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フィールドアロー株式会社 (京都企業紹介)

知恵の経営元気印経営革新チャレンジ・バイの各認定等を受けた府内中小企業を紹介するページです。

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finger marks →家具クリニック →Baton25 →share finger →

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(掲載日:平成28年5月10日、聞き手・文:ものづくり振興課 足利)

 フィールドアロー株式会社(外部リンク)の矢野社長にお話をおうかがいしました。

修理市場を顕在化、大手ブランドをもサポート- 大切な家具を使い続けるための「家具クリニック」

「修理」を謳うところはたくさんありますが、御社の「家具クリニック(外部リンク)」は一線を画してらっしゃいます。

矢野) 2002年に家具業界に新規参入するに当たり、手直ししたユーズド家具、修理を切り口にしました。「修理」を謳うところはたくさんあると思いますが、いざ頼んでみると「この家具は対応できない」「メーカーの工場に持ち込むので何か月もかかる」などと言われてしまうことが稀ではありません。そこで当社は、社内外の職人ネットワークにより、家具の種類も問わず、作られた国・メーカー・年代を問わず、全て対応するようにしました。その結果、これまでに10,000点を超える修理に対応してきました。

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-まさに「あるようでなかった」ですね。難しい点はどういったところですか。

矢野) 単純に古い家具を新品同様にするだけではなく、時にはセンスと工夫を盛り込んで、古い風合いを生かしたり、逆に、驚くほど素敵な家具に生まれ変わらせたりと、お客様の心の中、お気持ちをカタチにするまでの過程ですね。長年大切に使ってこられた家具や形見の家具を、時には「修理」の域を超えた「リメイク」に至ることもありますし、福祉施設など様々な事情をお持ちの現場に即したものに造り替えていくこともあります。お客様のご要望、心に寄り添って、じっくりお話をおうかがいすることが必要です。

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-だから他が参入してこないのですね。遂には、大手ブランドなど本来競合でもあった同業他社をサポートされるようになりましたね。

矢野) 当社だけがということではなく、家具業界全体がよくなればと思っています。数年前から、同業他社の家具販売店の修理対応を当社がサポートするBtoBtoCの取り組みを始め、お蔭さまで地域の家具店から大手ブランドまで、全国的に広がりを見せるようになってきました。こうした取り組みにより、修理の潜在ニーズが、今、顕在化してきているのを実感しています。今後は当社だけで対応することも難しくなってきますので、当社のノウハウを同業者に広めていくためのコンサルティング会社を別途作って、第1号案件を進めているところです。

美しく、機能的で、使うほどに深みが増す― 職人によるオリジナル家具づくり「finger marks」

-製造販売部門が「finger marks(外部リンク)」ですね。とても風合いの良い家具を作ってらっしゃいます。

矢野) 直訳すると“手あか”です。 手あかがつくほど風合いの増す、愛着の湧く家具をお届けしたいという意味です。 「家具クリニック」で、モノを大切にしていた古きよき時代の家具を修理しているうちに、 これから新しく作る家具も、直しながら使い続けられるものにしたいと 強く感じるようになっていたのです。美しく、機能的で、使うほどに深みが増す、そんな家具をお届けしています。

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-そうした素晴らしい家具ですから、買い取り制度もあるわけですね。

矢野) 「Baton25」と言いまして、当社のオイル仕上げ無垢材の商品であれば、たとえ何年経過していてもご購入時のお値段の最大25%でお買取りさせていただくサービスです。これも、「直せる」技術・体制を有しているからできるのです。

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店舗オープンもサポート― 家具シェア「share finger」

-なるほど。家具のシェアリングサービスも始められましたね。

矢野) 「share finger(外部リンク)」です。例えば飲食店の開店の際、客席のテーブルとイスをシェア(レンタル)することで、開業コストを大きく抑制できるというものです。1年ごとにきれいにメンテナンスした家具に無料で交換できますし、また家具を変えて店舗をリニューアルする際にも低コストでできます。これも当社が「直せる」からできるサービスです。

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目指すは自動車業界の「循環システム」、そして日本の家具を海外へ

-素晴らしいですね。これも東京や福岡をはじめ全国展開されてらっしゃいますね。

矢野) ・修繕しながら永く使える家具を「製造販売」し(「finger marks」)、
     ・「家具クリニック」で修繕しながら快適にお使いいただくと同時に価値を維持していき、
     ・ライフステージの変化によって買い換えなければならない時は「Baton25」システムで下取りを行い、
     ・一方、所有だけではなく、共有することで必要価値にだけ効率よくお金を払うことにより所有のリスクを避ける(「share finger」)
このような、自動車業界のような循環システムを、家具業界に確立したいと考えています。

-今後のさらなる展開は?

矢野) 日本の家具業界は輸入家具に押されている面もありますし、日本の家具職人、日本の林業のためにも、いずれは輸出をしたいと考えています。アジアなど、日本の技術を必要としているところが実際にありますから。

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事業の拡大にともない、京都市内の「工房」から宇治の大きな「工場」へと移転されることになった同社。今後のさらなる展開が楽しみです。

 

お問い合わせ

商工労働観光部ものづくり振興課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4842

monozukuri@pref.kyoto.lg.jp

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