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株式会社マーノ(京都企業紹介)

知恵の経営元気印経営革新チャレンジ・バイの各認定等を受けた府内中小企業等を紹介するページです。

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メンズ・レディースオーダー対応のためのミシン・シェアリング

(令和4年6月3日、ものづくり振興課 足利・丸岡)

京都ファクトリー

株式会社マーノ(外部リンク)(京都市下京区)は、シェアリング補助金を活用し、レディースオーダーにも対応できる新ショップを2022年6月3日オープンされました!

オーダー表

15台以上の多種多様なミシンが並び、職人がシェアしながら、顧客のオーダーに応えます!

ミシン

 

「オンライン・スーツ」- リモート・ワークでのオンライン会議に!

(令和3年4月20日、ものづくり振興課 足利)

コロナで増える在宅ワークとオンライン会議。オフィスチェアではないため、スーツの背中にしわがいっぱい— なんて経験をなさった方も多いはず。

そこで、オーダースーツの株式会社マーノ(外部リンク)(京都市)が始めた新メニューが、その名も「オンライン・スーツ」。

しわになりにくく、軽い!

イタリアで150年続く有名生地ブランドREDAから取り寄せた人気生地を使用。化学合成繊維でなく、ウール100%、原毛の飼育から一貫して行われている世界トップクラスの生地です。

 

採寸データベースと職人ネットワークで世界で1着のオーダースーツを

(掲載日:令和3年2月12日、ものづくり振興課 足利)

マーノトップ 

株式会社マーノ(外部リンク)(京都市下京区)の平塚鉄也代表取締役、洋子専務取締役にお話をお伺いしました。

世界でたった1着のオーダースーツ

--まずは御社の概要を教えてください。

社長)オーダースーツ専門店で、ちょうど10期目を迎えました。スーツ作りには採寸、生地選び、デザイン、CAD等での型入れ(生地への各パーツの当てはめ)、裁断、縫製、立体プレスなど様々な工程がありますが、私どもはフィッターとして、採寸、生地選び、デザイン等を中心に担い、職人さんともネットワークを組んで対応しています。

スーツ 工房

--ホームページで有名マエストロのオーダースーツのお話を拝見し、なるほどなと思いました。

社長)マエストロは、長時間に渡り指揮を振り続けるハードで体力のいる仕事ですから、まず、とにかく軽く動きやすいスーツをということで、細部にまでこだわった採寸を行い、動きやすく軽い素材を用いました。さらに、また指揮をされている時に時折見え隠れする裏地に、華やかさを採り入れ世界でたった1着のオーダーメイド衣装を作らせていただきましたね。

店舗内

1万人以上の採寸データベース

--オーダーはどこで行えばいのでしょう?

社長)当店あるいは展示会の場合は展示場でですし、出張採寸ももちろん可能です。京都・大阪でしたら出張費用もいただいておりません。

社長と専務 店舗

--採寸は、どのくらいの箇所を行うのですか?

社長)様々なのですが、ざっくりと言えば、15分ほどかけて、35カ所くらいですね。

--それは多いですね!

社長)これまで1万人以上採寸していますので、寸法のパターンや各箇所の関係性を熟知しています。またお客様の寸法パーソナルデータをお預かりしていますので、体型が変わられていない場合は、2着目以降の採寸は不要です。

採寸イメージ

「京都おすすめ店」でなんと!

--1万人以上とはすごいですね。

専務)実はありがたいことに、インターネットで「【京都】オーダースーツのおすすめ店15選」という記事があり、当社は2位に選ばれました。1位は京都府外が本社の大きなところでして、そこを除けば1位なんです。

おすすめ15選

--おお。素晴らしい!

専務)素晴らしい職人さんらのネットワークに支えていただいているおかげでもあります。今日もある職人さんおところで、数十分お説教をいただいてきました(笑)。腕はたしかで、すごい技術をお持ちなのです。私たちではできないことをしてくださるので尊敬しています。こうした職人さんに仕事を依頼して受けていただくというのが、なかなか大変でできないんですよ。

府庁

お客様のオーダーに真摯に応え、職人ネットワークが拡大する好循環モデル

--なるほど。インターネットの発達等で流通工程を省略して・・・といった議論もありますが、そんな単純なわけにはいかない、流通の存在価値はまさしくこういうことなのでしょうね。

社長)ただ、そうした職人さんの高齢化や、職人を支える特殊な機械の作り手の不足が深刻化してきています。

--抹茶をひく臼の職人さんも全国で数名をうかがったことがありますが、深刻な問題ですね。ところで、靴なんかもオーダー対応なさっているのですね。

社長)これもお客様のオーダーで始めました。スーツもそうですが、お客様のオーダーに応えているうちに、必要な職人ネットワークを拡大してきました。その結果、お客様のニーズにますます応えられるようになるというわけなのです。

靴 

--最後に、今後の展望はいかがでしょう?

専務)業界全体の問題でもあります職人さんの高齢化や機械の問題を解決したいと思っています。業界のみんなで協力していきたいですね。

 

今後の展開が楽しみですね!

お問い合わせ

商工労働観光部産業振興課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4842

monozukuri@pref.kyoto.lg.jp