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宮井株式会社

  ~伝統の中に息づく“進取の精神”新たな価値創造へのチャレンジ~

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企業の概要

 宮井株式会社さんは、京都の中心部四条烏丸からほど近い室町通六角に位置する、明治34年創業の風呂敷・袱紗(ふくさ)専業の製造販売会社です。最初は、袱紗問屋として創業されましたが、その後、風呂敷も生産されるようになり、今年、創業112年目を迎えられた、京都を始め、全国のお客様から愛され続けている老舗企業です。

 平成12年に就任された六代目となる現社長の宮井宏明氏は、社会の「エコ」意識の高まりに合わせ、再び「風呂敷」に注目が集まることを見据えて、平成13年に、業界企業数社とともに「日本風呂敷協会(旧ふろしき友の会)」を起ち上げられ、一般のお客様を対象にした風呂敷ラッピング教室を始められたほか、平成15年からは、「風呂敷・袱紗ギャラリー」を本社1階に設けて、学生対象の「ふろしきデザインコンペ」を開催されるなど、風呂敷文化の復活と風呂敷の普及促進の活動にも力を入れておられます。

 また、平成17年には、風呂敷文化の発信および啓蒙活動拠点として、新たな業態の風呂敷専門店「唐草屋」を京都・東京・名古屋に開設されるなど、歴史と伝統に甘んじることなく、より多くのお客様へ風呂敷の良さをアピールし続けながら、現代人のライフスタイルにも合った新たな価値創造にチャレンジしておられます。

 「風呂敷・袱紗」という日本の伝統的な商品を扱っていながら、その可能性を更に拡げる活動にも積極的に取り組んでおられるのが、宮井株式会社さんの強みであり魅力です。

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 風呂敷の良さをより多くの方に知っていただくために

 風呂敷は、伝統的な商品でありながら、現代の生活シーンにもマッチする優れた商品です。また、風呂敷自体が「エコロジー」であり、単なる布としてではなく、それを便利で楽しい「道具」として使うことで、地球に優しい生活にも繋がります。

 例えば、かばんにしてエコバッグとして使ったり、ペットボトルやワインボトルといった細長いものを手軽に包んで持ち運べるようにしたりといった使い方は、エコであるのはもちろんのこと、オシャレな雰囲気づくりにも一役買っており、現代の生活シーンにもよくマッチします。

 風呂敷のデザインも、伝統的な絵柄だけでなく、現代風にアレンジされたポップでクールなデザインも多く取り入れられており、洋服とも合わせやすいので、気軽に日常生活に取り入れることができるようになっています。

 このような風呂敷の使い方をより多くの方に知っていただくために、宮井株式会社さんでは、ご来店されたお客様に、随時包み方のレクチャーをされているほか、日本風呂敷協会の協賛のもと、風呂敷包み方教室として、地元の中学生・修学旅行生や留学生向けの教室の開催を始め、海外での教室開催や、親子で楽しむことのできる風呂敷ワークショップの開催などに積極的に取り組まれております。

  また、一般社団法人京都産業エコ・エネルギー推進機構が認定する「京都エコスタイル製品」(※)に、“エコなくらしを楽しむ「ふろしきスタートセット(教本付)」”が認定されるなど、風呂敷を暮らしにより身近なものとして親しめるようにする商品づくりにも力を入れておられるほか、風呂敷・袱紗の歴史や文化の発信のため、京都と東京のギャラリーにおいて、定期的に「企画展」を開催されるなど、新しい価値を創造されるだけでなく、大切な日本の文化を次の世代へしっかりと手渡していく活動にも力を入れておられます。

 (※)京都エコスタイル製品:http://www.kyoto-eco.jp/ecostyle/nintei.html(外部リンク)

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      修学旅行生向け教室の様子                  イギリスでの出張教室の様子

 

あんなものまで包んじゃう??

 宮井株式会社さんでは、毎年、祇園祭の時期に、本社前にて様々な特別企画を行っており、平成23年の祇園祭では、なんと、電気自動車の「i-MiEV」(アイミーブ)を、7メートル20センチ四方の巨大な「鯉唐草」模様の風呂敷でスッポリと包んでしまうパフォーマンスを行われました。

 これは、環境に優しい取組を進めるプロジェクトである「DO YOU KYOTO?」プロジェクトとのコラボ企画として、環境に優しい電気自動車を同じくエコな風呂敷で包むことで、環境問題について考えてもらうきっかけにしていただこうという取組で、同年10月に、東京・赤坂サカスで開催されたイベント「Cool Kyoto 2011」でも、同じ巨大風呂敷を用いて「i-MiEV」を包む同様のパフォーマンスが行われました。

 それにしても、自動車を包んでしまうことができるほどの巨大な風呂敷があるとは驚きです。

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                        巨大風呂敷に包まれた i - M i E V

企業からのメッセージ

 弊社は、明治34年(1901年)に贈答儀礼で使用される掛け袱紗の問屋として創業いたしました。大正時代にはお客様からの要望により風呂敷も取り扱うようになり、現在まで変わらずに商いを続けております。

 掛け袱紗は結納を初めとする贈答儀礼において、ケガレのない清らかなものを贈るという日本人の贈答の心を表す道具です。

 風呂敷は方形布帛の包みものですが、物品の運搬、収納、内容物の保護など幅広い用途に使用されています。風呂敷はどんな形のものでも包むことができ、必要の無いときは小さく畳んでおくことが出来る実用性をもっています。また繰り返し使用できる合理性を持っており、最近では環境問題への意識の高まりからレジ袋の代わりとなるショッピングバックとしても注目を浴びています。

 当社は伝統に立脚した物づくりの姿勢を保ちつつ、新たな価値を創造していくことを心がけ、「風呂敷ギャラリー」・「唐草屋」・「風呂敷包み方教室」また「親子でふろしき製作ワークショップ」等の開催を生活者との接点として、これからも1枚の布帛が織りなす文化を発信していきたいと考えています。

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田中部長・高田課長の一押しコメント

 宮井株式会社さんは、現社長が、京都の主要織物関連企業で組織される京都織物卸商業組合において、理事・和装製品部長を務めておられるほか、平成13年には、堅実に家業の理念を守り、他の模範となってきた創業100年以上の企業が対象の「京の老舗」表彰を受彰されるなど、長年にわたり、京都経済の発展と業界振興に貢献してこられました。

  単に商品を販売するだけでなく、使い方を始め、その背景にある歴史・文化や、新たなライフスタイルも含めた提案・情報発信を積極的に行い、新たな価値の創造と需要の裾野を広げられていくビジネススタイルは、京都の伝統工芸品全般に通ずるものです。

 また、今年度、新たに、地球環境に優しく水を使わない「ゼロエミッションデジタル捺染システム」による風呂敷製造機械を導入され、ワンストップでの風呂敷の製造やデジタルデータによる小ロット多品種製造を可能にされるなど、時代のニーズに合わせた取組も積極的に進めておられます。

 日本が誇る伝統的な商品が、新しい時代にマッチした商品として、今後も多くの人に愛され、日本国内だけでなく、更に世界に向けて飛躍を遂げていかれることを期待しています。

企業データ(平成25年4月1日時点)

 住 所:〒604-8163 京都市中京区室町通六角下ル鯉山町510番地
TEL:075-221-0381(大代表)  FAX:075-255-0282

H  P:http://www.miyai-net.co.jp/

資本金:100,000,000円

従業員:82人

代表者:代表取締役社長 宮井 宏明

 

お問い合わせ

商工労働観光部産業労働総務課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

電話番号:075-414-4819

ファックス:075-414-4842

sanroso@pref.kyoto.lg.jp

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