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京都府立植物園 見ごろの植物情報 平成25年5月31日

こちらでは現在見頃の植物を紹介しています。

 当園ホームページにおける科名表記について

平成25年5月31日(金曜)現在

観覧温室では

アリオギネ ヒューゲリー‘モンテレイ ベイ’

アリオギネ ヒューゲリー‘モンテレイ ベイ’
Alyogyne huegelii 'Monterey Bay'
アオイ科(ジャングルゾーン)
基本種はオーストラリア(亜熱帯地域)原産で、淡青紫色のハイビスカスに似た花を咲かせ、ブルー ハイビスカスの別名があります。本品種は基本種に比べ、濃い青紫色の花を咲かせます。高さ1メートルほどになり、枝の先端付近の葉腋に1花がつきます。葉は全体に毛が生え、キクの葉状に深く切れ込みます。見頃は6月中旬まで。

メディニラ マグニフィカ

メディニラ マグニフィカ
Medinilla magnifica
ノボタン科(ジャングルゾーン)
フィリピン原産の常緑低木で、和名はオオバヤドリノボタン。花は房状に下垂し、長さ30センチほどになります。花弁のように目立つ淡紅色の部分は苞と呼ばれています。ブドウの房のように見える部分が蕾です。本種は、メディニラ属の中でもっとも美しい種とされています。見頃は6月中旬まで。

コンブレツム グランディフロルム

コンブレツム グランディフロルム
Combretum grandiflorum
シクンシ科 (ジャングルゾーン)
西アフリカ原産の高さ5メートルになるつる性低木。花は鮮赤色で10センチほどの穂状につき鮮紅色で美しく、温室の中でも目を引きます。花糸がブラシのように突き出し、独特の花姿になります。見頃は6月中旬まで。

パウォニア ストリクティフロラ

パウォニア ストリクティフロラ
Pavonia strictiflora
アオイ科(ジャングルゾーン)
ブラジル原産の常緑低木で、高さ4mほどになります。枝や幹から直接、紅色の目立つ花をつける姿(幹生花)が特異で、非常に目を引きます。花弁のように見える部分は副萼片です。旧属名であるゴエテアは、ドイツの詩人であり植物学者でもあったゲーテ(Goethe)に由来しています。見頃は6月中旬まで。
ヤエサンユウカ

ヤエサンユウカ
Tabernaemontana divaricata 'Flore Pleno'
キョウチクトウ科(ジャングルゾーン)
基本種(一重咲き)はインド原産。本品種は白色で八重の花を咲かせます。花は昼夜に関係なく開きますが、夜になると芳香を放ちます。インドでは庭木として用いられ、根に苦みや辛みがあり、花や葉、樹液などとともに民間薬としても使われます。また、材は薫香料や香料としても使われる有用植物です。見頃は6月中旬まで。

カラテア クロタリフェラ シロ

カラテア クロタリフェラ(白)
Calathea crotalifera
クズウコン科(ジャングルゾーン)
メキシコ、パナマ、エクアドル原産。草丈が1~2mになる常緑の多年草です。花序は平面的で2列に互生する姿がユーモラスです。写真の個体は苞の部分が乳白色ですが、当園にはこの個体以外に黄色の花序をつけるものもあります。見頃は6月中旬まで。
カラテア ブルレ-マルクシー アイス ブルー

カラテア ブルレ-マルクシー‘アイス ブルー’
Calathea burle-marxii‘Ice Blue’
クズウコン科(ジャングルゾーン)
基本種はブラジル原産。草丈が0.8~1.5mになる常緑の多年草です。花序はマツの球果が開いたような形をしており、ろう質で光沢があります。園芸品種である‘アイス ブルー’は、乳白色地に青みを帯びた苞が特徴的です。見頃は6月中旬まで。
ソラヌムマクランツム

ソラヌム・マクランツム
Solanum macranthum
ナス科(ジャングルゾーン)
ブラジル原産で、自生地では樹高6~10mになります。集散花序にナスの花に似た直径5cmほどの花を横~上向きに咲かせます。青紫色の花冠は、開花が進むと白色に変化し、1つの花序に青紫色と白色の花が混在します。見頃は6月中旬まで。

