちらでは現在見頃の植物を紹介しています。

 当園ホームページにおける科名表記について

平成25年5月3日(金曜)現在

観覧温室では

 フクシア展

フクシア(園芸品種)
Fuchsia cvs.
アカバナ科(ジャングルゾーン)
主な原産地は、メキシコからパタゴニアにかけてのアメリカ大陸と西インド諸島ですが、ニュージーランドやタヒチ島にも分布がみられます。多くの園芸品種は、垂れ下がるように花を咲かせ、反り返る萼片と、スカートのようにも見える花弁がとても華やかです。現在、フクシア展を開催しており、約100品種150鉢を一同に展示しています。見頃は5月上旬まで。
フクシア‘ウェンツェリン’

フクシア‘ウェンツェリン’
Fuchsia × hybrida‘Winzewrin’

フクシア‘サターヌス’
フクシア‘サターヌス’
Fuchsia × hybrida‘Saturnus’

フクシア‘ピュタニ’
フクシア‘ピュタニ’
Fuchsia × hybrida‘Purtani’

フクシア‘ボーダー クイーン’
フクシア‘ボーダー クイーン’
Fuchsia × hybrida‘Border Queen’

フクシア‘ブランツ 500 クラブ’
フクシア‘ブランツ 500 クラブ’
Fuchsia × hybrida‘Brand's 500 Club’

ケショウボク
ケショウボク
Dalechampia roezliana
トウダイグサ科(ジャングルゾーン)
メキシコ原産。淡いピンク色で花弁のように見える部分は総苞と呼ばれ、2枚あります。花には芳香があります。見頃は5月中旬まで。

ヘリコニア オルトトリカ‘トリカラー’
ヘリコニア オルトトリカ‘トリカラー’
Heliconia orthotricha‘Tricolor’
オウムバナ科(ジャングルゾーン)
ヘリコニア オルトトリカの園芸品種。花序は直立し、鳥のクチバシのような苞を数段にわたり、互い違いにつけます。苞の色が赤、緑、黄の3色であることから、トリカラーという品種名があります。見頃は5月下旬まで。
ブーゲンヴィレア(園芸品種)

ブーゲンヴィレア(園芸品種)
Bougainvillea cvs.
オシロイバナ科(ジャングルゾーン)
南アメリカ原産で14種が知られており、様々な園芸品種が作出されています。主に美しい苞を鑑賞し、紫、赤、橙、白色などがあります。見頃は5月中旬まで。
ブーゲンヴィレア‘ゴールデン キング’

ブーゲンヴィレア‘ゴールデン キング’
Bougainvillea ‘Golden king’
ブーゲンヴィレア‘ドワーフ ホーム’

ブーゲンヴィレア‘ドワーフ ホーム’
Bougainvillea ‘Dwarf Form’
ブーゲンヴィレア‘パラッド グロウ’

ブーゲンヴィレア‘パラッド グロウ’
Bougainvillea ‘Parad Glow’
ブーゲンヴィレア‘ピンク シャンパン’

ブーゲンヴィレア‘ピンク シャンパン’
Bougainvillea ‘Pink Champagne’

ムクナ ノボグイネエンシス
ムクナ ノボグイネエンシス
Mucuna novo-guineensis
マメ科(ジャングルゾーン)
ニューギニア原産のツル性植物。60cmほどの花序に50~60個程度の花をつけます。花はフジのように垂れ下がり、鮮紅橙色でとても目立ちます。

アリオギネ ヒューゲリー‘モンテレイ ベイ’

アリオギネ ヒューゲリー‘モンテレイ ベイ’
Alyogyne huegelii 'Monterey Bay'
アオイ科(ジャングルゾーン)
基本種はオーストラリア(亜熱帯地域)原産で、淡青紫色のハイビスカスに似た花を咲かせ、ブルー ハイビスカスの別名があります。本品種は基本種に比べ、濃い青紫色の花を咲かせます。高さ1メートルほどになり、枝の先端付近の葉腋に1花がつきます。葉は全体に毛が生え、キクの葉状に深く切れ込みます。見頃は5月中旬まで。

