入浴施設におけるレジオネラ症予防対策について
近年、全国的に、入浴施設におけるレジオネラ症の集団感染事例が報告されています。
京都府では、レジオネラ症の予防対策がより一層効果的に実施され、安心して府内入浴施設を利用していただけるよう、「京都府レジオネラ症発生予防のための入浴施設の衛生管理に関する条例」を制定し、平成17年1月1日から施行されています。
条例の概要
条例の対象施設
- 旅館
- 公衆浴場
- 医療施設
- 社会福祉施設等の入浴施設
レジオネラ症発生予防のための知識の普及
府は、レジオネラ症の発生を予防するため、入浴施設の衛生管理等の情報提供やレジオネラ症に関する正しい知識の普及を行います。
また、入浴施設の設置者の方々は、レジオネラ症の発生予防のために自己啓発に努めていただくとともに、利用者へ施設の衛生管理状況を周知する等安心感の確保に努めていただくこととしています。
入浴施設の衛生管理の基準
入浴施設の設置者の方に守っていただく衛生管理の基準です。
- 循環ろ過装置の構造
- 気泡発生装置等の空気取入口の構造
- 入浴施設の清掃及び消毒
- 入浴施設で使用する湯水の水質管理
- 浴槽湯水の消毒
- 浴槽湯水の満杯保持
- 浴槽湯水の定期的な排出
- 上がり用湯水及び打たせ湯用湯水の浴槽湯水の原則再利用禁止
- 点検表による管理記録の作成
- その他
衛生管理基準の内容は、こちらの入浴施設の図(PDFファイル、143KB)をご覧ください。
条例・規則
京都府レジオネラ症発生予防のための入浴施設の衛生管理に関する条例
京都府レジオネラ症発生予防のための入浴施設の衛生管理に関する条例施行規則
レジオネラ症に関する基礎知識
レジオネラ症とは?
レジオネラ症とは、レジオネラ属菌によって起こる感染症で、この菌を含んだ細かい水滴などを吸い込んで肺まで達することにより感染します。急激に重症化し、死亡する場合もあるレジオネラ肺炎と、インフルエンザのような症状を示し、数日で自然に治るポンティアック熱とに分けられます。
他の病原菌に比べて感染力はそれほど強くないといわれていますが、乳幼児、高齢者、病人等の抵抗力が低下している人や、健康な人でも疲労等で体力が落ちている人は、発症しやすいといわれています。
人から人へ感染する感染症ではありません。
レジオネラ属菌はどこにいるの?
レジオネラ属菌は自然界(土壌や淡水など)に広く生息していますが、菌数は少ないと考えられています。
(1)水の滞留する時間が長いこと
(2)栄養源となる有機物があること
(3)レジオネラ属菌の増殖を助けるぬめり(生物膜)が発生していること
(4)水温が温かいこと
など条件が整えばレジオネラ属菌は増殖します。
レジオネラ症の発生を予防するために(入浴施設の設置者の方へ)
浴槽のお湯は温かく、人の垢等が栄養源となってぬめりができやすいため、レジオネラ属菌の増殖に適した条件が整っていると言えます。そのため、浴槽や配管の定期的な清掃・消毒を行うことや水質管理を徹底するなど、ぬめりの除去やぬめりを生成しにくくする日々の衛生管理が重要です。
入浴施設を利用する際に気を付けること
レジオネラ属菌は、栄養源となる有機物があると増殖しやすくなることから、浴槽に汚れを持ち込まないためにも、浴槽に入る前に身体をきちんと洗ったり、タオル等を浴槽内で使用しないことが大切です。
入浴施設を清潔に利用するために一人ひとりが心がけたいものです。
お問い合わせ
条例全体に関することや旅館・公衆浴場に関すること
京都府健康福祉部生活衛生課
電話番号 075-414-4757
FAX 075-414-4780
電子メール seikatsu@pref.kyoto.lg.jp
医療施設に関すること
京都府健康福祉部医療課
電話番号 075-414-4746
FAX 075-431-3970
電子メール iryo@pref.kyoto.lg.jp
社会福祉施設等に関すること
京都府健康福祉部介護・福祉事業課
電話番号 075-414-4561
FAX 075-414-4615
電子メール kaigofukushi@pref.kyoto.lg.jp
