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五大エンボディ株式会社 (京都企業紹介)

知恵の経営元気印経営革新チャレンジ・バイの各認定等を受けた府内中小企業を紹介するページです。

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動物用超細径ファイバースコープと音声読み上げペン「VOCA-PEN」

(掲載日:平成29年2月17日)

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 五大エンボディ株式会社(京都市)の佐藤社長様にお話をおうかがいしました。

超細径ファイバースコープ

-まず、会社、事業の概要を教えてください。

佐藤) 1982年に創業し、医薬品・電子部品等の外観検査装置、ファイバースコープ等をOEM製造しています。アジアや欧州と連携し、ファブレスメーカーでありましたが、2013年から長野県駒ケ根市に開発・生産拠点も開設しました。

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-ファイバースコープは自社ブランド品も手掛けてらっしゃいますね。御社のファイバースコープの特長はどういったものですか?

佐藤) ファイバースコープは、ニッチ戦略でΦ0.5など超細径のものなどを手掛けています。人間用には、心臓の中の弁の異常を確認したりするような血管内視鏡用としてOEM製造し、犬・猫などのペット用には、自社製品も製造しています。これにより、日本で初めて犬の尿管内を鮮明に観察することが可能となり、尿道結石の処置等に使われています。

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-すごいですね。超細径を実現できる秘訣は何でしょう?

佐藤) 長年の工業用ファイバースコープ製造において、先端部にCCDカメラやCOMSカメラなど電子機器を使用するものではなく、ファイバー素材のみを使用するものを手作業にて製造を行ってきました。その中で、先端部の切断面の研磨等の技術・ノウハウも蓄積してきまして、細径を実現しています。現在も、駒ケ根の開発・生産拠点で技術開発に努めています。

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音声読み上げペン「VOCA-PEN」

-福祉機器も製造されていますね。

佐藤) シールにタッチするとペンから音声が出る「VOCA-PEN」、発達障害で声量のコントロールが苦手な子どもが、発光ダイオード(LED)の明かりで自分の声量がわかる「Voice Ruler」、時間の経過がLEDの光や音と通してわかりやすく見えるタイマー「TIME LOG」などがあります。

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(「Voice Ruler」(左)と「TIME LOG」)

-「VOCA-PEN」とはどういったものですか?

佐藤) 自閉症など声が出せない方々のために、例えば「喉が渇いたので水をください」などといった、日常生活の様々なシーンで使う音声を発信するツールとして開発したものです。字が読めない幼児向けに、絵本のページにシールを貼って、ペンでタッチすると読み上げてくれるとか、語学を学習するために、英語を読み上げてくれるとか、使い方は様々です。

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-どういう原理ですか?

佐藤) シールには目には見えない特殊なカラーでコードが組み込まれており、ペン先にあるカメラによりこのコードを識別し、予め録音された音声を再生するのです。

-録音はどうするのですか?

佐藤) ペンの「モードボタン」を押す(長押し)、「調整ボタン」を押し、ペンを録音したい「シール」にタッチさせ、ペンに向かって話し、「調整ボタン」を再度押すというシンプルな操作で録音できますし、上書きできますので、同じシールを何度でも繰り返し利用することもできます。パソコンから音声ファイルをダウンロードすることもできますし、予めシールを貼って録音してある「音のでる絵本」も販売しています。

本場スウェーデンと連携

-福祉機器に参入されたきっかけは何だったのですか?

佐藤) OEM製造という「黒子の存在」は、受注に頼っているという点では、不安と隣り合わせだと感じていましたので、自社ブランド製品を模索していたところ、大学の先生との出会いがきっかけで、自閉症の方の支援を事業の柱とすることとしたのです。先進地であるスウェーデンに渡り、開発を進めました。

-他には、例えばどんなものを作られたのですか?

佐藤) いろいろありますが、例えばキャッシャーですね。例えば、障害をお持ちの方がレジ打ちをされてえて、おつりを渡すようなケースを想定しましょう。仮におつりが「620円」だとしますと、「500円の絵」が1個、「100円の絵」が1個、「10円の絵」が2個、画面に現れ、硬貨を選びやすくさせるというものです。このキャッシャーは、自閉症の方等に「働く機会」を持っていただけるアイテムだということで、かなり話題になり、テレビ等でも取り上げていただきました。

-素晴らしいですね。今後の展望はいかがでしょう。

佐藤) 誰もが望む「心も体も、健康で快適」な環境を創出し、かけがえのないそれぞれの生命が輝くように、障害者支援機器等の企画開発・販売と併せて「Cozy Project」を展開しています。Cozy(コージィー)とは、英語で家や居場所が「居心地がよい」・「気持ちのよい」、人などが「思いやりのある」、雰囲気が「くつろいだ」、といった意味を表します。Cozy Projectは、日常生活空間の中で、様々な要素技術を用いて「非日常空間」を創出し、個人の価値観を重視した、自らが参加型の「積極的快適」環境をデザインすることを目指すものです。今後も、当社のこれまで培ってきた技術・ノウハウを活かし、豊かで快適な社会づくりに貢献していきたいと考えています。
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同社の取り組みがますます世の中に広がっていけば良いですね!今後の展開が楽しみです。

お問い合わせ

商工労働観光部ものづくり振興課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

電話番号:075-414-5103

ファックス:075-414-4842

monozukuri@pref.kyoto.lg.jp

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