メディニラ マグニフィカ

メディニラ マグニフィカ
Medinilla magnifica
ノボタン科(ジャングルゾーン)
フィリピン原産の常緑低木で、和名はオオバヤドリノボタン。花は房状に下垂し、長さ30センチほどになります。花弁のように目立つ淡紅色の部分は苞と呼ばれています。ブドウの房のように見える部分が蕾です。本種は、メディニラ属の中でもっとも美しい種とされています。見頃は5月中旬まで。

コンブレツムの写真

コンブレツム グランディフロルム
Combretum grandiflorum
シクンシ科 (ジャングルゾーン)
西アフリカ原産の高さ5メートルになるつる性低木。花は鮮赤色で10センチほどの穂状につき鮮紅色で美しく、温室の中でも目を引きます。花糸がブラシのように突き出し、独特の花姿になります。見頃は5月中旬まで。

ジェードバインの写真

ジェイドバイン
Strongylodon macrobotrys
マメ科(ジャングルゾーン)
フィリピンのルソン島原産。独特の「翡翠(ひすい)色」が印象的です。フィリピンの絶滅危惧種です。 見頃は5月中旬まで。

○観覧温室一部閉鎖のお知らせ

平成25年4月9日(火曜)から工事終了まで

閉鎖エリア:熱帯高山室、砂漠・サバンナ植物室、鉢物展示室、アナナス室、ラン室、中庭

ご理解・ご協力よろしくお願いします。

※工事期間中は、入室料無料

 

園内樹木ほかでは

はないかだ

ハナイカダ
Helwingia japonica
ミズキ科(植物生態園)
北海道西南部から沖縄まで分布する落葉低木。雌雄異株で山地の林床など薄暗く多湿な環境に自生します。互生する葉の上、中央あたりに花を付けるのが特徴で雄株では数個、雌花は1~3個咲きます。和名は葉を筏に見立て、その筏の上に花を乗せているという意味から。

しろやまぶき 

シロヤマブキ
Rhodotypos scandens
バラ科(植物生態園)
日本原産で中国地方の一部に自生するバラ科の落葉低木。山吹色で思い浮かべられ庭木としてよく植栽されるヤマブキ(Kerria japonica)とは別属であり、大きな違いは花色のほかに葉が対生であること、幹や枝の色が緑ではなく暗紫黒色であること、花弁の数がヤマブキは 5枚であるのに対してシロヤマブキは花弁が 4枚であることなどです。

きんぐさり 

キングサリ
Laburnum anagyroides
マメ科(桜林西向)
ヨーロッパ中南部原産の落葉小高木で、鎖のように連なる黄色の花姿が藤のようでもあることからキバナフジの別名もあります。  

くろばなろうばい 

クロバナロウバイ
Calycanthus floridus
ロウバイ科(桜林西向)
北アメリカ東部原産の落葉低木。二月に咲くロウバイの仲間ですが、花期が5~6月と遅く赤褐色でチョコレートのような色の花をつける特徴があります。芳香があり茶花としても利用されます。

はんかちのき 

ハンカチノキ
Davidia involucrata
ヌマミズキ科(桜林西向)
中国原産の落葉高木。風に揺れる白いハンカチのような特徴的な花をつけます。花弁のように見えるのは総包片で、集合花を包む葉の変化した器官です。パンダやキンシコウを西欧に初めて紹介したフランス人宣教師ダビッド氏によって発見されたため、植物界のパンダなどとも呼ばれます。

こでまり 

コデマリ
Spiraea cantoniensis
バラ科(桜林)
中国中南部原産の落葉低木。白い小さな花の固まりが手鞠のように見えることが和名の由来です。和名の似るオオデマリとは別の科の植物です。

さわおぐるま 

サワオグルマ
Senecio pierotii
キク科(植物生態園)
本州から沖縄まで山間で日当たりのよい湿地に生える多年草。茎は高さ50㎝~80㎝で葉とともに白いくも毛があります。和名は沢に生える小車に似るという意味から。

くりんそう 

クリンソウ
Primula japonica
サクラソウ科(植物生態園)
山間地の比較的湿潤な環境に自生する多年草で、赤紫の花を車輪状に数段に重ねて咲かせる様子が仏閣の屋根にある九輪に似ることから九輪草の和名で呼ばれます。