ホウガンノキ

ホウガンノキ
Couroupita guianensis
サガリバナ科(ジャングルゾーン)
アメリカ原産の高木。60~90cmの花序に、直径10cmほどの紫紅色をした美しい花を咲かせ、芳香があります。花後には直径15~20cmの果実をつけ、砲丸のようにみえることから、この和名がつけられました。原産地では果実を食用にします。見頃は6月中旬まで。

ツンベルギア バッティスコムベイ

ツンベルギア バッティスコムベイ

Tunbergia battiscombei
キツネノマゴ科(ジャングルゾーン)
熱帯アフリカ原産で、常緑のツル性植物。鮮やかな濃青色の花は、中心が鮮黄色になります。見頃は6月中旬まで。
メディニラ ミリアンタ

メディニラ ミリアンタ
Medinilla myriantha
ノボタン科(ジャングルゾーン)
東南アジア原産の常緑低木。分枝した花序に多くの小花をつけ、ブドウの房状になります。メディニラ マグニフィカに似ていますが、本種の苞は小さくて目立ちません。見頃は6月中旬まで。

コプシア フルティコサ
コプシア フルティコサ
Kopsia fruticosa
キョウチクトウ科(ジャングルゾーン)

インド、ビルマ、マレー半島原産の高さ1~2mになる常緑低木で、葉はクチナシに似ています。集散状につく花は枝の先端につき、咲き始めは濃桃色、咲き進むに伴い退色して白色になります。見頃は6月中旬まで。

スティクトカルディア マカルソイ

スティクトカルディア マカルソイ
Stictocardia macalusoi
ヒルガオ科(ジャングルゾーン)
東アフリカ原産。高さ8mになる木本つる性植物で、花は葉腋に数花をつけます。花冠は直径7cmほどで、淡緋紅色になります。見頃は6月中旬まで。

ヤトロファ インテゲリマ

ヤトロファ インテゲリマ

Jatropha integerrima
トウダイグサ科(ジャングルゾーン)
キューバ原産の常緑低木で、高さ1~3mになります。花は房状に5~8花をつけます。5弁花であることからサクラを連想させ、ナンヨウサクラの和名があります。見頃は6月中旬まで。
パフィオペディルム  トンスム

パフィオペディルム トンスム
Paphiopedilum tonsum
ラン科(特別展示室)
ボルネオ、スマトラ原産。花茎は高さ30~40cmになり、1茎に1花をつけます。見頃は6月中旬まで。

パフィオペディルム デライナ
パフィオペディルム デライナ
ラン科(特別展示室)
Paphiopedilum Dellaina
種間交雑種(P.chamberlainianum x P. delenatii)。花は淡桃色で、1茎に1~2花をつけます。見頃は6月中旬まで。

ツニア アルバ

ツニア アルバ
Thunia alba
ラン科(特別展示室)
インド北部、ビルマ、タイ、中国南部原産。草丈は40~80cmになり、楕円状披針形の葉をつけます。花は径6~7cmで茎頂に数花を咲かせます。見頃は6月中旬まで。
イチベンバナ

イチベンバナ
Swartzia pinnata
マメ科(ジャングルゾーン)
南アメリカ(ガイアナ)原産で、太い幹から直接花穂をつける幹生花です。花弁は淡黄色で1枚(4枚は退化)のみであることから、イチベンバナの和名があります。見頃は6月中旬まで。
サンゴシトウ

サンゴシトウ
Erythrina × bidwillii
マメ科(鑑賞温室入り口)
園芸品種(E.herbacea と E.crista-galliの交配種)。樹高は4m前後になり、枝の先端に50~100cmほどの総状花序をつけます。花は鮮濃赤色で非常に目立ち、剪定することにより、年に3~4回、開花します。葉の形状がひし形をしていることから、ヒシバデイゴの別名があります。
ストロファンツス グラツス

ストロファンツス グラツス
Strophanthus gratus
キョウチクトウ科(ジャングルソーン)
熱帯アフリカ原産。常緑のツル性植物で、初夏になると枝先に芳香のある淡桃色の筒状花を咲かせ、時間の経過と共に白く退色します。果実は対になった角状で、種子にストロファンチンという毒を含み、世界四大矢毒の一つです。見頃は6月中旬まで。
アマゾンユリ

