労働時間改善ハンドブック
はじめに
わが国では、出生率低下を背景とする労働力人口の減少や、 高齢化の進行、 国際的な相互依存関係の深まりや技術革新 ・ 情報化の進展等により、 経済社会の構造変化が進展しています。
また、 労働者についても、 自らの知識、 技術等を生かした主体的な働き方や職場 ・ 家庭 ・ 地域のバランスのとれた生活への志向が強まるなど、 その就業意識の変化が進むとともに、 パートタイム労働や派遣労働など雇用形態の多様化も進んでいます。
経済社会の活力を維持しながら、 豊かな勤労者生活を実現するためには、 働く人一人ひとりが安心してその持てる能力を発揮し、 労働を通じて社会を支えていける環境の整備が必要です。
特に最近の状況からすれば、 働く人一人ひとりが、 職業生活のそれぞれの段階で、 「仕事と生活の調和」 のとれた働き方、 働かせ方を実現させることが求められます。
平成18年4月から施行されている 「労働時間等の設定の改善に関する特別措置法」 は、 それぞれの事業場において、 労使の自主的な取組により、 労働者の抱える多様な事情やニーズを踏まえながら、 労働時間や休日、 休暇の在り方等を労働者の健康と生活に配慮したものにすることを目的としたものです。
本冊子は、 この 「労働時間等設定改善法」 にも触れて、 仕事と生活のバランスのとれた労働時間等の設定に向けて現場で取り組まれる上で、 参考となる制度や留意点を取りあげています。
また、 巻末には今年3月に改正された 「労働時間等見直しガイドライン」 も収録しております。
この冊子が、 労働者の健康と生活に配慮した労働時間の設定の向けて取り組もうとしておられる皆様方の参考となり、 労働条件の改善に役立つことを願っています。
平成20年4月