しゃが 

シャガ
Iris japonica
アヤメ科(植物生態園ほか)
森林内の湿った林床に自生する多年草で、観賞用として庭園などにもよく植栽利用されます。もとは中国から伝来したものが野生化したと考えられています。和名はヒオウギの漢名“射干”を音読みしたものから。

やまぼうし 

ヤマボウシ
Cornus kousa
ミズキ科(植物生態園)
本州、四国、九州から沖縄、朝鮮半島や中国にも分布する落葉高木。花弁のように見えるのは総包片で、公園などでよく植栽利用されているハナミズキ(アメリカヤマボウシ)もこの仲間。江戸時代には欧米にも渡っており鑑賞樹木として栽培されています。

はなみずき

アメリカヤマボウシ(ハナミズキ)
Cornus florida
Benthamidia
ミズキ科(植物園会館前ほか)
アメリカ東部の温暖地やメキシコ東北部に分布する落葉高木。明治時代に日本からアメリカに桜が贈られ、その返礼としてこの木が日本へ贈られたと言われ、日本のヤマボウシに似ることからこの和名となりました。

おおばおおやまれんげ

オオバオオヤマレンゲ
Magnolia sieboldii
モクレン科(なからぎ神社西側)
朝鮮半島原産で雄蕊の色が濃い紅色であること(オオヤマレンゲは薄紅色)や葉がやや大きいことなどが、日本に自生のオオヤマレンゲとの違いです。個々の花は2~5日程度と短いですが、次々と開花するため長く観賞できます。本日現在開花直前です。

つりばな

ツリバナ
Euonymus oxyphyllus
ニシキギ科(植物生態園)
北海道、本州、四国、九州と朝鮮、中国に分布する落葉小高木。長い花柄を持つ花が特徴で、このため吊り下がったように花や実が付くことが和名の由来になっています。

べにばなときわまんさく

ベニバナトキワマンサク
Loropetalum chinense var.rubra
マンサク科(大芝生地南ほか)
トキワマンサクの変種で、紅紫色の花が特徴です。属名のロロペラルムはギリシア語のロロン(革紐)とペタロン(花弁)からなり、リボン状の花弁の形に由来します。

おおでまり

オオデマリ
Viburunum plicatum
レンブクソウ科(隠れ家トイレ)
庭園や公園などにも修景樹木としてよく植栽される落葉低木で、若枝の先にアジサイに似た球形の集散花序を付けます。大形で美しいこの花は中性の装飾花で結実しません。葉の表面にいちじるしいしわがあります。写真は栽培品種で‘ジェミニ’という品種です。

おおかなめもち

オオカナメモチ
Photinia serratifolia
バラ科(大芝生地東ほか)
カナメモチは生垣などによく植栽利用され、新芽の赤色が濃い園芸品種‘レッドロビン’などはよく知られていますが、この仲間の本種は樹髙が15mにもなる常緑高木です。当園では昭和12年(1937)貞明皇太后行啓記念植樹の謂われある古木個体を栽培展示しています。

あかばなあめりかとちのき

アカバナアメリカトチノキ
Aesculus pavia
トチノキ科(宿根草有用植物園南側)
日本の固有種で全国の山中に分布するトチノキ(Aesculus turbinata)の仲間です。トチノキが樹髙30mも超えるような高木になるのに比して、こちらは成木でも5m程度で、花は鮮やかな赤色です。北アメリカ南部のバージニア、ミズーリ、オクラホマ、フロリダ州に分布します。

四季 彩の丘では  

シバザクラ’オーキントンブルーアイ’の写真

‘オーキントンブルーアイ’ 'Oakington Blue eye'

シバザクラ’ハミングバード’の写真

‘ハミングバード’ 'Humming bird'

シバザクラ
Phlox subulata cvs.
ハナシノブ科(ユニバーサルガーデンほか)
北アメリカ東部原産で、数多くの園芸品種があります。花の美しいグランドカバープランツ(地被植物)として有名で、主に緑化を目的に全国各地で栽培されています。
四季彩の丘にはシバザクラの園芸品種9種を植栽しており、これから5月中頃にかけて咲き進んでいきます。 