アマゾンユリ
ヒガンバナ科(ジャングルゾーン)
コロンビア~ペルーにかけてのアンデス山脈原産。草丈は40~50cmになり、初夏~夏にかけて、径6~8cmになる白色花を数輪つけます。花被片は6枚で花筒部が長く、横~下向きに花を咲かせます。見頃は6月中旬まで。

ヒギリ

ヒギリ
Clerodendrum japonicum
シソ科(ジャングルゾーン)

インド原産で、樹高は2mほどになります。古くから日本の暖地で栽培され、夏~秋に開花します。円錐花序は頂生し、緋紅色をした小花を数多くつけます。見頃は6月中旬まで。


○観覧温室一部閉鎖のお知らせ

平成25年4月9日(火曜)から工事終了まで

閉鎖エリア:熱帯高山室、砂漠・サバンナ植物室、鉢物展示室、アナナス室、ラン室、中庭

ご理解・ご協力よろしくお願いします。

※工事期間中は、入室料無料

 

園内樹木ほかでは

すもーくつりー

スモークツリー
Cotinus coggygria
ウルシ科(桜林西ほか)
南ヨーロッパからヒマラヤ、中国までに分布する雌雄異株の落葉高木。開花後の花穂が煙のように見えるところからスモークツリーやケムリノキなどと呼ばれます。

やまぼうし

ヤマボウシ
Cornus kousa
ミズキ科(植物生態園)
本州、四国、九州から沖縄、朝鮮半島や中国にも分布する落葉高木。花弁のように見えるのは総包片で、公園などでよく植栽利用されているハナミズキ(アメリカヤマボウシ)もこの仲間。江戸時代には欧米にも渡っており鑑賞樹木として栽培されています。

おおばおおやまれんげ 

オオバオオヤマレンゲ
Magnolia sieboldii
モクレン科(なからぎ神社西側)
朝鮮半島原産で雄蕊の色が濃い紅色であること(オオヤマレンゲは薄紅色)や葉がやや大きいことなどが、日本に自生のオオヤマレンゲとの違いです。個々の花は2~5日程度と短いですが、次々と開花するため長く観賞できます。

うりのき 

ウリノキ
Alangium platanifolium
ウリノキ科(植物生態園)
花の形が非常に特徴的で、6枚の花弁が花が開くと巻き上がってカールし長い葯が出てきます。葉の形が瓜に似ることからこの和名で呼ばれます。

ずいな 

ズイナ
Itea japonica
スグリ科(植物生態園)
日本の固有種で、西日本以西の山地に自生する落葉低木。和名は枝の随を灯心に利用し、若葉を食用にしたことからといわれます。

たいさんぼく 

タイサンボク
Magnolia grandiflora
モクレン科(植物園会館前)
北米中南部原産でアメリカ合衆国南部を象徴する花木とも言われる常緑高木。モクレン科の樹木の中でも比較的大形の花を付けることから、公園などの修景樹木としてもよく利用されます。当園では目線の高さで花を観察していただける樹形が自慢です。  

きょうかのこ 

キョウガノコ
Filipendula purpurea
バラ科(植物生態園)
庭園の下草などに植栽利用されることも多い多年草。和名は京鹿子と表し,本種の美しい花序を京染の鹿子絞りに見立てたことに由来します。

 

きぶねだいおう

キブネダイオウ
Rumex nepalensis
タデ科(植物生態園)
京都府では貴船川付近と岡山県の一部の渓流沿いだけに自生する絶滅寸前種で、非常に貴重な植物です。漢方薬として緩下剤や健胃薬に利用される薬用植物ダイオウの仲間です。

 

くまのみずき

クマノミズキ
Cornus macrophylla
ミズキ科(北山梅林西)
日本各地と朝鮮半島、台湾、中国、ヒマラヤの温帯から暖帯に分布する落葉高木。修景目的で庭園や公園に植栽利用されるほか、古くは材を下駄や箸、玩具などに利用しました。

やまあじさい 

たんごなでしこ‘丹後撫子’

はくちょう‘白鳥’

まいこ‘舞子’

しろまいこ‘白舞子’

べにてまり‘紅てまり’

くれないやまあじさい‘紅山紫陽花’