キモッコウバラの写真・1

キモッコウバラの写真 2

キモッコウバラ
Rosa banksiae `Lutea'
バラ科(パーゴラ東側)
中国原産のバラの仲間で、茎にとげがないのが特徴です。例年よりも10日ほど早い開花となりました。
この株は昭和62年に定植したもので、当園で人気のある花の一つです。
昨年は花期が改修工事と重なり、期間限定での公開でした。今年は新しく生まれ変わった彩の丘で初めての開花です。ぜひご覧ください。
見頃は5月中旬まで。

ムベの花の写真

ムベ
Stauntonia hexaphylla
アケビ科(パーゴラ西側)
関東以西の本州から九州、朝鮮半島、台湾に自生する常緑つる性木本です。花は雌雄異花で、淡い香りがあります。秋には赤みがかった果実がなり、食べられます。
樹姿や果実の形がアケビに似ていますが、アケビが冬に落葉するのに対し、ムベは常緑で落葉しません。このことからムベには「トキワアケビ」の別名があります。またアケビの果実は熟すと裂開しますが、ムベは裂開しないという違いがあります。見頃は5月上旬まで。

イチハツの写真

イチハツ
Iris tectorum
アヤメ科(東丘 西側)
中国南西部からミャンマー北部の林床内に自生する多年草で、16世紀頃中国から日本に渡来しました。日本で見られるアヤメの仲間では最も早く咲くため、一に発する、という意味からイチハツの名がつけられたと言われています。
古くは強風を避けるまじないとして、茅葺き屋根の棟の上にイチハツを植える風習がありました。明治はじめに横浜に来ていたロシアの植物学者、カール・ヨハン・マキシモヴィッチはこの屋根に植わったイチハツを見て、「屋根の」という意味のテクトルム tectorum という種小名を付けたといわれています。
見頃は5月中旬まで。

ニオイイリスの写真

ニオイイリス
Iris germanica Florentina
アヤメ科(東丘 西側)
地中海地域で4世紀以前に作出された非常に古いアイリスの品種であると考えられています。アイリスの仲間では早咲きなため「イチハツ」と呼ばれることもありますが、本来のイチハツは上記のテクトルム種を指します。また英名の「オリス」の名でも知られています。
根茎を数年間乾燥、熟成したものが香料となるため、ニオイイリスの和名がつきました。見頃は5月中旬まで。

イセナデシコの写真

イセナデシコ
Dianthus x isensis cvs.
ナデシコ科(新ミニハウス 隣休憩所)
イセナデシコは、江戸時代寛政ごろに伊勢地方(三重県松阪)で作出され、京都や江戸に広まったナデシコの一種で、代表的な古典園芸植物です。
江戸時代に伊勢へ伝来したセキチク Dianthus chinensis とカワラナデシコ D. superbus の交雑種をもとに作出されたと考えられており、紀州藩武士の継松栄二(つぐまつえいじ)(1803~1866)が花弁が細く裂け、下に垂れる品種を作出したことが始まりであると言われています。
イセハナショウブ(伊勢花菖蒲)とイセギク(伊勢菊)と並び、伊勢三珍花と呼ばれています。
見頃は5月中旬まで。
アルクトテカ カレンデュラの写真
アルクトテカ カレンデュラ
Arctotheca calendula
キク科(中央丘、パーゴラ東側)
南アフリカのケープ地方原産の多年草です。濃黄色の花は日中だけ開き、葉は裏が銀白色をしているのが特徴です。「アークトセカ」の名で知られ、以前は強健なグランドカバープランツとして畦畔緑化に多く使われていました。花はこれから秋にかけて咲き続けます。

  園内花壇では 

  シャクヤク園では、約100品種500株のシャクヤクが咲き始めました。

シャクヤク‘レッドモナーク’

‘レッドモナーク’ ‘Red Monarch’
二重咲き、巨大輪

シャクヤク‘ムーンライズ’の写真
‘ムーンライズ’ ‘Moon Rise’
一重咲き、低性

シャクヤク‘ポーラフェイ’の写真

‘ポーラフェイ’ ‘Paula Faye’
半八重咲き

シャクヤク‘レッドグレース’の写真

‘レッドグレイス’ ‘Red Grace’
八重咲き、巨大輪

シャクヤク
Paeonia lactiflora cvs.
ボタン科(シャクヤク園)
中国北部、モンゴル、シベリア東南部、朝鮮半島北部に分布しています。

 

 

アネモネの写真

アネモネ ‘デ カーン’
Anemone coronaria ‘DeCaen'
キンポウゲ科(正門前花壇、沈床花壇、北山ワイルドガーデン)
地中海沿岸の原産秋植え球根として切り花、花壇、鉢物に広く栽培されています。花茎は根茎から伸び上がり、1花を頂生します。花色は赤、桃、紫、藍、白など各色があります。見頃は5月上旬まで。

 

 クリスマスローズの写真

 クリスマスローズ (ヘレボルス オリエンタリス)
Helleborus orientalis hyb.
キンポウゲ科(北山ワイルドガーデン・洋風庭園・北山門前)
ギリシャ、トルコなどの原産で耐寒性があります。花色は開花し始めはクリーム色であるが、後に褐色を帯びた黄緑色になり、いくらか下向きに咲きます。北山ワイルドガーデン・洋風庭園にて、他種との交雑による多くの園芸品種をみることができます。見頃は5月上旬まで。

 

 キンセンカの写真

キンセンカ ‘ドワーフアリスオレンジ’
Calendula officinalis ‘Dwarf Aliceorange’
キク科(沈床花壇)
南ヨーロッパの原産です。耐寒性があり、茎は直立性でよく分枝し、葉は広楕円形です。頭花は径約10センチです。種小名のオフィシナリスは「薬用の」という意味で、その名前の通り、ヨーロッパでは昔から民間薬として利用され、特に殺菌作用に優れるとされていました。見頃は5月上旬まで。

ワスレナグサの写真

ワスレナグサ
Myosotis sylvatica cv.
ムラサキ科(北山ワイルドガ-デン、沈床花壇)
ヨーロッパとアジア原産で、日本にも本州中部以北の高原の湿地に野生化。草丈約50センチ、全株に毛があり、基部から多く分枝します。葉は線状の長楕円状被針形で短毛があります。花は径0.6から0.8センチ。青に黄色の目があるのが特徴です。見頃は5月下旬まで。

 

シュンギクの写真

シュンギク
Glebionis coronaria
キク科(北山ワイルドガーデン)
地中海沿岸周辺に分布。草丈20から30センチ。葉は無柄で互生します。頭花は径3から5センチ。花色は黄色、黄色と白色、ときに白色など変化に富んでいます。野菜として利用しているのは日本をはじめ、中国、インド、東南アジアです。ヨーロッパでは観賞用として栽培されるが、食用にはしません。見頃は6月上旬まで。

 

ヤグルマギクの写真

ヤグルマギク
Centaurea cyanus
キク科(北山ワイルドガーデン)
ヨーロッパ東南部から小アジア原産。草丈30から100センチ。茎は直立して剛直、よく分枝します。茎葉は白色の綿毛におおわれ灰白色です。頭花は4から5センチで茎頂に単生します。花弁の先は不規則に裂けています。花色は青藍色。見頃は6月下旬まで。

ヒメハナビシソウ

ヒメハナビシソウ ‘ミニチュアサンデー’
Eschschlzia caespitosa ‘Miniature Sunday’
ケシ科(北山ワイルドガーデン)
カリフォルニアの中・南部原産。草丈20から30センチ。基部でよく分枝します。花は淡黄色で径約3センチ、花柄をよく伸ばし、単生します。見頃は5月下旬まで。


ハナビシソウの写真

ハナビシソウ
Eschschlzia californica cv.
ケシ科(北山ワイルドガーデン、沈床花壇)
カリフォルニア原産。原産地では乾燥した大地で気丈に育ち花を咲かせますが、高温多湿には弱く梅雨頃には枯れます。草丈30から60センチ。茎が多数分枝してほふく気味に広がります。花はヒメハナビシソウ(E.caespitosa)に比べると大きく花径5から8センチで、日中に開き夕方には閉じています。見頃は6月下旬まで。