ヤマアジサイ
Hydrangea serrata cvs.
アジサイ科(アジサイ園ほか)
同じアジサイ科のガクアジサイに似る落葉低木ですが、より小型の花序が特徴です。西日本各地の薄暗い林床や沢沿いに自生します。アジサイ園及び植物生態園にて多数の品種を観察していただけます。

 

四季 彩の丘では

ディエラマ クーペリの画像

ディエラマ クーペリ
Dierama cooperi
アヤメ科(中央丘・東側)
南アフリカ東部原産の地下に塊茎をもつ常緑の多年草です。ディエラマ属の植物は長い花茎をしならせて花をつけるため、エンジェルス・フィッシングロッド(天使の釣り竿)という英名がつけられています。
見頃は6月中旬まで。

ウツボグサの写真

ウツボグサ
Prunella vulgaris ssp. asiatica
シソ科(中央丘・南側、植物生態園)
日本から朝鮮半島、中国に自生する多年草です。花穂は花が終わると褐色になります。この花穂が昔弓矢を入れるために使っていた空穂(うつぼ)を思わせることが和名の由来となっています。
また花穂は夏の間株に残るため、夏枯草(かごそう、かこそう)という別名もあり、利尿、消炎作用の生薬として用いられます。
見頃は6月上旬まで。

ガウラの写真

ガウラ
Gaura lindheimeri
アカバナ科(西丘 東側)
北アメリカ原産の多年草です。花は淡くピンクがかった白色で、モモの花を思わせる事からヤマモモソウの和名がつけられています。また白い蝶が飛んでいるように見えることから、白蝶草(ハクチョウソウ)の別名でも知られています。
ガウラは宿根草の中でも花期が長く、見頃は6月末までです。

フイリダンチクの写真

フイリダンチク
Arundo donax ‘Versicolor'
イネ科(四季 彩の丘・中央)
原種のダンチクは、日本南部から中国、インド、地中海沿岸地域の海岸や河原に自生する多年草です。フイリダンチクはダンチクの斑入り品種で、春から夏まで白い斑の入った葉を楽しめます。秋には3メートルほどの高さにまで生長し、斑は目立たなくなりますが60から80センチの花穂をつけます。

イブキジャコウソウの写真

イブキジャコウソウ
Thymus quinquecostatus
シソ科(ユニバーサルガーデン 東側)
北海道から九州、朝鮮半島からヒマラヤ原産の匍匐性の小低木です。ハーブのコモンタイム T.vulgaris 同じティムス属で、本種も全草に麝香の香りがあります。この香りが麝香を思わせ、滋賀県の伊吹山に多く見られたことがイブキジャコウソウの和名の由来となっています。
見頃は5月下旬まで。 

 園内花壇では 

  ハナショウブ園では、約200品種1万株のハナショウブが見頃をむかえています (写真の品種は‘追風’ ‘Oikaze’)

ハナショウブの写真

 ハナショウブ
Iris ensata cvs.
アヤメ科(ハナショウブ園)
江戸時代中期に東北地方に自生していたノハナショウブを改良育成し栽培品種化されたものです。ノハナショウブに比べると色彩、花形が変化に富み、花も大きく発達しています。見頃は6月下旬まで。

 

アリウム ギガンテウムの写真

アリウム ギガンテウム
Allium giganteum
ネギ科(北山ワイルドガーデン、沈床花壇)
中央アジアに分布しています。花茎を1.2メートルくらい伸ばし、その先端に小花をたくさんまとめて咲かせ、径12センチくらいになる大きな球状の花序をつけます。また、同じアリウム属にはタマネギ・ニンニク・ラッキョ・ネギ・ワケギなどがあります。見頃は6月中旬まで。

 

バラ園では、約250品種2000株のバラが見頃をむかえています。

 

 

バラ園の写真

バラ
Rosa cvs. 
バラ科(洋風庭園内バラ園)

系統表記の意味:
HT系=ハイブリッド・ティー(モダンローズ、四季咲き大輪)
F系=フロリバンダ(モダンローズ、四季咲き中輪)
CL系=クライミング(モダンローズ、つる性)
LR系=ランドスケープローズ(モダンローズ、修景バラ)
En系=イングリッシュ(1961年に英国で交配開始。オールドローズの良さを引き継ぐ。四季咲き)