 

オンファロデスの写真

オンファロデス
Omphalodes linifolia
ムラサキ科(北山ワイルドガーデン)
地中海西部沿岸に自生します。草丈20~100センチ。茎葉は線状被針形で無柄。根出葉はへら状で長さ約6センチ。花は白色で梅鉢形です。同じムラサキ科のワスレナグサ(Myosotis sylvatica)に花姿が非常に似ています。見頃は5月下旬まで。

コリンシアの写真

コリンシア
Collinsia heterophylla
オオバコ科(沈床花壇)
カリフォルニア原産。草丈約60センチ。葉は披針形で先はとがります。花は約3センチで下唇は先が浅く2裂して紅色から紫色、上唇は白色です。見頃は7月上旬まで。

ギリア・トリコロルの写真

ギリア トリコロル
Gillia tricolor
ハナシノブ科(沈床花壇)
カリフォルニア原産。草丈60から70センチ。花は径1.5から2センチで芳香を有し、花喉部は黄色で紫の斑点があります。見頃は5月下旬まで。


 ワイルドストロベリーの写真
ワイルドストロベリー
Fragaria vesca
バラ科(北山ワイルドガーデン)
ヨーロッパや西アジア、北米に分布。北海道南部に導入され、帰化していて「エゾヘビイチゴ」の和名があります。葉は3小葉。葉腋からランナー(ほふく枝)を伸ばして子株をつけていきます。花は白色、花弁と萼はそれぞれ5から8個です。花後に赤く熟した小粒の果実を実らせます。

ハナワギクの写真

ハナワギク
Chrysanthemum carinatum cv.
キク科(北山ワイルドガーデン)
モロッコ原産。草丈50から70センチ。花は一重咲きで、芯の部分を縁取るように輪ができるので「ハナワギク」の名前があります。シュンギク(G. coronaria )とは近縁です。見頃は6月上旬まで。

クラダンツスの写真

クラダンツス
Cladanthus arabicus
キク科(沈床花壇)
モロッコからスペインに分布しています。草丈40から60センチ。茎の頂部に黄色の頭花を1個つけ、そのすぐ下から分枝する特徴ある性質をもっています。属名のCladanthusは、ギリシャ語のklados(枝の意)とanthos(花の意)に由来し、花が枝先につくことにちなんでいます。見頃は5月下旬まで。

パパウェル・コンムタツムの写真

パパウェル コンムタツム
Papaver commutatum
ケシ科(北山ワイルドガーデン)
コーカサスから小アジアに分布します。草丈約50センチ。葉は羽状複葉。花弁の基部に黒色の斑紋があることから「モンツキヒナゲシ」の和名があります。見頃は7月上旬まで。

ペンツィアの写真

ペンツィア
Pentzia grandiflora
キク科(北山ワイルドガーデン)
南アフリカ、ナマクアランド地方の砂地に分布しています。葉は羽状に細かく切れ込みます。花径を長く伸ばし、先端に径3から4センチの黄花を咲かせます。舌状花がなく、管状花のみの特徴のある花姿です。見頃は5月下旬まで。

セイヨウマツムシソウの写真

セイヨウマツムシソウ
Scabiosa atropurpurea cv.
マツムシソウ科(北山ワイルドガーデン)
ヨーロッパ西部原産。草丈60から90センチ。茎葉が羽状に深裂しています。花径は約5センチ。見頃は5月下旬まで。

ベニバナツメクサの写真

ベニバナツメクサ
trifolium incarnatum
マメ科(北山ワイルドガーデン、沈床花壇)
ヨーロッパから西アジア原産。草丈20から60センチ。葉は3個の小葉をもち互生します。茎頂に濃赤色で長さ6から8ミリの蝶形花が円錐形に集まって咲きます。流通名は「ストロベリーキャンドル」でその花姿をあらわしています。見頃は5月下旬まで。

 

 

植物園スタンプラリー 

 アリウム ギガンテウム

5月はアリウム・ギガンテウムです。

4月の答えは「パンダ」です。  

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142