 

バラ‘ウララ’

バラ ‘ウララ’
Rosa ‘Urara’
バラ科(バラ園)
1993年、日本作出。フロリバンダ系。花径約9センチ。ショッキングピンクの花色が印象的な品種です。丸弁平咲き。房咲きの花は、株を覆い尽くすように開花します。耐病性に優れ、春から秋まで咲き続けるなど非常に優秀な品種です。

 

バラ‘チンチン’

バラ ‘チンチン’
Rosa ‘Tchintchin’
バラ科(バラ園)
1978年、フランス作出。フロリバンダ系。花径約7センチ。丸弁高芯咲き。輝くような朱色の花と、枝に鋭いとげがあるのが特徴です。
 

バラ‘アイスバーグ’

バラ ‘アイスバーグ’
Rosa ‘Iceberg’
バラ科(バラ園)
1958年、ドイツ作出。フロリバンダ系。花径約8センチ。作出国のドイツでは、シュネービッチェン(白雪姫)と呼ばれ、世界中で愛されている名花です。半八重の純白で、浅いカップ咲きから平咲きに変化します。花首が細くややうなでれて開花します。耐暑性・耐寒性・耐病性に優れ、しかも多花性なので長期間花を楽しめます。

 

バラ‘マチルダ’

バラ ‘マチルダ’
Rosa ‘Matilda’
バラ科(バラ園)
1988年、フランス作出。フロリバンダ系。花径約6センチ。淡桃色の丸弁平咲きで、花弁が開くにつれ、弁縁がゆるく波打ちます。花弁の外側はほんのりと濃色に染まり、可憐でかわいらしい雰囲気の品種です。

 

バラ‘ピース’

バラ ‘ピース’
Rosa ‘Peace’
バラ科(バラ園)
1939年、フランス作出。ハイブリッド・ティー系。花径約15センチ。第二次世界大戦後の1945年に、平和への願いを込めて名づけられた名花です。半剣弁高芯咲きで、クリームイエローに桃色覆輪の巨大輪。性質が強く巨大輪の本品種の誕生は、バラの改良の歴史上、きわめて重要な転機となり、多くの名花の交配親となっています。

 

バラ‘スヴニール ドゥ アンネフランク’

バラ ‘スヴニール ドゥ アンネ フランク’
Rosa ‘Souvenir d Anne Frank’
バラ科(バラ園)
1960年、ベルギー作出。フロリバンダ系。花径約9センチ。本品種はベルギーの園芸家が作出したもので、後にアンネの父オットー フランクに出会い Souvenir d Anne Frank(アンネの思い出・形見)と名づけてオットー氏に捧げられたことで知られています。オレンジ色の半剣弁抱え咲きで、咲き進むにつれ赤みが増します。気候の変化で桃色を帯びることもあり、花色は変化しやすいです。

 

 

 キンセンカの写真

キンセンカ ‘ドワーフアリスオレンジ’
Calendula officinalis ‘Dwarf Aliceorange’
キク科(沈床花壇)
南ヨーロッパの原産です。耐寒性があり、茎は直立性でよく分枝し、葉は広楕円形です。頭花は径約10センチです。種小名のオフィシナリスは「薬用の」という意味で、その名前の通り、ヨーロッパでは昔から民間薬として利用され、特に殺菌作用に優れるとされていました。見頃は5月下旬まで。

 

シュンギクの写真

シュンギク
Glebionis coronaria
キク科(北山ワイルドガーデン)
地中海沿岸周辺に分布。草丈20から30センチ。葉は無柄で互生します。頭花は径3から5センチ。花色は黄色、黄色と白色、ときに白色など変化に富んでいます。野菜として利用しているのは日本をはじめ、中国、インド、東南アジアです。ヨーロッパでは観賞用として栽培されるが、食用にはしません。見頃は6月上旬まで。

 

ヤグルマギクの写真

ヤグルマギク
Centaurea cyanus
キク科(北山ワイルドガーデン)
ヨーロッパ東南部から小アジア原産。草丈30から100センチ。茎は直立して剛直、よく分枝します。茎葉は白色の綿毛におおわれ灰白色です。頭花は4から5センチで茎頂に単生します。花弁の先は不規則に裂けています。花色は青藍色。見頃は6月下旬まで。

ヒメハナビシソウ

ヒメハナビシソウ ‘ミニチュアサンデー’
Eschschlzia caespitosa ‘Miniature Sunday’
ケシ科(北山ワイルドガーデン)
カリフォルニアの中・南部原産。草丈20から30センチ。基部でよく分枝します。花は淡黄色で径約3センチ、花柄をよく伸ばし、単生します。見頃は5月下旬まで。


ハナビシソウの写真

ハナビシソウ
Eschschlzia californica cv.
ケシ科(北山ワイルドガーデン、沈床花壇)
カリフォルニア原産。原産地では乾燥した大地で気丈に育ち花を咲かせますが、高温多湿には弱く梅雨頃には枯れます。草丈30から60センチ。茎が多数分枝してほふく気味に広がります。花はヒメハナビシソウ(E.caespitosa)に比べると大きく花径5から8センチで、日中に開き夕方には閉じています。見頃は6月下旬まで。

 

オンファロデスの写真

オンファロデス
Omphalodes linifolia
ムラサキ科(北山ワイルドガーデン)
地中海西部沿岸に自生します。草丈20~100センチ。茎葉は線状被針形で無柄。根出葉はへら状で長さ約6センチ。花は白色で梅鉢形です。同じムラサキ科のワスレナグサ(Myosotis sylvatica)に花姿が非常に似ています。見頃は5月下旬まで。

コリンシアの写真

コリンシア
Collinsia heterophylla
オオバコ科(沈床花壇)
カリフォルニア原産。草丈約60センチ。葉は披針形で先はとがります。花は約3センチで下唇は先が浅く2裂して紅色から紫色、上唇は白色です。見頃は7月上旬まで。

ギリア・トリコロルの写真

ギリア トリコロル
Gillia tricolor
ハナシノブ科(沈床花壇)
カリフォルニア原産。草丈60から70センチ。花は径1.5から2センチで芳香を有し、花喉部は黄色で紫の斑点があります。見頃は5月下旬まで。

ハナワギクの写真

ハナワギク
Chrysanthemum carinatum cv.
キク科(北山ワイルドガーデン)
モロッコ原産。草丈50から70センチ。花は一重咲きで、芯の部分を縁取るように輪ができるので「ハナワギク」の名前があります。シュンギク(G. coronaria )とは近縁です。見頃は6月上旬まで。

クラダンツスの写真

クラダンツス
Cladanthus arabicus
キク科(沈床花壇)
モロッコからスペインに分布しています。草丈40から60センチ。茎の頂部に黄色の頭花を1個つけ、そのすぐ下から分枝する特徴ある性質をもっています。属名のCladanthusは、ギリシャ語のklados(枝の意)とanthos(花の意)に由来し、花が枝先につくことにちなんでいます。見頃は5月下旬まで。

パパウェル・コンムタツムの写真

パパウェル コンムタツム
Papaver commutatum
ケシ科(北山ワイルドガーデン)
コーカサスから小アジアに分布します。草丈約50センチ。葉は羽状複葉。花弁の基部に黒色の斑紋があることから「モンツキヒナゲシ」の和名があります。見頃は7月上旬まで。

ペンツィアの写真

ペンツィア
Pentzia grandiflora
キク科(北山ワイルドガーデン)
南アフリカ、ナマクアランド地方の砂地に分布しています。葉は羽状に細かく切れ込みます。花径を長く伸ばし、先端に径3から4センチの黄花を咲かせます。舌状花がなく、管状花のみの特徴のある花姿です。見頃は5月下旬まで。

セイヨウマツムシソウの写真

セイヨウマツムシソウ
Scabiosa atropurpurea cv.
マツムシソウ科(北山ワイルドガーデン)
ヨーロッパ西部原産。草丈60から90センチ。茎葉が羽状に深裂しています。花径は約5センチ。見頃は5月下旬まで。

植物園スタンプラリー 

 アリウム ギガンテウム

5月はアリウム・ギガンテウムです。

4月の答えは「パンダ」です。  

お問い合わせ

文化生活部文化生活総務課 植物園

京都市左京区下鴨半木町

ファックス:075-701-0142